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ルポ 虐待サバイバー
田中優子氏・茂木健一郎氏推薦! 第18回開高健ノンフィクション賞で議論を呼んだ、最終候補作 生活保護支援の現場で働いていた著者は、なぜか従来の福祉支援や治療が効果を発揮しにくい人たちが存在することに気づく。 重い精神疾患、社会的孤立、治らないうつ病。 彼ら・彼女らと接し続けた結果、明らかになったのは根底にある幼児期の虐待経験だった。 虐待によって受けた“心の傷”が、その後も被害者たちの人生を呪い続けていたのだ。 「虐待サバイバー」たちの生きづらさの背景には何があるのか。 彼ら・彼女らにとって、真の回復とは何か。 そして、我々の社会が見落としているものの正体とは? 第18回開高健ノンフィクション賞の最終選考会で議論を呼んだ衝撃のルポルタージュ、待望の新書化! 【推薦】 虐待は人の一生をどう変えてしまうのか。 本書は現場からの生々しい報告だ。 ――田中優子氏(法政大学名誉教授) 著者の根本態度は信頼できる。 まさにこの時代に読まれるべき大切な一冊。 ――茂木健一郎氏(脳科学者) 【目次】 はじめに 第一章 虐待のち、生活保護 1 どのような人が生活保護を受けているのか 2 たったひとり、生活保護に流れ着く 第二章 心に深く刻まれた虐待の傷あと 1 解離性障害――繰り返される記憶の空白 2 パニック障害――抱えてきた恐怖があふれでる 3 燃え尽き症候群――治らないうつ病の正体 4 精神科治療が見落としてしまうもの 第三章 愛着関係を理解する 1 愛着関係は心が健全に発達するための基盤 2 愛着関係の恩恵を受けられない人たち 第四章 目には見えない虐待を見る 1 発達障害だと思われた男の子 2 人からのやさしさを「拒絶」する心理 3 思春期がない女子中学生 4 本質的な問題が見落とされてしまう理由 第五章 虐待理解を阻むもの 1 なぜ、児童虐待は起こるのか 2 「支援者側の心理的問題」を考える 第六章 回復――虐待された理由を知る 1 「自分の子どもを好きになれない」という母親 2 回復とは、自分を深いところで理解すること 3 古い生き方が壊れ、新しく生きはじめる 4 「被虐待者」の回復から教わったこと おわりに 参考資料・参考文献 -
ルポ 高齢者のセックス
超高齢化社会に突入しつつある日本。さまざまなシニア向けサービスやコンテンツが盛り上がる中、性風俗や異性紹介など男女をめぐる業界も例外ではありません。日本家族計画協会の調査(2020年)によると、「セックスしたいか」という質問に対する60代男性の答えは、「よく思う」「たまに思う」を合わせると70%を超えました。つまり、7割強が「セックスしたい」と答えているのです。健康寿命が年々、伸びていくなか、密かに性的な行為をしたいという男女が増えていることはたしかでしょう。 本書では、高齢者とセックスをテーマに当事者や関係者60人以上に取材し、そこに集う人々にスポットをあて、インタビューを交えたルポ形式で60-90代のシニアの性生活を描写していきます。 「60歳未満お断り」をキャッチコピーに掲げる風俗店、そこで働く60代の風俗嬢、また史上最高齢88歳のAV女優、シニアのチャットレディ、80代後半で全国のストリップ劇場を行脚する男性、高齢者同士のマッチングビジネスや出会い喫茶、70歳以上の男性との交際を謳う「ジジ活」、高齢者専用派遣型風俗などなど…盛りだくさん! 近年、高齢者の心身の健康やQOL向上には「セックス」が欠かせないということが徐々に世間でも認知されつつあります。本書に登場する高齢者も、異性と関わりを持つことで生活に張り合いができ、心身ともに若くいられると証言しています。老後の「性」が徐々にタブーではなくなりつつある今、急激に変化する高齢者とセックスの実情に鋭く迫ります。 第1章 長らくタブーだった高齢者の性生活 第2章 増える高齢者の「出会いの場」 第3章 社会との関わりの場としての高齢者向け風俗 第4章 QOL上昇のためのシニア向け性娯楽 第5章 高齢者の性欲と向き合う社会 -
ルポ 国威発揚 「再プロパガンダ化」する世界を歩く
電子版は本文中の写真をすべてカラー写真に差し替えて掲載 何がわれわれを煽情するのか? 北海道から沖縄までの日本各地、さらにアメリカ、インド、ドイツ、フィリピンなど各国に足を運び、徹底取材。 歴史や文化が武器となり、記念碑や博物館が戦場となる―― SNS時代の「新しい愛国」の正体に気鋭が迫る! 目次より 【第一部】個人崇拝の最前線 第一章 トランプの本拠地に潜入する 米国/トランプタワー 第二章 親日台湾の新たな「聖地」 台湾/紅毛港保安堂 第三章 安倍晋三は神となった 長野県/安倍神像神社 第四章 世界一の巨像を求めて インド/統一の像 第五章 忘れられた連合艦隊司令長官 佐賀県/陶山神社 第六章 「大逆」の汚名は消えない 山口県/向山文庫 【第二部】「われわれ」の系譜学 第七章 わが故郷の靖国神社 大阪府/伴林氏神社 第八章 消費される軍神たち 大分県/広瀬神社 第九章 自衛隊資料館の苦悩 福岡県/久留米駐屯地広報資料館 第一〇章 「日の丸校長」の神武天皇像 高知県/旧繁藤小学校 第一一章 旧皇居に泊まりに行く 奈良県/HOTEL賀名生旧皇居 第一二章 「ナチス聖杯城」の真実 ドイツ/ヴェーヴェルスブルク城 第一三章 感動を呼び起こす星条旗 米国/マクヘンリー砦 【第三部】燃え上がる国境地帯 第一四章 祖国は敵を求めた ドイツ/ニーダーヴァルト記念碑 第一五章 「保守の島」の運転手たち 沖縄県/尖閣神社 第一六章 観光資源としての北方領土 北海道/根室市役所 第一七章 「歴史戦」の最前線へ 東京都/産業遺産情報センター、長崎県/軍艦島 第一八章 差別的煽情の果てに 京都府/靖国寺 第一九章 竹島より熱心な「島内紛争」 島根県/隠岐諸島 第二〇章 エンタメ化する国境 インド/ワガ国境、中国/丹東 【第四部】記念碑という戦場 第二一章 もうひとつの「八紘一宇の塔」 兵庫県/緑の塔 第二二章 東の靖国、西の護国塔 静岡県/可睡齋 第二三章 よみがえった「一億の号泣」碑 岩手県/鳥谷崎神社、福島県/高村智恵子記念館 第二四章 隠された郷土の偉人たち 秋田県/秋田県民歌碑 第二五章 コンクリートの軍人群像 愛知県/中之院 第二六章 ムッソリーニの生家を訪ねて イタリア/プレダッピオ 第二七章 記念碑は呼吸している ベトナム/マケイン撃墜記念碑 第二八章 けっして忘れたわけではない フィリピン/メモラーレ・マニラ1945 【第五部】熱狂と利害の狭間 第二九章 戦時下の温泉報国をたどる 和歌山県/湯の峰温泉、奈良県/湯泉地温泉 第三〇章 発泡スチロール製の神武天皇像 岡山県/高島行宮遺阯碑 第三一章 軍隊を求める地方の声 新潟県/白壁兵舎記念館 第三二章 コスプレ乃木大将の軍事博物館 栃木県/戦争博物館 第三三章 「救国おかきや」の本物志向 兵庫県/皇三重塔 第三四章 右翼民族派を駆り立てる歌 岐阜県/青年日本の歌史料館 第三五章 郷土史家と「萌えミリ」の威力 熊本県/高木惣吉記念館 -
