魔法を描くひと

魔法を描くひと

2,145円 (税込)

10pt

3.3

「私の人生の主は私。何ものにも、簡単に委ねてやるもんか」
20世紀初頭にアメリカで創業し、世界中から愛されるアニメーション会社となったスタジオ・ウォレス社。1937年、レベッカは類稀な画力でウォレス社に入社を認められたものの男性ばかりの社内で実力を評価されない日々が続く。それでも仲間と協力し作品創りに励むが、第2次大戦の影が忍び寄ってくる……。
時を隔てた現在、ウォレス日本支社で働く契約社員の真琴は、偶然見つけたデザイン画から、素晴らしい才能を持ちながら歴史から忘れ去られた「彼女」たちの人生を知る――。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

魔法を描くひと のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    戦争、性差別、労使の反発といった逆境の中で、自分たちの意思が伝わる映像作品を作るという信念だけは貫いた、1940年代のアメリカの女性アニメーターたち4人のストーリー。
    性差別により、実力に反して自分たちの発言力もない中で追い討ちをかけるように労使対立によるリストラの陰が彼女たちを待ち受ける。それを乗

    0
    2025年05月06日

    Posted by ブクログ

    4人のミューズが醸しだした物がたり。ふたつの地、ふたつの時を越えて描き続けた人びとに心を揺すぶられた。

    0
    2025年04月22日

    Posted by ブクログ

    ウォルトディズニーの会社になぞらえた、架空の会社、架空の人々、戦前戦中戦後を生きたアニメーションに携わる女子4人。第二次世界大戦、ストライキ、赤狩りに翻弄される時代を生き抜いた4人。僅かな痕跡しかない4人の業績を現代の同じ会社女子が解き明かしていく過程が面白い。大変な時代だったなと思うと同時に女性の

    0
    2025年03月28日

    Posted by ブクログ

    レベッカも真琴も性別や時代に影響を受けて生きづらい人生だけど、信頼できる人たちに会えて、それが財産だなと思う。
    女性だからすごいじゃなくて、属性に捉われず生み出されたものがすごいって評価されるべきって件に同意。
    でも結局「未来を切り開いた女性たちがいた」って括られちゃうんだよね。それが悪いとも思わな

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    1940年代のアメリカで性差別と戦い乍ら、自分たちの作品を手がける女性アニメーター。伝説の彼女らに憧れる派遣のアニメーター真琴。
    過去と現代の二つのストーリーをディズニーで働くアニメーターの目を通して描いている。アメリカの物語が凄く良かった。

    0
    2025年10月21日

    Posted by ブクログ

    男女差別、正社員と非正規社員の格差、戦時中の人種差別など、色々詰め込まれていて、途中で話が長いなと感じた。同じ女性でも、立場が違うと何もかもが違う。性別に関係なく、頑張って成果を上げた人が正しく評価される社会になってほしい。

    0
    2025年04月16日

    Posted by ブクログ

    あまり考えた事なかったけれど、アメリカでは戦時中にもアニメーション映画って作られてたんだ。男尊女卑は国境関係ないね。スタンドバイミーの映画製作会社版な印象。女から生まれて女を見下すって変な話。その発言も男に対する差別なんだけど。
    戦争は誰のためにもならない。終戦の喜びが原爆投下の絶望を上回る程に。

    0
    2025年03月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一応別名にしているが、ディズニーで働く女性たちの2つの時間軸の物語。

    一つは20世紀初頭、ディズニー勃興期にアニメータやイラストレイターとして働いたレベッカとその仲間達が、女性ゆえの地位的差別や、世界恐慌第二次世界大戦などの激動の中で働き生きた物語。

    もう一つはコロナ期つまり現代日本の契約社員真

    0
    2025年09月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    20世紀初頭に創業した世界的なアニメーション会社であるスタジオ・ウォレス社。60年前に日本で開催した展覧会の展示品が発見され、新しい展覧会が行われることが決まった。日本支社の契約社員の西真琴は展示品の希望リストを作成するためアーカイブを確認していて魅力的なデザイン画を見つける。そこにはM.S.HER

    0
    2025年04月29日

魔法を描くひと の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川書店単行本 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

白尾悠 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す