歴史・時代作品一覧

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  • 開港ゲーム(小学館文庫)
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    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 明治5年、嵐を避け横浜に入港したペルー国籍船マリア・ルス号から中国人苦力が脱走した。長い鎖国から開国、文明開化に沸く日本は、アメリカ・イギリスの利権争いが熾烈をきわめている時期でもあった。近代法治国家を目指し、国際裁判も始まるが、列強の思惑は、その道を塞ぐ。更に、英米の諜報活動から殺人事件が続発、横浜の町を震撼させた。神奈川県令・大江卓から秘命を受けた、日英混血の新聞記者・章一郎は事件の解明に乗り出す。耳慣れない〈開港ゲーム〉とは。殺人事件の黒幕、海事審判の駆け引きに、章一郎の出生の秘密までからまっているとは……。
  • 戊辰転々録
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    津軽で暮らす道楽者の三上屋金介は、旧幕府軍と薩長勢のいくさをこの目で見ようと旅に出るが――。一人の男の流浪の顛末を描いた表題作ほか、戦国から幕末維新までを描いた全七篇の歴史短篇集。知られざる史実に光を当てた、著者ならではの滋味あふれる物語。
  • 八幡太郎義家 「武士の時代」を切り拓いた名将
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    弓を射れば神業に近いと人々を驚嘆させ、奥州に起こった二度の兵乱――父・源頼義に従って戦った前九年の役、自らが陸奥守として戦いの指揮をとった後三年の役――で名を馳せた八幡太郎義家。その活躍は「武家の棟梁」としての源氏の名を東国武士の間で高め、鎌倉幕府以降の「武士の時代」へ向かう流れを生み出した。「天下武勇第一の士」と讃えられた武神・源義家の生涯を描く力作長編!

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  • 精姫様一条 お狂言師歌吉うきよ暦
    4.0
    いまをときめくお狂言師の歌吉は、幕府隠密をひそかに助ける「手駒」も務める。将軍家の姫の嫁ぎ先をめぐり下される密命。お吉でなければ聞き出せないことがある。「どの大名家でも将軍家のご息女を迎えるのを災厄のように恐れておる。迎えれば家格は上がるが、莫大な費(つい)えがのしかかってくるからだ」。町娘お吉の活躍が冴える直木賞作家の人気時代小説シリーズ。
  • 薩摩スチューデント、西へ
    4.0
    坂本龍馬が西郷隆盛と歴史的対面を果たしていた幕末、若き侍たちが荒れ狂う波濤の海を命をかけて渡った。薩摩藩の命で西を目指したのは俊英15人と秘密使節4人の19人。海外列強の前に日本の将来を按じた薩摩藩は、新しい時代を担う者を育てるべく彼らを海外に派遣した。海外渡航禁止の時代、まさにその行為は命がけであった。著者渾身の傑作感動巨編。
  • 幕末
    3.8
    「歴史はときに、血を欲した。このましくないが、暗殺者も、その兇手に斃れた死骸も、ともにわれわれの歴史的遺産である。そういう眼で、幕末におこった暗殺事件を見なおしてみた」(「あとがき」より)。春の雪を血で染めた大老・井伊直弼襲撃から始まった幕末狂瀾の時代を、清河八郎、吉田東洋など十二の暗殺事件で描く連作小説。
  • 朱元璋 皇帝の貌
    3.8
    内乱が続いた元朝末期、困窮する民を救うために孤児から身をたてた朱元璋は、叛乱軍のなかで頭角を現していく。武勇の誉れ高き功臣や智謀に長けた軍師らも惹きつける魅力をいかにして伸ばしたのか。悪相といわれた男が、皇帝としての風貌を備えるに至った、史上最大の“成り上がり”半生を描く中国歴史長編。
  • 覇剣  武蔵と柳生兵庫助
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    いかに人を斬るかという“殺人剣”の道を究めようとしていた武蔵。人を活かす“活人剣”こそ新陰流の神髄だと知る柳生兵庫助。ともに剣聖と仰がれた対極の二人が、ついに相まみれる。時代に遅れて来た武蔵が覇を唱えた柳生新陰流に挑む!希代の剣客の激闘をかつてない視点から描いた新・剣豪小説!
  • 赤穂浪士 上
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    時は元禄14年。江戸城松の廊下において赤穂藩主・浅野内匠頭は、この間の無体な仕打ちに耐えかねて、高家・吉良上野介に斬りかかった。内匠頭は即日切腹、一方上野介には一切お咎めなしとの公儀裁定が下る。赤穂城内では国家老・大石内蔵助を中心に、強硬派と穏健派に分かれ大評定が繰り広げられる。他方、上野介と縁戚関係にある上杉家は累が及ぶのを畏れ、内蔵助に間者を差し向けた。
  • 全一冊 小説 直江兼続
    4.2
    上杉景勝の家臣でありながらも、太閤秀吉より三十万石を賜った男・直江山城守兼続。主君・景勝との深い絆を胸に秘め、合戦の砂塵を駆け抜けた彼は、戦国乱世に勇名を馳せる。だが、己の歩むべき真の道を見いだした時、天下取りの争いに夢を託すのだった。米沢の名藩主・上杉鷹山が師と仰いだ戦国武将の、凛々たる生涯を描いたロマン大作。全一冊・決定版。
  • 全一冊 小説 上杉鷹山
    4.6
    九州の小藩からわずか十七歳で名門・上杉家の養子に入り、出羽・米沢の藩主となった治憲(後の鷹山)は、破滅の危機にあった藩政を建て直すべく、直ちに改革に乗り出す。――高邁な理想に燃え、すぐれた実践能力と人を思いやる心で、家臣や領民の信頼を集めていった経世家・上杉鷹山の感動の生涯を描いた長篇。全一冊・決定版。
  • かげろう忍法帖 ――山田風太郎忍法帖短篇全集(1)
    3.7
    「どんなきっかけで時代錯誤な忍術物語を書きはじめたのか、じぶんでも忘れてしまったが、いまくびをひねって思い出してみると、どうやら「水滸伝」を私流に書いてみないかとすすめられたことが端緒となったような気がする」(「『今昔物語集』の忍者」より)。風太郎忍法帖の多彩さの極みは短篇にある。長らく読めなかった短篇を多数収録するシリーズ第一弾。
  • 東京影同心
    3.0
    金子弥一郎は慶応3年に異例の若さで定町回(じょうまちまわ)り同心となったものの、幕府は瓦解して町奉行も消滅。新政府に仕官した同僚の誘いにも気が進まず、元岡っ引の始めた料理茶屋に居候を決め込んだが、ひょんな縁で佐幕派の「中外新聞」で種取り記者として探索にあたることに。元「八丁堀」同心の矜持を描く傑作長編。(講談社文庫)
  • 全一冊 小説 吉田松陰
    4.1
    外国の実情を知ろうと、アメリカ密航を企て、失敗した吉田松陰は萩の獄に幽閉された。しかし、出獄後は小さな私塾「松下村塾」で「誰でも持っている長所を引き出すのが教育である」という信念の下、高杉晋作、山県有朋、伊藤博文など、わずか2年半で幕末、維新をリードした俊傑を生み出した。「魂の教育者」松陰の、信念に基づく思想と教育観を感動的に描く長編。
  • 全一冊 銭屋五兵衛と冒険者たち
    -
    「海に国境はない」この言葉に動かされた加賀の豪商・銭屋五兵衛は、北方交易に情熱を注ぎ、金沢藩財政に大きく寄与した。五兵衛はその後干拓事業に絡み失脚、牢死するが、その遺志を継いだ大野弁吉がさらに事業を拡大する。幕末の激動期、国家に先んじて「国際化」の道を歩んだ男たちの冒険を感動的に描く。
  • 特攻兵器蛟龍艇長の物語 : 玉音放送下の特殊潜航艇出撃
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「クリスチャン軍人」たらんとして入校した海軍兵学校。その同期の三分の一が戦死した…。特殊潜航艇艇長の物語。

