国内小説の検索結果

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  • 日本エッセイ小史 人はなぜエッセイを書くのか
    4.5
    『枕草子』『土佐日記』の昔から日本人に親しまれてきた「エッセイ」。「昭和軽薄体」の大ブームや芸能人エッセイの人気、そして高齢者エッセイの百花繚乱ぶりなど、いつの世も「エッセイ」は時代とともにある。 では「エッセイ」とは何か? 「随筆」「コラム」「ノンフィクション」とどう違う?  「エッセイ」を読んだことのない人はいないはずなのに、意外と誰も答えられない「エッセイ」の正体。 「エッセイスト」を名乗り講談社エッセイ賞選考委員を長らく務めてきた「エッセイの専門家」である著者が、時代を彩った大ヒット名エッセイ160余作品をひもときながら、満を持して真正面から「エッセイ」を縦横無尽に語り尽くす! エッセイストがエッセイについて綴るエッセイ、ついに登場。
  • VISION 夢を叶える逆算思考
    4.5
    1巻957円 (税込)
    世界最高峰のプレミアリーグで日本人史上初のシーズン2桁得点を記録するなど、歴史を塗り替え続けるサッカー日本代表・三笘薫選手。2023年に発売され、大きな話題を呼んだ同選手初の著書『VISION 夢を叶える逆算思考』が、ついに文庫化! 普通のサッカー少年だった三笘選手が、今や日本を代表する選手にまで成長し、なぜ“世界のMITOMA”と評価されるようになったのか。サッカーとの出会いから、現在に至るまでのキャリア全秘話が初めて明かされる。三笘選手を形作る「120のメソッド」を全公開―!
  • クワトロ・フォルマッジ
    4.5
    ピッツェリア《デリンコントロ》は、店長と四人の従業員で営む小さな人気店。店長が不在の冬の一日、従業員もお客様も、いつもとどこか違っているようだ。そしてディナータイム、一見で訪れた怪しい客がピザを食べた途端、死亡してしまう。訪れた警官の事情聴取が始まると、思いがけない人間関係が明らかになって――。ミステリーの名手が仕掛ける一夜の華麗なマーダーミステリー!
  • 春の星を一緒に
    4.5
    1巻1,782円 (税込)
    救いと慈愛に満ちあふれた、感涙医療小説。 奈緒(40歳)はシングルマザーの看護師として涼介と寄り添い生きてきた。その涼介も高校生、進路を考える年齢に。そんな折、大きな転機が訪れる。敬愛する医師三上の誘いもあり、思い切って東京の緩和ケア病棟で働くこととなる。死を間近に見つめる毎日の中、その瞬間まで幸せに生ききり希望を持てる最期を模索し続ける奈緒。一方、涼介は強く大きい夢を抱く。それは奈緒の夢でもある。母子の夢の行方、そして三上と奈緒のこれからは・・・・・・。  緩和ケア病棟を舞台に、綿密な取材と著者自身の看護師経験に基づく圧倒的リアリティ、温かな視線で人々の生き様、死に様を丁寧に紡ぐ。懸命に生きるすべての人々に送られる慈愛のエールに癒やしの涙は必至です。
  • 小説 不思議の国でアリスと  -Dive in Wonderland-
    4.5
    「失敗しないように空気を読んでるはずなのに、みんなと同じようにやってるのに、なんでうまくいかないんだろう――」 日々の生活や就職活動に不安を感じて人生に迷いを抱えていた大学生の安曇野りせに、ある日、亡き祖母が遺した招待状が届く。導かれるままたどり着いたのは“不思議の国”。 そして、その入口でアリスという少女に出会う――さらには、白ウサギや青虫、ハートの女王にトランプ兵、マッドハッターと三月ウサギ、ハンプティダンプティ、双子のトゥイードルダムとトゥイードルディーにチェシャ猫に……次々にりせの前に現れるへんてこりんな不思議の国の住人たち! そして、巻き起こるハチャメチャな大騒動!? アリスとめぐる、とびっきりおかしな冒険。道に迷ったら、楽しい方へ! 劇場アニメ「不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-」を小説化。
  • 結界師の一輪華
    4.5
    1~6巻682~748円 (税込)
    「俺の嫁になれ」 見捨てられた落ちこぼれ術者は、傲岸不遜な若き当主に愛される。 契約結婚から始まる、大逆転劇。 遥か昔から、5つの柱石により外敵から護られてきた日本。 18歳の一瀬華(いちせ・はな)は、柱石を護る術者の分家に生まれたが、幼いころから優秀な双子の姉・葉月(はづき)と比べられ、虐げられ続けてきた。 ある日突然、強大な力に目覚めるも、華は静かな暮らしを望んで力を隠し、自らが作り出した式神たちと平和な高校生活を送っていた。 だが新たに本家の当主となった、傲岸不遜だが術者として強い力を持つ男・一ノ宮朔(いちのみや・さく)に見初められ、強引に結婚を迫られてしまう。 期限付きの契約嫁となった華は、様々な試練に見舞われながらも、朔の庇護下で本当の自分の姿を解放し始めて――? 「お前が幸せであるよう夫としてできるだけのことをする。だから俺のそばにいろ」 大ヒット『鬼の花嫁』のクレハが贈る、新たな和風恋愛ファンタジー!
  • 水族館ガールNEO
    4.5
    イルカも、ペンギンも、ガール達も、帰ってきた!! けど、水族館はまたまた大ピンチ! 感動のNO.1水族館&お仕事小説、新章開幕! シリーズ累計50万部突破! 海や水辺の生きものたちの〈なぜ?〉が満載! 水族館にある”汽車ぽっぽ”とは? チンアナゴは引き抜いたらどうなる? テッポウウオの水鉄砲はなぜ当てられる? イルカはどこまで考えてジャンプしてる? デンキウナギの電気でエネルギー不足を解決? カニ娘にちりめんモンスター? 〈感じる水族館〉がアツい! 水族館存続の危機は終わっていなかった――再びの大企業連合買収計画に対抗するため、 飼育員・由香は梶、新スタッフの咲子、実習生・宮川らと新しい水族館の運営方針に取り組む。 カニダンスやチンアナゴ、ちりめんじゃこの五感展示、デンキウナギで発電…様々な企画にチャレンジするなか、恋物語も進展の予感が?  大人気お仕事小説、新ステージ開幕! 目次 Contents プロローグ 第一プール 水族館の壁  第二プール カニ娘ショック  第三プール 感じる水族館、フ、フ、フ  第四プール ちりめんじゃこの山  第五プール 恋と決意と特別企画  第六プール 水族館のクリスマス  エピローグ  参考文献とあとがき
  • 80歳、私らしいシンプルライフ
    4.5
    東京から安曇野に移住して16年。元『装苑』編集長、初のエッセイ 第2の人生を自分らしく楽しむ、シンプルで心地よい暮らしとおしゃれの工夫 60代で長野県安曇野市に移住し、第2の人生をスタートさせた元『装苑』編集長、德田民子さん。移住のきっかけは、夫婦で訪れたドライブで眼前に広がる美しい北アルプスの風景だった。たくさんのものを手放し、暮らしをリセットする中で気づいたのは“シンプルって、心地いい”ということ。 移住から16年。四季のはっきりした安曇野での暮らしやおしゃれの工夫、毎日をごきげんに過ごす秘訣など、80歳を迎えた德田さんの心豊かな日々をご紹介します。 第1章 安曇野で始めたセカンドライフ 第2章 シンプルで心地よい暮らしのマイルール 第3章 おしゃれこそ元気の素 第4章 四季を楽しむ家しごと 第5章 毎日をごきげんに過ごしたい
  • 異世界から飛ばされて来た鑑定娘は、占いで生計を立てる
    4.5
    《上級鑑定士》であるリリシャは、勇者達と共に魔帝を倒すことになり、無事に討伐成功。 しかし、リリシャは魔帝の魔力暴走で見知らぬ世界《にほん》に飛ばされてしまう。 異世界に飛ばされたリリシャを助けたのは人と人の『縁を切る』不思議な能力を持ったホストの伊藤桐人だった。 彼のもとで占い師として暮らしていたリリシャはある日、桐人が受けた『縁切り』の依頼を手伝うことになり……。 鑑定少女と縁切りホストの不思議な同居生活からはじまる、 魂の鑑定と縁切りが織りなす、現代ファンタジー。
  • レゾンデートルの祈り
    4.5
    安楽死が合法化された未来の日本。 安楽死を希望する者は人命幇助者〈アシスター〉との最低十回の面談が義務付けられていた。 新人アシスターの遠野眞白は、神奈川県・江ノ島の〈ラストリゾート〉で、死に救いを求める安楽死希望者と出会い、向き合っていく。 暗闇の奥底に「生きたい」があると信じ、希望の光を照らしたい。もうあの日の後悔を繰り返さないために。 話題沸騰の命の物語。書き下ろし短編「約束の花」を加え、待望の文庫化。
  • 千羽鶴(新潮文庫)
    4.5
    菊治は、かつて父の愛人だった茶の師匠・栗本ちか子から、茶会の案内状をもらう。菊治に、弟子である美しい令嬢を紹介するというのだ。ところが茶会には、令嬢だけでなく、栗本の後に父の愛人となった太田夫人と、その娘も現れて……。時代を超えて受け継がれていく茶器と、それを扱う人間たちの愛と哀しみの物語。ノーベル文学賞対象作品。菊治のその後を描く「波千鳥」(続千羽鶴)を併録。(解説・山本健吉、恩田陸)
  • 掌の小説(新潮文庫)
    4.5
    1巻1,100円 (税込)
    両親を早くに失った私は、幼い頃から祖父を一人で介護していた。私が十六歳の時に祖父が亡くなり、火葬され……。自伝的な「骨拾い」のほか、「伊豆の踊子」の原形をなす「指環」、謎めいた高貴な少女が馬車を追いかける「夏の靴」、砕け散ってしまった観音像を巡る「弱き器」など、四十年以上にわたり書き続けられた豊穣なる掌編小説122編。神秘、幻想、美的感受性等、川端文学の粋が凝縮されている。(解説・吉村貞司、小川洋子)
  • 誰が世界を支配しているのか?
