第二警察

吉田親司

架空戦記の雄による傑作ポリティカル・フィクション

改変世界の2040年、第二警察なる組織により社会を変革しようとした女性・韋駄アキラの謀殺は、世界に巨大なる波紋をおよぼす──

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: SF・ファンタジー / SF（国内）
• 出版社: 早川書房
• 掲載誌・レーベル: ハヤカワ文庫JA
• ページ数: 432ページ
• 電子版発売日: 2025年11月19日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[ブクログ · ★★★★★]

ワールド・ウォー・Zスタイルの、証言と報告書による「日本が世界を支配している」世界線の、近未来日本と世界を股にかけた陰謀の数々。
トリックスター、その名は「韋駄アキラ」
黒幕の中の黒幕。

いや、充分に楽しませて貰った。
早川の英断に感謝を。
そして、通常スタイルの小説の三倍の労苦を賭けて、こいつを仕上げた吉田親司先生に乾杯を。

[ブクログ · ★★★☆☆]

第二警察というタイトルと表紙絵に惹かれて購入。
話のほとんどが、インタビューや音声記録等で進行していき、後々点と点がつながっていくスタイルの作品でした。書き方は面白く、苦もなく読むことができます。
感想としてはあまりストーリーに驚きなどがなく結末もある程度予測できてしまいます。
いかんせん韋駄アキラが有能すぎます。
彼女ならやれるだろうし、やるだろう。後半は一種冷めたような目線で読み切ってしまいました。