白尾悠の作品一覧
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
誰かの物語のヒロインじゃなく、
どんな女性も、
自分の人生の主人公--
…そんなメッセージが
2つのエピソードで繋がっていく。
そしてこれがまた、夢と希望にあふれた、
あのウォルト・ディズニー社をモデルにしたお話なんだから、余計におもしろい。
2つのエピソードは
時代を超えて(1930年代後半~と、20XX年)、
国をも超えて(アメリカ本社と、日本支社)、
働く女性たちの逆境、障害が描かれている。
創業初期においては、
女性初のアニメーターとなったレベッカが、
社内での性差別、労働者闘争、戦争に翻弄される。
これはディズニー社の社史を調べなから読むと、
モデルになった人物、作品が察せられておすすめ。
あの名作がこんな時期に発表されたのかーとびっくり発見だった。
一方、現代の日本支社では
コーポレートPRの真琴が、
派遣・契約社員と正社員の格差、育休社員との関係に悩みながら、
名もなき過去のクリエイターたちの作品を発掘し、レベッカたちの偉業に迫る。
こちらはちょっぴりミステリーのようなわくわく感がよかった。
そして真琴は
2つの時代をつなげ、たくさんの女性スタッフの夢を叶えるイベント開催へ…。
夢と希望のシスターフッド小説だった。
Posted by ブクログ
北欧で誕生した住まい方がベースとなっている、多世代の住人が協働するコミュニティ型マンション『ココ・アパートメント』を舞台としたオムニバス形式の連続短編。
シェアタイプを含め各種独立した各居室があり、月に数回当番が食事を作り皆で食卓を囲む…シェアハウスと団地の中間ぐらいの感じでしょうか。年代も世帯構成もバラバラな人が、隣人としての関係を築いていく。それぞれに問題や悩みを抱えながら、踏み込みすぎず助け合える。もちろん物語のように良いことばかりじゃないでしょうが、特に子どもが育つのには中々良い環境ではないかと思いました。『コハン』の当番はけっこう大変そうですが。
田舎のおばあさんの『康子』さん。訛り言葉を読んでもしやと思ったら、やはり同郷でわかりみが深い…なのに意外と波乱万丈な人生でびっくりです。
とっても優しい話でした。
Posted by ブクログ
なんとも言えない、時代は30年くらい前を描いているとはいえ、今の時代に通ずる部分がありすぎて、受け止めきれない内容だった。
自分自身はそもそも中学生時代「社会」という科目が得意ではなかった。履修の問題で高校では日本史を勉強する必要がなく、理系だったので受験も地理のみで乗り切ってしまったため、普通の人以上に歴史音痴だと自負している。どこで生まれたひとであろうとも、人と人として付き合いたいという自分のスタンスは変わらないと思う。ただ、歴史の中で何があったのかは、基礎的な部分だけでも受け止めておきたいと思った。
先日、初めてアイヌの歴史に触れて、かなり衝撃を受けた。知れてよかったと思った。