作品一覧

  • たらしの城
    3.0
    1巻880円 (税込)
    愉快、痛快! これぞ秀吉――若き秀吉=木下藤吉郎が、天性の“ひらめき”と“愛嬌”で人心をつかみ、一夜で城をつくる。藤吉郎一家・弟の小一郎が、次々に加わる仲間たちと力を合わせて、乱世を生き抜いてゆく。史上まれにみる出世街道を突き進んだ戦国武将・豊臣秀吉の魅力あふれる物語。
  • 天下一のへりくつ者
    4.5
    1巻880円 (税込)
    天正一八年五月、小田原城は豊臣秀吉の大軍勢に包囲されていた。北条家にもはや打つ手は無い。当主・氏直は腹を切る覚悟を固めるが、三代目氏康以来の重臣・板部岡江雪には大逆転の秘策があった。僧形の異才は持ち前の弁舌を武器に、絶体絶命の氏直を天下人にすべく暗躍する。天下一のへりくつ者は、乾坤一擲の大勝負に勝てるのか!? 迫真の筆致で描く戦国絵巻!
  • 真田の兵ども
    4.5
    1巻1,034円 (税込)
    日本を真っ二つに分けた関ヶ原の戦いの直前、真田昌幸の愛した上田の地に、徳川秀忠が攻め入って来る。味方の二十倍の大軍勢を前に、一族、家臣、城、領地、民、忍び、すべてをつぎ込んだ真田の戦略が動き出す。密命を帯びた真田忍びの源吾は、真田信幸付きの小姓に姿を変え、敵味方の間を駆け抜ける。だがこの若き忍び武者には意外な役割と正体があった――民ともに、一族の存亡と男の夢を賭けた上田城攻防戦に刮目せよ!
  • 天に挑む 大谷刑部伝
    5.0
    1巻2,090円 (税込)
    「百万の軍勢を率いさせたい」 天下人豊臣秀吉にそう言わしめた男、大谷刑部。 敦賀五万石の小領主は、なぜ天下分け目の大戦を起こせたのか。どんな思いで関ケ原の戦場に立ったのか。生い立ち、病との闘い、父なる主君、友との出会いと訣別、家臣・家族との絆、そして、最強の敵への挑戦。謎につつまれた名将の渾身の生き様を、新視点で描く。 これは運命から逃げず、命を燃やし尽くし伝説となった男の物語。
  • 家康の猛き者たち 三方ヶ原合戦録
    4.0
    1巻946円 (税込)
    今こそ家康の求心力を高め、鉄の家臣団を作り上げる。それこそが徳川家を強くすることに?がる。その要となる人物は「本多平八郎忠勝」しかいないと徳川家康は考えていた。甲斐の武田信玄が勢力を伸ばす中、遠江国二俣城をめぐり、争いは続いていた。先行した忠勝と武田軍が一言坂で激突した後、両軍は三方ヶ原で再び相見えることとなる。徳川勢八千に織田勢三千が加わった、総勢一万一千の部隊が、武田勢三万に挑む。常に激闘の中に身を置きつつも、生涯傷一つ負わなかったという徳川軍団随一の武者、本多平八郎忠勝を描くエンタテインメント歴史時代小説。
  • 織田一~丹羽五郎左長秀の記~
    3.8
    1巻770円 (税込)
    「織田信長公死す」――本能寺が燃え落ち、織田家中の誰もが右往左往するなか、「織田一の男」と謳われた丹羽長秀は何を思い、何を為すのか? 山崎の合戦、清洲会議、賤ヶ岳の戦い、小牧・長久手の戦い――歴史の転換点で長秀が見せた不可解な言動の裏には、未来を見据えた深謀遠慮があった。「信長公記」の著者、太田牛一の視点から描かれた戦国秘史!(『織田一の男、丹羽長秀』改題)
  • 慶次郎、北へ 新会津陣物語
    3.0
    1巻770円 (税込)
    豊臣秀吉が世を去り、五大老筆頭の徳川家康は、前田家を屈服させるなど、天下取りの野望を露わにし始める。そして次の標的を上杉に定めた。そんな折、前田慶次郎が会津に入り、穀蔵院飄戸斎の名で上杉に仕官する。上杉家の家老・直江兼続は家康を糾弾、会津攻めを誘う。それは上方の石田三成の挙兵と呼応した、家康を挟撃する一大作戦だった。狙い通り家康を西へ向かわせた上杉は、伊達、最上と東北の熾烈な戦いへ。『乱世をゆけ 織田の徒花、滝川一益』で第九回角川春樹小説賞を受賞した著者が、天下のかぶき者の最後の戦いを描く!
  • 乱世をゆけ 織田の徒花、滝川一益
    3.3
    1巻770円 (税込)
    甲賀の忍びあがりの土豪、滝川久助は、里の陰謀で父を失い、兄を殺め出奔。久助は名を一益と改め、諸国を放浪中に織田信長と運命的な出会いをする。一益は、射撃や忍びの腕だけでなく、武将としても力をつけ、信長の寵臣として存在を大きくしていく。天下への道を着々と進んでいく信長だったが、天正十年(一五八二)、家臣・明智光秀の突然の謀反によって斃れてしまう──。一益を頼みとする若き前田慶次郎、伝説の忍者・飛び加藤といった魅力的な脇役も登場。謎多き武将、滝川一益の波乱に満ちた生涯を描く。選考委員が大絶賛した、第九回角川春樹小説賞受賞作。
  • カラー改訂版 TOEFLテストに でる順英単語
    -
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 最新データベース分析に基づいた頻出順英単語帳。厳選3300語を頻出順・よく使われるフレーズの形で掲載しているので能率的に身につく!コンパクトサイズでスキマ時間に最適。

