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作品一覧 2022/11/18更新 行動経済学の逆襲 試し読み フォロー 行動経済学の逆襲 試し読み フォロー セイラー教授の行動経済学入門 試し読み フォロー NUDGE 実践 行動経済学 完全版 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> リチャード・セイラーの作品をすべて見る
ユーザーレビュー NUDGE 実践 行動経済学 完全版 リチャード・セイラー / キャス・サンスティーン / 遠藤真美 行動経済学の基礎とそれを活用したナッジ、その反対のスラッジとは?の概念を学べます。何かをデザインすることがある人は必読だと思います Posted by ブクログ NUDGE 実践 行動経済学 完全版 リチャード・セイラー / キャス・サンスティーン / 遠藤真美 ナッジ、を学ぶことは、自分が円滑に暮らすため必要、と分からせてくれる。人はデフォルトに従うし、細字の説明は読まないし、臓器移植のことが免許証の裏に書いてあることは知らない。 この本にあったオバマさんの言葉「少しでも良くなれば、それでいい」を目指し学び続ける Posted by ブクログ 行動経済学の逆襲 上 リチャード・セイラー / 遠藤真美 近年、主要な論文の再現性に疑義がかけられ土台を揺すぶられている行動経済学。その学問が成立し人口に膾炙してきた過程を当事者の口から語られる本書は、そういった懸念材料があったとしてもなおエキサイティングだ。 合理的経済人(エコン)とは異なり不合理な選択をするヒューマン。その不合理さは人間が人間であるがゆ...続きを読むえに生れ出づるもので、だからこそ検証が難しい。それゆえ反駁は不可避なものだ。 行動経済学なんぞや、を時系列でなぞるという意味で有用だし、学術領域を開拓する物語として読んでも面白い。 Posted by ブクログ 行動経済学の逆襲 下 リチャード・セイラー / 遠藤真美 下巻で印象的だったのは、終盤に現れる以下の箇所。 「誰かに何かをさせるようにしたいなら、簡単にできるようにする」 「科学的根拠がなければ、エビデンスに基づく政策運営はできない」 これは行動経済学を発展させ周囲に認知させていく過程の苦闘を端的に表した言葉であるようにも思える。 「ナッジ」という言葉...続きを読むが生まれ、いよいよ行動経済学が主流となっていく下巻ではRCTのような重要な概念の誕生にも触れており、読んでいて「おおっ」となる。 Posted by ブクログ 行動経済学の逆襲 リチャード・セイラー / 遠藤真美 新しい学問分野(伝統的な経済学の大前提に真っ向から挑む「行動経済学」)が、学会の権威たちから「棒打ち刑」を受けながらも、影響力を高めていった過程が、自らの研究者人生を振り返りながら、詳細に書かれています。 最近読んだ 「最後通牒ゲームの謎」で「エコン」という言葉を知り、参照文献にあげられていたこの...続きを読む本を手に取りました。 しかし、「エコン」の定義から書かれているかと思ったら、そうではなく、経済学の世界では「ホモエコノミカス」という経済合理性に基づき行動する人間は、今更定義をおさらいするまでもなく周知のもののようで、「ホモエコノミカス」では長ったらしいので、著者は「エコン」と呼んでいるとだけ書かれていました。 そして、私たちは「エコン」でなく、「ヒューマン」だと。 伝統的経済学のモデルは、みなエコンであることを前提にしている。 しかし、ヒューマンは、全く合理的でない。 同じ金額でも場合によりお得感・ぼったくり感を感じたり、既に払ったコスト(サンクコスト)にとらわれたり、お金をラベリングして、予定していた消費(ラベル通りの消費)と違う内容での消費では躊躇の度合いが違ったり。同額を得ると失うでは、失うことの方が耐えがたい。(メンタル・アカウンティング) また、今と後の消費には、全く違う価値づけをしている。 (セルフコントロール)、、、朝三暮四の猿と同じ。 例えマグカップのごときものでも、一度手にしたら自分のもので、人に渡したくない。(インスタント保有効果) これらアノマリー(エコンはしないと思われているが、現実のヒューマンにはよく見られる行動)を集め、また、経済学者から、最も合理的と思われていた「市場仮説」に抗っていく。 そして、行動経済学の次なる段階として、デフォルト設定変更等を用いて、意思決定をナッジ(誘導)していく。 研究内容が興味深いのはもちろんのこと、読みながら研究環境について感じたことも多々あり。 「大学院生」が研究や論文の執筆に大きな役割を果たしていることに驚きました。(日本でも、そうなのかな?) また、筆者は、ノーベル経済学賞を2017年に行動経済学者として初めて受賞した、とのこと。 登場する経済学者も、ゾロゾロとノーベル経済学賞受賞者らしくて、そのハイレベルな環境にびっくり。 ネットで調べてみると、ノーベル経済学賞というのは、正確にはノーベル財団が認めている賞ではなく、また、現時点で89人の受賞者のうち圧倒的多数は米国出身で、非欧米の受賞者は1人しかいないらしい、とも知り、経済学ってそういう分野だったんだー、と感慨。 ともあれ、著者が自分の研究と取り巻く世界を存分に楽しんでいることはよく伝わってきました。 しあわせなヒューマン、ですね。 Posted by ブクログ リチャード・セイラーのレビューをもっと見る