小説作品一覧
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 美しく豊かな自然が育む、動物たちの〈いのち〉の輝き 鳥獣虫魚を詠んだ名句・秀句を一日一句一年間、写真とともにガイドした決定版俳句入門! 巻末には植物学者・稲垣栄洋さんのエッセイも収録しています。 「俳句には、さまざまな季節の動植物が詠み込まれる。私はファーブル昆虫記を愛読するような子どもだったから、教科書で「やれ打つな蠅が手をすり足をする」という小林一茶の句を見たときには感動した。蝿の姿が活き活きと表現されているし、命乞いをしているというたとえもユニークだ。 小林一茶は江戸時代の俳人だ。ということは、私は一茶の句を通して、数百年もの時を超えて、江戸時代の蝿の姿を見ていることになる。モデルとなった蝿は、まさか自分の所作が後世に伝えられるなど、思ってもみなかったことだろう」(稲垣栄洋「俳句のある風景」より)
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-明治15年から50年余にわたってイタリアのシチリアに住み、一流の洋画家として活躍しつづけた日本人女性、ラグーザ・玉の一生を描く感動の物語。 〈目次〉第一章 ラグーザとの出会い 第二章 イタリアへわたる 第三章 プロの画家としてかつやく 第四章 なつかしい日本へ
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-生きるため命がけで海を渡る キリスト教信者は迫害から身を守るため小舟で長崎の外海(そとみ)から五島に逃げた。70キロメートルを命がけで海を渡る。途中3~4の小島によりながら五島を目指した。 【目次】 キリスト教信者 潜伏キリシタン 遠い島 出航 船酔い 最初の島 神様がいた 舟の底板 幻の島 遂に見つけた 集落に加わる 絶望 新天地 希望の地 【著者】 眞弓保治 1948生まれ・郡山工業高校卒業後東京の建設会社に入社・5年で退社 東京デザイナー学院デザイン科に入学・卒業後婦人制作会社に入社・13年働く・その後1級建築士資格摂取し、1級建築士事務所を開設し現在に至る。
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3.8家族も友達もこの国も、みんな演技だろ――元「天才」子役と「炎上系」俳優。高1男子ふたりが、文化祭で演じた本気の舞台は、戦争の惨劇。芥川賞作家による圧巻の最高到達点。 かれはこの場のぜんぶを呪っている。 それを才能といってもいい。 そして演じるちからに変えている。 「最高に読み応えがあり、かつ唯一無二の印象がある。時代のフロンティアに刺さっている。」――古川日出男(朝日新聞文芸時評) 「間違いなく、作家・町屋良平のキーとなる作品」―山﨑修平(週刊読書人文芸時評) 本心を隠した元「天才」子役・生崎(きざき)と、空気の読めない「炎上系」俳優・笹岡(ささおか)。性格は真逆だが、同じように親を憎み、家族を呪い、そして「家族を大事に」というこの国が許せない。互いの本音を演じあうふたりはどこへ向かうのか――? 「今この国の空気」を生きるすべての人へ問う衝撃作! 「デビューから7年のすべてを投じました」――町屋良平
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4.5町長不在となったシンフルの町。長年にわたり陰で町を仕切っていた婦人会の会長アイダ・ベルが、ついに表舞台に立つべく立候補する。二週間前から身分を偽り町に住んでいるCIA秘密工作員のフォーチュンは、これまでの縁から選挙戦を手伝うことに。ところが、アイダ・ベルと対立候補テッドの公開討論会が終わった直後、テッドが殺されてしまう。テッドの妻に犯人扱いされた友の無実を証明するため、フォーチュンたちは立ちあがるが、その結果シンフルはまたも大騒ぎになるのだった! したたかな女性たちが大暴れ、〈ワニ町〉シリーズ絶好調!/解説=上條ひろみ
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3.7元気ですよ! 幾多の名勝負を繰り広げ、ファンを熱狂させた”燃える闘魂”。現在もまた、難病の「全身性トランスサイレチンアミロイドーシス」と闘う姿を公表し、多くの人に生きる勇気を与え続けている。そんなリングのレジェンドが、かつて魂をぶつけ合ったライバルとの名勝負を解説する。ドリー・ファンク・ジュニア、ジョニー・バレンタイン、ルー・テーズ、カールゴッチ、アンドレ・ザ・ジャイアント、モハメド・アリ、タイガー・ジェットシン、ローラン・ボック、マサ斎藤、ストロング小林、ラッシャー木村、長州力、藤波辰爾、タイガー・キング、前田日明他、40試合について言及している。