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  • 米海軍機動部隊艦載機の岡山県南空襲
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 第二次大戦末期、太平洋の米海軍機動部隊は日本本土全域に対して戦術的・戦略的爆撃作戦を展開した。7月24日の県南の艦載機空襲はその中のひとつで、多くの犠牲者をだした。67年を経て初めて明らかにされた岡山県南空襲の記録。
  • B-29少数機空襲-1945年4月8日狙われたのは玉野造船所か-
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1945年4月8日深夜、玉野市和田地区が1機のB-29に空襲された。玉野は大造船所の町。米軍がそこを狙ったと誰しもが考えた。はたして・・・?
  • スクランブル 空のタイタニック
    3.7
    世界一の巨人旅客機〈タイタン〉が、スターボウ航空の国際線進出第一便として羽田からソウルへ向け勇躍テイクオフ。だが同機は突如連絡を断ち、竹島上空で無言の旋回を始める。高度に発達したオート・パイロットの故障か? 風谷修、鏡黒羽が操る航空自衛隊F15が駆けつけると、韓国空軍F16の大編隊が襲ってきた──。努力家と天才、二人のイーグルドライバーが、800人の命を守る!
  • わたしと岡山大空襲-十代に語りつぐ1945.6.29-
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 岡山の町がB-29の空襲に曝され、2000人以上もの人が犠牲になった1945.6.29。岡山の空襲を調べ続けてきた著者が、高校生に語った岡山空襲の「記憶」と「記録」。あらためて戦争の怖さを伝えたい…。
  • 大逆転!戦艦「大和」激闘す
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    日本に47年間駐留した在沖縄米軍司令部は撤退した。代わりに自衛隊の航空機・戦車が上陸するなか、沖縄は大型台風が直撃! 一夜明けると……1945年、自衛隊は沖縄上陸を目ざす米英艦隊に取り囲まれていた! 攻撃を仕掛ける米・ヘルキャットの編隊。全面降伏か徹底抗戦か。その頃戦艦大和は死を賭けて出撃! 大和・自衛隊と米空母の死闘を大迫力で描いたイフ戦記。
  • 大逆転!ミッドウェー海戦
    -
    1988(昭和63)年、米大統領諮問委員会は、TSSW(時空移動兵器/タイム・スペース・スリッピング・ウェポン)の実験として、46年前のミッドウェー海戦に調査用飛行機を派遣した。ところが、環太平洋演習(リムパック88)に参加中の日本の海上護衛艦四隻も過去の世界へ! その一隻が米潜水艦の魚雷で撃沈された。司令・明智は、日本連合艦隊救出を決意するが……? 最新鋭艦が史上名高い海戦で闘う長編スペクタクルの快作!
  • ポツダム三巨頭(トルーマン・チャーチル・スターリン)を消せ
    -
    1945年7月、ドイツの戦後処理、対日戦略等を協議するためにポツダムに連合国三首脳(トルーマン・チャーチル・スターリン)が会した。その頃、ドイツ駐在の日本陸軍残置諜報員・河村吾郎は、戦犯狩りの追及を逃れ、戦いの時をじっと待っていた。大胆にも三巨頭の暗殺を計画したのである。史実にのっとり、抜群のアイデアと卓越した構想力でパワフルに描いた力作!
  • 信長を操った男
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    群雄割拠し、非道罷りとおる戦国時代。血腥い争乱の世に、天下統一の凱歌を奏したのは、今川でも武田でもなく、冷酷な将・織田信長であった。桶狭間を血に染め、比叡山を炎の地獄絵図に変えた男……だが、信長の背後には、彼を操り、世を乱す怪しの幻術師・修羅丸がいた! かつてなき烈しい戦時を生きた梟雄たちと、夢幻の人世を描きだす、著者会心の大河小説。
  • 紀伊国屋文左衛門
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    荒れ狂う風波を衝いて、紀州みかんを江戸に運んだ文ぞう(のちの文左衛門)は、寛永寺根本中堂の用材調達に男の夢を賭け、力強くわが道を切り拓いて行く…。 時代小説の世界に、新風を吹きこんだ長編力作。
  • 幕府パリで戦う
    -
    維新前夜――慶応三年。渋沢篤太夫(栄一)は、パリ万国博覧会日本代表・徳川昭武(慶喜の弟)に随行、横浜を出帆した。パリの博覧会場には既に〃幕府、日本を代表し得ず〃という薩摩=英国(イギリス)の工作が、施されていた。隠密とスパイの凄まじい暗闘! 若き貴公子・昭武と異国の乙女との淡い恋……。渋沢ら家臣団が、花のパリを舞台に必死の戦闘を繰り広げる維新秘録!
  • 東福門院和子(まさこ)
    3.0
    二代将軍秀忠(ひでただ)の末娘和子が後水尾(ごみずのお)天皇女御(にょうご)として入内(じゅだい)した。折りしも、「禁中並公家諸法度」による厳しい規制に遭い、朝廷・公家社会は江戸幕府に強い反感を抱いていた。だが、天皇と仲睦まじく、天真爛漫な愛らしさを持つ和子に、周囲の人々も次第に打ち解けてくる……。
  • 駈落ち
    -
    旗本の娘・みほには家同士で決めた婚約者・森川求馬(もりかわもとめ)がいた。しかし、求馬を嫌ったみほは、家来の定右衛門と不義密通の末、駈落ちしてしまう。この駈落ちに、みほの使用人・いさと荷物持ちの卯八が加わって、男二人、女二人の奇妙な道行きとなる。互いの関係も次第に乱れ……。歴史小説の面白さと、市井の片隅に生きる人々の情緒とを満喫できる傑作時代小説集。(『無頼の残光』改題)
  • 平賀源内(上・下合冊版)
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    技術革新の先駆的人物として脚光を浴びる異能の士・平賀源内を時代小説の巨匠が活写。いま脚光を浴びる「百年早く生まれた男」。多才に恵まれ、出世を志す野心家・源内を相反する二つの面を持った人物として描く力作。讃岐藩の軽輩から檜(ひのき)舞台へ――。
  • 伝七捕物帳
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    「やいっ。化けの皮を、てめえで脱いで恐れいってしまえ」 紫ぶさの十手と分銅ぐさりを武器にして、悪人どもを懲らしめる黒門町伝七親分! 大江戸八百八町から京都までを舞台に、痛快ストーリー満載の傑作選。
  • 秀頼、西へ
    4.0
    戦国末期。天下を手中にしようとしていた徳川家康は、大坂城に配下の者を忍び込ませた。一方、真田大助は、父・幸村より、落城の際には秀頼を連れ出し落ち延びよ、という密命を受ける。目指すは薩摩、島津家の元。燃えさかる大坂城を脱出した一行は西へ――。誰が味方で誰が敵なのか? 行く手には、想像を絶する謀略が待ち受けていた! 迫真の傑作時代ミステリー!(『落ちた花は西へ奔れ』改題)
  • 柳生三天狗(地の巻)
    -
    大坂夏の陣後、泰平の世を迎え、将軍指南番として次期将軍家光の訓育を目指す柳生一族。父宗矩を中心に、十兵衛、友矩、又十郎の兄弟小天狗が大人顔負けの腕と度胸で活躍する傑作時代長編!〈全二巻〉
  • 柳生三天狗(天の巻)
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    大坂落城のおり、坂崎出羽守が救け出した千姫と瓜二つの美女・お竜の正体は? 柳生宗矩は、預かり人のお竜が伊達政宗はじめ天下騒乱を企てる者に利用される怖れがあると察知し、密かに下屋敷に匿うが……。
  • 武魂絵巻(上)
    3.0
    三代将軍家光の時代、亡き名軍師真田幸村の兄信幸の治める信州松代に、五位鷺志津馬と名乗る若き美剣士が現れた。志津馬は、信幸はじめ各地の豊臣家ゆかりの大名たちに、現将軍打倒、将軍の弟忠長の擁立という大胆不敵な企てをもちかける。各地の大阪方残党の暗躍、そして伊賀忍者と飛騨忍者の宿命の対決! 志津馬をめぐる情欲の火花散る中、計画の行方は?
  • 忍びの者
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    伊賀の地に拮抗する百地三太夫、藤林長門守の二大勢力の間で、「影」に徹して生きる忍者の群の中に、若き日の石川五右衛門がいた。歴史の裏側で暗躍した忍者の世界を、現代の眼で捉えなおした記念碑的名作!
  • 地獄の辰・無残捕物控~明日は冥土か京の夢~
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    地獄の辰こと、江戸・深川の岡っ引き・辰造は、許嫁のお玉と同心・磯貝源之進に裏切られ、湯治場めぐりへと旅立った。その彼を追った手下の銀太が、何者かに斬殺された!? 大好評『地獄の辰シリーズ』第3弾!
  • 地獄の辰・無残捕物控~岡っ引きが十手を捨てた~
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    喧嘩早くニヒルで、〃地獄の辰〃と異名をとる、江戸・深川の岡っ引き・辰造。十年前、何者かに手籠めにされて死んだはずの彼の許嫁・お玉が生きていた!? 大好評『地獄の辰・無残捕物控』シリーズ、第2弾!
  • 春日局(二)
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    金龍が腹中に入る夢を見て御台所が産んだ、竹千代君(家光の幼名)の守り役・傅局(ふのつぼね)となった福(後の春日局)。若君と小姓たちを育成し、弟君に奪われそうになる世継ぎの座を秘策で守る。家康の死後、ついに大奥総取締役に。
  • 士魂魔道(上)
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    大坂落城の猛火を逃れ、さまざまな運命をたどる落武者たち。その一人、無双の剣技に颯爽と己の道を切り開く深見重兵衛。政権の礎ようやく固まる江戸をめざす人々の姿を酷薄に描く、凄絶非情の長編力作!
  • 東郷平八郎と秋山真之
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    ロシア最強と謳われた「バルチック艦隊」が日本にやって来る――。世界の海を半周してきたこの史上空前の大遠征軍を、日本海軍は破ることができるのか。まさに日露戦争の正念場というべき戦いに、己が全精力を傾けて日本海海戦を完全勝利へと導いた名コンビがいた。その名は、連合艦隊司令長官・東郷平八郎と、先任参謀・秋山真之――。かたや口数が少なく寡黙だが、すべての将兵から信頼された統率力抜群の提督。かたや「智謀湧くが如き名参謀」と世に評された、海軍きっての天才戦術家。その生い立ちも性格も異なる不世出の海軍軍人二人はいかなる出会いをし、迫りくる祖国存亡の危機を救ったのか?東郷が世に出るきっかけとなった幕末の薩英戦争から始まり、戊辰戦争、明治維新、日本海軍の誕生、秋山のアメリカ留学時代、日清戦争、そして連合艦隊の編成と日露戦争の開戦……。およそ四十年間の波瀾の道程を、克明にかつ勇壮に描ききった長編歴史小説。

