著者さん曰く、出版社に新人を育てる余裕がなくなって作家も使い捨ての時代になったことに危機感を持たれて書かれた本。松岡圭祐 さんの『小説家になって億を稼ごう』は良い指南書だそう。ただし天才じゃない大部分の人は億は稼げません、でも生活費なら稼げます、というスタンス。
具体的な初版部数の今昔(10年前1
...続きを読む万部、令和6千部、文庫は4千~7千部)、なろう系に関する実話から昔にさかのぼって著者さんが書籍を出せた経緯。
後半はデビュー後の出来事が書かれています。様々な編集者さんやパクられた経験、好きなジャンル(架空戦記)の衰退などなど。
著者さんはなろう系もいずれ衰退すると予測されてますがどうなるでしょうね。個人的には、なろう系のサイトって同人誌即売会みたいなコミュニティのようだと感じているので、出版にこぎつけるという観点では規模が縮小分散するかもしれませんが、コミュニティとしては残りそうだと思っています。
#NetGalleyJPで読みました。