ルトガー・ブレグマンのレビュー一覧

  • Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章

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    定住と私有財産の出現により、自由、平等、友愛の日々が終わった。
    文明社会の始まりが暴力、戦争、感染症の始まり。
    家畜化された人間と動物、人懐っこく平和的な遺伝子ほど子孫を多く残せた。

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    2023年10月04日
  • 隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働

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    私の今までの取組み。だめと反省する前に、まずは、やってみようという、姿勢が大事。背中を押してくれた。ベーシックインカムで、お金をただ渡すのは、ドブに捨てるようなもの、と思う自分に対して、事実は違う、こうだと教えてくれた。

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    2023年08月16日
  • 隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働

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    日本へ導入するには市民レベルでまず何をすればいいのだろう。人は人のことを分かっているつもりで実は何も分かっていないことがよく分かった。

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    2023年08月10日
  • Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章

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    「人間の本質は善である」
    だからこそ人類は、危機を生き残れた。
    にもかかわらず、現代の社会が性悪説で設計されているのは、なぜか。
    ホッブスの性悪説VSルソーの性善説、少年たちの残虐さを描きノーベル文学賞を受賞したゴールディング『蝿の王』、人間の本性を暴くいくつかの心理実験や実際に起きた事件、それらをひとつひとつ再検証し、人間の本質は悪であることを示しているそれらの信憑性に異議を唱えた。

    歴史や心理学の専門家ではない私でも、大変読みやすく面白い本でした。冒頭から、目から鱗なことばかりでした。人の本質について言われている、性善説と性悪説、窮地に立たされた時に出る人間の本性、今までそれは悪であると

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    2023年06月20日
  • Humankind 希望の歴史 下 人類が善き未来をつくるための18章

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    人は善である。そんなこともない、と思ってしまうのは、誤った情報を浴びせられているからか。では、なぜ、そんなことをするのか。反対のことをしたほうが面白い、うける、という思いを持つ人がいるという性質もあるのだろう。人とは、という哲学、は尽きることがない。自分なりの考えをつきつめるには読書だ!

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    2023年06月08日
  • Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章

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    すごい。人は善。ミルグラムや、アイヒマンの話がある中でも人は善。これからの自分の生活の仕方、仕事の進め方を見直さねば。疑ってかかるなんて、ナンセンス。

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    2023年05月27日
  • 未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来

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    最悪のシステムの中の最善のシステムである、資本主義について、情報技術によってますます加速し、変容をしていく先に何が待っているのか。2019年の断面で7名の経済学者が未来を予測した書

    キーワードは以下です。

    米中の対立
    資本主義の修正と変容
    富の再配分
    人工知能の発達と普及、そして雇用への影響

    目次

    プロローグ 「未完」のその先を求めて

    Chapter1 ポール・クルグマン 我々は大きな分岐点の前に立っている
    Chapter2 トーマス・フリードマン 雇用の完新世が終わり、人新世がはじまる
    Chapter3 デヴィッド・グレーバー 職業の半分がなくなり、どうでもいい仕事が急増する
    Ch

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    2023年01月26日
  • 隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働

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    読めば、価値観が変わる本。
    いくつかの偏見が補正された。

    先ずは生活保護について。アメリカのユタ州、オランダで行われたハウジングファースト戦略。先ずは住まいを提供しようという事だが、ホームレス支援の資金投資に対して2、3倍の利益を導くことがわかった。更にアメリカでのベーシックインカムの社会実験では、学業成績の向上や健康状態の改善に寄与。フリーマネーを与えると、特にそれが必要な人々は、酒やギャンブルに無駄遣いしそうだが、多くは自立するための資金にする事も分かった。工夫の余地はあるが、生活保護制度は必要だ。

    もっと大きな規模では、世界初の社会保障制度の一つである19世紀のスピーナムランド制度に

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    2023年01月21日
  • Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章

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    人類にとっては当たり前とも言える「人は本質的に暴力的で残忍な生物である」という前提を覆す本。
    ホッブスの「万人の万人に対する闘争」は真実なのか?スタンフォード監獄実験は造られたものだった。

