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「少ないほうが豊か」である!
「アニミズム対二元論」というかつてない視点で文明を読み解き、
成長を必要としない次なる社会を描く希望の書!
ケイト・ラワース(『ドーナツ経済学が世界を救う』著者)、
ダニー・ドーリング(『Slowdown 減速する素晴らしき世界』著者)ほか、
世界の知識人が大絶賛!
デカルトの二元論は「人間」と「自然」を分離した。
そして資本主義により、自然や身体は「外部化」され、
「ニーズ」や「欲求」が人為的に創出されるようになった。
資本主義の成長志向のシステムは、人間のニーズを満たすのではなく、
「満たさないようにすること」が目的なのだ。
それでは、人類や地球に不幸と破滅をもたらさない、
「成長に依存しない次なるシステム」とは何か?
経済人類学者が描く、かつてない文明論と未来論。
本書が語るのは破滅ではない。語りたいのは希望だ。
どうすれば、支配と採取を軸とする経済から生物界との
互恵に根差した経済へ移行できるかを語ろう。
(「はじめに 人新世と資本主義」より)
Posted by ブクログ 2024年02月26日
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これ資本主義とは何か的な本の中でめちゃくちゃ面白くて分かりやすかった。いかに自分が資本主義の中で洗脳されて価値観もそれに縛られて生きているかというのが分かった。ほんと感動した。
ジェイソン・ヒッケル
経済人類学者。英国王立芸術家協会のフェローで、フルブライト・ヘイズ・プログラムから研究...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月08日
この手の本はもういいかなと思っていたのだが、あにはからんやとても面白く覚えておきたい箇所が多すぎて覚えられない本だった。経済成長を目標とする限り、人為的に希少性を作り出し、搾取する対象を作り出し、環境問題も格差も収まることはない。ジェボンズのパラドックスはパラドックスじゃなく、資本主義の原理そのもの...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月22日
資本主義が略奪、搾取を繰り返し、一部の富裕層の懐を過剰に満たす結果となった歴史を丁寧に解説し、これから目指していく世界の在り方を提起している。成長し続けることが必ずしも人間の性質ではなく、資本主義の成長も自然界や弱者から奪わなければ為し得なかったとわかった。成長を目指し続けることが当然の様な現代社会...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月08日
人間のそもそもの本性が利己的でも暴力的でもない。自然や植民地を搾取しても良いと捉えた二分論が(GDPの増大という意味の)成長し続けることを強いる資本主義を成立させた。
なので、経営者が強欲なのではなく、投資家、融資先からの成長圧力で必要以上に成長を求めさせられる。
しかし、ケインズが100年ほど前に...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月13日
うんうん、納得。
・・・で、読み終わった今日から、私は何をしたらよい?
今、朝の9時。寒い。
今日も洗濯物乾きそうにないな、最初から乾燥機にかけようか、、、という思考は、OK?
(世界の上位数パーセントの富裕層以外は、今のままの生活を続けてOK?)
・・・具体的に、どうしたら、未来を変えて、豊かな...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月26日
大量生産、大量消費。そうした世界にちょっとしんどさを感じていた今日この頃。資本主義のあり方について問う本書はなるほどなと思わされるところがいくつも。戦略会議で右肩上がりのグラフを見るたびに、本当にそうでないといけないんだろうかと疑問視していたので、脱成長が謳われているところに共感。はたして自分の仕事...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月28日
自分がしっかりと資本主義社会に浸透されていることを改めて自覚した。
今は時代の流れに沿って頑張るけど、今の暮らしにも互恵関係を取り入れつつ生きてきたいな。
自然や世の中から何かをもらい続けることがつまらなくなってきたっていうのもある。消費者なんよな常に。
あと、将来海や緑の近くで古民家暮らしがしたい...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月04日
今の資本主義を続けていては確実に地球システムが崩壊し人類が滅びると警告している本。
多く欲するほど貧しくなり、必要最低限しか求めない方が豊かになる。自分はミニマリストではないが、この考え方は非常に同意する。
仕事で東京によく行くが、あれだけ発展して何でもある都市なのに、何故まだ開発を続けるの?と思っ...続きを読む
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