葵遼太の作品一覧

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2020/06/05更新

ユーザーレビュー

  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)
    佐藤晃は留年した。成績が悪かったからではない。出席日数が足りなかったのだ。余命いくばくもない恋人の砂羽と少しでも長く一緒にいるために、彼は学校へ行かないで病院に通った。その回想シーンが、読んでいてつらい。
    たとえば、死ぬまでに晃と濃密なセックスがしたいと砂羽が望む。それで外出許可を取って二人でラブホ...続きを読む
  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)
    忠告しておく。最後の章は電車の中で読んではいけない。人前で涙を堪える事になる。
    登場人物が全員カッコ良い、優しい小説。ヤな奴は学校の先生だけ。
    表現はユーモアに溢れていて下ネタ表現ですら微笑ましい。
    久しぶりに青春小説を読んだけど、読んでいて楽しい。
  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)
    タイトルで少し読むのを躊躇うけれど、読んでみるととても良かった。
    「ロックミュージシャンは何故か早死することが多い。ロックな生き方ができるような人間は、そもそもロックな生き方をつづけていけるほどに図太くはできていないのだろう。」
    この文に感銘を受けた。私自身、藤田ほどロックな生き方はしてないけれど、...続きを読む
  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)
    タイトルにつられて読んでみた作品ですが
    カート・コバーンの名言から取った言葉だったんですね。
    タイトルと序盤の物語の内容がしっくりこなかったのですが
    途中で種明かしがあったのでスッキリしました。

    内容としては学園青春モノで40手前のオッサンが読むには
    少しくすぐったいところが沢山ありましたが面白く...続きを読む
  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)
    “10代をロックンロールに捧げないで、人間に何ができるっていうの?“

    恋人を亡くし、空虚な日々を過ごしていた主人公の晃。仲間、音楽によって灰色だった日々が変わり始める。
    ただの青春バンド物語と思っていたけど、想像を越えてきた。タイトルに油断してた。
    ユーモアや優しさが感じられる作風の中、途中からは...続きを読む

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