ユーザーレビュー

  • 天に挑む 大谷刑部伝

    Posted by ブクログ

    初めて読む作家さん。豊臣秀吉に「100万の軍勢を率いさせたい」と言わしめた大谷刑部吉継の物語。大谷刑部吉継、初めて知る人物。天下分け目の戦い、関ヶ原の戦いを起こした。とても面白かった。

    本書を読んで、改めて思ったのは歴史は勝者の視点から描かれる、ということ。この本を読むまでは、豊臣秀吉はどちらかというと嫌いで、大谷刑部吉継と深い友情で結ばれていた石田三成も嫌いだった。でも、この本の視点から読み取る彼らはその思いを覆した。どちらがどうだ、というのではないけれど、一方からの視点からのみの判断はしない。

    学校の授業で「関ヶ原の戦い 1600年」と教えられるけれど、そこに至る背景などは語られない。

    0
    2025年06月08日
  • 真田の兵ども

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新しい視線での真田家の戦いを読むことができた。
    確かに昌幸と信幸が連携していたという可能性はあり得るし、自分の子供を他人に預けて育てるということもあり得るが、なかなか頭は回らなかった。とても面白く、最後は少し感動しました。

    0
    2025年03月01日
  • 天下一のへりくつ者

    Posted by ブクログ

    北条家の外交僧で後に秀吉の御伽衆、家康に仕えた板部岡江雪斎の一代記。持ち前の弁論で小田原の役にとおける中央政府との交渉で当主氏直の助命とその後の北条家の再興に奔走し、家康に仕えた後は小早川秀秋の寝返り工作を務める。
    また北条得宗家の末裔であるという説もある。

    小田原の役での逆転勝利の為、氏直の命を受けた江雪斎が黒田官兵衛、徳川家康を巻き込んだ策謀を張り巡らす。果たして北条家の命運は、、、

    0
    2025年01月16日
  • 天に挑む 大谷刑部伝

    Posted by ブクログ

    大谷吉継の話。
    吉継の心情に丁寧に寄り添って書かれており、読みながら共に苦悩し、歓喜し、周りの人間たちに感謝の念を抱いた。
    信繁に大学が刑部の手記を渡すという展開もとても良かった。
    タイトルの「天に挑む」も、深みというか厚みがあって良かった。

    0
    2024年08月31日
  • 天に挑む 大谷刑部伝

    Posted by ブクログ

    光と影の関係のように石田三成と友に語られる大谷吉継。
    なにかと振る舞いが派手な石田治部に対し大人な振る舞いの大谷刑部というイメージそのままに戦国末期の群像劇を描いた作品。
    物語前半で冷静沈着な吉継のイメージを植え付けられ、その流れで秀吉没後の家康とのやりとりを読むことになるのではじめは「あれ?家康もしかしていい奴?」と感じ、そして読み進めるとこれでもかと狸親父っぷりを思い知らされる。
    ある種、この本の大谷吉継は徳川家康の恍惚さをとてつもなく大きく築き上げるためのバイプレーヤーにさせられてる感すらあります。
    もちろん、物語の芯は終始刑部にあるのですが、関ヶ原に向けての世の中の動きがこれほどうまく

    0
    2024年07月25日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!