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  • 斜陽に立つ
    3.9
    乃木希典と児玉源太郎。戦乱の幕末・明治を疾走した両将の人生の軌跡と友情。 乃木は愚将に非ず-歴史小説の巨匠の集大成、入魂のライフワーク。
  • 京都奇才物語
    3.0
    上宮厩戸豊聡耳皇子(聖徳太子)、秦河勝公、和気清麻呂公、桓武天皇、小野篁朝臣、安倍晴明公、大江匡房卿、世阿弥元清――日本人の精神世界は、京都でこの8人がつくった!異才や奇人と呼ばれた人びとは、自らの天命に向かって無我夢中に生きてきた。彼らは先駆者や開拓者、救済者になり、後世の人びとの生き方の手本となり続けた。各時代に刊行された偉人伝は、「ブレない生き方」「よき往生の仕方」を学ぶテキストでもあったのだ。日本人がどんな時代を生き、どんな精神世界を抱いてきたのか。それは現代にも共有できる「心の文化遺産」であり、それを知る時に歴史は未来学になるのではないか。本書は、京都を中心に活躍した8人の奇才を通じて、今なお残る伝承や信仰を紐解きながら、日本の古き精神世界のルーツを再発見していく。

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  • 本土決戦戦跡ガイド〈Part1〉 写真で見る戦争の真実
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 根室‐釧路‐帯広‐苫小牧と連なるトーチカ群、九十九里浜沿岸に広がる掩体壕群、そして東京湾・相模湾に築かれた砲台群-これら戦跡を約300枚の写真とエッセイで綴る。