    4.5
    トランプの猛威、ガザの惨状、泥沼のウクライナ情勢。すべては2017年に著された衝撃の書によって予言されていた!! "現代アメリカ最高の知性"と称されるチョムスキーが、世界を混乱と悲嘆に突き落とす元凶に舌鋒鋭く迫る。権力に利用されるメディア、いわゆる「知識人」の本当の姿、戦争の陰で甘い汁を吸う存在――私たちの世界は何によって変えられ、どこに向かおうとしているのか? この世界の"真の支配者"の正体とは? 混迷を極める今こそ読むべき名著、待望の文庫化。
  • 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫)
    4.5
    「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」幼馴染の島崎みゆきにそう宣言したのは、中学二年生の成瀬あかり。閉店を間近に控える西武大津店に毎日通い、ローカル番組の中継に映るといいだした。さらに、お笑いコンビ・ゼゼカラでM-1に挑み、高校の入学式には坊主頭で現れ、目標は二百歳まで生きること。最高の主人公の登場に、目が離せない! 本屋大賞を受賞した圧巻の青春小説!(解説・森見登美彦)
  • フロントライン
    完結
    4.5
    全1巻1,760円 (税込)
    2025年6月13日(金)全国で映画公開! 超豪華出演陣! 小栗旬/松坂桃李/池松壮亮/窪塚洋介 ほか ――事実に基づく物語―― 2020年2月、 新型コロナウイルスの感染者を乗せた船が、横浜に入港した。 乗員・乗客およそ3700人。 未知のウイルスとともに、逃げ場のない海の上の豪華客船に閉じ込められ、 感染は瞬く間に広がっていく。 「今、船内にいる医師はわずか3人。 ウイルス対応がDMATの専門外であることは承知しています。 でも、日本国内にウイルスを持ち込まないためには、 誰かに船に乗っていただくしかないんです」 災害派遣医療チームDMAT(Disaster Medical Assistance Team)は、 厚労省の要請を受け、ダイヤモンド・プリンセス号へと乗り込んだ。 乗客の命と、日本の安全を守るために――。 しかしマスコミは、彼らの懸命な救助活動を、 「ずさんな対応」「乗客を閉じ込めるのは人権侵害」と報道し、 DMATは激しいバッシングにさらされる。 それでも彼らは反論することなく、ひたすら救助活動に徹した。 「反論している時間なんてない。 命のために、やれることは全部やる。それがDMATだ」 これは、今までメディアで報じられることのなかった、 未知のウイルスに<最前線(フロントライン)>で挑んだ者たちの、 知られざる物語。 あの時、ダイヤモンド・プリンセス号の中で、 本当は何が起こっていたのか――? ※電子版には、初版限定映画特典はございません。ご了承ください。
  • 虚人たち 新版
    4.5
    同時に、しかも別々に誘拐された妻と娘の悲鳴がはるかに聞こえる。 自らが小説の登場人物であることを意識しつつ、主人公は必死に捜索するが……。 あらゆる表現上の実験が繰り広げられる前人未踏の長篇に、「「虚人たち」について」他エッセイ2篇と新規解説を収録。 著者が追究する超虚構文学の幕開けとなった記念碑的作品。 泉鏡花文学賞受賞。 〈解説 佐々木 敦〉 【目 次】 虚人たち エッセイ 「虚人たち」について 知の産業 ある編集者 解説 佐々木 敦
  • 実際に介護した人は葬式では泣かない
    4.5
    1巻1,870円 (税込)
    2025年には、人口のボリュームゾーンである団塊の世代が全員後期高齢者となり、高齢者の5人に1人が認知症になると言われているにもかかわらず、2026年には介護職員が約26万人不足するとの推計結果を厚生労働省が公表した。では、彼らの面倒は一体誰が見るのか? 記憶のメモリーが1分も保たず、感情のコントロールが利かなくなり、理解力や判断力も低下。足腰は弱り、自立生活が困難になっている高齢者の面倒を10年20年とみつづけなければならない家族の心身および経済的負担を考えたら、子ども世代、孫世代までも巻き込み家族全員が共倒れになりかねない。前作『寿命が尽きるか、金が尽きるか、それが問題だ』では、やっとの思いで介護施設に入所させたはいいが、想定外の事件が次々に勃発し、著者はストレスによる顔面神経痛や耳鳴りに悩まされる毎日。両親と子どものいない叔母夫婦の、4人まとめての介護はその後どうなったのか。前作同様きれいごと一切なし、介護の実態を赤裸々に綴る。いま、まさに介護に苦労している人々の心の叫びを代弁し、「早くお迎えが来て下さい」と祈ってしまうのはあなただけじゃない、あなたは悪くない、と介護者の気持ちを軽くしてくれるエッセイ。「大介護時代」必読の1冊。
  • 劇団拝ミ座 未練のひと時と異能の欠けた青年
    4.5
    【電子版巻末にはみっ君先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 生まれつき人や物から伝わる感覚を過敏に受け取ってしまう、感受性の高さに生きづらさを覚えてきた遥(はるか)は、ある夜、ウエディングドレスを抱えた男・雅(みやび)と出逢う。 彼に突如懇願されたのは、亡き者の心残りだった時間・場所・場面を演出し、再現して空に送りだす、『劇団拝ミ座』の活動協力だった。 劇団の長にして霊視と憑依の術を用いる、雅。 劇団の一員で衣装・メイク全般を担う、和泉(いずみ)。 霊を自分に憑依させ、誰よりも近くから想いに寄り添う、遥。 亡き者の「未練のひと時」と向き合うことで、生きる者もまた、自分の心と居場所を取り戻していく。 徐々に劇団三人の繋がりも強まる中、遥はやがて雅の大きな秘密に触れることとなる……。
  • 秘曲金色姫
    4.5
    1巻2,420円 (税込)
    秘すれば、花なり――。 そう微笑んだ彼女は、美しかった。 この世のものではあり得ぬほどに。 「パパの死体を捨てるの、手伝ってくれない?」 2021年、コロナ禍の新宿トーヨコ。 茨城を飛び出したジローは、キャイコと名乗る少女と出会い死体遺棄に協力する。 キャイコはなぜ父親を殺したのか、そしてジローはなぜ彼女を救ったのか? その答えは、遠い昔に失われたはずの能曲「金色姫」に秘められていた。 足利、豊臣、徳川。時代を超えて権力者を魅了したその舞が令和の新宿に顕現するとき、約500年にわたる祈りの物語が収束する。 気鋭のSF作家による、能楽×サスペンス×百合クロニクル、開幕!
  • 出獄記
    4.5
    1巻2,090円 (税込)
    刑務所で起きていることを、ほとんどの日本人は知らない――。 新潮ドキュメント賞受賞『獄窓記』の著者が20余年にわたり見つめ続けた日本の刑務所。社会の映し鏡である刑務所は時代と共に変化していく。死刑囚を収容する東京拘置所と名古屋拘置所、受刑者の3人に1人が無期囚という熊本刑務所、障害者や高齢受刑者が増え続ける和歌山刑務所、60カ国以上の外国人受刑者がいる府中刑務所、未成年者が服役する川越少年刑務所……。受刑者、刑務官、福祉関係者など様々な視点をつないで描く刑務所の物語。
  • 父の乳
    4.5
    「私は、自叙伝を書くつもりはなく、自分のうちにある“父”を、書きたいのである」──獅子文六は横浜の裕福な貿易商の家に生まれるが、十歳のときに父親を失い、その悲しみはいつまでも消えなかった。この慕情は六十歳で授かった息子への強い愛情へ変わる。本作は獅子文六の少年期から青年期までと、そこから四十年をへた晩年の愛息との日々を描いた自伝的作品。解説 岩田敦夫
  • 60%
    4.5
    マネーロンダリング専用の投資コンサルティング会社「60%」が扱うのは、裏金、隠し資産、麻薬の売上……。主人公・柴崎純也は、従来の反社会組織とは違う不思議なコミュニティを形成し、強い絆で勢力を拡大していくが、やがて絶体絶命の破滅が訪れる。信ずるべきは誰なのか!? 恩田陸さん激推しの「仙台ノワール」第1弾! 第26回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作!
  • 宙ごはん
    4.5
    本屋大賞ノミネート作、待望の文庫化! 宙には、育ててくれている『ママ』と産んでくれた『お母さん』がいる。厳しいときもあるけれど愛情いっぱいで接してくれるママ・風海と、イラストレーターとして活躍し、大人らしくなさが魅力的なお母さん・花野だ。二人の母がいて「さいこーにしあわせ」だった。 宙が小学校に上がるとき、夫の海外赴任に同行する風海のもとを離れ、花野と暮らし始める。待っていたのは、ごはんも作らず子どもの世話もしない、授業参観には来ないのに恋人とデートに行く母親との生活だった。 代わりに手を差し伸べてくれたのは、商店街のビストロで働く佐伯だ。花野の中学時代の後輩の佐伯は、毎日のごはんを用意してくれて、話し相手にもなってくれた。ある日、花野への不満を溜め、堪えられなくなって家を飛び出した宙に、佐伯はとっておきのパンケーキを作ってくれ、レシピまで教えてくれた。その日から、宙は教わったレシピをノートに書きとめつづける。 ──きっと、この物語はあなたの人生を支えてくれる。 文庫化にあたり、単行本の初版カバーに掲載した掌編に加え、書き下ろし掌編を収録。 解説は、作家の寺地はるなさん。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『宙ごはん』の文庫版となります。
  • 死神姫の白い結婚 解けない運命の赤い糸
    4.5
    異形を狩ることを生業とする、祓い屋の名家の娘・神崎雛乃。近付くものの生命力を吸い取る異能を持つ彼女は「死神姫」と呼ばれ、周囲に疎まれ孤独に生きてきた。 そんなある日、敵対する一族の元当主・龍ヶ峰雪嗣への嫁入りの話が舞い込む。形式上の婚姻ととらえる雛乃だったが、「不老不死」の異能を持つ雪嗣は、雛乃の傍にいることができる唯一の人だった。ふたりは運命に導かれるように惹かれ合うが…?