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-◆生きるということ 丸山ひとみは高校生の頃、自殺した女の死体を見つけるため友達三人でボートを借りて海に行った。その時、海に落としたオールを取りにいかせたことで友人を死なせてしまった。いくつもの死が幻を見せる追憶のストーリー。 ◆佃煮 製紙会社のOL梶川まさこは金に困っていた。居酒屋の支払いに困ると店主は白いサンプル紙で良いという。鹿肉と佃煮をふるまわれる。そのあと、まさこは居酒屋で食べた料理の正体を知る。 ◆思い込みも恋のうち 角川まゆみは、働いている緑書店の上山純二店長と付き合っている。それなのに書店の飲み会で純二は佐々木ケイと結婚すると報告した。倒錯した悲劇、犯人の主観風サスペンス。 ◆親切な隣人 真山ゆかりは料理が下手で家族は健康を崩してしまう。隣人の美佐子に代わってもらうが、ゆかりだけが死んでしまった。やがて残された家族も狙われる。 ◆キャスティング 井上ゆかりは売れない女優だった。結婚も失敗し、狭いアパートに一人で暮らしている。ある日、隣家の女性が夫を殺したので通報してくれと頼んでくるが。 ◆弁当にはウィンナがつきもの 弁当屋のパート川上ゆりこは、ハンサムな主任と不倫関係になるが、竿主任という彼のあだ名を知る。女性のプライドが鈍くギラリと光る喜劇的な物語。 ◆願いが叶った彼 二十年も彼との不倫関係を続けている。若かった彼は老い、定年後の予定をよく話すようになった。私との二十年は何だったの? 古い洋館を舞台にエリート男への女の復讐劇。 ◆可愛い女 川上可奈子は死んだ娘の良子が残した手紙を見つけた。そこには夫の優への衝撃のメッセージが。真相を求めるミステリー。
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3.8不登校の時間を支えたもの。 著者の小林凜は現在高校2年生。 凜は、小・中学校時代、壮絶ないじめにあい、 学校にも守ってもらえず、ほとんどの時間を不登校で過ごした。 そんな中、9歳の時「朝日俳壇」に初投稿、長谷川櫂氏の10句に選ばれる。 その後も次々と入選を続け、 11歳で出版した『ランドセル俳人の五・七・五』は、ベストセラーとなる。 現在高校生として、はじめて学校生活を楽しむ日々を送っている凜は、 本書で、孤独と向き合った小中学生の日々、 家族に支えられ、動物たちに愛情を注いだ日々を描き出した。 凜の感性を磨いた日々は11編のエッセイと79句になった。 本書を読んで、子どもの不登校を見守る母親は 「家族がこういうふうに接してあげればよいのだと知りました」 という感想を寄せてくれた。 凜を見いだした俳人の長谷川櫂氏は、 巻末に「闘う人」というタイトルで寄稿し、こう評する。 「孤立無援のただなかで凜君は俳句に出会い、俳句を作りつづけてきた。 これらの句は小さな動物、小さな植物を虐げるものへの 抗議と抵抗であることを忘れてはならない」。 子どもの心に寄り添うすべての人の心に響く1冊です。
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-結婚5年目の伊乃、南仏リビエラのハインリッヒ……。山田耕筰に師事するも、病気のため音楽をあきらめた作家による傑作小説集、全9篇。
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3.3大崎署の刑事・安西京香は警視庁への昇進が決まっていたが、薬科大生を中心とした服毒自殺事案が発端となり、1年間の休職を余儀なくされた。彼女が密かに行なっていた独自捜査に上層部が目をつけたのだった。京香の復帰は、女子高生の自殺現場への臨場となった。高校生の名前は新崎芽衣奈、現場は自宅寝室。壁には人気アイドルグループ「アリスエイジ」の中心人物・三笠ほのかのポスターが貼られていた。半年前に自殺したほのかを追って、世間では彼女のファンと思われる若者たちの自死が続いていた。解決済みであるはずのかつての事件が、再び京香の中で頭をもたげ始めた…。メビウスの輪の始まりはどこに? 真実と心理に迫るアイドル×警察×ミステリー!