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  • 傷痍軍人金成寿の「戦争」:戦後補償を求める韓国人元日本兵
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦時下に動員された韓国人日本兵の戦争をルポ

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  • 室町幕府を開いた男 足利尊氏(上)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鎌倉幕府の失政を正すために挙兵し、公家たちの反動政権にも反抗した足利尊氏。彼にはどのような生活があったのか。武家の棟梁としてよりも、子として、夫として、父として、また兄として彼はいかに生きたか。鎌倉幕府を倒すまでの若き尊氏の生きざまを描く大型歴史ドラマ。

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  • 天明の密偵 小説・菅江真澄
    4.0
    日本民俗学の先駆者として知られ、各地の風俗・民俗などを日記体で詳細に書き記し、200冊以上の書物を残した菅江真澄。三河・吉田宿の御師の次男に生まれ、国学者で藩の御用商人でもあった植田義方のもとで勉学に勤しんだ彼は、岡崎へ出て和歌を、名古屋では絵画と本草学を身につけた後、30歳で古里を後にして長い旅に出る。当時は、天明の大飢饉や浅間山の大噴火などの天変地異、賄賂にまみれ、幕府を意のままに動かす老中・田沼意次と松平定信ら譜代衆の対立、松前藩問題と北方ロシアの脅威など、幕藩体制が大きく揺らいだ激動の時代だった。そんな中、彼は何を求めて、信濃、出羽、陸奥、そして蝦夷地へと旅をしたのか――。彼を蝦夷地へと駆り立てたものは何だったのか――。本書は、立身出世を願うも叶わず、生涯を旅に生きざるをえなかった菅江真澄の虚実入り交じった人生をミステリーの手法で掘り起こしながら、彼の秘密に迫った傑作歴史小説である。

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  • 明和絵暦
    -
    尊皇学者・山県大弐の影響をうけ、藩の進むべき道をめぐって対立を深める小幡藩の青年藩士たち。そして兄と許嫁とが敵味方に分かれることになった時、八千緒は……。大弐と苦難をともにする若者たちをとおし生涯のテーマ〈人間の真価は何を為したかではなくて、何を為そうとしたかだ〉を追究。若き周五郎が娯楽小説作家としても第一級の腕前であることを証する二作目の新聞小説。

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  • 徳川幕閣盛衰記(上)―野望の下馬将軍
    -
    三代将軍家光の遺志をついで幼少の四代将軍を補佐する忠臣幕閣たち、下馬(げば)将軍と称され強権を振るった酒井忠清(ただきよ)、これに対抗して五代綱吉を盛り立てた堀田正俊(まさとし)……だが、本書は権力闘争のみを記したものではない。この巻にかぎっても、由比正雪の乱や、「振袖火事」など同時代の大きな出来事が詳しく描かれ、江戸時代の全体を俯瞰する好個の読み物となっている。笹沢左保の語りが冴える。

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  • 真田太平記(一)天魔の夏
    4.2
    天正10年(1582年)3月、織田・徳川連合軍によって戦国随一の精強さを誇った武田軍団が滅ぼされ、宿将真田昌幸は上・信二州に孤立、試練の時を迎えたところからこの長い物語は始まる。武勇と知謀に長けた昌幸は、天下の帰趨を探るべく手飼いの真田忍びたちを四方に飛ばせ、新しい時代の主・織田信長にいったんは臣従するのだが、その夏、またも驚天動地の時代が待ちうけていた。全12冊。

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  • 珍妃の井戸
    3.8
    列強諸国に蹂躙(じゅうりん)され荒廃した清朝最末期の北京。その混乱のさなか、紫禁城の奥深くでひとりの妃が無残に命を奪われた。皇帝の寵愛を一身に受けた美しい妃は、何故、誰に殺されたのか? 犯人探しに乗り出した日英独露の高官が知った、あまりにも切ない真相とは――。『蒼穹の昴』に続く感動の中国宮廷ロマン。(講談社文庫)
  • 異伝最上義光 立志編
    -
    1994年に学研の第1回歴史群像大賞を「うつけ信長」で受賞し、その後はノンフィクションで活躍していた著者が、満を持して世に問う歴史小説の再デビュー作品。 尾張の織田信長が頭脳的な作戦を駆使して大軍の今川義元を破り、その名を天下に知らしめた後、甲斐の武田信玄が密かに入京の機会をうかがっていた永禄年間の後期。 表面上は静かに見えた東北地方でも、水面下では覇権争いの動きが加速化しつつあった。羽前山形の最上宗家。開祖が斯波兼頼という由緒ある家柄でありながら、いまは米沢の伊達家に首根っこを押さえられ屈辱を味わっている立場。10代当主義守はお家存続が大事とばかりに伊達家の顔色をうかがっているが、嫡男義光はそんな父の態度に我慢ならず自主独立の炎を内に燃やしていた。義光の攻撃的な気性に不安を覚えた義守は家督を次男の義時に譲り、伊達家との友好関係を保持しようとする。伊達家の当主は輝宗。後に勇名を馳せる梵天丸(政宗)はまだ2歳そこそこの幼子だった。 火花がはじける。父義守と次男義時が、義光抹殺へと動き始めたそのとき、機が熟したとばかりに義光が起つ。城から闇夜にまぎれて脱出した義光のもとに、最上家の権威復活を待ち望んで密かに連帯していた者たちが一気に結集する。義光の幼馴染みで山寺立石寺にて修行中の身だった光源坊(氏家守棟)、義光脱出を手引きした山家兄弟(義治、知治)、最上家と縁の深い五光山宝幢寺の尊海和尚……。そして、義光決起の時を陰で仕組んでいた黒幕は意外にも……。 歴史的評価が「好」「悪」に二分されて、未だ人物像が定まっていない戦国武将最上義光。その最上義光の生涯を独自の歴史観と鑑識眼で活写し、新鮮な人物像を描き出す『異伝最上義光』の第1巻「立志編」。 冒頭から主要人物たちが生き生きと躍動する、歴史小説ファン必読の一書。 〈目次〉 一 冬眠から醒めた熊 二 百丈岩の誓い 三 出直しの小僧丸 四 上方風の町づくり 五 船出の朝 六 熊ときつねの戦い 七 新時代を開く

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  • 国士無双
    3.0
    「彼がいなければ天下は取れなかった」と漢の高祖・劉邦に言わしめた天才武将・韓信。著名な故事ともなった「股潜り」の屈辱に耐えて身を起こし、韓信はいかにして兵法の常識を破る「背水の陣」をなし得たのか? 項羽を追いつめた豪雄の波瀾万丈!

