聖者のかけら(新潮文庫)

聖者のかけら(新潮文庫)

1,155円 (税込)

5pt

4.5

聖フランチェスコの遺体はどこに消えてしまったのか――。特異な能力を有する修道士ベネディクトと、金の亡者たる助祭ピエトロは、使命を帯びて訪れたアッシジで、大いなる謎に遭遇する。ふたりはさまざまな人々と出会いながら、その核心に迫ってゆく。そして物語は驚愕のラストへ。神と聖人に篤き祈りが捧げられた中世イタリア。絶賛を浴びた冒険譚にして信仰の根源を問う本格歴史ミステリ。(解説・佐藤賢一)

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聖者のかけら(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    川添さんの本だ、と思って読み始めた。
    だから、内容面について特段知識もなく、中世イタリアへの関心が特にあったわけでもない。
    さらに言えば、ミステリもそれほど好きではない。

    が、一ページ目から、中世イタリアの世界に拉しさられる。
    とても面白いのだ。
    今年の一番の収穫本だったかもしれない。

    物語はア

    0
    2024年07月28日

    Posted by ブクログ

    最高にスリリングなミステリー!
    キリスト教内の複雑さや歴史について凄く勉強になりました。
    登場人物も魅力的で、主人公のベネディクトが精神的に成長していく様子にも心動かされました。

    0
    2024年04月13日

    Posted by ブクログ

    アッシジの聖フランチェスコの聖遺物を巡る謎と陰謀。
    このジャンル(中世、キリスト教、異端、聖遺物)は大好きなので、あの川添愛氏が書いた初の小説ということで興味を持って読んでみた。読んでみて、特に歴史専門家でも無い日本人が書いたとは思えないほどの描写と内容に舌を巻いた。さすが川添さん。

    聖遺物と言う

    0
    2025年07月22日

    Posted by ブクログ

    ミステリーとしてかなり面白いが、やはり宗教の部分にとっつきにくさがある。
    しかし、人物像の細かさや投げかけられる問いのわたしたちへの親和性が物語へ繋いでくれる良作。

    0
    2024年01月08日

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