ルポ 資源大陸アフリカ―暴力が結ぶ貧困と繁栄
急成長する資源大陸アフリカで国境を越える紛争・犯罪が吹き荒れている。成長の果実はどこへいったのか。先進国の草刈り場として暴力なき成長が実現できない実態を現地特派員が追う。 【主な内容】 序 章 資源大陸で吹き上がる暴力/第一章 格差が生み出す治安の崩壊/第二章 「油上の楼閣」から染み出す組織犯罪/第三章 「火薬庫」となった資源国/第四章 グローバリズムが支える出口なき紛争/第五章 世界の「脅威」となった無政府国家/終 章 命の価値を問う -
ルポ・収容所列島―ニッポンの精神医療を問う
「本当は夢で、目が覚めたらやっぱり現実は閉鎖病棟内のままだった、と想像すると、怖くなって泣き出しそうになります。入院しているときは外で生活しているイメージがまったくできなくて、声を上げても誰も助けてくれず、二度とここから出られないと思った…」 「医療ではなかったと思っています。収容所のような場所でした。人間が人間を閉じ込めることができる世の中は怖い」 DV夫の策略で長期入院させられた看護師、拒食症を理由に77日間身体拘束された14歳の少女、規制はザル状態! まじめな女性ほど陥る市販薬乱用、認知症の診断で強制入院を余儀なくされた元警察官… 東洋経済オンラインで2700万PV突破の人気連載「精神医療を問う」待望の書籍化。 *** 日本の精神科病院を取り巻く現状は他の先進諸国と比較して異常な点ばかりだ。なぜ、世界標準からかけ離れた日本特有の精神医療がまかり通っているのか。本書は、東洋経済新報社の編集局宛に届いた、閉鎖病棟からの退院を望む患者の手紙をきっかけに、調査報道部の記者3人が足掛け3年に及ぶ精神医療に関する取材の記録である。当事者たちの切実な声に耳を澄まし、日本の精神医療の抱える深い闇へと分け入っていきたい。 -
ルポ 食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか?
ワクチンレタス、人工肉、ゲノム編集、デジタル農業…… あなたの食べ物は知らぬ間に入れ替わっている! ベストセラー『デジタル・ファシズム』の著者が暴く〈フードテック・ファシズム〉 ・もう牛は殺さない「人工肉バーガー」 ・粉ミルクはもう古い! 赤ちゃんは培養母乳で ・「ふるさと納税」デビューしたゲノム編集魚 ・〈原子力ムラ〉の次は〈ゲノム編集ムラ〉!? ・〈デジタル農業アプリ〉の真の目的とは ・食が〈特許〉で支配されるディストピア ・地球の砂漠化を防ぐにはバッファローを見よ! …etc. 巨大資本が仕掛ける強欲マネーゲームーー〈食の文明史的危機〉を描き出す衝撃作! -
ルポ 児童相談所 ──一時保護所から考える子ども支援
児童相談所併設の一時保護所は、虐待を受けた子どもや家庭内で問題を起こした子どもらが一時的に保護される施設だが、「あそこは地獄だった」と証言する子供たちが多い。社会起業家である著者自ら一〇カ所の一時保護所を訪問、二つに住み込み、子供たち、親、職員ら一〇〇人以上のインタビューを実施。一時保護所の現状と課題点を浮かび上がらせ、どのように改善したらよいのか、一方的でない解決の方向性を探る。 -
ルポ十四歳 消える少女たち
「14歳で変わり、15歳で風俗の世界に飛びこんでくる。もう手のつけようがない」――いとも簡単に援助交際に走る少女たち。救うべき親もまた、何も言えず放任のまま。帰るべき家庭はなく、身を売ることで自分を消す少女たち。その生態を明かす。家族の崩壊と揺れる性を綿密に追う著者最後の渾身のルポ。「帰る家庭もなく、身を売る私たち。でも死なないわ。諦めないわ」という、援助交際する少女たち、 14歳のホンネと生態。 -
ルポ 女子大生風俗嬢
2023年11月17日に中村淳彦氏原作の『東京貧困女子』がWOWOWでテレビドラマ化されました。貧困女子は、現代の大きな問題として、クローズアップされています。宝島社で、著者の中村氏は、貧困に陥ってきた風俗やAV業界にいる女性たちをルポルタージュしてきました。今回は、そのなかでも、女子大生にスポットを当てて、取材しています。なぜ彼女たちは、風俗嬢となったのか? その真実に迫ります。 -
ルポ スマホ育児が子どもを壊す
スマホ登場以来16年、教室にいるのはもはや私たちが知る「子ども」ではなくなっていた。ハイハイも体育座りもできない保育園児。教室の「圧」に怯える小学生。クラスメイトの姓すら知らない中学生。会ったその日にベッドインする高校生――児童に関する問題を丹念に追ってきた著者がデジタルネイティブの育ち方を徹底レポート。 -
ルポ 戦場出稼ぎ労働者
世界中から集められる、貧しい派遣労働者たち! 自ら出稼ぎ労働者となり、単独潜入取材した記録! 民営化の果て、その現場とは? 現代の民営化が進む戦争では、世界中の貧しい人々が集められ、基地や建設現場などの危険地帯に派遣され、労働者として働いている。こうした出稼ぎ労働者なしでは、もはや軍事的なオペレーションは、成立し得ないのだ。著者は自ら出稼ぎ労働者となり、イラク軍基地訓練施設に単独で潜入した。グローバル化世界における、世界の貧困を前提にした戦争ビジネス、その実態に迫った貴重なルポルタージュ。 【目次】はじめに/第一章 イラク戦場労働への道/第二章 戦場労働の心得/第三章 戦場の料理人/第四章 戦火の中で/第五章 戦場で働くということ/おわりに -
ルポ 戦争トラウマ 日本兵たちの心の傷にいま向き合う