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4.0自分達を守ってくれると思っている存在は、実はとんでもないモノなんじゃないかと」 神か、異形か。里の社で祀られるモノの魁偉なる姿とは―― (「やまのかみ」より) 内藤駆が蒐める奇怪霊妙な体験談 2年ぶり待望の実話怪談最新作! 奇絶怪絶。世の怖い話のなかでも極めて異彩を放つ壮絶な体験談ばかりを蒐集する内藤駆が2年ぶりに放つ待望の最新刊。 ・台風の夜、命を取りに港町へ押し寄せる不気味なモノ達「死亡フラグ」 ・秘め事の最中に現れる毛虫の赤ん坊と呼ばれる恐ろしい異形「体育倉庫」 ・居たはずの人物が周囲の記憶ごと掻き消える…不可思議な存在消失譚の引き金とは「机の下」 ・水田のお社で出遭った神様とされる禍々しき何か「やまのかみ」 ・東南アジア某国の通称病人村で目撃した化け物の姿「ハハタン」 ・幕末から続く因果を一身に受ける少年への凄惨な祟り「霧雨」 ――など異形なる恐怖譚22篇を収録。
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4.1王に名を消し去られた風、部族ひとつを溺れさせる砂の海、泳ぐ人々が壁一面に描かれた泉の洞窟――妖しくも美しい情景が、男の記憶には眠っていた。砂漠に墜落し燃え上がる飛行機から生き延びた彼は、顔も名前も失い、かつて野戦病院だった屋敷で暮らす。世界からとり残されたこの場所に、一人で男を看護する女性、両手の親指を失った泥棒、爆弾処理班の工兵と、戦争の癒えぬ傷を抱えた人人が留まり、男の物語に耳を傾ける。それぞれの哀しみは過去と現在を行き来し、記憶と交わりながら、豊饒な小説世界を展開していく。英国最高の文学賞、ブッカー賞五十年の歴史の頂点に輝く長編。/解説=石川美南
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3.8県警本部捜査一課・秋月春風(あきづきはると)巡査部長。生後三ヶ月になる可愛い息子・蓮(れん)くんのため、刑事としては初めての“育休”に挑戦中――。 七キロの蓮くんと大きい赤ちゃん用バッグを抱え外出するのに慣れた頃、ひょんなことから質屋強盗殺人事件の人質になってしまう。だが蓮くんのウンチやミルクの時間は事件とお構いなしにやってきて。果たして無事に生還できるのか?! (「人質は寝返りをする」) 六ヶ月になった蓮くんを連れて実家からの帰り道、春風は高速道路で特徴的なラッピングカーを目にする。その模様は乗車に疲れぐずる蓮くんをひと時ご機嫌にしてくれたが、知らず知らずのうちに犯罪のアリバイ作りに協力してしまうことに。(「瞬間移動のはずがない」) 県警本部庁舎に不審物が届けられた。それは最近刑務所から出所したある人物からの、復讐予告。春風はある晴れた休日の昼下がり、家族連れで賑わうショッピングモールに出かけた。姉に蓮くんをあずけ、久しぶりにデート気分を味わうはずだったが。(「お外に出たらご挨拶」) 母性神話、育児放棄、DV、親権争い、乳幼児突然死症候群……現代社会の育児における様々な歪みや問題点を、軽やかかつ徹底的にミステリとして描ききった著者渾身の代表作。
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3.0うま~い飯が、史実を変える? 期待の隠し玉新人が贈る戦国×飯×エンタメ登場! ――超高身長・2メートル近い恵体を誇る管理栄養士・緒方直哉は悩んでいた。妹の結婚式を彩るウェディングケーキを兄自ら考案することになったのは良いものの、ちっとも納得のいくアイディアが浮かばない――巨体に似合わぬちまちまとした作業にせっせと熱を注いでいるうちに自宅のキッチンで転倒。気が付けばそこは……戦国時代の伊達藩だった!? 宴の最中に突然天井から降ってきた直哉の巨体は伊達政宗公に直撃。当然ながら刺客の類と疑われ、命を取られるギリギリの状態に追い込まれた直哉は、思わずはったりをかましてみる……「俺の料理で、伊達藩を強くしてみます!!」 自身の天下取りを信じてやまない独眼竜・伊達政宗をはじめ、冷静沈着・知将の片倉小十郎、超絶無口ですぐ切りかかる伊達成実、ぶっきらぼうでオカネ大好き・くの一の霞とともに疾風怒涛の飯三昧!! 「俺、結婚式、でれんの……?」