  • 『高宮麻綾の引継書』ビギナーズブック
    無料あり
    4.5
    【まるごと1章を無料で試し読み!】 本書では『高宮麻綾の引継書』(城戸川りょう著)の冒頭部分まるごと1章を無料で読むことができます。 さらにはイラストレーター・中島花野さんによる登場人物紹介や、刊行までの思いをつづった城戸川りょうさんの記念エッセイも収録。 ◇目次より *イラストつき登場人物紹介 *冒頭まるごと試し読み *刊行記念エッセイ 城戸川りょう「仕事や組織の中で「何くそ」と一度でも思ったことがある人にはぜひ手に取ってほしい。」 『高宮麻綾の引継書』内容紹介 \こんな会社辞めてやる! そう思ったことがある人、全員集合!/ ビジコンで優勝した新規事業が親会社に潰された。理由はリスク回避。「ムカつく奴はぶっ倒す」入社三年目・高宮麻綾の逆襲が始まる。 忖度、義理、出世……それって昭和の話? いえいえ、いつの時代も会社はややこしくって面白い! 今日の味方は明日の敵――めくるめく令和のサラリーマン小説が爆誕。 ★松本清張賞選考会で話題沸騰★ 完成度が高いエンターテインメント作品。構成の密度、キャラクター設定ともによく練られていて、著者はエンタメの世界で即戦力の持ち主だと感じた。――辻村深月(作家・松本清張賞選考委員) 勢いに引っ張り込まれた。非常に良くできた作品で、私などは見事に感情をコントロールされたクチである。私はこの作品を一推しした。――森絵都(作家・松本清張賞選考委員) ※本書『「高宮麻綾の引継書」ビギナーズブック』は電子書籍オリジナル編集です。 ※『高宮麻綾の引継書』は文藝春秋より2025年3月6日発売予定です。第2章以降は本編をお楽しみください。
  • 万事オーライ 別府温泉を日本一にした男
    4.5
    宇和島の米穀商の息子として産まれた油屋熊八は、株で財を成すも日清・日露戦争後の株の動向を読み誤って大損し、財産を失う。再起を懸けたアメリカ渡航でも成果は得られなかったが、四十八歳にして大分県別府で宿屋を始めたときから、熊八の第二の人生がスタートした! 地元の反対や資金あつめなど、様々な困難を「万事オーライ」の精神と柔軟なアイディアで乗り越え、仲間や妻とともに別府温泉を日本一へと導いた実在の人物を描く歴史長編。
  • 私の魔法使い 虐げられた少女は美しき王弟殿下に見初められる
    4.5
     幼い頃に両親を亡くしたソフィは父の生家である伯爵家に引き取られ、過酷な労働の末、王宮の下働きに出されることに。新天地で生活が改善されるかと思ったが、九歳の時に負った醜い火傷痕のせいで孤立してしまう。しかし、宮廷薬師と出会い、火傷痕を治す研究の傍ら化粧の技術を磨いたことが切っ掛けで王妃の専属化粧係に抜擢され! ?  そんなある日、王妃の生誕祝賀会に魔法大国から美貌の王弟ジークベルトが来訪することに。彼は王妃の化粧を見て、化粧係は誰かと尋ね──。
  • 命をつなぐ猫のいる教室
    4.5
    1巻858円 (税込)
    発達に特性のある子どもの学習を手伝う放課後等デイサービス施設「パルマ」で働く夏帆は、愛猫のツムジと一緒に暮らしている。しかし、ある日ツムジが体調を崩し、悪性リンパ腫の診断を下される。子供たちの目に触れないようにすることを条件に、ツムジを施設に連れてくる許可を教室長である大瀬良から得る夏帆だが、不慮の事故で子供たちにツムジが見つかってしまう。余命わずかな一匹の猫とハンディキャップを持つ子供たちの交流を通じて、生きることの難しさと尊さを描く感動作!
  • 軽いめまい
    4.5
    郊外の住宅地にある築七年の中古マンションで、夏実は夫と小三と幼稚園児二人の息子と暮らしている。専業主婦の暮らしに何といって不満もなく、不自由があるわけでもない。けれど蛇口から流れる水を眺めているときなどに覚える、放心に似ためまい――。 1990年代の東京。「中産階級」の変わることのない日常? 2023年にポリー・バートンによって英訳され、ニューヨークタイムズやアトランティック誌で書評されるなど話題となった。 生活という日常を瑞々しく、シニカルに描いた傑作中編小説。 ケイト・ザンブレノ 「あまりに退屈で売春を始める主婦たちの話が気の利いた挿話として登場するように、たとえばブニュエルの、たとえばゴダールの、たとえばシャンタル・アケルマンの、売春する主婦たちについてのあらゆる映画への目配せがこの小説には見られるのだが、ただしこの小説の中では何も起こらず、退屈そのものがポイントで、じゃがいもの皮はただ剥かれ、皿はただ洗われ、けれど時々、ほんの時折、家事にまつわる瞑想的な瞬間、クラクラするような、あるいはぼうっとするような感覚がふと訪れることがあり、たとえば洗い物をしているとき、蛇口から紐のように絶え間なく流れ出す水や、流れていく水のきらめきに心を奪われてしまう、それこそがポリー・バートンによって「軽いめまい(ルビ:マイルド・ヴァーティゴ)」と訳出された感覚で、この言葉は小説の八番目のセクションのタイトルにもなっている。」  「解説」より
  • 正午派2025
    4.5
    作家生活40周年!究極の「佐藤正午読本」! 佐藤正午デビュー25周年を記念した単行本『正午派』の刊行から15年──作家生活40年の増補版として新たに編纂された文庫オリジナル【完全保存版】。 短編小説もエッセイも、すべての原稿が文庫初収録! 数多の秘蔵原稿とともに40年にわたる作家の足跡を追う! *収録内容の一部をご紹介* ▼編集者の指導で何回も書き直した「すばる文学賞受賞のことば」 ▼地元・佐世保のタウン誌で連載された貴重な〈自著解説〉 ▼名作『鳩の撃退法』の原形か? 短編小説「流れる」「トラブル」 ▼選考委員を5年間つとめた携帯メール小説大賞〈選評〉 ▼西日本新聞でしか読めなかった連載「佐世保駅7番ホーム」 ……などバラエティに富んだ原稿が満載。 「ともかくここまでは来た。将来的に、さらにこの文庫の最新版が編まれる可能性は限りなくゼロに近いだろう。それはわかっている。ここまでかもしれない。ただ、それはそれとして、僕が現役の作家でいるあいだはここが行き止まりでもない」(本書「あとがき」より抜粋) 佐藤正午さんの「ここまで」を振り返るには必携、そして「ここから」がますます楽しみになる1冊です。 (底本 2025年1月発売作品)
  • 大友の聖将
    完結
    4.5
    全1巻968円 (税込)
    大友宗麟に仕える柴田治右衛門は、目的のためなら殺しをも厭わない、悪鬼のような残虐な男であった。主君の側室であるマリアと密通していた治右衛門は、二人の愛のために次々と罪を重ね、遂には宿将・戸次鑑連によって捕らえられてしまう。しかし約二十年後、治右衛門は天徳寺リイノと名を改め、再び大友を守るべく戦場を駆けていた……。悪鬼はなぜ、生まれ変わることができたのか?愛と信仰という二本の光に貫かれた男が、最後に起こした奇跡とは?「豊後の聖将」と呼ばれた謎多き男の生涯を描いた傑作感動長編、待望の文庫化!(解説・三田主水)
  • 偽りの愛の向こう側 契約婚のはじまり
    値引きあり
    4.5
    めちゃコミックにて年間総合ランキング2022、2023の2年連続 第1位を獲得 大人気恋愛マンガの原作Web小説『偽りの愛の向こう側』が待望の書籍化! 小説投稿サイトのエブリスタでも投稿時から人気を博した原作小説は、現代のシンデレララブストーリー。 仕事を辞めたばかりの桜井遥菜は、大手不動産会社に勤める綾瀬理人から期間限定の契約婚を提案される――。 二カ月連続刊行第1弾!
  • 君の名前の横顔
    4.5
    世の中のすべての悲しみを避けて歩くのも、 なんだか気持ちの悪いことのような気がした。 『いなくなれ、群青』、『昨日星を探した言い訳』の著者が描く、 血の繋がらない家族と名前をめぐる物語。 夫を亡くし、小学生の息子・冬明を一人で育てるシングルマザーの愛。父親の死後、義母の愛と弟の冬明を見守りながらも、家族という関係に違和感を持つ大学生の楓。 「世界の一部を盗む」想像上の怪物・ジャバウォックを怖れ、学校に行きたがらない冬明に二人は寄り添おうとするが、「紫色の絵具がなくなったんだ。ジャバウォックが盗っちゃったんだよ」と冬明が告げた日から、現実が変容していく。 ジャバウォックの真実を知ったとき、あなたもきっと、その怪物を探し始める――。 家族とは、常識とは何かを問い直す、壮大なファンタジーエンタメ小説。
  • 成瀬は信じた道をいく 無料お試し版
    無料あり
    4.5
    1巻0円 (税込)
    その前途、誰にも予測不能! 2024年本屋大賞受賞『成瀬は天下を取りにいく』シリーズ最新作。無料お試し版。 成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。 「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー(をやめたい)主婦、観光大使になるべくしてなった女子大生……。 個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 2024年本屋大賞受賞作、宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』待望の続編。第二話「成瀬慶彦の憂鬱」を丸々試し読み! 12月9日からは、コミカライズ第一巻の配信開始!

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  • 成瀬は天下を取りにいく 無料お試し版
    無料あり
    4.5
    1巻0円 (税込)
    かつてなく最高の主人公、現る! 2024年本屋大賞はじめ、坪田譲治文学賞、キノベス!2024など、前人未到の16冠に輝いた超話題作。無料お試し版。 2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。 コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。 M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。 今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。 令和最注目作家・宮島未奈のデビュー作にして、2024年本屋大賞受賞作。第一話「ありがとう西武大津店」を丸々試し読み! 12月9日からは、コミカライズ第一巻の配信開始!