戦後80年、元日本兵の子や孫がようやく語り始めたことがある。戦争トラウマだ。 過酷で悲惨な戦場を経験した元兵士の多くが心を壊した。悪夢、酒浸り、家族への暴力……壊れた心が子や孫の心もむしばんでいく負の連鎖。 隠された戦争の実相に迫る。 【目次】 序 章 少年兵は幽霊になった 第1章 沖縄とベトナムが壊した人生 第2章 トラウマの歴史と社会への影響 第3章 父が家に持ち帰った心の傷 第4章 第3世代が語る「戦争体験」 第5章 何世代にもわたる負の連鎖 第6章 市民が見た沖縄、原爆、大空襲 第7章 日本軍が外国で残した爪痕 -
ルポ 父親たちの葛藤
なぜ男性の「家庭進出」が進まないのか。著者は「これまでのイクメンブームの盛り上げ方に短絡的な部分があったと認めざるを得ないのではないか」と問いかける。ではどうしたらいいのか。仕事と家庭の板挟みに悩む父親たちの本音、彼らに殺意さえ覚えるという妻たちの本音、理想ばかりを言っていられない会社側の本音、そして冷徹に世相を物語る数々のデータからヒントを見い出す。●自らブラック企業化する父親たち●ワーク・ライフ・バランスという名のマッチョイズム●「世間の風潮」と「目の前の妻」の価値観のズレ●「昭和の亡霊」にとりつかれた夫婦●妻の殺意にも気づかずベタベタしてくる夫●女性というパワハラ?●「同時多発育休」で「育休倒産」?●ジレンマから抜け出すための8つの心得 etc.※以下、本書「第1章 自らブラック企業化する父親たち」より抜粋 「産後クライシス」「家事ハラ」。いずれも夫婦間の対立が社会現象化したものだ。「結局男と女どちらが悪いのか」という社会的論争に発展した。しかしこの論争は不毛だ。どちらが悪いわけでもない。どちらもキャパオーバーなのだ。よほどサボっていた会社員でもない限り、それ以上業務の効率化などできるはずがなかった。そこでさらに「家族時間を捻出しろ」というのは、絞りきった雑巾をさらに万力にかけ、最後の1滴を絞り出すようなものだ。下手をすれば雑巾が破れてしまう。 -
ルポ 賃金差別
同じ職場で同じ働き方をしていても、賃金に差が生じるのはなぜなのか? 労働者の三人に一人が非正規雇用となり、受け取る生涯賃金にも大きな格差が生まれている。本書はアルバイト・パート・嘱託・派遣社員・契約社員など「働く人の賃金」に焦点を当て、現代日本の労働問題を考察する。賃金というものさしから、いま働く現場で何が起きているのかを読み解き、現代日本の「身分制」を明らかにする、衝撃のノンフィクション。 -
ルポ デジタルチャイナ体験記
――新聞やテレビでは報じられない“リアルな中国”を知りたい。中国在住経験のある『ルポ 中国「潜入バイト」日記』の著者が、再び上海に飛び立つ。アリババが運営するホテル、店員がいない「無人書店」、町中を走る大量のシェアバイクなど、デジタル化が急速に進む中国の消費サービスを実体験! 丹念な取材と現地の聞き込みを通して見えてきた「中国IT社会」の光と闇とは。中国と取引する企業や、デジタルマーケットで戦うビジネスパーソン必読の最新中国レポート。 -
ルポ トランプ王国
なぜトランプなのか? ニューヨークではわからない。アパラチア山脈を越え、地方に足を踏み入れると状況が一変した。明日の暮らしを心配する、勤勉なアメリカ人たちの声を聴く。そこには普段は見えない、見ていない、もう一つのアメリカが広がっていた。朝日新聞の人気デジタル連載「トランプ王国を行く」をもとに、緊急出版! -
ルポ 「トランプ信者」潜入一年(小学館新書)
トランプ現象と斎藤現象は繋がっていた! ユニクロ、アマゾンの潜入ジャーナリストが4年前に単身渡米。トランプ陣営の選挙スタッフとなり戸別訪問1000軒超。時にQアノンに陰謀論を説かれ、時に反トランプ派に中指を立てられ、しまいには警官の催涙スプレーまで浴びてーー「分断」の「狂信」もすべて内側から見た。 そのトランプの復活劇と同時に、著者は兵家県知事選で斎藤元彦知事の支持者たちに1か月の密着取材を敢行。トランプ現象と斎藤現象が「繋がっている」という事実に辿り着いた。 〈一見すると堅牢にも見える民主主義は、私たちが信じているほど盤石ではなく、意外な脆弱性をはらんでいる。アメリカで起こった“トランプ現象”を追いかけながら、民主主義が、どうやって道を踏み外し、どのように機能不全に陥り、崩壊の危機に直面するのかを考えていこう。〉(プロローグより) それはもはや対岸の火事ではない。 ※この作品は単行本『「トランプ信者」潜入一年 ~私の目の前で民主主義が死んだ~』を加筆修正した新書版です。 (底本 2025年1月発売作品) -
ルポ ニッポン絶望工場
新聞・テレビが決して報じない外国人留学生、実習生の真実。コンビニ弁当工場、新聞配達、宅配便仕分け、農業……日本人の便利な生活を末端で支える彼らが絶望し、<謀反>を起こす時、この国の生活基盤は崩壊する! -
ルポ年金官僚―政治、メディア、積立金に翻弄されたエリートたちの全記録
100年安心は、まやかしなのか、不安を煽ったのは、誰か──。 2025年、国民の5人に1人が後期高齢者になる。この国の年金制度はどうあるべきなのか。その解は、年金官僚たちの壮絶な攻防のドラマの中にちりばめられている。 *** 私は「年金ブーム」の1年半ほど、ほぼ毎号、『週刊ポスト』の年金取材に明け暮れた。徹夜もしょっちゅうだったが、20代後半という若さ、知識を吸収する喜びがあり、記者としての手ごたえを感じた時期だ。私の記者人生の〝青春〟であった。 ただし、いくらメディアが激しく批判をしたところで、法律が大きく修正されることはなく、順調に成立した。社会保険庁は解体に追い込まれたが、それで国民生活が良くなったのか、今もって実感がない。 恥を忍んで言えば、「マクロ経済スライド」が人口減少、平均余命の延びによる調整に過ぎないことを、私は本書の取材で初めて理解した。制度の本筋とずれた所を、懸命に掘り下げていたのである。年金取材にどっぷり浸かった私ですらそうだから、一般国民が知るよしもないだろう。 2005年に『週刊文春』に移籍してからも、編集部は私に、年金の記事を数多く担当させてくれた。年金は、私にとって〝背骨〟のような取材対象であり続けた。 本来、私は記者として何を報じるべきだったのか。こうまでメディアを、私を、惹きつける年金とは一体何なのか──。それを解き明かし、ノンフィクション作品として世に問いたいと決意したのが、本書執筆の動機である。 -
