百花

百花

作者名 :
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作品内容

「あなたは誰?」
徐々に息子の泉を忘れていく母と、母との思い出を蘇らせていく泉。
ふたりで生きてきた親子には、忘れることのできない“事件”があった。
泉は思い出す。かつて「母を一度、失った」ことを。
母の記憶が消えゆく中、泉は封印された過去に手を伸ばす──。

記憶という謎<ミステリー>に挑む新たな傑作の誕生。

「あなたはきっと忘れるわ。
だけどそれでいいと私は思う」

「また母が、遠くに行ってしまいそうな気がした。
あの時のように」

……あの一年間のことは、決して誰にも知られてはいけなかった。
『君の名は。』『天気の子』を生んだ稀代の名プロデューサーにして、
小説『四月になれば彼女は』『世界から猫が消えたなら』で
作家としても大きな衝撃を与えてきた川村元気。

各界からも反響が続々!

◆息子と母の切ない思いに、胸が熱くなりました。──吉永小百合

◆深い感動のうちに読了した。
 ぼく自身の母親の思い出と重なり、他人事ではなかったのだ。──山田洋次

涙が止まらない──現代に新たな光を投げかける、愛と記憶の物語。

解説は『長いお別れ』の中島京子さんです。

※この電子書籍は2019年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春文庫
ページ数
320ページ
電子版発売日
2021年07月07日
紙の本の発売
2021年07月
サイズ(目安)
1MB
  • 映画化

    「百花」

    2022年9月9日公開
    出演:菅田将暉、原田美枝子、長澤まさみ

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百花 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年04月03日

    いやぁ〜〜〜
    久しぶりに「良い小説読んだぁ〜〜」と温かい気持ちになりました。

    主人公の泉が自分と同世代で、目の前の仕事やタスクに追われる中、離れて住む母親が少しずつ病に冒されてしまうという共通点があったのもそうだけれど、それぞれの登場人物が年を重ねていく中での家族との関係性とか、老いるとは、とか、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月13日

    ー失っていくということが大人になるということなのかもしれない。ー

    私の大好きな作家さんの作品。
    失ったもの、失っていくものをこれほど儚くて救いのあるものとして描けるものなのかと毎回感動します。静かで、物語のピークはわからないまま、それでも最後に物語の今までがどっと溢れてくるような誰にでも起こりうる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月17日

    号泣しました。
    読み終えたばかりで涙が止まりません。

    認知症を患った母親と息子のはなし
    母百合子が病気が進んでいき、それに一生懸命戸惑いながら対応していく息子泉。
    百合子さんの言動ひとつひとつにとても意味があることもわかったし、泉のとまどいもよくわかる
    でも、常に優しく寄り添う泉は本当に素晴らしい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月20日

    主人公泉と結婚した香織が妊娠した頃、母の認知症が判明してどんどん記憶が溢れていく
    淡々と進んでいく物語

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    Posted by ブクログ 2022年05月17日

    いつしか、
    親も落ち度があるふつうの人間で、
    そうふと思えるようになったとき、
    自分も大人になったと実感できる、かな。

    たとえば、
    ひどい仕打ちを受けたと思っても、
    同じくらい忘れることができない、
    それ以上に愛され大事にされてた、こと。

    百花とは、数え切れない日々の一輪挿し。
    記憶とは、次々と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月15日

    母を想う娘としての自分と、子供を想う母親としての自分の両方の立場から百合子と泉の気持ちが痛いほど伝わりとても切なくなった。

    親になるというのは時間もお金も体力も知恵も全部こどもに使って、歳をとるということは物や言葉、記憶も手放して幼子に戻っていく…
    失っていくことが大人になるということかもしれない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月09日

    ピアノ教師のシングルマザーがアルツハイマー型認知症にかかってしまい息子のことを忘れていきますが逆に主人公は母との思い出が蘇っていきます。
    まだ施設に入る前のこと、一人暮らしには危ないからとガスの元栓を閉めていたにもかかわらず、あなたの好きな蕪のお味噌汁を作ったから食べてという母に主人公はそれに違和感...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月31日

    元介護職員だった私としては、百合子、泉、どちらの気持ちもよくわかる…特に百合子の頭の中の混乱している様子はそうだ現場ではこんな状況の利用者さんたちたくさんいたな、と思い起こした。

    シングルマザーで我が子のためだけに生きていると、じゃあ私のことは一体誰が支えてくれるの?と悲しくなることもあるのはわか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月01日


    長いお別れ、家族じまい、百花、と認知症に関する小説をよんだが、一番良かった。
    母と息子…複雑な家族だが違和感なく読めた。
    認知症だけではなく、人は忘れていく生き物なんだな。でもやっぱり切ない。

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    Posted by ブクログ 2022年01月10日

    人の記憶について時々考えることがあります。
    長い時間生きてきていろんな経験をしてきてでも、覚えていることって、断片的でほんの一握りのような気がしています。

    2人の息子を育ててきても、覚えていることって全部ではないし、自分の幼い頃や学生時代の記憶も、全部は覚えていない。
    息子たちと昔の話をし合っても...続きを読む

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