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  • 隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい 【無料お試し版】
    無料あり
    4.5
    1巻0円 (税込)
    ココ・アパートメント――心地よい暮らしを作るために住人が協働するコミュニティ型マンション。住人たちが一緒にダイニングルームで食事する「コハン」があったり、互いの子供を預けあったりする一方で、個人の独立性も重視した住まい。家族と離れて暮らす男子高生、結婚を前に惑うカップル、シングル家庭の親子、秘められた過去を背負う老女……。それぞれの胸の裡を繊細に浮かびあがらせながら、多世代の心の交流を温かな筆致で描く。静かな感動を呼ぶ連作小説。 この【無料お試し版】では、物語の第2章(のみ)を読むことが出来ます。是非お試し下さい。
  • 黄金旅程
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    1巻1,067円 (税込)
    装蹄師の平野敬は、北海道の浦河で引退した馬の世話をする養老牧場を営んでいる。敬が注目している馬・エゴンウレアは日高の小さな栗木牧場生産の最高傑作と言われるが、気性が荒く、プライドも高い馬で誰もが調教に手を焼いていた。以前エゴンに装蹄したことのある敬は、初めて彼に触れた時、間違いなく超一流の資質を秘めた馬だと確信していた。敬は、覚醒剤所持で服役していた元騎手で幼馴染の和泉亮介の才能を信じ、エゴンの乗り役を頼むことに。調教を重ねるうち、エゴンが自分の意志で走る姿を見せ始める。エゴンに人生を託した人々の想いは、二勝馬脱却への奇跡を呼び起こせるのか――。直木賞受賞第一作。
  • 斎藤家の核弾頭
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    1巻1,320円 (税込)
    「国家主義カースト制」によって超管理社会となった2075年の東京。政府から立ち退きを強制された斎藤家は、理不尽な転居命令に抵抗して日本国政府に宣戦布告する! 予言的なリアリスティック・ディストピア小説。《解説・ブレイディみかこ》
  • 聖獣王のマント
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    どうして、わたしなんかを選んだの? 行き場もなく夜の街をさまよっていた家出少女チル。ある夜、路地裏に突如降ってきた黄金の髪を持つ美しい男。その口が発したのは――「うまれかわりを、のぞまれますか?」「我が王よ」 かくして、チルは異世界に取り込まれる。破れたマントを胸に抱えて迷い込んだのは、かつて豊かな織物の国と呼ばれた動乱の国リスターン。 一度はすべてを諦めた無力な少女は、荒廃した国を救い、王となり得るのか。少女文学の旗手が贈る、ドラマチックロマンファンタジー。 『ミミズクと夜の王』から17年。こんな紅玉いづきを、待っていた!!
  • おとこ川をんな川
    4.5
    1巻2,000円 (税込)
    恋愛小説の名手が満を持して描く故郷・金沢の女たち 金沢の花街に生きる2人の芸妓。恋することすら許されぬ場所で、彼女たちが掴んだものは――。 【担当編集者より】  3年ぶりの新作で描くのは著者の故郷・金沢、昭和初年頃の花街です。デビューから40年、一貫して女性の恋愛や友情、生き方を描いてきた唯川さんらしく、本作で描かれるのも、置屋「梅ふく」で働く女性たちの生き様です。  主人公の朱鷺やトンボをはじめ、登場する女性たちは一人として恵まれた境涯の者はなく、余儀のない選択として花街に生きています。  こう書けば、ただ辛いだけの物語のように思われるかもしれません。確かに彼女たちの眼前には次々と御し難い問題が現れます。しかし、唯川さんの描く登場人物たちの、健やかで瑞々しくどこまでも気持ちのいいこと!  それはきっと彼女たちが自らの運命を受け入れる覚悟をし、逆境を逆境として飲み込んだ上で、それでも前を向いて歩いているから。彼女たちにエールを送りながら読んでいると、最後には読んでいるこちらも明日からまた頑張ろうという気持ちになるはずです。  昭和の初めに比べれば、人生の選択肢は比べようもなく増えた現代ですが、選択肢が無数にある自分たちの方が、かえって周りに流されていないだろうか。そんな問いかけが聞こえてくるようです。
  • 新装版 旨いものはうまい
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 “今から思ふと、食べもののことや酒を飲む話を書き始めたのは、かういふものを書いてゐれば誰からも尊敬されたりする心配はないし(中略)誰にも気兼ねしないで本音が吐けると考えてのことだつたやうである” ニューヨークで毎日のように通った酒場、麦の匂いがする英国のトースト、広島の牡蠣、横浜の点心、近畿の松茸……。文士・吉田健一が旨いものへのこだわりと本音を包み隠さず語った幸福な食エッセイ集が、新装版になって帰ってきた!
  • 旅立つ君におくる物語
    4.5
    老人ホームで介護士として働く稲夏陽。理想を抱いて就いたはずの介護職だったが、勤務十年目にして、現実とのギャップに心が折れそうになっていた。そんなとき、元担当入居者からの手紙をきっかけに、終末医療や看取りの介護を受けざるを得なくなった患者たちの最期の願いを叶える特殊リゾート施設「楽園クロッシング」に転職することに。夏陽は理想の「看送り」を探して成長しながら、介護士としての自分を取り戻していく。自分らしく生きて、死ぬこととは――。心を揺さぶる感動のヒューマンドラマ!
  • 密室は御手の中
    4.5
    人跡まれな山間部にある新興宗教『こころの宇宙』の聖地・心在院。そのさらに奥深くに位置する瞑想室・掌室堂には、百年前、瞑想中の修験者が施錠された堂から消え、山中で発見されたという逸話が残る。あるミッションを担い偽名で潜入した女探偵・安威和音(あい・わおん)は、密室のはずの堂で信者のバラバラ死体に遭遇。さらに立て続けに2つの遺体を目にすることとなり――。世間から隔絶された地で起きた連続変死事件に挑む!
  • 立春大吉
    4.5
    1巻2,750円 (税込)
    過疎の町を揺るがす町立病院の入院ベッド全廃計画に、町と病院への強い思いを抱えて抗う、主義主張も家庭事情も様々な住民たち。新米の日本共産党町議・友川あさひは力を合わせてたたかい抜けるか。歴史が刻まれた登場人物たちの人生、若い世代の苦悩とたたかいなど深みある描写が大反響を呼んだ赤旗の連載小説が単行本に! 目次 第一章 女たちは暗闇から這い出す 第二章 勇気を奮って戸を開ける 第三章 傍聴席から愛を込めて 第四章 歴史をになう者たち 第五章 老いも若きも手をつないで 第六章 コップの中の嵐は竜巻へ 第七章 カルテには書けないこと 第八章 燎原の火 第九章 百年目
  • 赤と青とエスキース
    4.5
    2022年本屋大賞第2位! 二度読み必至の感動作、待望の文庫化。 ◇STORY メルボルンに留学中の女子大生・レイは、現地に住む日系人・ブーと恋に落ちる。彼らは「期間限定の恋人」として付き合い始めるが……(「金魚とカワセミ」)。額縁工房に勤める空知は、仕事を淡々とこなす毎日に迷いを感じていた。そんな時、「エスキース」というタイトルの絵に出会い……(「東京タワーとアーツセンター」)。一枚の絵画をめぐる、五つの愛の物語。彼らの想いが繋がる時、奇跡のような真実が現れる――。著者新境地の傑作連作短編。
  • 逆境 大正警察 事件記録
    4.5
    明治44年(1911年)、警視庁は大改革を行い、日本初の鑑識課を設置。世界でも早期に科学捜査の一つ「指紋捜査」を開始した。それまでの刑事捜査は、江戸時代の「岡っ引き方式」を引き継いで個人による手柄競争が奨励され、検挙率は3割を超えない低さだったのだ。本庁捜査係の虎里武蔵は、「眼力でピストル強盗を逮捕した男」として名を馳せ、板橋署から引き抜かれた優秀な刑事。その武蔵が非番の日に電報で呼び出される。東京府西多摩郡の山村で6歳の少女の死体が見つかったのだ。武蔵は麹町の下宿から青梅町に向かい、山中の遺体遺棄現場に臨場した。現場では円匙(スコップ)が見つかり、早速新たな科学捜査として、指紋が採取される。驚いたことにその指紋は少女の父親のものと一致し、最重要容疑者に浮かび上がる。だが武蔵は、犯行動機に疑問を感じて……。
  • 雨あがりのタロットカフェ 猫と紅茶と運命の輪
    4.5
    過去と未来を照らすタロットカフェの物語 念願だったおにぎり店を開業し軌道に乗せる一方で、恋に臆病な悩みを抱える店主。 大手新聞社への夢があるがゆえ、現状の仕事に不満を抱えるタウン情報誌記者……。 それぞれの悩みを抱える5人の主人公が導かれたのは、メニューがひとつしかないタロットカフェ。 お面姿のマスターは言う。「タロットは、未来を自分で”選ぶ”ためにあるんですよ」と。 性別も年代も違う主人公たちが交差する、連作長編物語。 Ⅰ:魔術師のスパイスチャイ Ⅱ:ふたつのカップと四季春茶 Ⅲ:女王様の瀬戸内レモンタルト Ⅳ:情熱のエースとファーストフラッシュ Ⅴ:ナイトの雪どけカップケーキ ∞:カフェタロットと猫と運命の輪 ■著者 久生夕貴(ひさお・ゆうき) 愛媛県在住。『拝啓、桜守の君へ。』にて第4回富士見ノベル大賞審査員特別賞を受賞。 著書に『花咲く神さまの花嫁』(富士見L文庫)などがある。 花とお茶ともふもふをこよなく愛す。 ■イラスト しゅんと
  • イグアナの花園
    4.5
    動物の言葉が分かる美苑は、植物学者で大学教授の父と、厳格な華道師範である母親と住む家の中庭やアトリエで、生き物たちの言葉に耳を傾けるのが日課だった。一方、学校では人付き合いが苦手で「空気が読めない」子として回りから距離を取られていた。ある日、目覚めると、前日まで元気だった父が急逝した事実を知らされる。そんな美苑に声を掛けたのは、父の同僚である児玉先生。大学の植物園で飼育されている子供のグリーンイグアナを育てないかと美苑に提案する。そして14年間、「ソノ」と名付けられたイグアナと共にアトリエで暮らし、充分満たされた生活を送っていたのだが、突然母から呼び出され、驚愕の通告を受ける。母の体に癌が見つかり余命は恐らく半年。その半年の間に結婚せよと言われ……。
  • 酔い醒めのころに
    4.5
    1巻1,980円 (税込)
    YouTubeにて人気のお笑い芸人・エレガント人生のコンビ共著による初書き下ろし小説!! 「わたしたちの愛はみっともなくて、痛い。 頭にネガティブな言葉がつまっている夜。 焦りや不安で息苦しくなるけれど、 あなたはあなたのルールで自分の物語を生きたらいいと受け入れてくれる。 この小説は温かい逃げ場。」 一木けい(作家) 『なにごとも一旦取り繕うことを覚えると、 素の自分に戻るのが怖くなってしまう。 それまで当たり前に“素面”で生きていたとしても』 『全てはしあわせになるために。  しあわせに見せるために』 『俺は何のために頑張ってるんだろう。 誰のために頑張ってるんだろう。 自分のためにってどうすればいいの?』(以上、本文より) Z世代の6人の男女が集まり、飲み会で繰り広げられる人間模様。一見、お気楽に見える彼らが見せるオモテの顔とウラの顔。酔っている自分と素面な自分、本当の自分とはなんなのか? チャンネル登録者数50万人超え! ホストとホス狂カップルからおばあちゃんと孫娘、はては地下アイドルとそれを推すファンなど、多彩で幅広いキャラクターを確かな演技力と深い洞察力で切りとった動画で、若い世代からの支持を集めている男女コンビ「エレガント人生」。 動画配信を主戦場にするシン・芸人とも言える彼らがコンビ共著という形で、動画の世界観とは一線を画した珠玉の初小説を上梓。パパ活、インフルエンサー、メンズメイク、ヌイ活、学歴マウント、モブなど今の時代のキーワードがちりばめられ、Z世代のリアルを感じさせる傑作がここに誕生。
  • 死神のイノリ
    4.5
    突然母が事故死し、一人遺された15歳の叶崎颯介は、母の遺品の中から謎の電話番号のメモを見つける。 そこは「生命終了支援センター」という、未来で出逢うはずの大切な人との時間を対価に自らの死期を選ばせてくれる機関らしい。 母の死は、偶然ではなく自ら選んだものだったのか――絶望した颯介は自身もセンターを利用することを決める。 颯介が決めた寿命は、16歳の自分の誕生日。最後の25日間を颯介は、センターから派遣された少女型アンドロイド・祈と過ごすことになり……。 魔法のiらんど大賞2022小説大賞文芸総合部門特別賞受賞作!