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3.316歳での衝撃デビューから5年。この才能は、誰も予想しなかった進化を遂げた。 世界の中心に聳える巨大な〈木〉。人々は枝の上に家を建て、各地から人が集まり、やがて国ができ、文明ができた。だが、他国から〈木〉のもとを訪れた学者は気がつく。 「こんなものは本来、地球に存在しえない」。 この〈木〉はいったい何なのか? 宗教の長となった少女、天文学に人生を捧げる青年、革命組織に身を置く男―― 数奇な運命に巻き込まれた人々の叡智と苦悩が積み重なり、やがて壮大な謎が解き明かされていく。 これは力ではなく、知性で世界を変えようとした人たちの、幾千年の物語。
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4.5動物の言葉が分かる美苑は、植物学者で大学教授の父と、厳格な華道師範である母親と住む家の中庭やアトリエで、生き物たちの言葉に耳を傾けるのが日課だった。一方、学校では人付き合いが苦手で「空気が読めない」子として回りから距離を取られていた。ある日、目覚めると、前日まで元気だった父が急逝した事実を知らされる。そんな美苑に声を掛けたのは、父の同僚である児玉先生。大学の植物園で飼育されている子供のグリーンイグアナを育てないかと美苑に提案する。そして14年間、「ソノ」と名付けられたイグアナと共にアトリエで暮らし、充分満たされた生活を送っていたのだが、突然母から呼び出され、驚愕の通告を受ける。母の体に癌が見つかり余命は恐らく半年。その半年の間に結婚せよと言われ……。
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3.3まもなく国家の財政は破綻します! 出版社の営業・池内貴弘は急な異動で月刊誌の経済担当に。新たな職場に戸惑う最中、叔母から不動産運用に関して相談を受ける。執拗に融資を持ちかける担当者は、なんと仙台の地銀に勤務する池内の元恋人だった。 池内は面会するも、直後に彼女は自殺してしまう。一体なぜ? 周辺取材から見えてきたのは苦境の地銀と、過酷なノルマだった。彼女はその処方箋を求めて、ある男に会っていたという。 古賀遼、人は彼を金融界の掃除屋と呼ぶ。政界の重鎮の命を受け、日銀総裁人事にも関与していたようだ。池内は、古賀の暗躍を白日のもとに晒そうと奔走するが――。 この小説は経済記事よりリアルだ――解説・原真人氏(朝日新聞編集委員)
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-その家では必ず長男が早世する…。呪われた旧家の恐るべき因縁とは!? 小説投稿サイト〈エブリスタ〉内、 「ホラー×怪談」部門で17日間連続第1位( 2019/12/03 ~2019/12/19) 「ホラー×心霊」部門で17日間連続第1位( 2019/12/03 ~2019/12/19) 「ホラー」全体部門でも6日連続1位(2019/12/07~2019/12/12) 話題沸騰の長編ホラー小説が文庫になって登場!!! その家では、代々長男が早世する――。 実話怪談蒐集家の種島正輝は、ある地方の旧家の因縁めいた話に興味を惹かれ、独自に調査を開始する。だが、その因果の元を辿るうち、さらなる凶事が連鎖し、種島たち関わった人間を巻き込んでいく……。 一家が密かに祀ってきた“みろくさん”とはなにものなのか……? 読みだしたら止まらない、ノンストップホラー小説! 著者について 斉木 京(さいき・きょう) 福島県出身。現在は東京都在住。 幼少の頃から怪談や妖怪に傾倒。 共著『田舎の怖イ噂 』『怪談 生き地獄 現代の怖イ噂』。 怪談最恐戦マンスリーコンテスト佳作。エブリスタ×竹書房「怖い噂」コンテスト佳作。竹書房〈最恐小説大賞〉優秀作品選出。
