クレイトン・M・クリステンセンの作品一覧
「クレイトン・M・クリステンセン」の「イノベーションの経済学 「繁栄のパラドクス」に学ぶ巨大市場の創り方」「イノベーションの最終解」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「クレイトン・M・クリステンセン」の「イノベーションの経済学 「繁栄のパラドクス」に学ぶ巨大市場の創り方」「イノベーションの最終解」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
本書でクリステンセンが提唱する「市場創造型イノベーション」は、貧困国であっても経済発展の道が開けるという主張が中心だ。無消費者に対応する新たな市場を生み出すことで、必ずしも制度改革が先行しなくても発展が可能になるという視点は非常に興味深い。技術革新が先に来て、制度が後から追いついてくるという流れは、従来の「まず制度を整え、その後発展を待つ」という考え方とは対照的だ。
この考え方は、最近読んだアセモグルの『技術革新と不平等の現代史』とも補完し合うように感じた。アセモグルは技術革新が不平等に与える影響を詳しく分析し、その成否が制度に強く依存すると指摘しているが、クリステンセンのようにイノベーショ
Posted by ブクログ
クリステンセン教授の最終作に当たる本作。
相変わらず教授の本は面白い…。
主題は「貧困市場のイノベーション」かな。
一般に貧困な土地というのは顧客が見込めず、ビジネスが成長する土台も存在しない。グローバル化によって労働市場が世界に広がったとはいえ、後進国は企業の下請けをするのみで発展することはない。
(ここらへんマレク・レビンソン『物流の世界史』とは真逆の意見で面白かった。クリステンセン教授にとってのイノベーション(発展)とは持続的なものなので、後進国自らがモノ・コトを生み出さなくてはならない、という意見だから当然なのだけど)
だから、後進国を発展させるためには「ただトイレを設置するだけ」