葵遼太のレビュー一覧

  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)

    購入済み

    やばいです、、

    青春系の作品の中で断トツです。最後の章は涙無しでは読めません。友達っていいなぁと淡い思いも芽生えます。

    #感動する #エモい #泣ける

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    2025年10月11日
  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    これぞまさに青春、あまりにも良すぎる。
    個人的な癖で申し訳ないのですが私は"愛した女性に先立たれた男性"が大好きです。あくまでフィクションに限りますし、現実世界でこのような話を聞くとしんどくなります。でも、たった一人の女性を愛して、愛し抜いて、ボロボロになってしまう男性が好きなのです。この作品にはそんな風にボロボロになった男の子を主人公に進み始めます。
    私の好きなもの全部乗せみたいな贅沢な作品に涙を流してしまいました、心が若返る。

    ── 十代をロックンロールに捧げないで、人間になにができるっていうの? p.132 / 作中から引用

    ここ、めちゃくちゃ刺さったんです。抜け

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    2025年09月22日
  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)

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    佐藤晃は留年した。成績が悪かったからではない。出席日数が足りなかったのだ。余命いくばくもない恋人の砂羽と少しでも長く一緒にいるために、彼は学校へ行かないで病院に通った。その回想シーンが、読んでいてつらい。
    たとえば、死ぬまでに晃と濃密なセックスがしたいと砂羽が望む。それで外出許可を取って二人でラブホテルに行くのだが、服を脱がせると砂羽の体が想像以上に痩せていて、晃はセックスができない。それで一緒に手をつないで寝る。このくだりがつらい。
    またあるとき、砂羽が「佐藤くんの手が好きだったよ」と言い、晃が「俺も砂羽の肌が好きだよ」と言う。彼女は過去形で語り、彼は現在形で語る。それがつらい。いよいよ死が

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    2023年09月05日
  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)

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    忠告しておく。最後の章は電車の中で読んではいけない。人前で涙を堪える事になる。
    登場人物が全員カッコ良い、優しい小説。ヤな奴は学校の先生だけ。
    表現はユーモアに溢れていて下ネタ表現ですら微笑ましい。
    久しぶりに青春小説を読んだけど、読んでいて楽しい。

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    2022年05月27日
  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    タイトルで少し読むのを躊躇うけれど、読んでみるととても良かった。
    「ロックミュージシャンは何故か早死することが多い。ロックな生き方ができるような人間は、そもそもロックな生き方をつづけていけるほどに図太くはできていないのだろう。」
    この文に感銘を受けた。私自身、藤田ほどロックな生き方はしてないけれど、いつも全力疾走で走り続けられるほどに私は強くできていない。

    絶望の淵を歩いていてもまだ生きてみようと思える程の彼女の愛は大きく、新しくできた友人たちが救ってくれた世界は淡くて儚くて素晴らしい世界だと感じた。皆しあわせになってほしいです

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    2021年09月30日
  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    タイトルにつられて読んでみた作品ですが
    カート・コバーンの名言から取った言葉だったんですね。
    タイトルと序盤の物語の内容がしっくりこなかったのですが
    途中で種明かしがあったのでスッキリしました。

    内容としては学園青春モノで40手前のオッサンが読むには
    少しくすぐったいところが沢山ありましたが面白く読むことが出来ました。
    というのも主人公の両親の言葉や悲劇のヒロインである砂羽の両親の言葉が
    青春真っ只中のTeenagerに贈る言葉としてとても秀逸だったからです。
    自分の息子・娘が同じような状況になった時に果たして自分は
    こんな言葉をかけることが出来るだろうかとそんな視点で読んでしまいました。

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    2021年01月01日
  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)

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    “10代をロックンロールに捧げないで、人間に何ができるっていうの?“

    恋人を亡くし、空虚な日々を過ごしていた主人公の晃。仲間、音楽によって灰色だった日々が変わり始める。
    ただの青春バンド物語と思っていたけど、想像を越えてきた。タイトルに油断してた。
    ユーモアや優しさが感じられる作風の中、途中からは切ない。切なすぎて、泣いてしまった

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    2020年06月15日
  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    すごいタイトルだな、というのが初めの印象。
    ただ、読んでいくにつれて惹き込まれて泣きながら一気に読んでしまった。

    主人公の佐藤晃が二回目の高校三年生として教室にいくところから本編は始まる。
    晃が二回目の高校三年生を送ることになったのは、昔付き合っていた砂羽のお見舞いに通い続け、出席日数が足りなくなったから。そしてその砂羽はもうこの世にはいない。
    クラスの輪に入れず浮いた3人と、4人でクラスに対抗する同盟を組み、モンキーズというバンドを組む。

    晃の過去は、モンキーズとしての活動が進んでいくにつれて少しずつモノローグの形で明らかになっていく。
    砂羽の死への恐怖、晃の生きることへの執着が自覚なし

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    2023年10月01日
  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)

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    2022.3.27
    オジサンですが涙腺崩壊しました。
    なんでこんなに皆んな格好いいんだよっ!

