人類の夢「しゃべる機械」の実現で
かつてないパラダイムシフトが起きる!
機械に言葉をしゃべらせることは、人類にとってコンピューターが存在する以前から、長年の夢だった。インターネットの普及とAI(人工知能)の進化で、その夢がいま現実になろうとしている。
「音声」はあらゆるテクノロジーをコントロールする万能のリモコンになると期待され、アマゾン、アップル、グーグル、マイクロソフトといったITの巨人たちが、音声AIのプラットフォーム戦争を繰り広げている。ユーザーにとっては便利になる一方で、「個人情報の漏洩・悪用」「監視」も懸念される。
また、音声AIを活用した不死の「レプリカ」も、空想やSFの話ではなくなった。本書の最終章で、著者ブラホスは、末期がんの父親のAIレプリカを作成した生々しい記録を報告する。心から愛していた故人のAIレプリカは、残された人の慰めになるのだろうか?
Posted by ブクログ 2019年11月21日
書名に惹かれて。コークこのVSペプシ、VHSvsβ、appleVSandroid、世界のディファクトを争うような強烈な二項対立についてのレポートかと思いきや、ボイスコンピューティングについての昨日・今日・明日をしっかりと俯瞰する本でした。原題は「Talk to Me: How Voice Compu...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月18日
世界に新たな力と利便性をもたらすボイスコンピューティングについて、黎明期から現在の実用間近・革命直前まで、開発者や資金提供者、要素技術の進展、そして人と会話をすることで相互に起きる影響についての全容を示す。
技術だけじゃない。言葉を話すことで、社会を形作るプレイヤーの一員となってくるのだということ...続きを読む