作品一覧

  • 資本主義の次に来る世界
    4.5
    1巻2,640円 (税込)
    「少ないほうが豊か」である! 「アニミズム対二元論」というかつてない視点で文明を読み解き、 成長を必要としない次なる社会を描く希望の書! ケイト・ラワース(『ドーナツ経済学が世界を救う』著者)、 ダニー・ドーリング(『Slowdown 減速する素晴らしき世界』著者)ほか、 世界の知識人が大絶賛! デカルトの二元論は「人間」と「自然」を分離した。 そして資本主義により、自然や身体は「外部化」され、 「ニーズ」や「欲求」が人為的に創出されるようになった。 資本主義の成長志向のシステムは、人間のニーズを満たすのではなく、 「満たさないようにすること」が目的なのだ。 それでは、人類や地球に不幸と破滅をもたらさない、 「成長に依存しない次なるシステム」とは何か? 経済人類学者が描く、かつてない文明論と未来論。 本書が語るのは破滅ではない。語りたいのは希望だ。 どうすれば、支配と採取を軸とする経済から生物界との 互恵に根差した経済へ移行できるかを語ろう。 (「はじめに 人新世と資本主義」より)

ユーザーレビュー

  • 資本主義の次に来る世界

    Posted by ブクログ

    自然の摂理や原理原則を問い、思考しながら読み進める書籍は私好み!^_^!
    そして本書の内容は特に意義と価値がある。

    0
    2025年11月29日
  • 資本主義の次に来る世界

    Posted by ブクログ

    ジェイソン・ヒッケル氏は、1982年アフリカのエスワティニ(旧スワジランド)生まれの経済人類学者。米ウィートン大学で人類学を学んだ後、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで博士号を取得。現在はバルセロナ自治大学環境科学・技術研究所教授、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス国際不平等研究所客員教授、王立芸術協会フェローなどを務め、米国科学アカデミーの「気候とマクロ経済学円卓会議」などの委員会にも参加。GDP中心の成長主義に代わる持続可能な経済思想を提唱し、脱成長論の旗手として国際的に知られている。
    本書は、著者の代表作の一つで、2023年に出版された。尚、原書は『LESS IS MORE』(

    0
    2025年11月14日
  • 資本主義の次に来る世界

    Posted by ブクログ

    世界の終わりを想像するより資本主義の終わりを想像する方が難しい
    1350年から1500年は労働者の黄金時代。
    自然から精神をはぎとるという点で教会と科学の目的は共通だった。
    もともと国民所得の向上が寿命につながると考えられていたが、コスタリカからわかったのは人との繋がりだった。
    耐用年数を長くすることを義務付ける。広告を減らす。所有権から使用権へ移行する。食品廃棄を終わらせる。生態系を破壊する産業を縮小する。
    労働時間の短縮は失業率の低下、生活の質の向上、環境負荷の減少の3つをもたらす。

    0
    2025年10月13日
  • 資本主義の次に来る世界

    Posted by ブクログ

    科学的根拠に基づく、恐ろしい、今世紀中に起こる環境破壊、気候変動、洪水、海面上昇、食糧難の記載から始まる。未来世代からの借り物、とか、宇宙船地球号といった、環境に優しい暮らしをしましょう、という緩やかな美徳としてではなく、差し迫った危機があるという実感が湧く。計画的陳腐化(iPhone、電球、タイヤなど)、広告、フードロス(世界中で最大50%が捨てられている)、牛肉、ファーストクラスの罪。

    0
    2025年02月01日
  • 資本主義の次に来る世界

    Posted by ブクログ

    胃もたれするくらいの世界の汚い部分を知る
    自分に焼き付いてる根拠もないくせに頑張ることが美徳であるような思想の正体を知る
    読み終わった後価値観が120度くらい変わってしまった感覚があった
    目に映るほとんどがお金を中心に動いていて労働力や資源や気候を搾取しているバックグラウンドまでもを想像してしまう
    自分の仕事はある業種の作業効率を上げることで経済成長を促進することであり
    明日からまた成長主義に一旦加担することでしか自分や大切な人を生かしていけず仲間と認識していたコミュニティで生きていけなくなる
    想像の段階で苦しい
    どんなに自分はこう生きるのだと決めつけたところで人生のステージが進むにつれ戻れな

    0
    2025年01月05日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!