  • 天下一のへりくつ者
    4.5
    天正一八年五月、小田原城は豊臣秀吉の大軍勢に包囲されていた。北条家にもはや打つ手は無い。当主・氏直は腹を切る覚悟を固めるが、三代目氏康以来の重臣・板部岡江雪には大逆転の秘策があった。僧形の異才は持ち前の弁舌を武器に、絶体絶命の氏直を天下人にすべく暗躍する。天下一のへりくつ者は、乾坤一擲の大勝負に勝てるのか!? 迫真の筆致で描く戦国絵巻!
  • あの空の色がほしい
    4.5
    1巻1,980円 (税込)
    お絵描きが大好きなマコは小学四年生。ある日、風変わりな家に住む、近所で変人と噂される芸術家に、絵を習いたいと頼み込むが !? 二人の奇妙な交流を描く落合恵子さん絶賛の感動小説! ※紙書籍に掲載されている本文中のイラストは、本電子書籍版には収録されておりません。
  • ジャーロ dash No. 95【無料版】
    無料あり
    4.5
    「ジャーロ dash」はミステリー誌「ジャーロ」の無料試し読み版です。ミステリーを掘り下げるエッセイ、評論、マンガなどの企画ページを無料で読むことができます。また、長編連載、連作短編、読み切り短編の小説も、冒頭部分を試し読みOK! 95号は岩井圭也、石持浅海の新連載がスタート。また、岡崎琢磨、佐川恭一、方丈貴恵、三津田信三など、好評連作短編陣もそろい踏み。米澤穂信〈小市民シリーズ〉のインタビューも。
  • やさしい猫
    4.5
    家族三人で暮らしたい、 ただそれだけの望みを叶えるのが こんなに難しいなんて シングルマザーの保育士ミユキさんが心ひかれたのは、八歳年下の自動車整備士クマさん。娘のマヤも面倒見のいいクマさんに懐いて、すったもんだはありつつも、穏やかな日々が続くはずだったのに……。 出会って、好きになって、ずっと一緒にいたいと願う。 そんな小さな幸せが突然奪われたのは、 クマさんがスリランカ出身の外国人だったから。 〈ハラハラしてます〉〈ラストがよかった〉〈知らないって恐ろしい〉 読売新聞連載中から反響続々 中島京子の長編小説最新刊
  • わたしの知る花
    4.5
    1巻1,870円 (税込)
    「あんたは、俺から花をもらってくれるのか」 犯罪者だと町で噂されていた老人が、孤独死した。 部屋に残っていたのは、彼が手ずから咲かせた綺麗な《花》――。 生前知り合っていた女子高生・安珠は、彼のことを調べるうちに、意外な過去を知ることになる。 淡く、薄く、醜くも、尊い。 様々な花から蘇る記憶――。 これは、謎めいた老人が描く、愛おしい人生の物語。
  • 流転の中将
    4.5
    「なぜ朝敵と言われなければいけないのか。我に何の罪があるというのか――」心ならずも「朝敵」とされた桑名藩主・松平定敬(さだあき)は、兄で会津藩主の松平容保(かたもり)とともに徳川家のために戦おうとするが、新政府に従うことを決めた最後の将軍・徳川慶喜に遠ざけられてしまう。一方、上方に近い桑名藩は、藩主不在のなか、重臣・酒井孫八郎のもとで官軍に白旗を掲げ、藩主を幼君に挿げ替えて新政府に恭順することを決める。藩主の座を追われた定敬は、わずかな家臣とともに滞在していた江戸を離れることに……。帰国することもできず、越後、箱館、そして上海まで彷徨うことになった男は、心に如何なる哀しみを宿していたのか。美濃高須松平家の四兄弟の運命を描いた、本書の姉妹編『葵の残葉』で新田次郎文学賞&本屋が選ぶ時代小説大賞をW受賞した作家が、幕末の悲劇を炙り出し、明治維新とは何だったのかを改めて問う傑作歴史小説。
  • イノベーションの経済学 「繁栄のパラドクス」に学ぶ巨大市場の創り方
    4.5
    貧困×ジョブ理論=眠れる巨大市場。 これからの時代、真に成長が見込めるのは 買えない/買わない人々の「無消費経済」である―― Appleのジョブズ、Amazonのベゾスらに影響を与えた イノベーションの巨人、最後で最高の著作! ※『繁栄のパラドクス 絶望を希望に変えるイノベーションの経済学』改題・改訂版 ◆中国の家電メーカーはなぜ世界の電子レンジ市場の40%を占めるまで成長したのか? ◆社員5人のスタートアップは、いかにしてゼロからモバイル通信網をアフリカ各国に普及させ 34億ドル規模の会社になったのか? ◆ソニー、トヨタはどのように「無消費経済」から世界的成長を見せたのか? 日本ほか世界各国の事例とともにイノベーションの本質をひも解く、 今こそ読みたいビジネス書のマスターピース!  表面上は望みのない状況に見えても、その裏に、成長の期待できる新市場が控えていることはよくある。この知見は、これまで好機に巡り合ってこなかったイノベーターや起業家にとっても重要だ。消費経済ではなく無消費経済に集中することは、企業の新たな成長エンジンに点火するすばらしい機会になりうる。 電気のない村に暮らすアフリカの約6億人を極貧の指標として見るのではなく、巨大な市場創造の好機として見るべきなのだ。絶望ではなく、イノベーションを招いているのだ、と。 (本文より抜粋) 【クリステンセン教授への日本版特別インタビュー収録】 *本書は、ハーパーコリンズ・ノンフィクションから配信されております『繁栄のパラドクス』の新装改訂版となります。 本編に変更はありませんので、重複購入にご注意ください。
  • 真田の兵ども
    4.5
    日本を真っ二つに分けた関ヶ原の戦いの直前、真田昌幸の愛した上田の地に、徳川秀忠が攻め入って来る。味方の二十倍の大軍勢を前に、一族、家臣、城、領地、民、忍び、すべてをつぎ込んだ真田の戦略が動き出す。密命を帯びた真田忍びの源吾は、真田信幸付きの小姓に姿を変え、敵味方の間を駆け抜ける。だがこの若き忍び武者には意外な役割と正体があった――民ともに、一族の存亡と男の夢を賭けた上田城攻防戦に刮目せよ!
  • 愚か者の石
    4.5
    1巻1,782円 (税込)
    生きることは、まだ許されている。  明治18年初夏、瀬戸内巽は国事犯として徒刑13年の判決を受け、北海道の樺戸集治監に収監された。同房の山本大二郎は、女の話や食い物の話など囚人の欲望を膨らませる、夢のような法螺ばかり吹く男だった。明治19年春、巽は硫黄採掘に従事するため相棒の大二郎とともに道東・標茶の釧路集治監へ移送されることになった。その道中で一行は四月の吹雪に遭遇する。生き延びたのは看守の中田、大二郎、巽の三人だけだった。無数の同胞を葬りながら続いた硫黄山での苦役は二年におよんだ。目を悪くしたこともあり、樺戸に戻ってきてから精彩を欠いていた大二郎は、明治22年1月末、収監されていた屏禁室の火事とともに、姿を消す。明治30年に仮放免となった巽は、大二郎の行方を、再会した看守の中田と探すことになる。山本大二郎は、かつて幼子二人を殺めていた。 「なあ兄さん。 石炭の山で泣いたら 黒い涙が出るのなら、 ここの硫黄の山で涙流したら、 黄色い涙が出るのかねえ」
  • 金魚姫と隠世の鬼灯
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    【電子版巻末には七原しえ先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 〈隠世(かくりよ)〉。 大妖怪・九尾の狐――鬼灯(ほおずき)の統べるあやかしだけの世界で生きる翠(すい)は、 その中でも特別な力を持つ金魚の姫。 それ故、あやかしからも〈現世(うつしよ)〉に住む人間からも狙われる翠は、 水面に映した〈現世〉の世界を覗き見ることを慰めに 護衛役の猫のあやかし・木蓮(もくれん)とともに息の詰まる日々を送っていた。 ある日、翠は迷い込んだ人間の亡者と出会い、 それがいつも覗き見ていた〈現世〉の青年・晴太(せいた)の祖母であったことから、 〈隠世〉も巻き込む騒動へと発展する――。 人間とあやかし。それぞれが強い想いを心に秘め、誰かを想う。 恋の物語がぎゅっと詰まった、大人のための恋愛奇譚!
