江口泰子の作品一覧
「江口泰子」の「資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか」「クソったれ資本主義が倒れたあとの、もう一つの世界」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「江口泰子」の「資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか」「クソったれ資本主義が倒れたあとの、もう一つの世界」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
『考えてるつもり』(サム・サマーズ』、『毒になる母親 』(キャリル・マクブライド )、『ケネディ暗殺 50年目の真実 KILLING KENNEDY』(ビル・オライリー、マーティン・デュガード)などの翻訳を手がける。
匿名
資本主義を純粋に経済のシステムとして捉えるのではなく、社会全体に権力を行使するシステムとして、拡張して捉えなおすことの必要性を本書は何度も説いている。その例として、資本主義社会システムに埋め込められた人種差別、女性差別(女性にケア労働を押し付ける)、自然破壊、国家権力の溶解を挙げる。これらの領域の問題はしばしば資本主義とは無関係なものとして認知されているが、資本主義社会システムがその根本原因となっている、と本書は述べる。資本主義はそれらに依存することで、問題を引き起こしつつも、それらとの関係を否認する。
著者は社会主義を鍛え直して、現在の資本主義へのオルタナティブとして提示せんとするが、著者も
Posted by ブクログ
資本主義は欲望を作り、富を独占する社会
これは資本主義の後の世界を求めた思想家、経済学者、IT技術者によるSFチックな世界を妄想し、現実の史上分析からなる創造力豊かな世界を描いた小説だ。「資本主義」とは「私たちの中に欲望を作り出す世界」だから富む者はより富む社会システムであり、人々の間には様々な格差が生じる、と言う。その資本主義が滅びた後、GAFAのような独占巨大資本が失くなり銀行は中央銀行だけとなる。富の分配を公平にする世界が始まり、企業が納税者となり国民は納税の義務はなくなる。よって富の根源である投資・株市場も一変し社員が一人1株、議決権1票を持ち企業、個人を評価することで給与・ボーナスは