作品一覧

  • Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章
    4.4
    1~2巻1,800円 (税込)
    「人間への見方が新しく変わる」――ユヴァル・ノア・ハラリ(『サピエンス全史』著者)推薦! 「希望に満ちた性善説の決定版!」――斎藤幸平(『人新世の「資本論」』著者)推薦! 「邦訳が待ちきれない!2020年ベスト10洋書」WIRED日本版選出 本国オランダでは発売忽ち25万部突破ベストセラーに。世界46カ国での翻訳が決定。 近現代の社会思想は、”性悪説”で動いてきた。だが、これらは本当か。 ・ホッブズいわく「万人の万人に対する闘争」 ・アダム・スミスによると、人は損得勘定で動くホモエコノミクス ・ダーウィンが唱えた、自然淘汰説 ・ドーキンスは『利己的な遺伝子』を執筆 ・少年たちのいじめ本性を描いた『蠅の王』がノーベル文学賞 著者は、この暗い人間観を裏付ける心理学や人類学の定説の真偽を確かめるべく 世界中を飛び回り、関係者に話を聞き、エビデンスを集めたところ意外な結果に。 ・スタンフォード大の囚人実験(普通の人間は邪悪になれる) ・ミルグラムの電気ショック実験(アイヒマン実験は) ・イースター島絶滅は人間のエゴ説(ジャレド・ダイアモンド) 善人が悪人になってしまう理由とは。なぜ人類は生き残れたのか。 これから生き延びるためにどうすればよいかが書かれた「希望の書」。
  • 未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来
    3.4
    1巻850円 (税込)
    経済学者シュンペーターは「資本主義の欠点は自ら批判されたいと願っている点だ」と述べた。批判すらも飲み込み自己変容を遂げていく「未完」の資本主義。とりわけ近年は、テクノロジーの劇的発展により、経済の形が変わり、様々な矛盾が噴出している。本書は、「テクノロジーは資本主義をどう変えるか」「我々は資本主義をどう『修正』するべきか」について、国際ジャーナリスト・大野和基氏が、世界の「知の巨人」7人に訊ねた論考集である。経済学、歴史学、人類学……多彩な視座から未来を見通し、「未完」のその先の姿を考える、知的興奮に満ちた1冊。
  • 隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働
    3.9
    1巻1,527円 (税込)
    ◎ピケティに次ぐ欧州の新しい知性の誕生◎ オランダの29歳の新星ブレグマンが、「デ・コレスポンデント」という 広告を一切とらない先鋭的なウェブメディアで描いた 新しい時代への処方箋は、大きな共感を呼び、全世界に広がりつつある。 最大の問題は、人間がAIとロボットとの競争に負けつつあること。 その結果「中流」は崩壊し、貧富の差は有史上、もっとも広がる。 それに対する処方箋は、人々にただでお金を配ること、週の労働時間を15時間にすること、 そして国境線を開放することである。 それこそが、機械への『隷属なき道』となる。 【目次】 第1章 過去最大の繁栄の中、最大の不幸に苦しむのはなぜか? 第2章 福祉はいらない、直接お金を与えればいい 第3章 貧困は個人のIQを13ポイントも低下させる 第4章 ニクソンの大いなる撤退 第5章 GDPの大いなる詐術 第6章 ケインズが予測した週15時間労働の時代 第7章 優秀な人間が、銀行家ではなく研究者を選べば 第8章 AIとの競争には勝てない 第9章 国境を開くことで富は増大する 第10章 真実を見抜く一人の声が、集団の幻想を覚ます 終章 「負け犬の社会主義者」が忘れていること 解説 欧州の新しい知性の登場 日本語版編集部

ユーザーレビュー

  • Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章

    Posted by ブクログ

    読む前は、題名に希望だとか、善き未来だとか少しこそばゆい言葉が書かれていたので、なんとなく期待値低目で読み始めました。しかし、率直にいって、まさに題どおり希望、人間に希望が持てるような、かつ明るい気持ちにさせてくれる内容で大変楽しく読めました。
    今まで、正しいと思われていたようなエビデンスなどを反転してしまう、そんな爽快さと、自分自身もきれいになったような気持ちよさがあります。
    続きも気になります。

    0
    2025年09月26日
  • Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章

    Posted by ブクログ

    人間の本質は優しい
    ①人間の本性についての私たちの見方が間違った方向に進みがちであること。
    ②ジャーナリストは、扇情的な話を売るために、容易に世論を操すること。
    ③緊急事態において、いかに私たちは互いを頼りにできるか

    0
    2025年05月17日
  • Humankind 希望の歴史 下 人類が善き未来をつくるための18章

    Posted by ブクログ

    上下一気読み。
    誰もが幻と思う人間の性善説について、まさに希望の証拠。
    分断なんてしている場合じゃないよね、と世界に対してめちゃくちゃ客観的になれた。

    0
    2025年04月29日
  • Humankind 希望の歴史 下 人類が善き未来をつくるための18章

    Posted by ブクログ

    世界の全ての人に、今すぐにでも、読んでほしい一冊。まさしく、人生観の変わるものです。
    ノルウェーの刑務所の話。1914年のクリスマス休戦の話。南アフリカ民主主義誕生を支えた二人の双子の話。
    勇気を持って、人間について新しい見方をして、新しい現実主義を始めなければならない。

    0
    2025年01月22日
  • Humankind 希望の歴史 下 人類が善き未来をつくるための18章

    Posted by ブクログ

    上巻では、人間の本性は善であると結論づけた。ではなぜ人間は、戦争やテロを起こしたり、ガス室を作ったり、虐殺を行ったりするのだろうか。筆者は「共感が目を塞ぐ」と表現する。共感は、仲間意識や困っている人を助けよう、全なるものを見た時に理解できたり、自分もそうなろうとする原動力にもなるが、一方、狭いコミュニティや同種の者に対する贔屓をも誘発する。これが嵩じるとナショナリズムやヘイトにつながるわけで、この説明は納得。ではどうすべきかについて、「対話」であるとする。第一次世界大戦のクリスマスの逸話、ネルソン・マンデラの改革を後押しした全く正反対の立場に立った双子の話など、いくつかの興味深い事例を挙げてい

    0
    2024年11月24日

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