ルポ 人は科学が苦手~アメリカ「科学不信」の現場から~
新聞社の科学記者として科学を伝える仕事をしてきた著者は、2015年、科学の新たな地平を切り開いてきたアメリカで、特派員として心躍る科学取材を始めた。だが、そこで実感したのは、意外なほどに広がる「科学への不信」だった。全米各地での取材で、地球温暖化への根強い疑問や、信仰に基づく進化論への反発の声があちこちで聞かれた。その背景に何があるのか。先進各国に共通する「科学と社会を巡る不協和音」という課題を描く。 -
ルポ 百田尚樹現象 ~愛国ポピュリズムの現在地~
デジタル先行配信! 百田尚樹独占インタビュー5時間半! 百田尚樹は“ヒーロー”か“ぺてん師”か―― 5時間半にわたる独占インタビューで 本人が初めて語った「百田尚樹現象」の本質とは? 見城徹、花田紀凱、小林よしのり、西尾幹二、藤岡信勝ら、 百田現象に影響を及ぼした関係者の実名証言も多数収録。 当事者の言葉から2010年代の日本を象徴する社会現象の謎に迫る。 電子書籍にて先行配信。 * * * ブレイディみかこ氏(ライター・コラムニスト)、絶賛! 「目を閉じていても現象は消え去らない。 壁を超えてみるまでそこにあるものは見えない。 書かれなければならない作品が、 読まれなければならない時に出て来た」 * * * 百田尚樹は、2010年代の日本を象徴する社会現象とも呼べる存在だ。 彼の言葉には多くの批判が集まる一方、数々のベストセラーを生み出してもきた。 賛否両論を巻き起こしながら、彼が日本中の注目を集めるのはなぜか? 百田本人のインタビューに加え、見城徹、花田紀凱、小林よしのり、西尾幹二、藤岡信勝ら関係者の証言をもとに、 百田の「放送作家」「小説家」「右派論客」としての3つの顔に迫る。 -
ルポ 貧困女子
若年層が抱える困難、未だにILOの勧告をたびたび受ける日本の男女格差。その両方を抱えながら、働くことも、結婚して子どもを産み育てることも期待されているのが、いまのアラフォー/非正規/シングルの女性たち。「一億総活躍社会」の掛け声の陰で、ひっそりと困難を抱えて生き抜こうともがく女性たちの等身大の姿に迫る。 -
ルポ 不機嫌な老人たち
イラつく高齢者 その実態と胸の内 老後は誰にでも必ずやって来る。 プライド、無力感、孤独、機能低下…… これは、未来のあなたの話でもある。 思い描いていた「老後」とは違う現実 定年後は、年金でのんびりとした老後を、というのはもはや過去のこと。長すぎる老後、敬老意識の希薄化、早すぎる技術革新、コミュニティー・家庭の崩壊、経済的不安定……、かつて経験したことのないような急激な社会変化の中で戸惑い、傷つき、苛立つ老人たち。当たり前としてきた価値観がことごとく否定され、「暴走老人」、「困った高齢者」、「わがまま老人」といった言葉で揶揄され、社会問題としてセンセーショナルに取り上げられる、彼らの本当の胸の内とは。その被害と実情を、被害者、専門家、高齢者への丹念な取材から読み解く。 【目次】 はじめに 第一章 従業員を悩ますシルバークレーマーたち ――なぜ、高齢者の客はイラついているのか―― 第二章 ネットに呑み込まれる人々 ――デジタルシニアの落とし穴―― 第三章 場違いの現役感をまき散らす元管理職たち ――なぜ、普通のお年寄りになれないのか―― 第四章 寂しいお年寄りたち ――口をつぐむ男性、しゃべり続ける女性―― 第五章 老成しない老人たち ――“元気”と“機能低下”の狭間で―― 終章 長い老後を機嫌よく生きるには おわりに -
ルポ プーチンの戦争 ──「皇帝」はなぜウクライナを狙ったのか
ハイブリッド戦争の内幕とは。毎日新聞モスクワ特派員が両国政府と親露派の要人を取材、砲撃と空爆で破壊された街に潜入して、戦闘員と市民の声を聞く。激動のロシア情勢を伝えるルポルタージュ。 -
ルポ プーチンの破滅戦争 ――ロシアによるウクライナ侵略の記録
大破した住宅、穴だらけの乗用車、なぎ倒された街路樹、ずらりと並ぶ真新しい墓。前線では砲弾と銃弾が飛び交い、爆音、黒煙、振動、悲鳴、嗚咽、涙、流血、死が日々生み出されている。戦闘が終わっても、占領地では屈辱的な思想の押し付けや弾圧、相互の憎しみが続く――。ウクライナ各地を歩き、虐殺の街で生存者の声を聞いたジャーナリストが、ロシア・プーチン大統領の侵略行為を告発するルポルタージュ。 -
ルポ 平成ネット犯罪
平成の30年間で日常生活に欠かせないものになったインターネットだが、アンダーグラウンドな世界も広がっている。出会い系サイトやSNSによる売買春、ネットストーカー、仲間を募った集団自殺。裏サイトの誹謗中傷やいじめ、闇サイトの違法・脱法ドラッグ売買。しかし孤独の沼に沈む人にとって、そこはライフラインでもある。誰が読むともしれない日記をつづり、自殺志願者が語り合う。顔が見えないからこそ、本音をさらけ出せる居場所になる。新しいメディアと個人のかかわりを取材するジャーナリストが、その背景と変化を追う。 -
ルポ 保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル
虐待の家で育った少女が、笑顔を取り戻した──。貧困・虐待・スクールカースト・ドラッグ・性。現代の子どもたちが抱える問題の最先端が現れる「保健室」と、そこで彼らを支えて奮闘する「養護教諭」の活動に密着したルポルタージュ! -
ルポ 無料塾 「教育格差」議論の死角
教育格差は絶対悪なのか? 機会の平等が実現された先にある「本当の地獄」とは? 【内容紹介】 経済的余裕のない家庭の子どもに勉強を教える「無料塾」は、学歴が収入や地位に直結する現代で子どもを救う存在となっている。 一方、無料塾は重大な問いを社会に投げかける。生育環境による教育格差を埋めることは重要だが、受験戦争のさらなる先鋭化に加担することにならないか。また、仮に機会の平等さえ実現したら、そのなかで競争に負けた者は自己責任でいいのか。 さまざまなタイプの無料塾への取材からそれぞれのジレンマを明らかにし、これまでの教育格差の議論で見落とされてきた点をあぶり出す、迫真のルポルタージュ。 -
