資本主義の次に来る世界

資本主義の次に来る世界

「少ないほうが豊か」である!
「アニミズム対二元論」というかつてない視点で文明を読み解き、
成長を必要としない次なる社会を描く希望の書!

ケイト・ラワース(『ドーナツ経済学が世界を救う』著者)、
ダニー・ドーリング(『Slowdown 減速する素晴らしき世界』著者)ほか、
世界の知識人が大絶賛!

デカルトの二元論は「人間」と「自然」を分離した。
そして資本主義により、自然や身体は「外部化」され、
「ニーズ」や「欲求」が人為的に創出されるようになった。

資本主義の成長志向のシステムは、人間のニーズを満たすのではなく、
「満たさないようにすること」が目的なのだ。

それでは、人類や地球に不幸と破滅をもたらさない、
「成長に依存しない次なるシステム」とは何か?
経済人類学者が描く、かつてない文明論と未来論。

本書が語るのは破滅ではない。語りたいのは希望だ。
どうすれば、支配と採取を軸とする経済から生物界との
互恵に根差した経済へ移行できるかを語ろう。
(「はじめに 人新世と資本主義」より)

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資本主義の次に来る世界 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    自然の摂理や原理原則を問い、思考しながら読み進める書籍は私好み!^_^!
    そして本書の内容は特に意義と価値がある。

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    ジェイソン・ヒッケル氏は、1982年アフリカのエスワティニ(旧スワジランド)生まれの経済人類学者。米ウィートン大学で人類学を学んだ後、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで博士号を取得。現在はバルセロナ自治大学環境科学・技術研究所教授、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス国際不平等研究所客員教授

    0
    2025年11月14日

    Posted by ブクログ

    世界の終わりを想像するより資本主義の終わりを想像する方が難しい
    1350年から1500年は労働者の黄金時代。
    自然から精神をはぎとるという点で教会と科学の目的は共通だった。
    もともと国民所得の向上が寿命につながると考えられていたが、コスタリカからわかったのは人との繋がりだった。
    耐用年数を長くするこ

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    科学的根拠に基づく、恐ろしい、今世紀中に起こる環境破壊、気候変動、洪水、海面上昇、食糧難の記載から始まる。未来世代からの借り物、とか、宇宙船地球号といった、環境に優しい暮らしをしましょう、という緩やかな美徳としてではなく、差し迫った危機があるという実感が湧く。計画的陳腐化(iPhone、電球、タイヤ

    0
    2025年02月01日

    Posted by ブクログ

    胃もたれするくらいの世界の汚い部分を知る
    自分に焼き付いてる根拠もないくせに頑張ることが美徳であるような思想の正体を知る
    読み終わった後価値観が120度くらい変わってしまった感覚があった
    目に映るほとんどがお金を中心に動いていて労働力や資源や気候を搾取しているバックグラウンドまでもを想像してしまう

    0
    2025年01月05日

    Posted by ブクログ

    今ままでの思想を根底から覆される内容であった
    成長に囚われすぎた現代で失ってきたものと、これから目指すべき場所をどう定義するかよく考えさせられた

    0
    2024年12月12日

    Posted by ブクログ

    環境破壊や格差拡大など近年顕著な問題の根源は資本主義という構造にある、という主張は説得力があり腑に落ちた。成長・発展し続ける必要性に疑問を感じていたが、脱成長・脱植民地化と資本主義の辿った歴史を逆戻りするための具体的な取組みが大切なのですね。
    資本主義で富を得た者の責務は、皆のために還元することなの

    0
    2024年11月28日

    Posted by ブクログ

    成長は資本主義の最優先命令
     エネルギーと資源の消費と連動 大量の廃棄物
     資本主義は不公平 英64% 米55% 独77%(2015 英YouGov 世論調査)
     成長より環境を優先 EUの大多数 55~70% 他国でも同様  
    →成長を必要としない経済へ

    デカルト「二元論」人間と自然は切り離され

    0
    2024年12月01日

    Posted by ブクログ

    決して良い方向に進んでいるとは感じることができない資本主義。
    その何となく感じる暗い資本主義の未来の、カウンターのように最近論じられている脱成長論。
    現象学や生物学に至るまで、幅広い視点で論じられる本書は、個人的にはちょっと乱暴に感じる部分はあったにせよ、未来の行き先の一つの考え方として興味深く感じ

    0
    2024年09月08日

    Posted by ブクログ

    非常に興味深い
    歴史・科学・宗教などの観点が非常に多面的に民主主義を論じていた。

    (もう少し振り返る。)

    0
    2024年09月05日

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