作品一覧

  • 漱石と鉄道
    4.0
    1巻1,799円 (税込)
    「あぶない、あぶない、気をつけねばあぶない」。『三四郎』『草枕』で繰り返される鉄道にまつわるこのフレーズは、漱石の近代への危機感にあふれている。作品に登場する鉄道風景を路線ごとに訪ねる。路線図のほか、藪野健氏の情緒あふれる挿絵を多数収録。
  • 評伝 獅子文六 ──二つの昭和
    5.0
    1巻825円 (税込)
    『コーヒーと恋愛』『七時間半』など“静かなブーム”を呼ぶ“獅子文六”とはどんな作家だったのか。横浜での裕福な子供時代、パリ留学、演劇人、時代を射抜く批評性、根は優しいが辛辣な皮肉屋、大男で食いしん坊、そして運命的な三度の結婚。戦前と戦後の“二つの昭和”にときに翻弄され、ときに寄り添った人生を精細に追いかける唯一の評伝の文庫化。再評価以降の動向も踏まえた原稿も収録。

ユーザーレビュー

  • 漱石と鉄道

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    漱石の足跡を辿りながら紐解く、鉄道の歴史。
    漱石の書き残した旅を当時の時刻表と引き比べながら辿っていくのが、めちゃめちゃ楽しい。
    日露戦争と漱石との関わりもおもしろかったー!

    0
    2020年06月24日
  • 評伝 獅子文六 ──二つの昭和

    Posted by ブクログ

    近年再評価される作家獅子文六。その生涯を「父の乳」「娘と私」など自伝的な作品も交えて描く。

    フランス留学から劇作家。生活に困って書き始めた新聞小説。当時はユーモア小説というジャンル。だが洒脱な恋愛小説とそのテンポ、そして描かれた時代性。獅子文六は近年再評価されている。本書も朝日選書で出版されたものを文庫化して1章を追加している。

    再評価後の人気作品はさすがに当時とは異なるらしい。個人的には「てんやわんや」「七時間半」「箱根山」。

    獅子文六の作品を読んだ方には是非読んでほしい一冊。

    0
    2020年04月19日
  • 漱石と鉄道

    Posted by ブクログ

    よく資料をたくさん調べたなぁ!
    漱石が書いた物語の中に
    明治期の鉄道の隆盛が見て取れるのね。

    国内だけでなく
    英国や満州の鉄道も乗ってるし。
    追体験しているようで楽しい鉄旅本でした。

    0
    2020年12月29日

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