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Posted by ブクログ
基本手筋集・定跡集っぽいけどえらい。森村先生がまいた種は5〜10年後ぐらいに豊かに実るであろう。もう素地はあるわけだし。
Haybron先生あたりの立場(快楽説)への言及がなかったのがちょっと残念。あとカーネマン以外の心理学者への言及がない。
人名索引にでてくるのは、アリストテレス、エピクロス、エルスター、大河内、カーネマン、カント、キルケゴール、グリフィン、スミス、セン、荘周、ソクラテス、トルストイ、ノージック、パーフィット、フェルドマン、フット、ブラッドリー、プラトン、プルースト、ベンサム、マッキー、ミル、ムア、ロールズ。高校生〜大学初年次ぐらいならこれで充分か。そのかわり思考実験たっぷり。
Posted by ブクログ
(2024/06/09 4h)
うお〜〜〜哲学(倫理学) で思考しながら読むって想像以上に疲れる!!
ちくまプリマー新書は何冊か読んできましたが、本書は読むのに一番腰が重かったです!開いては閉じてを繰り返すこと1ヶ月。ようやく読み終えました。
わたしの集中力のなさ・思考力のなさが災いして、目が滑ってしまったり思考停止してしまう箇所も多くあり、そのことで内容が掴めず苦しんで読みました。
合間合間に小休止という雰囲気で、日常に即して考えやすい例が挟まるので、これはありがたかったですね。頭がパンクしそうなところに、助け舟のように内容を簡略化もしくは内容に補足して教えてくれるので、なるほどそういうことかと腑落ちするものが多いです。
分類して全体観が育めるように各論をコンパクトにまとめた良書。幸福について哲学することに興味深さを覚えました。
自分は快楽説に近いかな。
Posted by ブクログ
幸福とは何か。その定義は難しい。幸福はひと時の感情でもあるし、ある程度の時間の積み重ねの中で生まれるものでもある。同じ経験をしてもそれに幸福を感じるかどうかは人によっても、時間によっても、また周囲の環境によっても変わってしまう。だから、科学的に幸福度を定量化することはかなり困難だ。
一方で幸福はしばしば比較される。誰より誰の方が幸福だとか不幸だとかいう表現は日常的に繰り返されている。でもそれが何を基準にしているのかと問われると主観であると答えるしかなくなる。
本書はこの問題に哲学的な思考をもって答えようとする。そしてそこには思考実験が提案されている。これは積極的仮説とでもいうべきもので現実性などは考慮せず、考えてみることで新しいアイディアが生まれるというものである。
本書は幸せになる方法ではない。むしろ幸せを定義するのがこんなにも困難であると思い知らされ少々不快になるかもしれない。哲学的思考とはどのようなものかを体験するにはいい本であることは間違いない。
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