    ☆5じゃないのは設定がズルすぎるからです。
    こんなもん泣くわ。

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    2022年03月27日
  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    Nobody dies a virgin… Life f*cks us all
    タイトルがとっつき難い。でも感動の青春ストーリー。
    ニルヴァーナですか、CDパッケージしか出てこない。詳しくないです、すみません。

    死んでも愛した人を支える、なぜならその人も愛し支えてくれたから。でも死んでいるので、支えるには生きている人を使うしかない。愛される人には、よき出会いがあり、その人たちからも愛される。

    タダでは死なんぞ、死んでも嫌がらせしたるで、みたいな訳ですかね。

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    2021年09月02日
  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)

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    読み始めはラノベ読んでるのかな?という気持ちになったが、主人公の全てを見下している感にも納得がいった
    優しい人間関係は嫌いじゃない

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    2021年08月14日
  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)

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    「誰かの何かになろうとすることは、自分らしさの無駄遣い」この言葉を見た時、自分の心を見つめ直すきっかけとなった。

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    2021年01月14日
  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    新潮文庫nex、「ラノベですか?珍しい!」
    と思わず言ってしまった。「読んでみて」と貸してくれたのは50代の上司。

    何やら彼女が亡くなる話で…
    主人公・佐藤晃(あきら)は彼女・砂羽(さわ)が亡くなるまで高校を休学して側にいる…
    しんみりと悲しい話は苦手だなぁと思いながら読み進めた。

    ただ、特徴的なこのタイトル。
    27歳で自殺したニルヴァーナのギターヴォーカル、カート・コバーンの名言の一つである。
    晃も砂羽もバンドを組んでいたこともあり、カート・コバーンは神のような存在。
    二人の間に同じバンド仲間だった藤田有紀がいて、現実主義で私は個人的に好きだった。
    最後にも出てくるが「死人は無敵」という

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    2020年07月20日
  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)

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    感動の嵐でした。主人公の佐藤くんが恋人に愛されてて愛の素晴らしさを感じた。
    最初から最後までとても綺麗で眩しい青春小説。
    何度も涙を流しました。
    とにかく皆から愛されてる佐藤くん。幸せになってね。

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    2020年07月01日
  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)

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    タイトルで損してるけど、バンドストーリーとして最高。ダブリとヲタクとギャルの出会いからの衝動と自己革命。いい意味で若ぶらない、淡々とした文体もいいです

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    2020年06月30日
  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)

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    Twitterで、書店員さんたちが
    ものすごい熱量で
    グイグイオススメしてくる。
    すぐ手に取り読もうかな。
    とはならなかった。
    好きな作家さんの新刊も積んである。
    (早く読め)と積本からは圧がかけられている。
    新人作家さんの作品は、後回しにしても
    何も困ることはないのだ。

    でも、葵遼太さんの旬を逃してはもったいない。
    そんな気がしてきた。
    読んでみた。

    キラキラと眩しかった。
    晃が、もっとアツイやつだったら白けていたかな。
    みな、ロックだったけれど
    バランスがよかった。
    葵遼太さんの次回作にも期待している。

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    2020年06月25日
  • 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな(新潮文庫nex)

    購入済み

    ある意味、タイトル詐欺な良作。

    ジャンルとしては、一般小説って事で良いかな?
    そのつもりでの総評です。
    電子書籍化による改行などの影響か、若干読み難い点(特に時間軸の変化点が非常に解り難い。)が多かったけど、作品としては巧い。
    あと、キーワード的なモノが若干マニアックなところもあって、自分でも解らなくて調べた上で記憶に無かったのが残念。
    時期的に、自分の空白期間の情報だったので感情移入出来なかったのが悔やまれる。
    そして、読み終わってもタイトルの意味が解らなかった。

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    2020年06月08日
  • HUMAN LOST 人間失格 ノベライズ(新潮文庫nex)

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    映画「HUMAN LOST 人間失格」のノベライズです。
    医療革命により長寿大国となった日本が舞台のSFです。
    映画を見て疑問に思っていたことが、丁寧な説明で補完されています。
    難しい世界観の作品は、理解が深まると楽しいものです。

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    2019年12月24日