    読んでいて自分の固定観念がボロボロと崩れていく音がした。法や秩序というものは人が自然状態では罪を犯し、他社を傷つける、という前提があるから創られたものであると思っていたし、人類の歴史は暴力の歴史でもあると学んでいた。

    が、この本に書かれていることはそうではない。
    人の本質は善意であって、暴力的ではなく、お互いに歩み寄り、協調性を持つことができる。それこそが人類の本質であると述べられている。

    その結論に

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    2023年01月04日
  • Humankind 希望の歴史 下 人類が善き未来をつくるための18章

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     希望の書。著者は言う、「わたしたちが、大半の人は親切で寛大だと考えるようになれば、全てが変わるはずた。」

     現在の社会の様々なシステム、民主主義、資本主義、教育、刑務所、介護・・・全ては「人間は本質的に利己的で、攻撃的で、すぐにパニックを起こす」という「最悪な人間を想定した」システムである。
    これに対して「大半の人は親切で寛大」だと考えて政治(税金の使い道を決める)、刑務所、介護施設・・その他のシステムを動かし始めた人たちがいる。そしてそれは、前者よりもはるかに上手く機能している。そういう幾つかの実践を記す。

     訳者あとがきが本書を完璧にまとめてくれている。

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    2023年01月02日
  • Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章

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     「万人の万人に対する闘争」は正しくない。「ほとんどの人は、本質的にかなり善だ」ということを多くの事実から証明していく。

     ロンドン大空襲、「蝿の王」、「利己的な遺伝子」、銃を撃たない兵士、ジャレッド・ダイヤモンドのイースター島の物語、スタンフォード監獄実験、ミルグラムの電気ショック実験・・・信じられている多くの「事実」は実は事実ではなかったことを暴き、人間が本質的にはどれだけ善かを証明していく。

     後半では、「最悪な人間を想定した現在のシステム」= 法の支配、民主主義、資本主義・・・を乗り越えていく「最良の人間を想定したらどうする」から新しい世界を構想していく。コモンズ、アラスカの永久基

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    2022年12月31日
  • Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章

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    人類が本来的に善なるものか悪なるものかについて、現代の多くの考えが、ルソーの社会契約論とホッブスのリヴァイアサンに基づいている。

    ルソーは人間が本来善なるものと唱え、逆にホッブスは悪なるものと主張している。

    これまで多くの考え方がこの2人の説に基づき発展してきたが、昨今はややホッブスの考え方が優勢であった。

    それは、文明的、科学的であるということは物事を否定的に見ることであり、またニュースは悲惨な出来事ばかり報道するからである。

    ネガティビティバイアスにより、人は本能的にネガティブな内容を記憶するが、このこともさらに拍車をかけていている。

    そんな人間は本来悪であるという通説に対して、

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    2022年09月11日
  • Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章

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    人は、社会性を磨き上げてきた生物。学び、楽しみ、繋がり合う様に進化してきた。人間は一皮剥けば野蛮人である。そのため国家やリヴァイアサンが人間には必要だというホッブスの主張やベニヤ説などの性悪説。それらを証明するかの様な事件や実験の主張を本書は根底から覆す。新たな取材を通し、ほとんどの場合人間は性善であると。


    ・感情の読み取れる白目、赤面、軟らかなみた目に進化した動物達
    →人と人とが結びつくこと、社会的に生きてきた証拠であり進化である

    ・1940年ロンドン大空襲
    ドイツ軍からの8万の爆弾を落とされロンドン市民はヒステリックに野蛮人になると考えられていた。
    →皆、落ち着き、メンタルヘルスはむ

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    2022年07月25日
  • Humankind 希望の歴史 下 人類が善き未来をつくるための18章

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    人は自分の都合の良いように情報を作り出すものだし、ファクトチェックも追いつかない 改めて自分の他人との関わり 寛容でいようと思う

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    2022年07月14日
  • Humankind 希望の歴史 下 人類が善き未来をつくるための18章

