ルトガー・ブレグマンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まだ読み始めたばかりなので、評価や感想を書く段階にはありません。
しかし、『福田村事件』を読んで、ギュスターブ・ル・ボンの『群衆心理』を、読後の感想の引き合いに出したので、書いておかずにはいられない。
確かに関東大震災時の際に流言蜚語により、多くの朝鮮人の方々や誤解されて悲惨な目に遭った方が多くいたことは間違い無い。
しかし、一方で、この『Humankind 希望の歴史』の冒頭を読めば…
《『群衆心理』は誤りだ》
それは、上流階級の人々が“でっち上げた“民衆の愚かさ。であることも分かる。
【ほとんどの人は本質的にかなり善良だ】
まだまだ上巻の30ページまで読み進めただけだが、タイトル通り《希望の歴史》がこの後語られていくのであろう。
人間。捨てたもんじゃ無い。
どうしても書いておきたかったので、本来は読後に書くべき所を先に書いてしまった。
上巻、下巻と読み進めるうちに…そして完読した際に再び、この『評価と感想』に追加で書かせて貰おうと思う。
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Posted by ブクログ
これも読書メモを再掲。
34 よりよい世界は共感から始まるのではない。共感は寛大さを損なう。選ばれた少数にスポットを当てることで敵の視点に立つことができなくなる
44 権力は麻酔薬のような働きをして人を他者に対して鈍感にするらしい
58 私たちは良いリーダーを持ちたいと願うが、その望みが打ち砕かれる事があまりに多い。ゲルトナーによると、それは優しく親切な人だからとリーダーに選ばれても権力のせいでそれらの失うか、あるいは本来そうした美徳を備えていないかのどちらかだ。階層的な社会ではマキャベリ主義者が勝つ。なぜなれ、彼らはライバルを打ち負かす究極の秘密兵器を持ってるからだ。これは恥を知らないことだ
71 都市や国家が、最悪な人間ではなく、最良な人間を想定していたらどうなるだろう、ノセボ
75 真実だと証明できなくても信じるしかないものがある、友情や愛や信頼
79 ピグマリオン効果⇔ゴーレム効果
126 7つの治療薬(ベネズエラ)、コモンズ
83 憎しみと同じく信頼も伝染する
214 エピローグ
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Posted by ブクログ
上巻では、人間の本性は善であると結論づけた。ではなぜ人間は、戦争やテロを起こしたり、ガス室を作ったり、虐殺を行ったりするのだろうか。筆者は「共感が目を塞ぐ」と表現する。共感は、仲間意識や困っている人を助けよう、全なるものを見た時に理解できたり、自分もそうなろうとする原動力にもなるが、一方、狭いコミュニティや同種の者に対する贔屓をも誘発する。これが嵩じるとナショナリズムやヘイトにつながるわけで、この説明は納得。ではどうすべきかについて、「対話」であるとする。第一次世界大戦のクリスマスの逸話、ネルソン・マンデラの改革を後押しした全く正反対の立場に立った双子の話など、いくつかの興味深い事例を挙げている。相対主義や悲観主義にならず、良い意味での現実主義を持って行動することが大事。
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Posted by ブクログ
人は生まれながらにして善であるということを説明している一冊。これに反する実験や論文、歴史的事実は多く、反論は簡単なのだが、実は各種の実験がいい加減だったり、歪曲だという証拠を見つけて覆す。スタンフォード監獄実験、ミルグラム実験、ナチス大幹部のアイヒマンの例など。確かに、元々悪であるなら納得できることが多い一方、善であるとするならば、それを証明することはなかなか難しい。世の中の報道も、「今日も1日平和でした」ではニュースにならない。戦争や殺人で亡くなる人は100年単位で見れば確実に減っていることはわかるが、実感と理性が食い違う代表的な事例なんだろうな。
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Posted by ブクログ
「AI」「ベーシックインカム」という単語ばかりが横行していて、労働時間は減るどころか増えているのは何も日本だけではなく、むしろアメリカをはじめとする"上流階級"の人々が感情的に受け入れられないからこそ未だにベーシックインカムは施行されず、「くだらない仕事」がはびこっている。
私は最近日本では底辺職と呼ばれる仕事から転職したが、PCの各企業のソフトウェアを「操作」しているだけで、何も生み出しているわけではない。もしAIが代行するようになれば、一瞬でクビである。まあ、「ワークシェアリング」であり「週20時間」であるから、悪くはない仕事であり、業種としては当分無くなることはないのだが、今後も続けられる仕事か?というとさらにアップグレードが必要であり、考えさせられる。
配偶者は文中にもあるような典型的な貧困労働者であるが、ベーシックインカムがまだ実行されぬうちは、このような本ばかり読んで実際にほぼ働かない私とある意味バランスが取れているのかもしれない。実際ポケットにお金は入るのだし、私は知識でその穴を塞ぐのだ。
安楽死も大麻も同性婚もダメな我が国でベーシックインカムはまだまだ先であろうが、まずはこの年百十数万円を無理なく生み出せる思考と行動が身につけばと考える。
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Posted by ブクログ
高揚する本だった。
世界は大いなる善意で回っている。
ドイツ軍の人間ばなれした戦闘を可能にしたものは「友情」
テロリストにさえ当てはまる
自由を与え、あらゆる年代と能力の子どもが入り混じったコミュニティの中で、コーチやプレイ・リーダーが支援すれば、子どもは最もよく学ぶ
大人は、子どもに自由を与える勇気を持っているかどうかだ
ベネズエラの自治体トレス、とある候補者が、当選したら権力を住民に譲り渡すとして、本当に当選して、わたした。
そこから急速に発達していった。
次にブラジルのポスト・アレグレで起きて、今は世界中に広がっている
ノルウェーの刑務所システムは再犯率が世界最低
割れ窓理論はベニヤ理論の一種
オールポートの接触理論、交流には効果がある
著者の人生の指針10ヶ条
1. 疑いを抱いた時には、最善を想定しよう 疑わしきは罰せず
2. ウィン・ウィンのシナリオで考えよう
3. もっとたくさん質問しよう 自分がしてもらいたいと思うことを他人にしてはいけない。その人の好みが自分と同じとは限らないからだ
4. 共感を抑え、思いやりの心を育てよう 瞑想によって思いやりを鍛錬できる
5. 他人を理解するよう努めよう。たとえその人に同意できなくても
6. 他の人々が自らを愛するように、あなたも自らを愛そう
7. ニュースを避けよう ネット、SNSを制限
8. ナチスを叩かない
9. クローゼットから出よう、善行を恥じてはならない
10. 現実主義になろう