ルポ 森のようちえん SDGs時代の子育てスタイル
コロナ後の世界を生き抜くためのヒントが幼児教育の中にある!? いま最も注目の子育て新スタイル「森のようちえん」を徹底取材! その驚きの全貌を描き出した、必読の一冊! 最近、日本中で急速な広がりを見せている幼児教育のムーブメントがあります。 自然のなかで子どもたちを自由に遊ばせながら育てる幼児教育・保育活動、通称「森のようちえん」です。 森のようちえんでは子どもたちの「自己肯定感」や「身体感覚」、そして近年話題の「非認知能力」がぐんぐんと育ちます。 それだけではありません。 森のようちえんは日本の教育の常識、さらには社会構造さえも変えてしまう可能性を秘めているのです。 その教育の真髄は、一体どこにあるのでしょうか。 そして森のようちえんの教育実践から、私たちはいかなる子育てのヒントを得られるのでしょうか? 教育ジャーナリスト・おおたとしまささんが全国各地での丹念な取材をもとに、その驚きの全貌を描き出します。 子育てや教育に関わるすべてのひとにとって、必読の一冊です。 【目次】 はじめに 第一章 「おもちゃ」なんていらない ヨーロッパの「森の幼稚園」との違い 第二章 「おとな」は見てるだけ!? モンテッソーリやシュタイナーとの共通点 第三章 「せいちょう」を焦らない 非認知能力を引き出す自然のマジック 第四章 「きょうしつ」って何? 森を揺るがす幼児教育・保育無償化制度 第五章 「しぜん」は子どもの中に 都市部でもできる森のようちえん おわりに 付録 「非認知能力」とは何か? 参考図書 【本書の主な内容】 ・幼児教育でいちばん大切なことは何か ・「通年型」「融合型」「行事型」……森のようちえんのさまざまなタイプ ・水と泥と砂と土があれば、子どもたちは延々と遊ぶ! ・見えないものが見えてくる!? いま話題の「非認知能力」とは ・プロの保育者は子どもたちのどこを見ているのか ・森のようちえん旋風を巻き起こした「伝説の園」 ・自然のなかで子どもたちを育てることの本当の意味 ・環境危機の解決に必要なのは、SDGsではなくて「森のようちえん」かもしれない -
ルポ リベラル嫌い――欧州を席巻する「反リベラリズム」現象と社会の分断
〈「もう、リベラルはうんざりだ」?〉 極右に惹かれる若者たち、移民を不安視する労働者たち、敵視される団塊世代、そして高まるEUへの不信感……。 近年、欧州で広がる「反リベラリズム」感情の底流には、一体何があるのか? EU本部の置かれるベルギー・ブリュッセルに赴任した著者が、揺れる欧州の現場に取材し、不安の根源に迫る、渾身のルポルタージュ! --------- 【目次】 ■プロローグ……リベラリズムの行方 ■第1章…………若者 vs. 団塊世代?──敵視されるリベラル ■第2章…………移民とグローバリゼーション──広がる経済不安 ■第3章…………緊縮がもたらした分断──リベラル・パラドックス ■第4章…………ブレグジットの背後にあるもの──取り残された人々の怒り ■第5章…………ポルトガルの奇跡──「反リベラルのメロディー」を越えて ■第6章…………新型コロナとインフレ──問われるリベラリズム ■エピローグ……未来へと一歩を踏み出す -
ルポ 老人地獄
絶望の老人社会を告発する、硬骨の社会派ノンフィクション! 近い将来3人に1人が高齢者となる日本では、老人をめぐる状況が凄まじい勢いで悪化している。それも貧困層ばかりか、中流層も「地獄」へ引き込まれようとしているのだ。 たとえば…… ・全国各地に「無届け老人ホーム」が増加。古い空き家で、同じ部屋に男女を雑魚寝させる「お泊りデイ」施設も。排泄物の臭気が充満する不衛生な環境で、ノロウイルスが蔓延したり、転んでケガするケースが続出。それでも「安い料金」が魅力となり、入居させたい家族は後を絶たない。 ・北海道には「老人下宿」なるものが増えている。狭い部屋が与えられ食事が出るが、経営者が逃げてしまい、入居者が突然放り出される例も。 ・特別養護老人ホーム(特養)を経営する社会福祉法人のなかには、濡れ手で粟のボロ儲けをし、まさに「老人食い」で肥え太っているものもある。政治家の介在が見え隠れするケースも。 ・介護計画を立てるのはケアマネージャー(ケアマネ)。ところが、ケアマネが特定の施設にカネが落ちるよう誘導し、入居者が無意味に高い料金を払わされるケースも多発。 ・未婚率の上昇とシングルマザーの増加により、低所得の独居高齢者は激増。年金をきちんと払っていても、年金基金が破綻し、実質無収入となる老人も増えている。 ・国民健康保険が払えない低所得の老人たちから、無慈悲な「強制徴収」に踏み切っている自治体も 団塊世代が後期高齢者入りする2025年以降は、もっと悲惨な現実が待ち受けている。はたしてわれわれは自分を守るためにどうすべきか? そのヒントが本書にある。 -
ルポ 老人受刑者
著者はこれまで300人を超える元受刑者を取材してきた。そのなかで、近年顕著になってきたのは、高齢の受刑者たちである。塀の外の孤独で不安定な生活より、安全な刑務所を志願する老人たちが増加しているという。受刑者に占める65歳以上の割合は4.8%、数にして10年前の1.2倍となった。これは、刑務所の老人ホーム化なのか。再犯者率の増加、社会復帰・更正への対策は、ようやく進められているところだが、それだけでは解決できない、高齢化社会ならではの問題と言える。人生100年時代と呼ばれ、後半戦を健康で豊かに過ごそうという多くの高齢者がいる反面、社会から見捨てられ、置き去りにされる老人受刑者たち。刑務所、更生保護施設、支援組織を取材、高齢受刑者・出所者本人へのインタビューを行い、漂流する老人たちの現実に迫ったルポルタージュ。 -
ルラルさんのじてんしゃ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「ルラルさんのにわ」では、ちょっとがんこだったルラルさんもたくさんの友だちとであうことで、少しずつおだやかになってきました。シリーズ4巻目のルラルさんは、よりユーモラスになって登場です。ルラルさんは、まいにちじてんしゃにのって、でかけることが日課になっています。ある日、ねずみが後ろに載せて欲しいと言ってきました。「いいよ」と快く返事をしたルラルさんですが・・・。のんびり楽しい絵本。 -