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     少し前にわたしは、2013年に母国語であるオランダ語で綴った自著『進歩の歴史』を手に、腰を下ろした。それを読み返すのは苦痛だった。その本の中で少し前にわたしは、二〇一三年に母国語であるオランダ語で綴った自著『進歩の歴史』を手に腰を下ろした。それを読み返すのは苦痛だった。その本の中でわたしは、フィリップ・ジンバルドによるスタンフォード監獄「実験」を、何の非難もせず、善人が自発的に怪物に変わる証拠として取り上げた。明らかに、あの実験の何かがわたしの心を捉えたのだ。
     わたしだけではない。第二次世界大戦後、ベニヤ説の変種がいくつも生まれ、それらを裏付ける証拠はますます堅牢になっていくように見えた。

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    2022年06月12日
  • 隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働

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    【目次】
    第1章 過去最大の繁栄の中、最大の不幸に苦しむのはなぜか?
    産業革命以降の2世紀で、長く停滞していた世界経済は250倍、1人当たりの実質所得は10倍に増えた。これは中世の人々が夢見た「ユートピア」なのか?
    ではなぜ、うつ病が歴史上かつてないほどの健康問題になっているのか?
    第2章 福祉はいらない、直接お金を与えればいい
    生活保護や母子家庭手当て、就学援助、幾多ある福祉プログラムを全てやめる。
    そのかわりに全ての国民に、例えば一律年間150万円の金を与える。それがベーシックインカム。ニクソン大統領はその実施をもくろんでいた
    p38
    ハイエクやフリードマンも支持したベーシックインカム

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    2022年02月18日
  • Humankind 希望の歴史 下 人類が善き未来をつくるための18章

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    そもそも人間の本質は「善」であると唱えている。
    「性善説」を人類の歴史、集団心理などから切り込んで持論を展開。
    人間は善の仮面をつけた悪に誘惑されやすいという。
    なぜか。
    それは私たちは共感することで寛大さを失い、少数者に対してその他大勢を「敵」と見るからだという。
    その心理状態なんとなくわかる。
    興味深い実験があった。
    子供たちに赤と青のTシャツの好きな方を選ぶ実験をすると、青のTシャツを多く選んだ子達が、赤のTシャツを選んだ少ない方の子達をいじめるようになる。
    人間の心理は既に子供のころに、このような心理になることがわかる。

    だが、人間の本質は「悪」ではなかった。
    過去の心理状態の実験の

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    2022年02月10日
  • Humankind 希望の歴史 下 人類が善き未来をつくるための18章

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    ハラリ大先生の帯文通り「人間観を一新させてくれる」一冊。
    「人間の本質は善か?」というシンプルかつ大きな哲学的問い、すなわち性悪説(ロック派)と性善説(ルソー派)どちらに寄って立つべきかを、様々な角度から問うていく。

    往々にしてロック派の論拠とされる数多の歴史的通説(ex:イースター島の悲劇、ホロコースト)や心理学実験(ex:ミルグラム、スタンフォード監獄実験)、多くの凶悪事件(ex:キティ殺人事件)の真相を徹底的に暴き出すことで、これらが(あるいはこれらに対する意味認識が)歴史家や教授、メディアがつくりだした虚構であると断言する。
    一方で、第一次世界大戦中のクリスマス事件をはじめ、ルソー派

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    2022年02月07日
  • 隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働

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    ネタバレ

    ベーシックインカムを知るため読んだ1冊。
    ええやんBI。他にも関連書籍を読んでみたいー

    1章
    18世紀より豊かな今はユートピアか?
    なぜ今うつは10代の若者の最大の健康問題になっているのか?自分は特別な人間と考える若者は1950年の12%から今日では80%、あなたはなりたいものになれる、と自己愛を育てられて…社会に出た途端、そこは過酷な競争社会となっている。そこでは失敗も自己責任なのだ。
    格差は心を壊す。

    2章
    BIが有用である旨の世界各国の研究。
    選択肢を得た人間は怠惰にはならなかった。
    2009年イギリスや、1970年代カナダのミンカム実験。
    減少…栄養失調、犯罪、10代の妊娠、酒タバ

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    2021年02月03日
  • 隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働

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    働かなくてよいのなら働きたくない身として、さらに世界は不平等だなと思う事多々なので気になってた本。一部の金持ちだけが牛耳る世界は嫌だし明らかに今後仕事は減ってくだろうしまぁ不安だらけの世の中だけど、まだやれることはありそうねと少し元気づけてくれる内容でした。さて、どこから手をつけたらよいか考えないとね。

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    2018年06月12日