  • 下の階にはツキノワグマが住んでいる
    4.5
    【電子版巻末には水川雅也先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 住んでいた賃貸マンションで火事があり、急遽引っ越すことになった頑張り屋の社会人・ゆり子が紹介されたのは、 「築35年・動物入居可能」の物件だった。 階下に住むのは、胸の三日月模様が印象的な、人(?)の好いツキノワグマ。 誰かとコーヒーを飲むのが大好きで、はちみつケーキが大好きで、ヒグマさんのビールが大好きで、お鍋が大好きで、 冬眠の前にはクリスマス・お正月・バレンタインの贈り物などを一通り済ませてから眠りにつく。 そんなのんびりとしたクマと日々を過ごすうち、ゆり子の少し疲れた心は優しくほぐされていく。 そして彼女はいつしか、ずっと背を向けていた母と向き合ってみようと自然と思えるようになり――。
  • 鯨オーケストラ
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    僕は、町のローカルラジオ局で、深夜の番組を担当している。ある日ラジオで、十七歳の時に絵のモデルをしたことを話したところ、リスナーから、とある美術館で、僕によく似た肖像画を見た、と葉書が届く。そこから導かれるようにして、僕の時間は動き出した──。土曜日のハンバーガー、流星新聞、キッチンあおい、行方不明の少年、もぎり嬢の多々さん、鯨オーケストラ……時間も空間も記憶も越えて、すべてがつながっていく、小さな奇跡の物語。
  • 公主の嫁入り 後宮の雪は龍の道士に娶られる
    4.5
    後宮で生まれ育ち、一度も外に出たことがない孤独な公主・雪花。幼くして母を失った彼女は、先帝の娘でありながら後ろ盾をもたず、虐げられて生きてきた。そんなある日、雪花の兄・普剣帝が彼女に降嫁を命じる。相手は龍の血を引く一族の末裔・焔蓮。国のため、特別な血筋を絶やさぬよう子を成すのが自らの役目――そう覚悟を決める雪花に、夫となったはずの蓮は意外な事実を告げる。それは、この婚姻は偽りで、雪花を後宮から救い出すためのものなのだ、ということで……?
  • 好きでも嫌いなあまのじゃく
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    『ペンギン・ハイウェイ』『泣きたい私は猫をかぶる』のスタジオコロリド映画ノベライズ! まだ言えないけど、たぶん、ぼくは君が好き――。 誰かに必要とされたいけれど、どこかでいいように使われてしまう繊細な少年・柊。季節はずれの雪が降った夏――夏祭りの帰り道に、柊はバス停で困っている少女・ツムギに出会う。いつものお人よしから行く場所のないツムギを家に招き入れた柊だったが、その夜突然、「鬼」に襲われてしまう。実はツムギ自身も鬼の世界からやってきた少女で、彼女は幼い頃に生き別れた母親に会うために、東北にある神社を目指してやってきたらしい。誰かに必要とされたいと願う柊は、ツムギの旅に同行し……。
  • 神様たちの拠り所―街角デリ美味コンビニエンス―
    4.5
    コンビニ家族奮闘記!? 社会人の長男 思春期の妹 部活命の次男 保育園児の三男 きょうだいで最高のデリ美味コンビニ目指します! 両親が事故死し、料理人を目指す蒼太は、受験生で思春期の妹、部活命の弟、保育園児の 弟を抱え、家業のコンビニを切り盛りすることに!! 妹弟を引き取ると言いだす親族、土 地を狙う不動産屋、幼い弟の世話、妹との間に入った小さな亀裂…次々と難事が降りかか る社家に、縫いぐるみに宿った神様が味方についた!? おかしな神様の力も借りつつ蒼太 は妹弟とともに、得意の料理でコンビニデリを盛り上げようとして…!? 鈴木次郎・装画
  • ニート極道 気がつけばヤクザになってました
    値引きあり
    4.5
    1巻1,155円 (税込)
    早く子ども部屋に帰りたい…(泣) YouTubeで48万人超が“どハマり” 大人気マンガ動画、待望の書籍化 ヤクザのフロント企業に就職してしまった 元・ニート青年が、うっかり盃(さかずき)を交わして極道に!? なぜかどんどん昇進していく主人公から目が離せない! 新感覚・極道物語 【著者について】 昨夏 瑛/裏世界ラボ 登録者数48万人超のマンガ動画系YouTubeチャンネル「裏世界ラボ」の脚本担当。「裏世界ラボ」は、一般にあまり知られていないダークで奥深い“裏話”をフィクション作品として公開。現在は、その中でも特に人気だった作品『ニート極道』をシリーズ化して連載中。
  • さよなら、田中さん
    4.5
    中学生作家の圧巻デビュー作、待望の文庫化!  田中花実は小学6年生。ビンボーな母子家庭だけれど、底抜けに明るいお母さんと、毎日大笑い、大食らいで過ごしている。そんな花実とお母さんを中心とした日常の大事件やささいな出来事を、時に可笑しく、時にはホロッと泣かせる筆致で描ききる。今までにないみずみずしい目線と鮮やかな感性で綴られた文章には、新鮮な驚きが。  友人とお父さんのほろ苦い交流を描く「いつかどこかで」、 お母さんの再婚劇に奔走する花実の姿が切ない「花も実もある」、 小学4年生時の初受賞作を大幅改稿した「Dランドは遠い」、 田中母娘らしい七五三の思い出を綴った「銀杏拾い」、 中学受験と、そこにまつわる現代の毒親を子供の目線でみずみずしく描ききった「さよなら、田中さん」。 全5編収録。 巻末には、カバーイラストも担当している西原理恵子氏による文庫特別解説マンガを収録。また、20歳となった著者が自身のデビュー以降を振り返るエッセイも収録。この2編も見逃せません! ※この作品は単行本版『さよなら、田中さん』として配信されていた作品の文庫本版です。 (底本 2024年4月発売作品)
  • 等圧線(第7回大藪春彦新人賞受賞作)
    4.5
    1巻200円 (税込)
    次々と話題の新人を排出する大藪春彦新人賞、第7回受賞作! ●今野敏 選評(抜粋) 日常の描写の中から次第に事件が立ち上がっていく書きぶりが見事だ。余韻のあるラストシーンもいいと思う。 ●馳星周 選評(抜粋) 楽な手法を選ばなかったその姿勢に、いくつもの次点を克服して前進していく資質があるのではないか。是非、大いなる成長をとげてほしい。 ●徳間書店文芸編集部編集長 選評(抜粋) 謎が謎を呼ぶ展開のうまさに引き込まれました。細かなエピソードの積み重ねで男の印象を二転三転させていく構成力も巧みです。 ●あらすじ 「そちらにオリハラユキヒロはいませんか?」 わたしの勤めるスーパーにかかってきた不可解な電話。 該当者はいないのだが、聞いた特徴と合致する男が一人いる。 ある日配属された、人当たりの良い副店長候補・吉崎だった。 オリハラが何者なのかはわからない。だが、吉崎のある行為を見てしまったことから、わたしは疑念を抱き始め……。 ※受賞作のほか、選評および受賞の言葉を収録
  • 本が紡いだ五つの奇跡
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    仕事に行きづまった編集者の津山は、本当に作りたい本を作るため、かつて自分が救われた小説の著者、涼元マサミに新作を依頼する。 そうして生まれた作品が、娘と縁が切れそうだった涼元から、余命宣告された装丁家、心に傷を抱えた書店員、そして自分の時間が止まっていた読者まで、みんなの人生を動かす。 本を愛するすべての人に! 本が生まれて、読者へとつながる「本に関わった五人の奇跡」を描く、感動の物語。
  • もぐら 0 影野竜司
    4.5
    「冥途の土産に遺しておくか。俺たちの歴史を。なあ、竜司」楢山は、紗由美と節子、そして警察学校に通う安里真昌を前に、自身の過去を語り始めた。高校時代のある事件をきっかけに、警察学校に入学した楢山は、入学初日に二人の男と出会う。彼らの名は、影野竜司と宇田桐善康――。 影野竜司はいかにして「もぐら」になったか。戦友の楢山や宿敵・宇田桐と出会う警察学校時代を描く、大人気シリーズのエピソード0!
  • 行く手、はるかなれど グスタフ・ヴァーサ物語
    4.5
    1巻1,650円 (税込)
    もう、ほかにだれもいない。 自分が立ち上がるしかないのだ…… 孤立無援の若者が、王となる道に一歩ふみだした日を、北欧の美しい自然をバックに描き出す、読み応えのあるYA小説。 16世紀初めの北欧。 デンマークによる圧政に苦しむスウェーデンで、国家独立の志を掲げて立ち上がった若者、グスタフ・ヴァーサ。 独立派の重要人物だった父がデンマーク王に殺され、「自分が立ち上がるしかない」とグスタフが心を決めた日から、味方を増やしつつ旅を続け、のちに独立戦争の主力となる南部の農民たちを説得して蜂起させるまでを、緊迫感のある文章でつづる。 グスタフ・ヴァーサは建国の父・初代の王として、スウェーデンでは知らない人はいない存在。 その青年時代のごく短い一時期に焦点をあて、「孤立無援の若者が不屈の意志をもって成功の糸口をつかむまで」の物語として描きだす、読み応えのあるYA小説。
  • どうか、彼女が死にますように
    4.5
     とある事情により、本心を隠して周囲の人気者を演じていた大学生の夏希。  その彼に容赦ない言葉を投げたのは、常に無表情で笑顔を見せない少女、更紗だった。  夏希は更紗に興味を持ち、なんとか笑わせようとする中、次第に彼女に惹かれていく。  だが、彼女が“笑えない”ことには理由があった――  「私、笑ったら死ぬの」     明かされる残酷な真実の前に、夏希が出した答えとは?  想像を超える結末は、読む人すべての胸を熱くする。
  • 余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話 Ayaka’s story
    4.5
    高校時代、早坂秋人と桜井春奈と同級生だった三浦綾香は、余命宣告を受けながらも恋を全うしたふたりを間近で見守り、その恋に憧れていた。そして実はほんの少しだけ秋人のことが気になっていた……。ふたりを亡くした喪失を胸に抱きつつもネイリストとして歩みはじめた綾香だが、あるとき柏木という年上の男性に出会い、運命が大きく動き出す――。
  • 星になれない君の歌
    4.5
    この涙を、私は一生忘れない。 「このまま死にたくなかったら、俺に協力して。お願い!」 夭折した幼馴染み・拓朗の幽霊に体を乗っ取られた都萌実は、あの世とこの世の境目に連れて来られてしまう。 生前ソングライターを目指していた拓朗は、片思いしていた人へ贈る歌を作っている最中に亡くなってしまい、どうしてもそれを完成させたいらしい。 幽霊という存在に恐怖が拭えない都萌実だったが、姉弟同然に育った拓朗に“お願い”と言われたら断れない。 こうして都萌実は拓朗とひとつ屋根の下、一緒に歌を作ることになり――。 幽霊となった幼馴染みと過ごす最期の日々。ラストは涙、感動の物語!