瑠璃の風に花は流れる 銀の予言者
緋奈が「光の王女」だという予言は嘘だった――。芭鉦が放った言葉に衝撃を受けた緋奈は、予言をした占者の弟子を捜しはじめる。その矢先、紫洞の王子・泰芽が朱根にやってきて、「兄を助けてくれ」と言い出して!? -
るるぶ 歴史がわかる 世界遺産イラスト大図鑑
見るだけでも楽しい 超詳細な美しいイラストが満載! 「るるぶ」の、世界遺産と歴史がわかる本 透視図・再現図・鳥瞰図の3つの超詳細イラストで、国内外の世界遺産を世界の歴史に沿って紹介します。 イラストには、歴史的背景や、遺産の不思議や疑問がわかる説明もいっぱい! 世界史年表やおもしろコラムも充実。見ているだけで歴史への興味が湧く、こどもの歴史勉強の入口となる一冊です。 <主な内容> 【第一章 古代文明の誕生】 ギーザの三大ピラミッド、ツタンカーメン王墓、モヘンジョ・ダロ、パレンケ ほか 【第2章 古代ギリシア・ローマ時代】 オリンピア、ペルセポリス、ポンペイ、兵馬俑 ほか 【第3章 中世ヨーロッパとイスラム世界】 モン・サン・ミシェル、法隆寺、東大時大仏、アンコール・トム ほか 【第4章 ルネサンス・大航海時代】 マチュピチュ、サンピエトロ大聖堂、クレムリンと赤の広場、モアイ像 ほか 【第5章 革命の時代~近現代】 ヴェルサイユ宮殿、タージマハル、サグラダ・ファミリア、自由の女神像 ほか 【巻末付録】 世界史年表/日本の世界遺産全マップ/世界自然遺産でみる地球史 【コラム】 古代文字の解読に挑戦/世界遺産の背比べ/探検家の遺跡発見伝 ほか 【監修】 國學院大學 研究開発推進機構 教授 新学部設置準備室 室長 西村幸夫教授 1952年生まれ。博士(工学)。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学院修了。東京大学教授、同副学長、マサチューセッツ工科大学客員研究員、コロンビア大学客員研究員、フランス社会科学高等研究院客員教授、国際記念物遺跡会議(ICOMOS)副会長などを歴任。専門は、都市保全計画、景観計画、歴史まちづくり、歴史的環境保全。 -
流浪の戦艦「大和」
1945年4月。沖縄へ向かう第二艦隊は突如発生した低気圧に呑み込まれる。旗艦『大和』が低気圧を抜けると、そこは1905年の日本海だった!タイムリミットは72時間。時空を転移し、日本の危機を救いつつ『大和』は沖縄に戻ることができるのか!? -
るん(笑)
結婚式場に勤める土屋は、38度の熱が続いていた。解熱剤を飲もうとすると妻の真弓に「免疫力の気持ち、なぜ考えてあげない」と責められる(「三十八度通り」)。真弓の母は、全身が末期の「蟠り」で病院のベッドに横になっていた。すぐに退院させられ、今後はその病気を「るん(笑)」と呼ぶ治療法を始めることになる(「千羽びらき」)。真弓の甥の真は、近くの山が昔の地図にはないと知り、登りはじめた。山頂付近で、かわいい新生物を発見する。それは、いまは存在しないネコかもしれなかった(「猫の舌と宇宙耳」)――スピリチュアルと科学が逆転した、架空の日本で繰り広げられる不条理劇。日本SF大賞を二度受賞した奇才が放つ、あなたの常識が崩壊する連作小説。 -
ルーカス・ウォーズ エピソードⅡ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 過酷な現場で破滅寸前まで追い込まれたルーカス – 大傑作『帝国の逆襲』完成までの壮絶なドラマを描くフランス版コミック 待望の第2弾! シリーズ屈指の名作『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』の制作の裏側と、映画監督ジョージ・ルーカスの知られざる苦闘を描く。 世界中で記録的ヒットを記録した一方で、その制作の裏側では、ジョージ・ルーカスにとって過酷な試練の連続だった。 膨大な資料を基に制作された本書は、これまで語られてきた『スター・ウォーズ』の伝説的エピソードを、ビジュアルとして体験できる注目の内容となっています。 -
ルース・スレンチェンスカ 九十四歳のピアニスト 一音で語りかける
4歳でデビュー、ラフマニノフやバックハウスなどの指導を受け、神童・天才の名をほしいままにした米国生まれ、94歳のピアニストが語る、苦難を乗り越え続けた奇跡の生涯。 -
ルース・ベイダー・ギンズバーグ
汝、正義を追求すべし――「アメリカの宝」と呼ばれた連邦最高裁裁判官の仕事と人生。 アメリカ連邦最高裁史上2人目の女性裁判官であり、2020年9月18日に87歳で亡くなるまでその任を務めたルース・ベイダー・ギンズバーグ。平等の実現に向けて闘う姿勢やユーモアのある発言で国中の尊敬と支持を集め、ポップ・カルチャーのアイコンとまでなった“RBG"の生涯と業績をたどる。 1970年代に弁護士として関わった性差別をめぐる3つの裁判の記録と、連邦最高裁裁判官として4つの判決で書いた法廷意見や反対意見を自身のセレクトで収載。また、長いキャリアと家族生活について語った最晩年の対談と3つの講演を収めた。RBG最後の著作。 目次 はじめに――本書を読む前に(大林啓吾) 序文 謝辞 イントロダクション 第1章 ヘルマ・ヒル・ケイ記念講演 ヘルマ・ヒル・ケイの思い出に (コラム01 ギンズバーグとアメリカ社会) 対談 (コラム02 ギンズバーグとハーバード) 第2章 弁護士時代 モーリッツ対内国歳入庁長官事件 控訴趣意書 (コラム03 ギンズバーグと弁護士活動) フロンティエロ対リチャードソン判決 口頭弁論 ワインバーガー対ワイゼンフェルド判決 口頭弁論 (コラム04 ギンズバーグと教育活動・団体活動) 第3章 連邦最高裁裁判官として ルース・ベイダー・ギンズバーグの連邦最高裁裁判官への指名について 合衆国対バージニア州事件(1996年) 法廷で読み上げられた声明 法廷意見 (コラム05 ギンズバーグと平等) レッドベター対グッドイヤー・タイヤ&ラバー会社判決(2007年) 法廷で読み上げられた声明 反対意見 (コラム06 ギンズバーグと少数意見) シェルビー郡対ホルダー判決(2013年) 法廷で読み上げられた声明 反対意見 (コラム07 ギンズバーグとリベラル) バーウェル対ホビーロビー・ストア判決(2014年) 法廷で読み上げられた声明 反対意見 (コラム08 ギンズバーグと信教の自由・文化戦争) 第4章 近年の講演 ルイス・D・ブランダイスから学んだこと ジェネシス基金による生涯功績賞授賞式での講演 帰化式典における講演 (コラム09 ギンズバーグと家族) あとがき 年表 ルース・ベイダー・ギンズバーグの生涯 日本語版刊行に際して(水田宗子) -