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  • 開戦前夜
    3.0
    昭和十五年十一月二十五日朝、元老西園寺公望死去を報じる新聞には、野村吉三郎海軍大将の「超大型」駐米大使就任の記事が載った。その朝、引き揚げ日本人客を乗せアメリカから横浜に帰港した新田丸から、二人の米国人神父が上陸する。出迎えたのは予備役海軍少将山本信次郎だった……。対日輸出禁止、渡航制限など、最悪の時期を迎えた日米関係を打開すべく水面下ではさまざまな動きが進むが、現実に進行したのは、相互理解の拒否、善意の拒絶、強圧と屈服要求だった。
  • 光武帝(上)
    3.2
    紀元九年、安漢公・王莽が前漢を乗っ取り新帝国を建てる。だが儒教原理主義的な政策は民衆の反発を呼び、「赤眉の乱」が発生。漢帝室の血を引く豪族・南陽劉氏の御曹司劉秀も武張った兄劉演たちとともに否応無く反乱に巻き込まれてゆく。後漢帝国の創始者、光武帝劉秀の活躍を描く、新感覚の中国歴史巨編。
  • 尖閣諸島沖海戦
    4.0
    日中が戦うことなどあり得ないと考えるのは、単に安心を求めているだけで、国の将来を見据えていない。これから起こる日中戦争――衝撃のシミュレーション

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  • 覇者の戦塵1942 撃滅 北太平洋航空戦 上
    -
    爆撃を受け、敵上陸部隊と交戦中――占守島守備部隊が発した緊急電を傍受した船団に緊張が走る。敵はソ連か米国か? 北太平洋の覇権をめぐり、熾烈な航空戦の火蓋が切られた!
  • 覇者の戦塵1942 反攻 ミッドウェイ上陸戦 上
    -
    遂に開戦を決意した日本海軍は緒戦で米太平洋艦隊を一挙の殲滅すべく、真珠湾とミッドウェイに同時奇襲をかけた。しかし真珠湾奇襲成功に沸く日本海軍に、予想もしえぬ救援要請が!?
  • 覇者の戦塵1942 激突 シベリア戦線 上
    -
    B-24の編隊が来襲、帝都は夜間爆撃を受けた。本土防衛の脆弱さを晒した日本の隙を突くように、米ソが結んで北方から攻勢の機を窺う。陸軍航空隊は北辺への反撃を開始するが?
  • 駒、玉のちりとなり
    -
    この国が激動の世を迎えていた古墳時代末期―――。豪族・蘇我馬子の護衛頭である東漢駒は、主君の命に服従して生きる運命に翻弄されていた。天皇家も巻き込む権力争いの渦中、天皇の妻・河上が冷遇を受けていることに懊悩する駒への命は「天皇の暗殺」だった。
  • 進駐軍がいた少年時代
    -
    中学を卒業した後、おじさんの経営する米軍キャバレーで働ぎ出した武士のところに、幼馴染みの寧々子が同じ店で働きたいとやってきた。ずっと寧々子に恋心を抱いていた武士は少し複雑な心境。さらに、武士は寧々子に想いを告げられない過去を背負っていた。そんななか、常連客のアメリカ兵の一人が、ある時期から寧々子に近づくようになり始めていたが……。戦後の日本の片隅でを元気に生き抜く少年と女性たちの物語。
  • 小笠原壱岐守
    -
    唐津6万石小笠原家の世嗣長行(ながみち)がたどった波瀾の半生。わずか2歳で廃嫡の非運から、一転、土佐の雷公・山内容堂の推輓もあって、幕閣の中枢へと異例の昇進をとげた長行。その闊達な人間性と、国を想う熱誠。老中兼外国奉行として国難に対処する異色の合理主義者を描く表題作の他に、「老中の眼鏡」「十万石の怪談」「流行暗殺節」、絶筆となった「山県有朋の靴」の5篇を収録。より高次な大衆小説を目ざした著者が到達した、歴史小説の記念碑的作品群!
  • 絵本猿飛佐助
    5.0
    信州の山奥で仙人・戸沢白雲斎から独得の武芸を伝授された少年猿飛佐助は、真田幸村に乞われ沼田城に入った。時は戦国、佐助の奇策は徳川や北条の城攻めを次々に封じる。だが、自然児にとって武士の世界はなじみにくかった。放浪の旅に出た彼は、人の野心、怨恨、情愛をしたたかに思い知らされる……。「立川文庫」最大のヒーローを、著者自身の体験と重ね合わせて、人間として捉えなおした異色の長編。
  • 砂絵呪縛(上)
    -
    綱吉の後継将軍擁立をめぐり幕閣は二派に分かれて熾烈に対立。柳沢吉保は紀州綱教を立て柳影組をつくり陰謀をめぐらせば、他方、間部詮房は背後に水戸光圀がいて天目党を組織。誘拐、スパイ等々、両派の確執を横目に、首領の、凄艶な女の肌に刺青を彫る砂絵師――。阪東妻三郎主演で映画化されるや、ニヒルな主人公が多くの共感を呼び、熱狂的読者を獲得した、土師清二の名作伝奇小説、出世作。
  • 里見八犬伝 巻1
    -
    ときは戦国。安房国(千葉県)を領する里見義実《よしざね》は安西景連《かげつら》に攻められる苦戦のなかで、たわむれに犬の八房《やつふさ》に向かい、「景連の首をとってくれば娘の伏姫《ふせひめ》を与えよう」といった。この冗談が現実となったばかりか、八房はほんとうに伏姫を欲しがる。伏姫は犬を殺そうとする父を制して、八房と一緒に出奔する。二年後、義実は娘の救出にむかい、犬と一緒にあやまって娘をも銃で撃ってしまう。伏姫は死ぬまぎわに妊娠していることを告げるが、けっして八房に身を汚されたことはないと誓い、身の潔白のあかしに切腹する…と、白煙があがり、伏姫の「仁・義・礼・智・信・忠・孝・悌」の八字を彫った数珠が天空にのぼって光を放って飛び散った。その後、各地に八つの玉のそれぞれ一つを持った八人の犬士が生まれる。本巻には「仁の巻」と「義の巻」を収める。早くも四人の珠の所有者があきらかになる。

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  • 明治開化 安吾捕物帖(上)
    -
    開化期の興味津々の世情・風俗をバックにした異色連作ミステリー。ホームズ役は旗本の末孫で洋行がえりのハイカラ男、結城新十郎、これに、右隣で町道場をひらき巡査に剣術を教えている泉山虎之助、左隣に住む人気戯作者、花廼屋因果(はなのやいんが)がからむ。そしてきわめつきは当時氷川(ひかわ)に隠居暮らしをおくる勝海舟。虎之助が難事件のはなしを勝に報告すると、勝は独自の見解を披瀝して事件を推理する。しかし、最後に事件のなぞを解くのは新十郎である。本巻には「舞踏会殺人事件」から「冷笑鬼」まで10編を収録。

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  • 神風特別攻撃隊
    -
    ミッドウェー海戦で4隻の空母を失い、じり貧となった日本艦隊機動部隊は、決死のマリアナ沖海戦で壊滅的打撃をうけて、実質的に「機動力」を完全に失った。太平洋戦域は徐々に後退し、フィリピンが南方の石油供給確保のための最後の砦となった。制空権を完全に奪われ、残存航空機も少なくなった日本軍には、米空母を主目標にした航空機による「体当たり攻撃」という選択肢しか残されていなかった。こうして結成されたのが「神風(しんぷう)隊」、すなわち神風特別攻撃隊であった。本書はこの作戦に最初からかかわり、多くの若者を「雲流るる果て」に送り出した指導者2人がつぶさに語る痛哭と鎮魂の戦記であり、各国語に翻訳されて大きな反響をよんだ。

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  • 鈴河岸物語
    -
    江戸下町・鈴河岸の一丁長屋で暮らす鈴づくり職人・剣次郎には、自慢の宝があった。代々伝わる“長十手”、どんな刀より硬く立派な代物だ。そんな剣次郎のもとにある日、町方与力から辻斬りの刀を折れとの密命が届いた…!

