作品一覧

  • 産業競争力 実証から理論へ Ⅰ 組織能力篇
    完結
    -
    全2巻17,600円 (税込)
    産業の構成要素である「現場」を四〇年以上にわたって観察し,考察を積み重ね,産業とその競争力の動態を把握してきた著者は,現場からの「ものづくり経営学」の実証研究と古典派経済学の知見から,産業競争力に関する理論構築へと向かう.I巻では,企業それぞれの競争力の基礎となる組織能力の形成過程について分析する.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 日本のものづくり哲学(増補版)
    5.0
    1巻1,320円 (税込)
    ■ 本書は、ものづくり経営のロングセラー『日本のものづくり哲学』の増補改訂版です。 「ものづくり現場」から発想する戦略論とは何か、なぜ今の日本に必要なのか、どうしたら展開できるか、をまとめました。 ■ 著者は、約40年にわたって日本の自動車産業を分析してきた現場主義の経営学者です。 ■ 中国企業との競争の考え方、ゴーン改革の評価、提言の検証など、刊行後の動向を踏まえた解題を各章に掲載。 ■ ものづくり企業のビジネスパーソンのみならず、政策立案に携わる官僚、成長戦略をアドバイスするコンサルタントにとっても必読の書です。
  • ものづくりからの復活―円高・震災に現場は負けない
    4.0
    1巻3,080円 (税込)
    極端な円高対応による工場の海外移転、過剰な震災リスク対応による効率の低下――。日本のものづくりの強みを殺す経営を黙認は出来ない! ものづくり経営研究の第一人者が危機の時代に選択すべき戦略を大胆に提示。 製造業経営の名著とされるロングセラー『日本のもの造り哲学』以来の単著。ものづくり経営に関する俗説を覆す内容で、意外性に満ちています。
  • ケースで解明 ITを活かすものづくり
    -
    1巻3,850円 (税込)
    日本のものづくりの急所はITシステムだ。企画から顧客伝達まで一気通貫するプロセスが実現すれば、もっと魅力的な製品を生み出せる。ものづくり研究の第一人者が中心となって、日本に最適なITシステムを解明。 ITシステムについて初めて問題提起し、進むべき方向を示す。実務家を動員した研究会の成果を書籍化。他社が知りたい改革のノウハウが得られる。
  • 良い製品開発 実践的ものづくり現場学
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    筆者は、これまで『コストを下げれば、品質は上がる』『部品半減』『コストは必ず半減できる。』など自らの経験からあみ出した手法を、様々な企業で「部品半減・コスト半減」という側面から解説してきました。このようなノウハウももちろん重要なのですが、それを活かし実行に移す日本企業の製品開発そのものが弱体化してきています。本書は、この恐るべき事態とそこからの脱却の術を明らかにするものです。 メーカーの事業の赤字は様々な要因から発生しますが、その赤字の解決策は常に開発部門にあり、そのシーズ(種)は市場にある、ということに気付いていないのです。赤字の原因は会社の外にあり、解決策も外にあると考えていることこそが問題です。このことが赤字をより深刻化させ、改善に手間取る結果になっているのです。 本書は、そのようなお寒い状況にある日本の製品開発を抜本的に革新する「攻めの開発」としての「良い製品開発」を推進するもの。CADの普及と分業化が開発現場を弱体化させたとし、IP抽出、DTC開発、「製品開発企画書」に沿った開発、特許出願200目標など開発力強化の具体策を示します。筆者の製品開発理論は、ものづくり研究の第一人者である東京大学・藤本教授も高く評価しており、解説を掲載しています。
  • 現場から見上げる企業戦略論 デジタル時代にも日本に勝機はある
    -
    1巻1,067円 (税込)
    「じたばたする」現場があってこそ、日本企業の競争力は維持されてきた。IoTやインダストリー4.0と日本企業の関係も考察したうえで、日本に吹く「追い風」の正体を、実証経営学の見地から明らかにする。
  • ものづくりの反撃
    3.4
    1巻825円 (税込)
    空前の円高、「世界の工場」中国の台頭、エレクトロニクス系産業の競争力低下──。30年ものあいだ、過酷なグローバル競争下にあった日本のものづくり。しかし、逆風のなかで必死にもがき、たゆまぬ鍛練の結果、いま、現場は圧倒的な強さを獲得した。「インダストリー4.0」「IoT」「AI」に代表されるドイツ型ものづくり論を批判的に検証し、さらなる拡大が予想される日本の製造業の潜在力を徹底的に考える。現場で思考を重ねてきた経済学者が、日本経済の夜明けを大いに語りあう。
  • 現場主義の競争戦略―次代への日本産業論―
    4.4
    1巻660円 (税込)
    本社よ覚醒せよ――敗北主義でも楽観主義でもない、現場主義の目で見れば、日本経済の本当の力が見えてくる。数字だけの経営分析、根拠のない「製造業悲観論」を真に受けてはならない。「現場」は常に忍耐強く、沈黙の臓器のように能力向上を続けているのだ。熾烈なグローバル競争の中で、「何をやりたいか」より「何なら勝てるか」を考え抜く、現場発の日本産業論。
  • ものづくり成長戦略~「産・金・官・学」の地域連携が日本を変える~
    -
    1巻814円 (税込)
    日本全体の視点で見たとき、地域の地道なものづくり改善運動の積み重ねは何を意味するのか。それはいうまでもなく、日本経済の「成長」である。東京大学「ものづくり経営研究センター」の誕生から全国に広がったプロジェクト。群馬県、滋賀県野洲市、山形県米沢市など地域連携の実際の活動を報告しながら、「現場発、ものづくり長期成長戦略とは何か」を考える。
  • 能力構築競争 日本の自動車産業はなぜ強いのか
    4.0
    1巻1,056円 (税込)
    日本の自動車産業は、製品の品質、世界市場でのシェアなど現在も世界トップレベルにある。またカンバン方式、TQCなど日本発の生産システムが「グローバルスタンダード」となっている。これほど国際競争力があるのはなぜなのか。その強さの秘密に、企業が生産・開発現場で総合的な実力を競いあう「能力構築競争」という観点から迫り、長期不況下にあって自信喪失に陥っている日本企業の再生に向け、明確な指針を提示する。