ルート350
僕の前に路(ルート)はある! 越境者・古川日出男、初の短編集。いっぱいの現実、いっぱいのレプリカ ――知的早熟児たちが集った夏期講習キャンプに現れた「狙撃手」。僕たちは次なるスナイプの現場を押さえるべく監視を始めた……という「メロウ」など、現実とレプリカのあわいに立ち上がる圧倒的なストーリー世界が心を捉えて離さない。あらゆるジャンルを超えて疾走する作家がつづった唯一の「ストレートな」短篇集。 ◎「これは、僕としては初めてのストレートな短編集だ。ある意味で、僕はデビュー以来、ずっと同じ小説ばかりを書いている。それが誠実なことかどうかは、判断するのは僕ではないけれど。この本はもちろん、読者に読まれるために書いた。だから、あなたたちに捧げる。」<古川日出夫> -
ループ不倫~また彼が夫に殺される~ 【短編】
絵美は異常に嫉妬心の強い夫・正人の束縛と暴力に悩まされていた。ある日、会社の上司・望月と一緒に帰っているところを見られた絵美は、嫉妬した正人に殴られ退職を迫られる。翌日、退職を告げた絵美に告白した望月は、追ってきた正人に駅のホームから突き落とされ、電車に轢かれて死亡する。絵美はショックで気を失うが、目覚めるとなんと3日前の朝に時間が戻っていた。戸惑いつつも望月を救うため、運命を変えようと奔走する絵美だったが…!? -
ルーマニア・マンホール生活者たちの記録
チャウシェスク体制崩壊後のルーマニアでは、ストリートチルドレンの一部がマンホールでの生活を強いられていた。著者はマンホールに単身乗り込み、シンナーを吸ったり、結婚し、子どもまでつくっている生活の様子を取材した。弱者どうしのいがみあい、彼らをさらに追い立てる社会の非情さなどを浮き彫りにした傑作ルポルタージュ。 -
ルーム・オブ・ワンダー
テルマはアラフォーのシングルマザー。 息子のルイは12歳。 テルマの生きがいは、このひとり息子と大手化粧品メーカーのマーケティング・ディレクターという仕事。 ある冬の土曜日の朝、テルマのこれまでの人生をふいにするような事件が起こった。 ルイが彼女の目の前で交通事故に遭ったのだ。 昏睡状態に陥ったルイに残された時間はわずかだった。 そんなある日、テルマがルイの部屋で見つけたあるものが、彼女の生き方を変えていく。 疎遠だった母親が、テルマの生活に再び影響を与え始める。 心を許せる友人がいなかったテルマに、看護師という新たな仲間が生まれる。 はたして、テルマはルイを取り戻すことができるのか? 刊行前に世界20か国以上で出版が決定、 デビュー作にしてベストセラーに躍り出た、世界が注目するフランス現代小説! -
ルール!
『サイコーの通知表』『だれもみえない教室で』など学校における子どもたちの生きづらさに寄り添った作品を生み出し続ける児童文学作家・工藤純子。朝日中高生新聞の連載小説に大幅加筆した最新作のテーマは、ずばり「校則」です! 文芸部に所属する中2の朝比奈知里(あさひな・ちり)が校門を出てすぐ、スマホがヴヴッと震えた。登下校中のスマホの使用は、保護者との連絡以外は原則禁止。かけてきたのは姉で、コンサートの申し込みを代わりにやってほしいというお願いごとだった。通話を切った知里は、チケット販売のサイトにアクセス……そのとたん、背後からスマホの使用をとがめたのは生徒指導の三崎先生だった。スマホを没収されてしまう知里。しかし、級友たちの証言で、三崎先生は、通話するところからずっと知里を監視し、サイトにアクセスするのを待ち受けていたかのように声をかけたことがわかった。 同じ文芸部の晃太郎(こうたろう)は、生まれつきの髪型がモヒカンのようだから切ってこいと言われた。父がドイツ人、母が日本人で赤茶色の髪をした友樹(ともき)は、地毛証明書を出せと言われた。校則って、何のためにあるのだろう? 生徒を取り締まるためにあるのだろうか? もやもやした思いを抱えた文芸部員たちは、理不尽な校則を変えようと立ち上がる。しかし、当の生徒たちの中から校則を変えたいという声があがってこない。学校生活の規律や校則を自分たちで考えることは、途方もなく大変だという現実に突き当たる。 はたして、知里たちは、校則を変えることができるのでしょうか? 現実の社会でも、あまりに理不尽な「ブラック校則」に注目が集まり、校則の変更や撤廃の議論がなされている中、校則とは何なのかという疑問を物語の力で伝える一作です! 巻末には、朝日中高生新聞紙上で行われた、中学生たちと名古屋大学の内田良教授、そして著者の工藤純子さんによる校則にまつわる座談会を掲載します。 -
ルール
愚かでハンデがあったからこそ成功できた! 伝説的ウィザードが教える相場版『バビロンの大富豪の教え』 「ラリー・ハイトはトレンドフォローの手法でトレードする先駆者の一人だった。彼が設立したミント・インベストメント・マネジメントは運用資産額が10億ドルに達した最初のヘッジファンドだ。本書は彼が人生を振り返り、トレードと人生の教訓についての見解を述べたさわやかな読み物だ」――ジャック・シュワッガー(『マーケットの魔術師』[パンローリング]シリーズの著者) トレードにも人生にも恋愛にも通用する金言は 「損切りは早く、利は伸ばせ」 「私は自分が正しかったときに多くのお金を稼いで、間違ったときには少ししか損をしないトレード法を学ばなければならなかった。私のシステムは私のような愚か者でも理解できるほど単純である必要があった」 これらの簡単だが賢明な言葉は10億ドルを運用する最初のヘッジファンドであるミント・インベストメント・マネジメント社の創設者のものだ。そのラリー・ハイトが今、本書でトレードと人生で成功するルールを全面公開する! 本書はさわやかな伝記であり、ブルックリンの労働者階級の家庭に生まれた失読症で弱視の少年が、どうやって世界で最も成功したトレーダーの一人になったかが語られている。彼はマーケットを出し抜く確実な方法を考案したのではない。