岩に牡丹

岩に牡丹

2,200円 (税込)

11pt

4.0

鉱山の指導で秋田を訪れた平賀源内にその画才を見出され、『解体新書』の絵師に大抜擢された下級武士の小田野直武。故郷に戻って安穏と暮らしていたが、江戸出仕の密命が下る。源内は老中・田沼意次と秋田の佐竹家を強請ろうとしていた。講釈の発禁本、銀札の改定、蘭画、相次ぐ変死など、史実に基づく歴史ミステリの佳品。

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岩に牡丹 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    初出2023〜24「小説新潮」

     秋田藩(久保田藩=佐竹家)の家臣に小田野武助(直武)という画家がいて、江戸で平賀源内・司馬江漢から蘭画を習い、杉田玄白の「解体新書」の挿絵を描いたというのは史実なのだろう。

     源内が佐竹家の存亡にかかわる密書を持っているという情報がもたらされたため、この武助が源

    0
    2025年03月19日

    Posted by ブクログ

    「六郷宿は、雪の訪れこそまだないものの、吐く息が白くなるくらいには冷え込んでいたはずだ。」「道端の小暗い木陰には霜が降りていたかもしれない。」という描写が冒頭にあり、「おや」と首を傾げた。この小説はどういう視点で書かれているのだろう。想像や予測、そんな視点は作者自身の視点でしょうか。少なくとも、この

    0
    2025年09月03日

    Posted by ブクログ

    平賀源内が武助に託した密書。其処には一体何が書かれていたのだろうか…己の保身に権力を行使し、描画を嗜む彼らを無き者にする田沼意次に憤慨。田沼の底知れぬ欲深さは噂通りであり、また源内の最期は想定外だった。

    0
    2024年11月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    良い。
    品のある作品。
    江戸時代、戦は無かったが、武士の時代で血なまぐさい組織を守る水面下の戦いはあった。なんか、組織のために個人が犠牲になる構図は今も変わらない。

    0
    2025年01月25日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    秋田蘭画と佐竹騒動の後始末を巡る歴史ミステリー。

    小田野直武と秋田蘭画はなんとなく知っていましたが、本作の三人の主人公たちの画に対する真摯な向き合い方が清々しい。
    美術歴史小説としても、お家騒動時代小説としても面白く作れそうな素材を源内の死や直武の死をミステリー仕立てにしているところが面白いです。

    0
    2025年05月21日

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