  • 愛しみに溺レル
    4.5
    1巻1,650円 (税込)
    よるべなき若者たちの孤独と、痛みと、共生を活写した鮮烈な「トー横文学」の誕生! 「これが新宿の片隅のリアル。どこまでも希望のない物語だ。だからこそ、深く胸を穿つ」――カツセマサヒコ(『明け方の若者たち』) 家庭にも学校にも居場所がない女子高生ジウは、救いを求め単身東北から東京を目指す。 たどり着いた新宿歌舞伎町の東宝ビル周辺、通称・トー横で出会ったのは、自分と同じ境遇の仲間たち。 売春、オーバードーズ、リストカット――。 彼らの生き方に憧れ、引き込まれて行くうちに、ジウは生きる意味を見出していくが、幸福な時間は長く続くはずもなく……。 ずっと隣にだれかがいてほしかった。 それ以上のこと、わたしは望んでない。 混沌として、人間の掃き溜めみたいな街。 でもそれがわたしたちの居場所なんだ。(本文より)
  • 団長とエース
    4.5
    1巻1,782円 (税込)
    80年代、甲子園で怪物と呼ばれた投手・野中徹博と応援団長との友情を描くドキュメンタリーを超える青春小説(ザ・フィクション)
  • 日本蒙昧前史
    4.5
    「蒙昧」の昭和の空気を描く谷崎潤一郎賞受賞作 大阪万博、ロッキード事件など、戦後を彩る事件をそれぞれの渦中の人物の視点で描く、芥川賞作家の最新長篇にして、文体の真骨頂。 ※この電子書籍は2020年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 聖者のかけら(新潮文庫)
    4.5
    1巻1,155円 (税込)
    聖フランチェスコの遺体はどこに消えてしまったのか――。特異な能力を有する修道士ベネディクトと、金の亡者たる助祭ピエトロは、使命を帯びて訪れたアッシジで、大いなる謎に遭遇する。ふたりはさまざまな人々と出会いながら、その核心に迫ってゆく。そして物語は驚愕のラストへ。神と聖人に篤き祈りが捧げられた中世イタリア。絶賛を浴びた冒険譚にして信仰の根源を問う本格歴史ミステリ。(解説・佐藤賢一)
  • 佳き結婚相手をお選びください 死がふたりを分かつ前に
    4.5
     海堂財閥の創業者・右近が残した異様な遺言。それは同家に縁がありながらも、理不尽な扱いを受けていた美雪にすべての財産を渡すというものだった。条件は海堂家の三兄弟のだれかと一ヶ月以内に結婚すること――。それが惨劇のはじまりだった。  ある夜、結婚相手にと名乗り出た次男の月弥が同家の別えびす伝説に見立てられて変死を遂げ、美雪は否応なく遺産相続に巻き込まれていく。  そして招かれた、異端の民俗学者にして探偵の桜小路光彦が連続殺人の謎に挑む。
  • トンネルの森 1945
    4.5
    太平洋戦争さなか、幼くして母を亡くしたイコは父の再婚相手になじめぬまま、生まれたばかりの弟と三人で小さな村に疎開することに。家のそばにある暗く大きな森がトンネルのようで怖くてたまらなかった。同級生たちはあの森に脱走兵が逃げ込み自殺したのだ、と噂をしていた。ある夜、森の奥からハーモニカの細い音色が流れてくる。数日後、沼で失くしたイコの下駄が森の出口に置かれていた。「あり・が・とう」イコはちいさく呟いた。戦争は激化し、東京大空襲で半死半生の父が見つかる。不安に押しつぶされそうになったイコは森に入る。「兵隊さーん」そこでイコが目にしたものは……。「「魔女の宅急便」の著者が描く少女の戦争。(解説:小川 洋子)
  • AIに、恋の仕方を聞いてみた
    4.5
    「自動告白機みたいなのがありさえすれば」 『自動失恋慰め機の開発も待たれるな』 陸上部のエースに学園祭で告白したい浩太は、AI端末と夜な夜な計画を練る。一方、さくらは幼なじみの家に自分のコピー人格AIを送り込み、恋愛シミュレーションを図るが……。計算では万全なはずだったのに、現実の壁はあくまでも高い。AIがほんのり照らす不器用な主人公たちの未来。 『それをAIと呼ぶのは無理がある』改題
  • ギケイキ③ 不滅の滅び
    4.5
    1巻2,640円 (税込)
    「やっぱ、てめぇら、すげーわ。最高の敵だよ」。日本史上、屈指のヒーロー源義経を描いた古典『義経記』を、小説として現代に甦らせた超絶技巧・抱腹絶倒のシリーズ第3弾。
  • 歩山録
    4.5
    1巻1,771円 (税込)
    どうなっているんだ、ここは――? 完璧な登山のはずが――男に襲い掛かるイレギュラーの数々! 奇想天外&予測不能! 狂信者を量産したドキュメンタリー番組「ハイパーハードボイルドグルメリポート」の生みの親が描く、スーパーサイケデリックマウンテンノベル! 奥多摩から埼玉、長野の県境を歩いて山梨の北杜市へ。 製薬会社勤務6年目、何より理屈を愛する男・山田が思い立った登山は、完璧な計画通りに遂行されるはず、だった――。 「あなたは少年を探しにここまで来たのでしょう?」 山中で出会った博士風の奇怪な男の一言を発端に、山田はいつしか思いもよらない異常事態に迷い込む。 理屈が通らない混沌の先、山田を待ち受けていた運命は――?
  • 星を編む
    4.5
    1巻1,672円 (税込)
    ☆2023年本屋大賞受賞作 シリーズ最新作☆ 第20回本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』続編 花火のように煌めいて、 届かぬ星を見上げて、 海のように見守って、 いつでもそこには愛があった。 ああ、そうか。 わたしたちは幸せだった のかもしれないね。 『汝、星のごとく』で語りきれなかった愛の物語 「春に翔ぶ」--瀬戸内の島で出会った櫂と暁海。二人を支える教師・北原が秘めた過去。彼が病院で話しかけられた教え子の菜々が抱えていた問題とは? 「星を編む」--才能という名の星を輝かせるために、魂を燃やす編集者たちの物語。漫画原作者・作家となった櫂を担当した編集者二人が繋いだもの。 「波を渡る」--花火のように煌めく時間を経て、愛の果てにも暁海の人生は続いていく。『汝、星のごとく』の先に描かれる、繋がる未来と新たな愛の形。
  • スピノザの診察室
    4.5
    1巻1,870円 (税込)
    現役医師として命と向き合い続けた著者が到達した、「人の幸せ」とは。 380万部のベストセラー『神様のカルテ』を凌駕する、新たな傑作の誕生! その医師は、最期に希望の灯りをともす。 【あらすじ】雄町哲郎は京都の町中の地域病院で働く内科医である。三十代の後半に差し掛かった時、最愛の妹が若くしてこの世を去り、 一人残された甥の龍之介と暮らすためにその職を得たが、かつては大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望された凄腕医師だった。 哲郎の医師としての力量に惚れ込んでいた大学准教授の花垣は、愛弟子の南茉莉を研修と称して哲郎のもとに送り込むが……。 ●著者より 読者の皆さまへメッセージ 医師になって二十年が過ぎました。 その間ずっと見つめてきた人の命の在り方を、私なりに改めて丁寧に描いたのが本作です。 医療が題材ですが「奇跡」は起きません。 腹黒い教授たちの権力闘争もないし、医者が「帰ってこい!」と絶叫しながら心臓マッサージをすることもない。 しかし、奇跡や陰謀や絶叫よりもはるかに大切なことを、書ける限り書き記しました。 今は、先の見えない苦しい時代です。 けれど苦しいからといって、怒声を上げ、拳を振り回せば道が開けるというものでもないでしょう。 少なくとも私の心に残る患者たちは、そして現場を支える心ある医師たちは、困難に対してそういう戦い方を選びませんでした。 彼らの選んだ方法はもっとシンプルなものです。 すなわち、勇気と誇りと優しさを持つこと、そして、どんな時にも希望を忘れないこと。 本書を通じて、そんな人々の姿が少しでも伝われば、これに勝る喜びはありません。 (夏川草介) ●著者プロフィール 夏川草介(なつかわ・そうすけ) 一九七八年大阪府生まれ。信州大学医学部卒業。⻑野県にて地域医療に従事。二〇〇九年『神様のカルテ』で第十回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。同書は二〇一〇年本屋大賞第二位となり、映画化された。他の著書に、世界数十カ国で翻訳された『本を守ろうとする猫の話』、『始まりの木』、コロナ禍の最前線に立つ現役医師である著者が自らの経験をもとに綴り大きな話題となったドキュメント小説『臨床の砦』など。
  • あの日見た流星、君と死ぬための願い
    4.5
    時を繰り返す世界で、僕はもう一度君に恋をした。でも―― 「一番幸せな時のまま、終わらせたいと思うのは、いけないことかな」  12月14日。高校2年生の雪は、自分が何度も同じ一日を繰り返していることに気が付いた。だが、今まで孤独に生 きてきた雪にとってその世界は望ましいものだった。  しかしある日、変化が起こる。今まで登場しなかった女の子に出会ったのだ。ループ世界の中で起こった異変。逃 げ出す彼女を追いかけて話をすると、彼女もまたこの世界をループしていると言い――。  そこから次々と判明する驚愕の事実。ループする世界で二人が導き出した答えとは、一体。 これは、痛みを抱えた少年と少女の、「生」と「死」の物語。
  • はだかのゆめ
    4.5
    1巻2,090円 (税込)
    東京から遁走して着いた四万十川の辺は、生死の境を越えた聖なる空間だった。――流される日々の中でみた夢。祖父が晩酌の時間にこぼす愚痴。母の洗濯物を干す音。父の風呂場から聞こえてくる音痴な歌。十数年の生死の記憶が詩的な言葉で鮮やかに蘇る。青山真治が「最後の映画作家」と激賞した逸材が放つ心を揺さぶる世界!
