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グーグル、サムスンの勝利は『孫子』にある
戦略の聖典を達人が縦横無尽に読み解く
正の戦略と奇の戦略を組み合わせて勝利したグーグル、「やむを得ざる状況」を作ってJALを再生させた稲盛氏、 日本企業を巧みに誘導したサムスン――。
彼らの選択は、『孫子』によって説明できます。
「算多きは勝ち、算少なきは勝たず」
→論理的積み上げの大小が、未来を決める(ヤマト運輸・小倉昌男、本田技研工業・藤沢武夫)
「戦いは、正を以て合い、奇を以て勝つ」
→まず正攻法、そこに奇手を組み合わせる(グーグル)
「兵の形は実を避けて虚を撃つ」
→物理と心理の、両方の虚を撃つ(アップル・ジョブズ)
「兵に常勢なく、常形なし」
→経営とは、リズムである(曹操)
など、伊丹氏が感銘を受けた30のキーワードを抽出。
経営者の役割、リーダーシップ、戦略的思考などの6つの章に大胆に整理し、チャーチル、韓信、西山弥太郎、本田宗一郎、三枝匡、數土文夫、トヨタ自動車、ソニー、コマツ、東芝、本田技研工業、3Mなどの、実在のリーダー、企業のエピソードを交えて、真に学ぶべき点は何かを解説、競争を勝ち抜くための実践的ヒントが満載のビジネス書です。従来の『孫子』の解説書は、軍事研究者、中国研究者が当たることが多く、戦略を熟知した経営学者が真正面から解説することはありませんでした。本邦初の対決をお楽しみください。
Posted by ブクログ 2018年11月04日
・一に道、二に天、三に地、四に将、五に法(一が理念、二と三が戦略(環境)、四が現場の指揮官、五が経営システム)
・将とは、智・信・仁・勇・厳なり
・君命に受けざる所あり―将には、兵士の命と民に安寧を預かる責任がある。その責任の大きさに鑑みれば、将は臨機応変の処置で君命に反することを辞さないくらいの気...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月20日
世界最古の戦略書(?)である孫子が、企業の経営戦略にも役立つと言われるが、実際に孫子を読んで、その内容を企業経営向けに理解しようとすると、意外に難しいものである。そもそも「戦争」を前提にして書かれた戦略書なので、競合企業との戦いをイメージするが、単純には対応させられないことが多いと思う。本書で取り上...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月12日
面白いし、赤線も引きまくったけど、
僕には『落とし込みにくい本』ではありましたね。
やはり『兵法』なので、
敵との対峙(僕の場合ならライバル店との販売対決)にはとても役立ちそうだったけど、
もうグルメイベントへの出店も無いだろうから、
実践することはないと思う。
『お客さん』は『敵』ではないの...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月08日
紀元前6~5世紀の中国で書かれた兵書とされる「孫子」の言葉を、経営の観点から読み解き、現代のビジネス事例にも当てはめながら、今日の経営者が学ぶべきポイントを簡潔にまとめた、"ありそうでなかった"一冊。
軍事と経営には、戦略を策定・実行することで勝利を目指す点においては共通項が多いが、春秋時代に書か...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月29日
日本の経営学の第一人者、伊丹敬之氏
が経営の視点から読み解いた一冊。
孫子から経営について含蓄のある言葉
を30選び、トピック毎に再構成した
内容。
それにしても、著者が選ぶ言葉が秀逸。
「兵は国の大事なり」「兵は詭道なり」
等の有名な言葉が選ばれている一方、
「おっ!それを選びますか!」と感心...続きを読む
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