隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働

隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働

◎ピケティに次ぐ欧州の新しい知性の誕生◎

オランダの29歳の新星ブレグマンが、「デ・コレスポンデント」という
広告を一切とらない先鋭的なウェブメディアで描いた
新しい時代への処方箋は、大きな共感を呼び、全世界に広がりつつある。

最大の問題は、人間がAIとロボットとの競争に負けつつあること。
その結果「中流」は崩壊し、貧富の差は有史上、もっとも広がる。
それに対する処方箋は、人々にただでお金を配ること、週の労働時間を15時間にすること、
そして国境線を開放することである。
それこそが、機械への『隷属なき道』となる。

【目次】
第1章 過去最大の繁栄の中、最大の不幸に苦しむのはなぜか?
第2章 福祉はいらない、直接お金を与えればいい
第3章 貧困は個人のIQを13ポイントも低下させる
第4章 ニクソンの大いなる撤退
第5章 GDPの大いなる詐術
第6章 ケインズが予測した週15時間労働の時代
第7章 優秀な人間が、銀行家ではなく研究者を選べば
第8章 AIとの競争には勝てない
第9章 国境を開くことで富は増大する
第10章 真実を見抜く一人の声が、集団の幻想を覚ます
終章 「負け犬の社会主義者」が忘れていること
解説 欧州の新しい知性の登場 日本語版編集部

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隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年02月14日

    労働時間の短縮、BIのメリット(コスト含)の他に、国境を撤廃することを提案しているのが新鮮だった。
    世の中のリベラルの思考に少しずつ近づいていく気を抱く。
    「思い出そう。奴隷制度の廃止、女性参政権、同性婚、いずれも、当時主張する人々は凶人と見られていたことを。だがそれは、彼らが正しかったことを歴史が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月16日

    私の今までの取組み。だめと反省する前に、まずは、やってみようという、姿勢が大事。背中を押してくれた。ベーシックインカムで、お金をただ渡すのは、ドブに捨てるようなもの、と思う自分に対して、事実は違う、こうだと教えてくれた。

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    Posted by ブクログ 2023年08月10日

    日本へ導入するには市民レベルでまず何をすればいいのだろう。人は人のことを分かっているつもりで実は何も分かっていないことがよく分かった。

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    Posted by ブクログ 2023年01月21日

    読めば、価値観が変わる本。
    いくつかの偏見が補正された。

    先ずは生活保護について。アメリカのユタ州、オランダで行われたハウジングファースト戦略。先ずは住まいを提供しようという事だが、ホームレス支援の資金投資に対して2、3倍の利益を導くことがわかった。更にアメリカでのベーシックインカムの社会実験では...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月18日

    【目次】
    第1章 過去最大の繁栄の中、最大の不幸に苦しむのはなぜか?
    産業革命以降の2世紀で、長く停滞していた世界経済は250倍、1人当たりの実質所得は10倍に増えた。これは中世の人々が夢見た「ユートピア」なのか?
    ではなぜ、うつ病が歴史上かつてないほどの健康問題になっているのか?
    第2章 福祉はい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年06月12日

    働かなくてよいのなら働きたくない身として、さらに世界は不平等だなと思う事多々なので気になってた本。一部の金持ちだけが牛耳る世界は嫌だし明らかに今後仕事は減ってくだろうしまぁ不安だらけの世の中だけど、まだやれることはありそうねと少し元気づけてくれる内容でした。さて、どこから手をつけたらよいか考えないと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年11月09日

    隷属なき道 ルトガーブレグマン 文藝春秋
    AIとの競争に勝つベーシックインカムと1日3時間労働

    原題を「UTOPIA FOR REALISTS」と言う

    この本でグレグマンが主張することを一言で表せば
    狩猟採集時代の自在性と対等性を取り戻すということだ
    個々がそれぞれに中心となって手段として自主的...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月28日

     表紙では、ベーシックインカムの導入、一日3時間労働の主張が強調されているが、多数の統計・実証的研究に基づいている地に足の着いた本。貧困が人の長期的な視野・冷静な判断力を奪うという分析は衝撃的だった。
     著者の支持するハイエクの新自由主義がどこまで正しいかはわからないが、福祉をやめベーシックインカム...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月27日

    これまで、どうでもいい仕事に31年間費やしてしまった自分にとって、ころからの人生で何をすべきかを考えるヒントを与えてもらった気がする。
    ケインズが予測したように、週15時間の労働にはなっていないが、それはそう出来るのにしてないだけのような気がする。コロナ禍でその事は既に証明されているが、みんな気付か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月11日

    「ベーシックインカムなんて幻想だ!」という幻想をどうやって私たちが抱かされてきたのか、という幻想解体新書として面白く読んだ。筆者のポジティブさには玄田侑士さん『希望のつくり方』に通じるものがある。できるかどうか、ではなく、どうやって実現させるか、そこが問題だと。
    なるほど。
    では、ベーシックインカム...続きを読む

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