花のたましい

花のたましい

1,599円 (税込)

7pt

映画『花まんま』の世界を広げるスピンオフ

直木賞受賞作『花まんま』から20年、映画から魂を吹き込まれた新たな感動作!

本書は映画『花まんま』(2025年4月25日公開予定)のサイドストーリー。
登場人物の背景にある「もうひとつの物語」を、
原作者ならではの視点で描き出し、映画のその先の世界へと、
読者をいざないます。

~映画から生まれた4つの物語~

「花のたましい」
… 見えない明日を懸命に生きる駒子と智美。はかなくも美しい友情の行く末。

「百舌鳥乃宮十六夜詣」
… 幼少期の不思議な体験を昭和の世相に重ねて描くノスタルジック・ホラー。

「アネキ台風」
… こわれかけた家族をパワー全開で再生しようとする肝っ玉アネキの奮闘記。

「初恋忌」
… 人生の終わりを予感した男の身に起こる、小さな奇跡。感涙必至の好篇!

泣いて、笑って、幸せに。

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花のたましい のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    表題からスピンオフなのか...?と思っていたら最終章であまりにも淡く切ない思いに自然と涙がこぼれました。朱川湊人さんの作品を追いかけたいと思います。

    0
    2025年09月20日

    Posted by ブクログ

    『花まんま』のスピンオフ。4つの短篇集。どの作品も関西弁。其故に活気に満ちているが、読後に襲う切なさが半端じゃない。登場人物が皆、優しくて魅力的。不思議な世界を美しく活写する筆致が秀逸。暫し余韻に浸る。

    0
    2025年05月04日

    Posted by ブクログ

    映画『花まんま』からのサイドストーリー。
    映画オリジナルの登場人物たちの、映画では語られなかったストーリー。
    カッコウのカンコの話が、なんとも切なくも美しい。
    不思議すぎるお話だけど、『花まんま』の世界でなら、こういうこともあるのかもしれない、と。
    『花のたましい』も、思いがけない明るくて元気な展開

    0
    2025年04月26日

    Posted by ブクログ

    本人が何も語らなかったとしても
    みんな色々あるしそれぞれ一生懸命に生きている。
    笑いあり、涙ありで面白かった!
    花まんま映画とSETで楽しむのがおすすめ!

    0
    2025年07月31日

    Posted by ブクログ

    短編集4編.花まんまのスピンオフ
    どこか異世界不思議な雰囲気のする朱川さんらしい物語.
    アネキ台風はもっと現実感あふれる前向きな物語で男前なアネキ二人が輝いていた.

    0
    2025年06月28日

    Posted by ブクログ

    映画「花まんま」のスピンオフと聞いて紐解いた。4篇の短編集。多分主人公以外の誰かにスポットが当てられるのだろう。読む前に予想を立てた。映画の中で個性豊かなのに、全然深められていないといえば、フミ子の婚約者で鳥の言っていることがわかる太郎くん(鈴鹿央士)か、彦根の家族の一員で何故か太郎くんのことを知っ

    0
    2025年06月25日

    Posted by ブクログ

    先に出版された『花まんま』の、ちょっと変則的スピンオフ作品といえる。
    映画『花まんま』の撮影現場を訪れた朱川湊人氏は、後に新たな世界を思い浮かべて『花のたましい』を執筆されたとのことだ。
    もし『花のたましい』を先に読んでも、何ら問題はない内容だと思う。
    『花まんま』で綴られた雰囲気はそのまま引き継が

    0
    2025年06月24日

    Posted by ブクログ

    『花まんま』の映画が公開中だけどまだ観ておらず、いつか観に行けるだろか?どうだろうか?予定立たず…というわけで先にこの本を手にする。

    この物語は、映画から生まれた4つのサイドストーリーということで、ちょっと昭和を色濃く感じてしまう内容。
    東大阪や生駒を身近に接する者としては、妙に親近感が湧いてくる

    0
    2025年05月01日

    Posted by ブクログ

    少し不思議で心温まる短編集。「初恋忌」は「花まんま」のスピンオフと言えますが、「花まんま」を読んでいなくても問題はないかも。もちろん、読んでいるならさらに楽しめます。
    どの物語もほっこりした味わいながら、どこかしら悲しさ寂しさを感じさせられるのが印象的です。お気に入りは「アネキ台風」。すぱっと気持ち

    0
    2025年04月24日

    Posted by ブクログ

    花まんまの続編らしいが、肝心な花まんまの内容を覚えてない。
    でも充分楽しめた。どの話もどんよりと悲しい。

    0
    2025年11月03日

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