作品一覧

  • ダイバーシティ(豊かな個性は価値創出の泉)―生きる力を学ぶ物語
    4.5
    1巻1,980円 (税込)
    ダイバーシティ(多様性)の尊重が、社会にとっていかに価値あるものかを、二つの寓話を通して描く。人がよりよい社会をつくり、よりよく生きるためのヒントにあふれたユニークな1冊。 ★電子版オリジナル付録として、著者による講演録「ダイバーシティとダイバーシティ-性別によらず多様な個人が生き生きと生きられる社会とは」を収録!
  • ワークライフバランス 実証と政策提言
    5.0
    1巻3,080円 (税込)
    少子化問題はお金だけで解決しない! 働きすぎ、男女不平等など日本で依然際立つ「ワークライフアンバランス」の真因を、出産意欲や夫婦関係にまで分析対象を広げ鮮やかに解明。実効性ある改革案を提言する。
  • 働き方の男女不平等 理論と実証分析
    4.7
    1巻3,520円 (税込)
    ◆先進諸国のなかで、日本の男女平等の度合いが最低ランクなのはなぜか? 学歴の男女差が縮まり、企業が両立支援策を推進しても、なぜなかなか効果が現れず、逆に悪化している指標まであるのはなぜか? 日本を代表する社会学者が日本や海外の豊富なデータと最新の統計分析手法をもとに解明する。 ◆分析の結果、現在の「働き方改革」や「一億総活躍社会」の取り組みにとっても示唆に富む、次のような事実が明らかになる。 *「女性は離職しやすく、女性への投資は無駄になりやすい」という企業側の思い込みが、女性活用の足かせとなっている。 *労働時間あたりの生産性が高い国ほど女性活躍推進を進めやすいが、長時間労働が根付く日本では進めにくい。 *管理職割合の男女差は、能力からはほとんど説明がつかず、性別や子供の年齢、長時間残業が可能かどうかが決定要因となっている。 *女性の高学歴化が進んでも、低賃金の専門職(保育・介護・教育など)に就く女性が多く、高賃金の専門職(法律職・医師など)になる割合が著しく少ないため、賃金格差が広がることになっている。 ◆著者の山口一男氏は、社会学で世界最高峰の位置にあるシカゴ大学で学科長まで務めた、日本人学者としては希有の存在。

ユーザーレビュー

  • ダイバーシティ(豊かな個性は価値創出の泉)―生きる力を学ぶ物語

    Posted by ブクログ

    この本はぜひ電子版で読んで欲しい。
    電子版のおまけ(お茶の水女子大学での講義録)があって、恥ずかしながらやっと「これそういう意図だったのか…」とわかるところもあったので。

    0
    2019年06月29日
  • 働き方の男女不平等 理論と実証分析

    Posted by ブクログ

    働き方の男女不平等 理論と実証分析。山口一男先生の著書。学歴や能力が同じ程度でも、男性と比べて女性の待遇が悪いのが日本社会。他の先進国比べても、日本は働き方の男女不平等の顕著。少子高齢化社会を迎えている以上、女性に気持ちよく活躍してもらえる社会制度が必須なのに、それがなかなか実現していない。働き方の男女不平等が解消されない限り、日本の将来は暗い。

    0
    2018年07月12日
  • 働き方の男女不平等 理論と実証分析

    Posted by ブクログ

    必読。人事に能力がないから雑な運用しかできていないのが原因と思われるけど、男性陣営が必死で女性を抑圧して生きているようにも見えておぞましい。せめて、自分の得た成果のうち一定割合は男性であることに由来していることは自覚的であろう。日本が近代に至るのにどれくらいかかるのだろうか。

    0
    2017年07月17日
  • ワークライフバランス 実証と政策提言

    Posted by ブクログ

    社会学最強学者(? 少なくとも論文引用数ではそうである)元シカゴ大社会学部長山口一男の著作
    日本でのワークライフバランス推進の必要性は色んな人が唱えているが、その根拠を実証的に明らかにする本。
    日本の労働市場の問題と政府が推進すべき事への再理解が深まる。また、個人としての働き方・結婚の仕方の信条にも影響を与え得る。
    ちなみに序文が超ブラックで、日本の社会学者の多数が憤死するのではないかと思われる内容である。
    学者としての信念の熱さも相当に伝わってくる。

    0
    2015年02月15日
  • ダイバーシティ(豊かな個性は価値創出の泉)―生きる力を学ぶ物語

    Posted by ブクログ

    なかなか良い本でした。
    この本を読んで得られるものは
    ・社会科学理論(下に書いた)に基づいた着眼点
    ・異文化理解の重要性に気が付く
    ・日本文化の理解(というか再認識)
    あたりだと思うが、
    この辺の学習効率がおそらく今まで読んだ本の中で最も高い本だった。

    色々と語りたいのだが、
    まず著者がスゴイ(笑)。
    カバー裏の著者紹介を読むと、
    シカゴ大学の社会学教授で、コロンビアやUCLAの助教授経験もあり。そして卒業学部が東大の理学部数学科(!?)からシカゴ大の社会学Ph.D。
    うむ。
    んで、81~99年の間で社会科学分野で最も学術論文が引用された学者250人のうちの一人に選ばれたそう。
    ほう。

    0
    2016年02月07日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!