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Posted by ブクログ
北欧で誕生した住まい方がベースとなっている、多世代の住人が協働するコミュニティ型マンション『ココ・アパートメント』を舞台としたオムニバス形式の連続短編。
シェアタイプを含め各種独立した各居室があり、月に数回当番が食事を作り皆で食卓を囲む…シェアハウスと団地の中間ぐらいの感じでしょうか。年代も世帯構成もバラバラな人が、隣人としての関係を築いていく。それぞれに問題や悩みを抱えながら、踏み込みすぎず助け合える。もちろん物語のように良いことばかりじゃないでしょうが、特に子どもが育つのには中々良い環境ではないかと思いました。『コハン』の当番はけっこう大変そうですが。
田舎のおばあさんの『康子』さん。訛り言葉を読んでもしやと思ったら、やはり同郷でわかりみが深い…なのに意外と波乱万丈な人生でびっくりです。
とっても優しい話でした。
Posted by ブクログ
心地よい暮らしを作るために住人が協働するコミュニティ型マンション、ココ・アパートメント。
それぞれの居室はあるが、共有するリビングは当番制で掃除をしたり、定期的に食事当番が皆に食事を振る舞ったり。季節毎のイベントもあったりと。
なんて楽しそう!だけど人見知りの私には無理無理‥‥と思ってしまいます。
でも若者達のシェアハウスと違って(若者のシェアハウスが如何なるものかも良く分かっていませんが‥‥)ここに住む人達は訳あってここに辿り着いた人達。そんな人達の連作短編集です。
老若男女、様々な人が暮らしています。一人暮らしだったり、家族と一緒だったり、同棲するカップルだったり。
正直、若者の話の時は、軽くてうるさい文章で読むのをやめようかな?なんて思ってしまったのだけれど、読み進んでいくと、泣けたりしている自分がいました。これこそが、ココ・アパートメントの真髄なんだなと思いました。年齢や立場や性別が違うからといって理解できないと切り離すのではなく、まずは話してみること、相手を知ることで関係はがらりと変わる。
(あ!今気付いたけど、タイトルがすでに“うるさい”だった!)
こちらがうるさいと思っているように、あちらもこちらをうるさいと思ってますよね。でも、相手を知ることで関係が変わる。
そしてココ・アパートメントの何よりも良いところは、困った時に助け合うのはもちろんのこと、程よい距離感で放っておいてくれるところ。
共用リビングで泣いている住人に声をかけることなく、そっとドアを閉める場面に号泣しました(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
是非とも連続ドラマにしてほしい!
とても良かったです(о´∀`о)
Posted by ブクログ
心地よい暮らしを作るために協働するコミュニティ型マンションのココ・アパートメント。
ここでは、当番が食事を用意し、住人が一緒にダイニングで食べる「コハン」があったり、互いの子どもを預けあったりすることもあれば、個人の独立性も重視した住まいである。
ここに住んで良かったと思える人たちにもそれぞれに事情を抱えていて…。
エリート男子学生やシングル家庭の親子、結婚や出産に惑うカップル、発達特性のある子どもを育てる夫婦などいろいろな悩みを抱えているのだが、それだからこそ誰かがそばにいて話を聞いてくれるとか、違った目線でアドバイスしてくれるとかがあり、お互いに助け合っているのだろう。
自立してる人でないと、ここでの暮らしは難しいとあったが、自立は生活のことだけではなくて、自分の軸、自分の世界があることだと。
自分自身でいられる場所や時間であり、自分は自分、他者は他者、それぞれの考え方・やり方があって当たり前ということを認めることであるともあった。
確かにそうなのかもしれないと…。
ここに住む老女・康子さんの過去は、あまりにも縛られすぎていたのと彼女の事情がその時代では隠さなければならなかったということに壮絶な人生を歩んできた苦しみを感じた。
彼女こそ、他者の気持ちがいちばんわかる人なのかもしれないと思った。
Posted by ブクログ
第1章 人に呆れられたことの無い優秀な男子高校生×生活の達人、老女
東大を目指せる程、勉学に長け、大人に求めれれるタスクを軽々こなしてきた賢人は、誰かを馬鹿にすることはあれど、馬鹿にされたことは無い。
子供っぽくて、周囲からハブられている淳也とつるんでいたことで、女友達に、「あんたは同類、いつも傍観者であることがかっこいいと思って、当事者にならない卑怯な人間。井の中の蛙として、狭い世界で生きてろ」と、自分が思われている人間像と全く違ったそれに、ショックを受け、自分のことが全然わからなくなった。
「僕は大事なことを一つも知らない…馬鹿なんですかね」
老女「ものを知らないのは馬鹿とは違う。自分がものを知らないことを知らないのが馬鹿なんだよ、傲慢に繋がる。」ソクラテスもそういってる。『無知の知』だ。
第4章
夫は、なんの不自由もなく育ち、一流の大学をでて、それなりの社会的地位を得た。そうすると、自然に他人を見下し、「下の人間」から奉仕されることを当たり前のように考える。
そして、それを他人に押し付け、相手の気持ちなんて考えない。。
第5章
他人を批判したり、口出ししたりするのは自立していないから。
自立とは自分の世界を持っている人の事。
それがあれば、他人にもその世界があるってわかるし、他者は他者として、それぞれやり方や考え方があると納得出来る。
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小説・文芸
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