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  • 全宗
    4.0
    豊臣政権の中枢に喰い込んだ施薬院全宗の野心と乱世をダイナミックに描出した傑作長篇を初電子書籍化。 時代歴史小説の旗手として注目を浴び、着実に秀れた作品を発表し続けている著者の傑作である本作品は、甲賀出身で比叡山に学び、師・曲直瀬道三を踏み台に豊臣政権の中枢に食い込み、秀吉の筆頭侍医となった施薬院全宗の生涯を描く。竹中半兵衛、黒田如水、石田三成らの名だたる側近に伍し、天下統一、世継問題に重要な鍵を握った隠し名参謀の野心と乱世が見事に描出されて、吉川英治文学新人賞候補となった。

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  • 蒙古襲来
    -
    13世紀後半、日本はかつてない国難に直面しようとしていた。高麗を支配下に置いた元帝国が、ついに野望の矛先を日本へと向けたのだ。服属を求める元からの度重なる使者に対し、鎌倉幕府の若き指導者・北条時宗は、ついに対決の道を選択する。二度にわたって元の大軍が来攻する「元寇」の始まりである。そうしたなか、戦場となった北九州には、おのが夢をこの戦いに賭けた二人の男があった。肥後の御家人、竹崎季光・季長の兄弟である。ともに長兄から疎まれ、所領のない無足の身に甘んじていた彼らは、やがて数奇な運命から、季光は海を越えて高麗の反乱軍に投じ、季長は元との合戦で手柄を立てる道を突き進む。二人の活躍を軸としつつ、物語は元の皇帝フビライ、執権・北条時宗といった時代の主人公から、日蓮、マルコ・ポーロらまでも巻き込んで、壮大な人間絵巻を展開していく。中国・朝鮮半島・日本をまたにかけた長編歴史ロマン。

