葵遼太のレビュー一覧
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佐藤晃は留年した。成績が悪かったからではない。出席日数が足りなかったのだ。余命いくばくもない恋人の砂羽と少しでも長く一緒にいるために、彼は学校へ行かないで病院に通った。その回想シーンが、読んでいてつらい。
たとえば、死ぬまでに晃と濃密なセックスがしたいと砂羽が望む。それで外出許可を取って二人でラブホ...続きを読むPosted by ブクログ -
忠告しておく。最後の章は電車の中で読んではいけない。人前で涙を堪える事になる。
登場人物が全員カッコ良い、優しい小説。ヤな奴は学校の先生だけ。
表現はユーモアに溢れていて下ネタ表現ですら微笑ましい。
久しぶりに青春小説を読んだけど、読んでいて楽しい。Posted by ブクログ -
タイトルで少し読むのを躊躇うけれど、読んでみるととても良かった。
「ロックミュージシャンは何故か早死することが多い。ロックな生き方ができるような人間は、そもそもロックな生き方をつづけていけるほどに図太くはできていないのだろう。」
この文に感銘を受けた。私自身、藤田ほどロックな生き方はしてないけれど、...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルにつられて読んでみた作品ですが
カート・コバーンの名言から取った言葉だったんですね。
タイトルと序盤の物語の内容がしっくりこなかったのですが
途中で種明かしがあったのでスッキリしました。
内容としては学園青春モノで40手前のオッサンが読むには
少しくすぐったいところが沢山ありましたが面白く...続きを読むPosted by ブクログ -
“10代をロックンロールに捧げないで、人間に何ができるっていうの?“
恋人を亡くし、空虚な日々を過ごしていた主人公の晃。仲間、音楽によって灰色だった日々が変わり始める。
ただの青春バンド物語と思っていたけど、想像を越えてきた。タイトルに油断してた。
ユーモアや優しさが感じられる作風の中、途中からは...続きを読むPosted by ブクログ -
すごいタイトルだな、というのが初めの印象。
ただ、読んでいくにつれて惹き込まれて泣きながら一気に読んでしまった。
主人公の佐藤晃が二回目の高校三年生として教室にいくところから本編は始まる。
晃が二回目の高校三年生を送ることになったのは、昔付き合っていた砂羽のお見舞いに通い続け、出席日数が足りなくな...続きを読むPosted by ブクログ -
2022.3.27
オジサンですが涙腺崩壊しました。
なんでこんなに皆んな格好いいんだよっ!
☆5じゃないのは設定がズルすぎるからです。
こんなもん泣くわ。Posted by ブクログ -
Nobody dies a virgin… Life f*cks us all
タイトルがとっつき難い。でも感動の青春ストーリー。
ニルヴァーナですか、CDパッケージしか出てこない。詳しくないです、すみません。
死んでも愛した人を支える、なぜならその人も愛し支えてくれたから。でも死んでいるので、支...続きを読むPosted by ブクログ -
読み始めはラノベ読んでるのかな?という気持ちになったが、主人公の全てを見下している感にも納得がいった
優しい人間関係は嫌いじゃないPosted by ブクログ -
「誰かの何かになろうとすることは、自分らしさの無駄遣い」この言葉を見た時、自分の心を見つめ直すきっかけとなった。Posted by ブクログ
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新潮文庫nex、「ラノベですか?珍しい!」
と思わず言ってしまった。「読んでみて」と貸してくれたのは50代の上司。
何やら彼女が亡くなる話で…
主人公・佐藤晃(あきら)は彼女・砂羽(さわ)が亡くなるまで高校を休学して側にいる…
しんみりと悲しい話は苦手だなぁと思いながら読み進めた。
ただ、特徴的...続きを読むPosted by ブクログ -
大切な人が死ぬ・主人公が死ぬストーリーは好きではないけど、それがラストでお涙頂戴で終わる流れでなくてよかった。Posted by ブクログ
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感動の嵐でした。主人公の佐藤くんが恋人に愛されてて愛の素晴らしさを感じた。
最初から最後までとても綺麗で眩しい青春小説。
何度も涙を流しました。
とにかく皆から愛されてる佐藤くん。幸せになってね。Posted by ブクログ -
タイトルで損してるけど、バンドストーリーとして最高。ダブリとヲタクとギャルの出会いからの衝動と自己革命。いい意味で若ぶらない、淡々とした文体もいいですPosted by ブクログ
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Twitterで、書店員さんたちが
ものすごい熱量で
グイグイオススメしてくる。
すぐ手に取り読もうかな。
とはならなかった。
好きな作家さんの新刊も積んである。
(早く読め)と積本からは圧がかけられている。
新人作家さんの作品は、後回しにしても
何も困ることはないのだ。
でも、葵遼太さんの旬を逃...続きを読むPosted by ブクログ -
ジャンルとしては、一般小説って事で良いかな?
そのつもりでの総評です。
電子書籍化による改行などの影響か、若干読み難い点(特に時間軸の変化点が非常に解り難い。)が多かったけど、作品としては巧い。
あと、キーワード的なモノが若干マニアックなところもあって、自分でも解らなくて調べた上で記憶に無かったのが...続きを読む -
タイトルがとても残念…
最後まで読んでもこのタイトルにした意義がわからず、もともとのセリフ(英語)を読んでようやく言いたいことがわかった。
タイトルにするなら、英語のままか、
もっと雰囲気が伝わるように訳せばよかったのに。
「世の中」と「やられる」じゃ全然伝わらない。Posted by ブクログ -
映画「HUMAN LOST 人間失格」のノベライズです。
医療革命により長寿大国となった日本が舞台のSFです。
映画を見て疑問に思っていたことが、丁寧な説明で補完されています。
難しい世界観の作品は、理解が深まると楽しいものです。Posted by ブクログ