クレイトン・M・クリステンセンの作品一覧
「クレイトン・M・クリステンセン」の「DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文(2024/10/2発売分まで)」「イノベーションの経済学 「繁栄のパラドクス」に学ぶ巨大市場の創り方」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
モノを売る、ということに携わる人には必読いただきたい名書です。
⚫︎冒頭にある問い
とあるアメリカのハンバーガー屋さんでシェイクをもっと売り込みたい。ある方法で成功したのだが、どう成功したのでしょう?
↓
以下ネタバレ
↓
⚫︎不正解
・値段を変える
・味を甘くする
・量を増やす
。。。etc
⚫︎正解
・シェイクを溶けにくくした
⚫︎正解の背景
シェイクを買う顧客の多くは、アメリカ国内を移動する長距離ドライバーたち。彼らは移動中ヒマになるため、シェイクを飲んで気晴らしをしていた。シェイクが溶けにくくなることで、シェイクが長持ちし、気晴らしに使える時間が長くなった。
このように、
Posted by ブクログ
イノベーションにおいて「顧客課題から始めるべき」という誤った論説が流布しているせいで、その誤った宗教に染まっている人も多い。そんな人たちにせひ読んでほしいのが「ジョブ理論」だ。
この本の中核をなすのが「人は製品やサービスを“ジョブ(やるべきこと)”のために雇う」という視点だ。「ジョブ」とは願望や欲求そのものではない。それは、“不完全な現実”において、“仕方なく”選んだ手段であり、「本当はこうしたい」が実現できない文脈にこそ宿る。
たとえば、あの有名なミルクシェイクのエピソード――朝の通勤時、子どもを静かにさせたい父親が、粘度の高いミルクシェイクを“雇う”という話。ここには、「子どもがジュー
Posted by ブクログ
本書でクリステンセンが提唱する「市場創造型イノベーション」は、貧困国であっても経済発展の道が開けるという主張が中心だ。無消費者に対応する新たな市場を生み出すことで、必ずしも制度改革が先行しなくても発展が可能になるという視点は非常に興味深い。技術革新が先に来て、制度が後から追いついてくるという流れは、従来の「まず制度を整え、その後発展を待つ」という考え方とは対照的だ。
この考え方は、最近読んだアセモグルの『技術革新と不平等の現代史』とも補完し合うように感じた。アセモグルは技術革新が不平等に与える影響を詳しく分析し、その成否が制度に強く依存すると指摘しているが、クリステンセンのようにイノベーショ