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  • 陸奥甲冑記
    3.6
    阿弖流為と坂上田村麻呂。陸奥蝦夷と律令国家の抗争の日々。陸奥の蝦夷が造りあげていた、大和律令国家に対立するもうひとつの国・日高見国の倒壊を描く。
  • 覇者の戦塵1942 急進 真珠湾の蹉跌
    -
    巨大化する日本に危惧を抱き、牽制を繰り返す米国。太平洋の二大シーパワー激突の瞬間は刻一刻と迫っていた。昭和一七年四月、戦爆連合約百機が、黎明を衝いて真珠湾に突撃するが!?
  • 天保暴れ奉行(上) 気骨の幕臣 矢部定謙
    -
    旗本の家に生まれ、小姓番組入り後、徒頭、先手頭兼火付盗賊改、堺奉行、大坂西町奉行と順調に出世。その裁きぶりは大岡越前守の再来と言われた、矢部駿河守定謙。大坂東町奉行所元与力の大塩平八郎とも昵懇となった彼は、勘定奉行昇進後に乱を起こした大塩父子の罪状をめぐり、ときの老中・水野忠邦と鋭く対立する。
  • 太平洋戦争のif[イフ] 絶対不敗は可能だったか?
    3.8
    真珠湾、ミッドウェー、ガダルカナル、レイテ、本土決戦――太平洋戦争の重要な各局面における「イフ」を論じることで歴史の真実に迫る。厳密な史料分析をもとに第一線の研究者たちが挑んだ、意欲的な太平洋戦争史。
  • 新世紀日米大戦1 笑顔のファシズム
    -
    西暦2018年。20世紀末の構造改革に失敗した日本は経済破綻寸前で最後の巨大市場、中国東北部へ資本進出。シベリア独立への軍事支援と引き替えに大陸での利権を約束させるが……。
  • 修羅の波濤 外伝1
    -
    二式大挺に刻まれた桜のマークは、生還への希望──死闘が繰り返される中部太平洋最前線グアム島。そこに撃墜機搭乗員の救援活動に専念する部隊があった。二等飛行兵新見正樹は偵察員としての初仕事で見事な成果を挙げるのだが……。裏方に徹し、多大な功績を挙げた907空5号機。その始末記を少年兵の成長と重ね合わせた「生命は我が戦果」。他に「カムヒア、ミッキーマウス」「蒼海の牙」の2編。最前線の将兵たちの視点で見つめ直す「修羅の波濤」世界!
  • 修羅の戦野1 満州大侵攻
    5.0
    対米講和を実現した大日本帝国に平和は訪れなかった。ソ満国境で南進の機会を窺うソ連に備えねばならなかったのだ。昭和20年8月、ついに大侵攻は始まった。九七式とM4混在の戦車部隊、P&W搭載の疾風改、バズーカ装備の対戦車歩兵──旧式装備と米軍供与品で武装した満州派遣軍の防衛線は、圧倒的物量で迫るソ連軍の前に次々分断されていく。米軍の増援なくしてこの赤い津波を押し止めることは出来ないが……。満州の大地を朱に染めるシミュレーション巨篇、出撃!
  • 国連航空軍 最終兵器 上
    4.0
    対馬沖で国籍不明の漁船に火災。空自RF-4Eファントムが確認に向かうが、漁船からのミサイルにより撃墜される。北朝鮮の漁船も自爆するが、すでに工作員は日本に上陸、恐るべき「積荷」を持ち込んでいた……。困窮を極め、国家存亡の危機に乾坤一擲の反攻を企てる北朝鮮。21世紀の覇権をかけアジアへの圧力を強めるアメリカ。不気味に沈黙する中国──一触即発の緊張が高まる中、空軍新田原基地には全国から選りすぐったF-15パイロットが集結! 航空軍事サスペンス巨篇第一弾!!
  • 国連航空軍 イーグル邀撃隊 上
    -
    竹島上空で空自F-15が遭遇した北朝鮮空軍機は日本への亡命を希望。護送されたRF-7Bから降り立ったのは美貌の女性パイロット、コールサインは「カラス」。一方、長崎県西方沖を航行中の米海軍航空母艦インディペンデンスでは、深夜、極秘裏に漆黒の攻撃機の暗視着艦訓練が繰り返されていた。日本の防空レーダー網の「穴」を衝いて飛来した北朝鮮機、その飛行経路の延長線上には米空母……不審な暗合に国防機密流出の危惧を抱く空自幹部に、米軍首脳から一行の暗号電が──インディペンデンスを警戒せよ!
  • 原油争奪戦争 上
    -
    領海が複雑に交錯する東渤海の海底油田と中国最奥部ウイグル自治区の塔南油田で、テロリストによるダブル油田ジャックが発生。国際共同開発が進む二大石油プラントが破壊されれば、アジアのエネルギー事情はたちまち逼迫し、日本海は大量の油に汚染される。だが民族問題に神経をとがらす中国は強攻策に固執し、一触即発の事態に。油田開発に資本を投入し技術者を派遣していた日本は、一人のオイルマンと陸自の特殊部隊サイレント・コアの現地投入を決断する。荒海の掘削リグと灼熱の砂漠――二正面作戦の勝算は!?
  • 剣闘士スパルタクス
    3.8
    「スパルタクス、おまえにも先頭をきってもらいたい」仲間の求めに応じスパルタクスは起った。寄せ集めの集団は、やがて奴隷解放の旗印を掲げる反乱軍としてイタリア本土を席巻する。だが、世界最強を誇るローマ軍の反撃が始まらんとしていた――! ローマ帝国に叛いた男を描く歴史大活劇第二弾。
  • 逆撃 第三帝国の崩壊
    5.0
    圧倒的な兵力を擁するジョージ・パットン中将のアメリカ第3軍と、雨中の泥濘戦を繰り広げるフォン=タンネンベルク大佐こと御厨太郎だが、天候の回復に伴い、制空権を有するアメリカ軍の反撃にあい、窮地に追い込まれる。さらに、ソ連はワルシャワに迫り、連合軍もパリに進撃を続ける。この劣勢を逆転するには、一度失敗しているヒトラー総統の奪還しかない。そして、総統の指揮のもと、御厨は起死回生の戦略を練る。ついに、歴史は変わるのか。「逆撃ドイツ篇」クライマックス!
  • 逆撃 ヒトラー奪還作戦
    -
    ベルリンでは、ヒムラー、ボルマンがヒトラー総統を幽閉し影武者を立ててから一年が過ぎ、ロシア戦線では、戦況の不利が伝えられはじめた。このままでは第三帝国の崩壊は必至だ。フォン=タンネンベルク大佐こと御厨太郎は、ついに総統の救出に動き出す。幽閉の地は、ドイツ南部ベルヒテスガーデン。実行の日は、ハロウィン──。ゲシュタポ、SSの警戒を潜り抜けるには、少人数・軽武装での行動となる。地下壕で繰り広げられる息詰まる追跡と逃走。ヒトラーの奪還は成るか!?
  • 逆撃 ノルマンディー防衛戦
    5.0
    1944年に入ると、連合軍の反攻は苛烈を極めた。フォン=タンネンベルク大佐こと御厨太郎は連戦連勝を続けるが、ヒムラーやヒトラー(影武者)の判断が、戦局をいっそう不利にしていた。6月6日に決行される連合軍のノルマンディー上陸は、何としても阻止せねばならない。しかし御厨は、その迎撃作戦でことごとく上層部と対立し、「大西洋の壁」は崩壊の危機に。さらに、7月20日には、史実どおりにヒトラーの暗殺計画が実行され、ベルリン、パリは大混乱に陥る――。
  • 逆撃 スターリングラード制圧戦
    5.0
    アフリカ戦線に参謀として従軍し、ロンメル元帥と共にアレクサンドリアを陥落させたフォン=タンネンベルクこと現代人軍師・御厨太郎は、再びロシア戦線に投入された。しかし、御厨は第6軍のエリート司令官パウルスと対立する。スターリングラードへの電撃進攻を、持久戦を主張するパウルスは認めないのだ。攻防が冬に持ち越されると、史実通り第6軍は壊滅してしまう! さらにヒトラーを幽閉したヒムラー、ボルマンら獅子身中の虫からも目が離せない。第三帝国は風雲急を告げる……。
  • 逆撃 クルスク戦車決戦
    5.0
    ヒムラーらに幽閉されたヒトラー総統の奪還に失敗したフォン=タンネンベルク大佐──御厨太郎は、再び東部戦線に配属された。御厨のいない間に、ソ連軍の大規模な冬季攻勢で戦線は綻びを見せていたのだ。さらにこのクルスクの攻防に、ドイツは新型戦車「パンテル」や未完成のポルシェ「フェルディナント」を投入するという危険を冒そうとしていた。御厨の対戦車戦術は!? 一方、シチリア島には連合軍が上陸し、拘禁されたムッソリーニの救出命令が御厨に下される……。
  • 上杉謙信
    3.8
    謙信を語るとき、好敵手信玄を無視することはできない。精悍孤高の謙信と千軍万馬の手だれの信玄。川中島の決戦で、戦国最強の甲軍と龍攘虎搏の激闘を演じ得る越軍も、いささかもこれに劣るものではない。その統率者謙信と彼の行動半径は? 英雄の心事は英雄のみが知る。作者が得意とする小説体の武将列伝の一つであり、その清冽な響きは、千曲・犀川の川音にも似ている。
  • 黒田如水
    3.9
    『新書太閤記』の一大分脈を成すのが、本書である。秀吉といえども、独力では天下を取れなかった。前半は竹中半兵衛の智力をたより、後半は黒田如水を懐刀とした。如水は時勢を見ぬく確かな眼を持ち、毛利の勢力下にありながら、織田の天下を主張。また、荒木村重の奸計に陥り、伊丹城地下牢での幽囚生活を余儀なくされながら、見事に耐えぬく。――若き日の如水を格調高く描く。
  • 榊原康政
    4.3
    徳川四天王の一人に数えられる榊原康政。若き彼は、今川義元の横死によって岡崎に逃げ戻った家康と、師・登誉上人の「厭離穢土」教えに従い、主従の固い契りを結ぶ。以後、乱世終息に殉じることを信条とし、時に憤り、時に惑いながらも、家康の天下人への道を支えていくのである。紊乱の世にありながら爽やかな、そして信念ある康政の生き方を活写する長編力作。
  • 翔竜 政宗戦記 1 天翔の謀
    4.0
    英雄いまだ遅からじ!天正13年、戦国の世は羽柴秀吉のもとに終息するかと思えたとき、奥羽の地から一匹の竜が飛翔しようとしていた。独眼竜、伊達政宗である。己の弱さを断ち切るかのように右目を潰した政宗は、家督を継いで一年後、畠山義継の凶行により父を喪う。復讐を誓い、兵を挙げた人取橋の合戦が、政宗の未来を変える。客将として麾下に入る謎の僧侶・天海。股肱の臣・片倉景綱とともに目指すは、天下への足掛かりである奥州の統一。今、若き竜の行く手には、果てしない世界が広がっている!

