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Posted by ブクログ 2020年04月27日
見どころ:分厚い文庫だが、前半は淡い恋物語、途中から運命に翻弄される切ない二人の話、最後は残されたきよのその後と、物語が大きく移り変わっていくので読み飽きない。女性視点で書かれており、恋愛感情の描写などは自分にとっては読みやすかった。主君のために尽くし、命さえ差し出すことが当たり前だった時代の武士と...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月23日
『堀部安兵衛』に引き続き元禄赤穂事件の時代小説を手にとった。後に六代将軍・家宣の側室となり、七代将軍・家継の生母となったお喜世の方が、実は赤穂浅野家の侍女だったという、史実の隙間を突いた驚きの設定。赤穂事件は義士の切腹だけでは終結せず、義士の子らにも類が及んでいたとは知らなかった。きよ(お喜世の方)...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月20日
読み終わった時、「この話、ドラマ化したら面白いかも!」と思ったら、既にドラマ化されていました。(「忠臣蔵の恋」)主役のきよ役は、武井咲さん、イケメン十郎佐衛門役は、福士誠治さん なのですね。
個人的には、村松三太夫が不憫でなりません。きよは罪な女性ですな・・。
討ち入り後から、きよの人生が大きく変わ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月06日
内容(「BOOK」データベースより)
赤穂浅野家に仕えるきよは浅草小町と謳われる美女。当主内匠頭の寵臣礒貝十郎佐衛門と、夫婦の約束をしている。だが、内匠頭が吉良上野介を殿中で斬り付け、お家は断絶。礒貝は、家老大石らとあだ討ちを画策する。きよは恋と忠義のはざまで、討ち入りの日を迎える。本懐後も忠義を...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月21日
主人公きよは赤穂藩主の正室亜久里の侍女。
そのきよの視点から描いたもう一つの忠臣蔵が本書。
前半は初恋に燃え立つ少女、中盤は主である亜久里のため目となり耳となり藩士の動向を伝えるものとして、そして後段では討ち入り後の志士子息の助命と赤穂藩再興に働く。
嫁入りのための腰掛程度に考えていた大名家の侍女と...続きを読む
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