ユーザーレビュー

  • 日本のものづくり哲学(増補版)

    Posted by ブクログ

    製造業者が持つ「競争力」の正体を分解し、各要素に対して日本のメーカーはどのような優位/劣位を持つのかを紐解いた本

    0
    2025年09月06日
  • 日本のものづくり哲学(増補版)

    Posted by ブクログ

    現場の能力を、どんなアーキテクチャとして
    売ることで稼ぐのか、という能力×ポジションを
    現場から見上げる戦略として提唱した面白い本。

    企業が勝つためには、
    能力とポジションが大事である。

    能力は現場の底力。
    ポジションは本社の知恵(戦略=金を稼ぐ力)。
    この二つが揃うことが理想であり、
    日本は強い現場、弱い本社できている。

    能力には、
     顧客には見えない裏の競争力 
     顧客に見える面の競争力があり、
    結果としての収益がついてくる。
    日本は、裏の競争力が強く製造業では、
    ものづくりの力に優れている。

    製造業における能力は、設計情報の転写で語ることができる。
    優れた設計を開発する
    設計情報

    0
    2025年05月20日
  • 日本のものづくり哲学(増補版)

    Posted by ブクログ

    本書はタイトルの「ものづくり哲学」のとおり、製造業の生産管理に関する書籍である。製造業とIT開発は似通っている部分が多く、得られることも多いと思い手に取ったが、思った以上に勉強になる視点が多く書かれており、得られることが多かった。
    本書の一貫した主張は「産業を『アーキテクチャ』の観点で分析すると、より効果的な戦略が立てられるのではないか」ということであり、2004年に初版が執筆されている。それを増補版として再出版されており、各章で2004~2024年の間の主張内容の評価や、言及できなかった観点を振り返りとして記載しており、その内容についても満足のいく記載となっている。
    一番知ることが出来て良か

    0
    2025年02月08日
  • 能力構築競争 日本の自動車産業はなぜ強いのか

    Posted by ブクログ

    能力構築競争
    日本の自動車産業はなぜ強いのか
    著:藤本 隆宏
    中公新書 1700

    良書 生産性が戦前GMの10分の1しかなかったトヨタが20世紀末に世界でもっとも生産性の高い自動車会社になぜなり得たか

    能力構築競争とは、スキルをいかにに早く身につけるかと言う意味ではないです

    組織能力とは、生産企業経営の質をあらわす概念であり、能力構築競争とは、企業が経営の質を高めるために切磋琢磨することであると定義する

    過剰品質は、悪でなく、含み資産であるとの言、納得感がありました。

    単なるQCDの追究ではなく、組織全体の能力向上を図る総合的な試みであることを本書は主張する

    気になったのは以下です

    0
    2024年12月28日
  • 現場主義の競争戦略―次代への日本産業論―

    Posted by ブクログ

    自分の事業、現場に照らして、何度も立ち止まり、読み直し腹に落とした。
    21世期の世界は、めんどくさい設計の製品をまだまだ必要とする。だから日本は今後も現場を鍛え続け「めんどくさい設計の生産は日本にやらせれば間違いないからやらせておけ」。
    心の弱りかけている設計、製造部門のマネージャーたちの気持ちを慮る契機になった。

    0
    2020年05月24日

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