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  • 電撃・大和艦隊1 激闘!! 珊瑚海海戦
    -
    真珠湾奇襲攻撃から4カ月後、16機のB25が東京を報復空爆した。同時期、遭難中の鳴海大輔と片山丈が豊後水道で救出され、「大和」の中で覚醒した片山は、執拗に東京空襲を訴えていた。彼には断片的に未来が見えるのだ。連合艦隊司令長官・山本五十六の知遇を得た二人は、『特命参謀』として「MO」作戦に投入されるや、珊瑚海海戦を有利に戦い抜く。その折、鳴海も己の不思議な能力に目覚めていた。次々と戦功を挙げる二人は、正攻法では勝てない米国に対抗すべく「大和」を超弩級高速戦艦に改造。そして、波頭を蹴立て向かうは、日米が太平洋の覇権を賭け雌雄を決するミッドウェイ。

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  • 超空の叛撃1 引き裂かれた日本
    -
    1946年、原爆投下の後も降伏しなかったもう一つの日本では本土上陸作戦が決行され、連合国によって四分割された。東北・北海道はソ連、本州中央はアメリカ、西中国・九州はイギリス、四国は中国である。東京都心もまた分断された。だが、ソ連はさらに南下し、日本全土占領を目論む。悲惨な日本の危難を救うために自衛隊は、遂に海自二個護衛隊群、陸自五個師団、空自F-15J飛行隊の精鋭軍を送り込んだ……。

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  • 超空の決戦1
    5.0
    平成14年9月20日、航空自衛隊百里基地に、二式複戦「屠龍」が出現!搭乗員の中尉は『昭和20年9月』の過去から来たと主張する。驚くべきことに、昭和20年9月の日本は、本土防衛戦の真っ最中にあり、連日、B29の無差別戦略爆撃に晒されていた。米軍の本土上陸作戦発動が迫る。“もうひとつの日本を救え”時空を超えたレスキュー・ミッションは成功するのか――!?

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  • 超空の艦隊 エクストラ ファイナル・カウント・ダウン
    5.0
    ハワイ時間の早朝0800時。恐るべきスピードをもつ流線形の航空機隊がオアフ島上空に襲来した。島の三つの飛行場はたちまち炎上、無力化され、パールハーバーはもはや大型艦艇は残っていない。それに要した時間はわずか30分――そして四月二五日0600時を期して、日本はX兵器の使用による米国本土カリフォルニア上陸作戦に踏み切った!迫り来る人類史の危機に凝結する日米軍の白熱戦の行方は!?

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  • 超空の艦隊 (1) Z部隊出撃す!
    2.0
    エンタープライズを守っているのは、戦艦ノースカロライナ、重巡ポートランド、軽巡アトランタ、それに駆逐艦四隻である。大音響とともにオレンジいろの閃光が光った。それは、なだしおから飛来したハープーン・ミサイルだった。ものすごい炎が噴き上がり、空母エンタープライズの飛行甲板に巨大なクレーターを空けた。Z部隊の戦火が切って落とされた!

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  • 蒼海の盾1 ミッドウエイ大激突戦!
    -
    1~3巻880~935円 (税込)
    日米合同演習を終え、帰投中のイージス艦「おおあそ」が原子力空母「エンタープライズ」と共に消息を絶った。なんと二艦は、日・米が血を血で洗う昭和17年の太平洋のド真ん中にタイムスリップしてしまったのだ。山本五十六連合艦隊司令長官の下、日本帝國海軍はミッドウェイ作戦を展開中であったが、南雲機動部隊は同作戦に失敗し、空母「赤城」が米機動部隊の猛攻撃で、沈没の危機に瀕していた。これに対し「おおあそ」は、南雲部隊の支援戦闘に入った。米太平洋艦隊を叩き潰すのだ!攻撃ヘリ・アパッチが発艦し、遁走する敵空母に対艦ミサイル・ハプーンが発射される。日本の未知なる戦史の幕が今開かれる!

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  • 戦国覇王伝1 乱世ふたたび
    4.5
    奥州藤原氏の後裔を自認する伊達政宗は、いよいよ、天下を賭けて策動を開始し、関東の覇者・徳川家康の前にたちはだかる。信長、秀吉の手を経て終息に向かいつつあるかと思われた戦国の世は、いま、ふたたび息を吹き返した!

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  • 戦国の覇者1 信長を獲れ!
    4.0
    天正三年五月――長篠の戦いが勃発した。信長・家康連合軍の楽勝かに見えたそのとき――武藤喜兵衛(のちの真田昌幸)の奇策により、連合軍の鉄砲隊が撃破される!!辛くも勝利を得た信長だったが……その夜、俘囚の身となってしまう!信長の生涯最大の油断をついた猛者の行動が、天下に戦雲急を告げ始め――新たな覇者を決めるべく、秀吉・家康・光秀が関ヶ原で激突する!!

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  • 荒鷲の大戦1 大戦勃発
    -
    鋼鉄の怒濤が激突する、新たな大戦が始まる!!“日本連合皇国”は、共産主義革命崩壊後のロシアでロマノフ帝政の復興を進めていた。日露戦争の過去を超え、王族の血脈の混交により、結びつきを強める日本連合皇国とロシア帝国―――。だが、日本の強大な経済力とロシアの豊かな資源と領土に、米・独・英・仏を中心とする欧米列強は野心を剥き出した! 壮大なスケールで描く、大河戦記シミュレーション!!

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  • 軍艦越後の生涯 (1) 大艦巨砲の宴
    5.0
    昭和10年、中国大陸における日本海軍機の米艦誤爆事件は、経済破綻で疲弊したアメリカに、対日開戦の格好の口実を与えることとなった。合衆国海軍は対日渡洋作戦『皇帝の道』を発動!それを迎え撃つは、世界最大にして日本海軍最強の戦艦『越後』!「モンタナ」の16インチ砲と「越後」の51サンチ砲が激突する――!!海軍軍縮条約が締結されなかった世界を舞台に、米国のダニエルス・プラン戦艦と大日本帝国海軍の八八艦隊の艦隊決戦が繰り広げられる!

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  • 小説 小栗上野介 日本の近代化を仕掛けた男 上
    4.0
    「いまの徳川幕府の体制では、絶対にこの国難を切り抜けることはできない」――1853年、ペリー来航で揺らぐ幕末。徳川武士の小栗上野介は、近代化こそが日本の生きる道と信じ、遣米使節団の一員として渡航する。目的は、不平等条約の是正と西洋文明を学ぶこと。だが、彼を待ち受けていたのは――。幕府に仕えた一人の異才を通して、幕末史の裏側に迫る長編。2027年NHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」(松坂桃李主演)の主人公について知ることができる一冊。

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