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Posted by ブクログ
ジョン・スチュアート・ミルを始めとした思想家の先達たちの言説を引用しながら、表現の自由が民主国家と文化の進歩にとっていかに重要かを定義したのち、自由に対する制限の可能性を検討していく内容。
個々のトピックについて結論をだしていくというよりは、両論を併記させて論点を洗い出すスタイルのため、読み進めていくのは大変歯がゆく感じてしまう。しかし、この歯がゆさは、最終章の筆者の結論にある「言論の自由に制限があるのがなぜかについて、われわれは明確である必要がある」という記述でその目的を果たしているのではないだろうか。
ヘイトスピーチのように時代の変遷で変わっていく倫理観や、インターネット上での表現のように新たに発現する問題に対しては、都度結論を提示されることよりも、その理由を明確に自己で消化しておくことが大事である。
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