無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
「十返舎一九」といえば「東海道中膝栗毛」。
恥ずかしながら、これまで単なる知識としての名前しか知らなかった。
「弥次さん」「喜多さん」に至るまでの、人として、男として、
そして、作家としての苦悩が、ていねいに描かれていて、
読後、ずっしりとした感動に満たされる・・・。
当時の歴史についても、くわしく描かれていて、
そうした背景を知ることも楽しみを増幅させてくれた。
主人公・一九さんが、
どうしても旅に出たくなってしまう心・・・
ひとところにとどまっていられない心・・・
強く共感して、一層、読後哀しみが深くなり、
感動も心の奥底に沈み、読後まだまだ、ひろがり続けている・・・。
Posted by ブクログ
台風のお陰で
ぽっかり できた
家に居つく休みの一日
朝から 不穏な空の様子
そのうち ぱらぱらと落ちてきたなと
思ったら
そのうち ものすごい風が…
さて どうしよう と 思ったた時に
ふと目に留まった一冊
ページをめくって
ものの十分もせぬうちに
すっかり江戸期の大阪の町に
連れていかれていた
さすがに
松井今朝子さん
江戸期の浄瑠璃事情、読み本事情を
ベースに、
その時代のスーパースターたち
十返舎一九を筆頭に戯作者たちが
綺羅星の如く登場する
物語の面白さは言うまでもなく
その時代に生きた
人たちの相互関係、互助関係が
なんとも興味深く語られていく
ふと 気が付くと
いつのまにやら
大雨と大風を
もたらした台風もいつのまにやら
過ぎ去って
夕方の草叢の中から
コオロギたちの声が
届いておりました
Posted by ブクログ
文庫化を待っておりました。嬉しい‼
本書の前半は大阪が舞台で、「プリンセス・トヨトミ」を読み終わったばかりの自分は「大阪」らしさとはなんぞやとか思いつつ読んだりしました。
本作もさまざまな情報がてんこもりで、しかもそれが香道だったり江戸時代の出版界だったり旅であったりといちいちツボにはまるので楽しく嬉しく。
ただ、一九のことをあまりにも自分が知らなかったせいか、仕掛けがどうもピンときません。たぶん感の良い読者だったら文庫本裏表紙の紹介や書評を読んでから手に取ると、半分すぎたあたりでハハアと思うはず。ただ、それがうまく生きているのかどうか判らないんです。
人生再生の物語と読んじゃうと単純すぎるでしょうし。書き込まれたアレコレ、当時の出版界オールスターの描写を楽しめばよいのかな。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。