伊丹敬之の作品一覧
「伊丹敬之」の「高度成長を引きずり出した男」「イノベーションを興す」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
第5章 検証のベースは、論理
p.132 直感をベースに発想した仮説を論理で検証する、といっても、その検証は一回で終わり、というふうにただ一直線につながっているものではない。直感的と論理的検証は、発想と検証という2つの間で行ったりきたりがあるのが、普通である。一つの仮説を直感的に思いつき、その適切さを論理的に検証しようとすると、新たな仮説あるいは発想の新たな仮説あるいは発想のバリエーションを思いつき、その思いつきを加えて新しくなった仮説の論理的検証が再び行われる。
第6章 仮説を育て、論理の肝を押さえる
p.177 過去への拘泥と目眩しは、ともに人間の弱点を生み出す「ついつい」の間違いである
Posted by ブクログ
経営学の大家である伊丹氏が経済の捉え方をわかりやすく解説している。
経営も経済も、主体となるのは「人」であり、人の心を理解することが大切だ、という氏のメッセージは心に迫るものがある。
経済を読み解く貴重な視点をこれでもかと提供してくれているが、個人的にもっとも心に残ったのは日本と米国の企業利益率の違い(米国:高/日本:低)を日本の協調型競争環境から説明している部分。氏は日本の競争環境を「相互作用型競争」と呼び、それがグローバル環境のルールと異なる(それゆえ日本企業は相対的にグローバルに競争力がないことがある)点を鮮やかに浮き彫りにしている。
経営に携わるにせよ、個人的に投資活動に勤しむにせ