生きる方法を考え出して、その知識を投資に応用したのだ。 要するに、人は間違いを犯すものだということを頭に入れて、人の動きを読み、自分自身と自分の望みと自分のリスク許容度を理解することが大切だと幼いころから身に付いていた。これが誇大広告を見抜き、現実に基づいた賢い判断をする唯一の方法だ。ラリー・ハイトはトレーダーとして利益を得られて豊かな生活を送るための賢明なアドバイスをしながら、励みとなる人生の教訓をも伝えている。そこには、次のことが含まれる。 ・誇大広告に乗せられないように――絶対に。今あるトレンドをしっかり見よう ・何をトレードしているかは、トレードをしている理由や方法ほど重要ではない ・損は切って、利は伸ばそう ・自分の望むものを手に入れるためには賢い賭けをする方法を学ぶことだ。カギはいかに「賢い」かだ ・全財産を賭けなければ、全財産を失うこともない ・大きな財産はすべて、早い損切りの繰り返すことによって築かれる ・だれも未来を知ることはできないが、数字は今、何を伝えているだろうか? 本書は人生の困難から学ぶという勇気づけられる話であり、間違いなく投資において不可欠な洞察と教訓にあふれている。人生と投資についての彼の考えを読むのは、賢い友人が貴重な人生経験を語りながら説明するのを聞いているのに似ている。 ラリー・ハイトはミント・インベストメント・マネジメント社の創立者兼社長だった。彼が在職していた13年間に、運用資金の複利でのリターンは手数料込みで年率30%を超えた。彼は「元本確保型」という概念を初めて作り上げた。これによって、このファンドは10億ドル以上を運用した最初の投資会社となった。 ヘッジファンド界のトップに上り詰めたラリー・ハイトの力強い物語から、読者は間違いなく重要な洞察と教訓を得ることができるだろう。 -
ルール・オブ・スリー 「やるべきこと」は、ここまで絞れ
「3つで考え、3つで伝える」――このメソッドが、あらゆる仕事の問題を解決する!カナダ生まれの思考術「THINK ON YOUR FEET(R)」をベースにした、シンプルかつ最強のフレームワーク◎「ポイントは3つあります」――できる人の話し方◎「5W1H」を活用して、素早く考えを整理する◎スティーブ・ジョブズに学ぶ「3→3→3」プレゼン法◎「疑問・期待・不安」のマトリクスを使った“完璧な伝え方”◎「ビジネス文書」にも即使えるルール・オブ・スリー◎お客さまの「期待を超える」3つの提案とは?◎できる上司の「簡潔・明快」な部下指導法誰でもどこでも使える!仕事のスピードと質を極限まで上げる法 -
ルールの科学
ルールを作る、ルールを守る、ルールを破る、ルールに違反する――。行動の不確実性を少なくして、社会を秩序立てるために、私たちの社会にはルールがある。人々にとってルールは「常識」とも言えるかもしれないが、ルールを言語化・可視化して体系的に整備して知識として蓄積することはいかに可能なのか。 自然法則を対象とする自然科学に対して、社会学は規則=ルールを対象にする学問であると位置づけ、私たちの日常生活や所属する組織にある細かな規則から社会全体のルールまでを評価する視点やその意義を描き出す。 本書はルールとゲームの関係性など、基本的な視点を身近な事例から確認したうえで、規範理論や機能主義、構築主義、エスノメソドロジーなどの社会学の理論と本書の「ルールの科学」を突き合わせて丁寧に検証する。さらに、差別論や社会学それ自体にこれまでの議論を応用して、ルールの科学の射程を明らかにする。 -
ルールはそもそもなんのためにあるのか
フランスのアナーキスト、ピエール・ジョセフ・プルードンは言った、「法律は、金持ちにとっては蜘蛛の巣。政府にとっては漁網、人民にとってはいくら身をよじっても脱けられない罠」だと。まさに今の日本の状況そのものじゃないか! 【目次】第1章 ルールは何のために生まれたのか…さまざまな局面に則して多様なルールが作られた/第2章 ルールとして成り立つ必須条件…人は自分が損をしてでも公平さを求める/第3章 フェアプレーの精神…ルールに反してなければいいのか?/第4章 時代に応じて変わるべきルールもある…いつまで異性同士の結婚にこだわる?/第5章 復讐するは誰にあり?…世界が滅ぼうとも刑は執行されねばならない/第6章 なぜ人々は立ち止まらないのか…利己的な人々が自ずと社会秩序を作る/第7章 こんなルールは嫌だ!…中途半端なルールは混乱を生む/第8章 民主主義は公正じゃない…多数決は根拠のない偏見までも温存する -
LOONSHOTS<ルーンショット> クレイジーを最高のイノベーションにする
ルーンショットとは、「誰からも相手にされず、クレイジーと思われるが、 実は世の中を変えるような画期的アイデアやプロジェクト」を指します。 斬新なアイデア(ルーンショット)を次々と生み出していた組織が、 ある時期から突然、そうしたアイデアを逆に潰すようになってしまう。 企業ではよくある変化です。その原因は、どこにあるのか。 物理学者でバイオベンチャー起業家でもある著者のサフィ・バーコールは、 熱力学の「相転移(そうてんい)」の考え方を用いてこの集団行動の謎をひも解きます。 水の分子は常温(液体の「相(そう)」)だと活発に動き回りますが、 氷点下になると氷(固体の「相(そう)」)になり、動きを止めて整列します。 つまり、摂氏0度を境に「相」が変わるわけです。そのことを相転移と言います。 相転移の要因は、温度です。相が転移すると分子の振る舞いが一変します。 組織も同じように、いくつかの要因(水の場合の「温度」に相当する)によって、 「ルーンショットの相」から「斬新なアイデアを潰す相」へと「相」が転移し、 組織メンバーの振る舞いが一変します(水分子の振る舞いが一変したように)。 実は、相転移が見られるのは、水などの物質や企業だけでなく、 戦争、テロ、ロックコンサート、渋滞、火災など、様々な現象に現れます。 「相転移の科学」がすばらしいのは、相転移を引き起こす要因がわかれば、 相転移が起きる時期の予測や、転移の防止が可能になることです。 本書では、人の組織の相転移と、その制御方法をわかりやく解説しています。
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