  • 畏れ入谷の彼女の柘榴
    4.5
    そうだ。 不思議が起こるべきなのだ。 光る息子の指。人語を話す猿。人の形をした心残り。 不条理な世界で「俺」は、優しさを発揮しなければならない。      唯一無二の“奇譚”語り。舞城ワールド最新作! 「ママの体に光入った」幼い息子がそう告げたあと、半年以上触れていなかった妻の妊娠が発覚。一体何が!? 表題作「畏れ入谷の彼女の柘榴」に加え、人語を話す猿に導かれ行方不明者を捜す「裏山の凄い猿」、特別な家で育ったきょ うだいの気付きを描く「うちの玄関に座るため息」の全三篇を収めた奇譚小説集。 『私はあなたの瞳の林檎』『されど私の可愛い檸檬』に連なる、シリーズ最新短篇集がついに文庫化!
  • 星月夜
    4.5
    1巻506円 (税込)
    日本語教師として東京の大学で働く台湾人の柳凝月(りゅうぎょうげつ)と、新疆ウイグル自治区出身の留学生・玉麗吐孜(ユルトゥズ)。恋人同士の彼女たちだが、柳がともに日本で暮らす未来を思い描く一方で、玉麗吐孜の心は揺れ動いていた。家族、政治、セクシュアリティー。共通の言語を持ち、幾夜も語り合ったはずなのに、柳は彼女が背負うものの重さを知らずにいたことに気がつき……。「ここでなら、自由になれると思った」――新日本語文学の旗手が描く、異国の地で出会った二人の女性の静かな祈りの物語。
  • 君に選ばれたい人生だった
    4.5
    多くの共感を呼ぶバンドの楽曲を素に、SNSで人気のメンヘラ大学生が、独自の解釈で物語を紡ぎました。 ◆収録短篇 「あぁ、もう。」 「煙」 「シンデレラボーイ」 「ナイトクロージング」 「ノンフィクション」
  • あなたが眠るまでの物語
    4.5
    緩和ケア病棟で看護師をする倉田さんの仕事は、余命宣告をうけた患者さんのケアをし、その最期の時まで寄り添うこと。チームカンファレンス、介助、エンゼルケア。ときに複雑な事情を抱える患者と家族に向き合いながら、いくつもの死を見送ってきた。 この静かな病棟で、ある日起きた幽霊騒ぎ。出所不明の噂は、患者、主治医、新人看護師、配達中の売店スタッフまでを巻き込んで、棟内に波紋を広げていき……。誰にも等しく訪れる〈最後の夜〉を描いた、号泣必至の感動作。
  • 水都眩光 幻想短篇アンソロジー
    4.5
    彼方は遠く、記憶になかったことばかり思われる 仰げば彼方は鏡のようにある。記憶になかったことばかり思われる。――「ラサンドーハ手稿」 蜃気楼のように現れる塔。ざぶんざぶんと波の音。へそから出てくるうなぎたち。母がクリーニング店に預けたもの。画家が描く瓜二つの妹たち。ある日、人類に備わった特殊能力…… 九人の実力派作家が紡ぐ幻想アンソロジー。 【目次】 ラサンドーハ手稿 高原英理 串 マーサ・ナカムラ うなぎ 大木芙沙子 マルギット・Kの鏡像 石沢麻依 茶会 沼田真佑 いぬ 坂崎かおる 開花 大濱普美子 ニトロシンドローム 吉村萬壱 天の岩戸ごっこ 谷崎由依
  • 半沢直樹 アルルカンと道化師
    4.5
    半沢直樹が絵画に秘められた謎を解く――。 江戸川乱歩賞作家・池井戸潤の真骨頂ミステリー! 明かされる真実に胸が熱くなる、シリーズの原点。 大ヒットドラマ「半沢直樹」シリーズ待望の最新刊、ついに登場! *** 東京中央銀行大阪西支店の融資課長・半沢直樹のもとにとある案件が持ち込まれる。 大手IT企業ジャッカルが、業績低迷中の美術系出版社・仙波工藝社を買収したいというのだ。 大阪営業本部による強引な買収工作に抵抗する半沢だったが、やがて背後にひそむ秘密の存在に気づく。 有名な絵に隠された「謎」を解いたとき、半沢がたどりついた驚愕の真実とは――。 ***
  • 葬る
    4.5
    浜尾麻衣は家業を継ぐべく鎌倉にある石材店・石浜に入社した。誠実な人柄で施主の信頼を集める父・隆一と、腕のいい職人の緒方と共に石浜を盛り立てるべく墓石を売る日々を送っていたある日、母の曜子が倒れてしまう――。高価な公営霊園から永代供養、樹木葬、散骨など、時代とともに家族のあり方や墓への考え方が移り変わるなか、石浜をどうしていくべきか? お墓って、なんなんだろう? お仕事小説の名手が贈る感動作!
  • 今宵、嘘つきたちは影の幕をあげる
    4.5
    大地震から一年後、東京・湾岸エリアにはカジノと少女サーカスが誕生。その開発時、正徳会グループの建設現場で責任者が自殺した。それは女子学生・マリナの父で、彼女はその謎を探るうち、少女サーカスの団員募集を知る。真相を知るためこの街で生きると決意し、空中ブランコ乗りを志す中、権力者――生徳会代表・鷲塚と出会い……。裏で蠢くカネと欲望、喝采と熱烈なファンレターに、”嘘”で立ち向かう少女の熱狂青春ミステリ!
  • 君が手にするはずだった黄金について 無料お試し版
    無料あり
    4.5
    1巻0円 (税込)
    認められたくて、必死だったあいつを、お前は笑えるの? 青山の占い師、80億円を動かすトレーダー、ロレックス・デイトナを巻く漫画家……。著者自身を彷彿とさせる「僕」が、怪しげな人物たちと遭遇する全6作の連作短篇集。彼らはどこまで嘘をついているのか? いや、噓を物語にする「僕」は、彼らと一体何が違うというのか? 『地図と拳』で2023年上半期の直木賞を受賞し、『君のクイズ』は2023年本屋大賞にノミネート。歴史・SF・ミステリと、一作ごとに新機軸の小説を発表し続けてきたマルチな作家の2023年10月刊新作から、本好き学生の就活と恋模様を描いた「プロローグ」を特別無料配信します。 *本稿は校了前のデータをもとに作成しています。そのため、刊本とは一部内容が異なる場合がございます。予めご了承ください。

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  • かたばみ
    4.5
    「家族に挫折したら、どうすればいいんですか?」 太平洋戦争の影響が色濃くなり始めた昭和十八年。故郷の岐阜から上京し、日本女子体育専門学校で槍投げ選手として活躍していた山岡悌子は、肩を壊したのをきっかけに引退し、国民学校の代用教員となった。西東京の小金井で教師生活を始めた悌子は、幼馴染みで早稲田大学野球部のエース神代清一と結婚するつもりでいたが、恋に破れ、下宿先の家族に見守られながら生徒と向き合っていく。一方、悌子の下宿先の家主の兄である権蔵はその日暮らしを送っていたが、やがて悌子とともに、戦争で亡くなった清一の息子・清太を育てることになった。よんどころない事情で家族となった、悌子、権蔵、清太の行く末は……。
  • 百年の子
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    1巻1,782円 (税込)
    昭和~令和へ壮大なスケールで描く人間賛歌。 人類の歴史は百万年。だが、子どもと女性の人権の歴史は、まだ百年に満たない。  舞台は、令和と昭和の、とある出版社。コロナ蔓延の社会で、世の中も閉塞感と暗いムードの中、意に沿わない異動でやる気をなくしている明日花(28歳)。そんな折、自分の会社文林館が出版する児童向けの学年誌100年の歴史を調べるうちに、今は認知症になっている祖母が、戦中、学年誌の編集に関わっていたことを知る。  世界に例を見ない学年別学年誌百年の歴史は、子ども文化史を映す鏡でもあった。  なぜ祖母は、これまでこのことを自分に話してくれなかったのか。その秘密を紐解くうちに、明日花は、子どもの人権、文化、心と真剣に対峙し格闘する、先人たちの姿を発見してゆくことになる。  子どもの人権を真剣に考える大人たちの軌跡を縦糸に、母親と子どもの絆を横糸に、物語は様々な思いを織り込んで、この先の未来への切なる願いを映し出す。  戦争、抗争、虐待……。繰り返される悪しき循環に風穴をあけるため、今、私たちになにができるのか。 いまの時代にこそ読むべき、壮大な人間賛歌です。
  • 圏外捜査 特命捜査対策室・椎名真帆
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    警視庁捜査一課特命捜査対策室に出向となった椎名真帆は、名前とは全く異なる仕事に戸惑いを隠せなかった。訳ありの係長と、キャリア警部が同室の女性3人の部署。捜査資料の確認のみの仕事のはずが──。
  • 【電子特典付き】冥婚弁護士 クロスオーバー
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    新米弁護士の祐一はイケメンだが卑屈で毒舌。話の通じない依頼人に日々忙殺されている。そんな彼には人に言えない秘密があった。若くして亡くなった幼馴染・琴子と「冥婚」(生者と死者の結婚)し、幽霊の彼女と暮らしているのだ。琴子は遺書の中で、当時の婚約者ではなく祐一を冥婚相手に指名したのだが、理由は隠されたままだった。 仕事にも口を出すまっすぐな琴子とぶつかりながら成長していく祐一だったが、冥婚にはある真実が隠されていて――。 「Cocoon」シリーズで注目の新鋭による、笑って泣ける〈ゴースト×リーガル〉小説! ※電子書籍版特典として、書き下ろしショートストーリーを収録しています。

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