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3.0『悪魔はそこに居る』が吉谷彩子&石井杏奈のW主演で実写ドラマ化! 人間の裏側の恐ろしさで話題作を連発する気鋭作家による新たな「ドメスティックサスペンス」が誕生! この世界で一番大切なのは、他者に対する優しさを忘れないこと――福田優里は可哀想な人を見ると放っておけないタイプ。憧れのタワーマンションを購入したものの、そこで繰り広げられていたのは女性住人同士で繰り広げられるおぞましいマウント合戦。その頂点に立つ帝人綾女の秘密とは? 根暗でいじめられっ子な謎の女・姫宮麗子の真の狙いとは? タワーマンションという上下関係のわかりやすい世界で渦巻く、格付け、値踏み、ランク付け。小さなその社会のなかで、他者に対するやさしさや正義はそのまま受け取られるわけではない。それぞれに正義があり。正義の反対は正義なのだ。他者へのやさしさは憐れみとなり、そしてその憐れみは無自覚で狡猾な自分を守るエゴと自尊心によるものではなかったか――。生贄になったら終わり。不可解なトラブルの連続、平凡な主婦を追い詰めるタワマンリンチがいまはじまる――。 小説×音楽――。大手音楽配信サイト『レコチョク』とのコラボレーションプロジェクト。
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4.2森の中で、袋に入れられ木から吊るされていた三人の人間が発見された。イカれたパーティー・ガール、狂気に冒された配給所の聖女、そして小児性愛者。ひとりは助かり、ひとりは手遅れ、ひとりは瀕死の状態だった。同じ頃、小児性愛者に誘拐されていたと見られる女の子がマロリーに保護される。ココと名乗るその少女は妖精のような顔立ち、音楽的才能などからウィリアムズ症候群と診断された。ココの心を思いやるチャールズと対立しながらも、マロリーはココに犯人を思い出させようとする。マロリーと少女の奇妙な絆を描く、好評シリーズ。/解説=大矢博子
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3.9「今から3時間後にあなたたちは全員死にます。ただし生き残る方法もあります、それは生贄を捧げることです――」 卒業を間近に控えた高校生の篠原純一が数週間ぶりに登校してみると、何故か校庭には底の見えない巨大な“穴”が設置され、教室には登校拒否だった生徒を含むクラスメイト全員が揃っていた。 やがて正午と共に何者かから不可解なメッセージが告げられる。最初はタチの悪いイタズラだと思っていた篠原たちだが、最初の“犠牲者”が出たことにより、それは紛れもない事実であることを知り……。『殺戮ゲーム』 の著者・土橋真二郎、待望の新作!!
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4.0卑怯なアシッドアタッカーをおびき出せ! シリーズ累計450万部突破。 「池袋ウエストゲートパーク」シリーズ、記念すべき20作目 バッテリー盗難ビジネスに巻き込まれた高校生、愛国ブログに潜む闇、 真面目な会社員女性が嵌ったメンズコンカフェの罠、 そして女を憎むミソジニストによる、フェミニストへのアシッドアタック……。 今まさに起こっていること、明日起こるかもしれない事件を いきいきと刺激的に描く短篇4篇を収録。 【収録作品】 ■西池袋バッテリーブギ ■目白フェイクニュース・ライター ■乙女ロード文豪倶楽部 ■男女最終戦争
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3.3昭和平成令和の歴史と風俗の中に潜む怪と不思議。 耳袋より怖い池袋! JR私鉄地下鉄と複数路線が乗り入れ賑わう街、池袋。 百貨店に高層ビル、学校に公園、劇場からサブカルの聖地まで日々雑多な人々がこの「袋」の中に集う。 一方、巣鴨プリズンや旧日本軍の地下壕、空襲の犠牲者の埋葬地など戦争の歴史を色濃く残す土地でもある。 この混沌こそ正義の街に所縁ある最恐コンビ、西浦和也とはおまりこが袋の紐を解き、奥底まで探って見つけた知られざる怪と不思議を大収録。 劇場に出る霊と工事で発見された地下空洞の因果…「池袋のアライペイラン」、池袋近郊ホテルに実在する心霊対処部門…「特殊物対策課」、 メイド喫茶にでる生首…「象の杭」、囚人の幻影とワープする怪…「陽射しの時 二景」他、恐怖の池袋裏ガイド! ◆いけふくろうの前に溜まる負の念「俺はできるんだ……」 ◆四面塔と通り魔の因果「辻斬りの街」「四面塔」 ◆駅構内に開く異界の裂け目「池袋駅の妖少年」 ◆線路の側溝で蠢く生首「線路脇に潜むもの」 ◆交差点に立つ毛倡妓「高架下の毛倡妓」 ◆〝出る”ラブホテル 「針金縛りのラブホテル」 ◆ラブホテル怪奇事件簿「インバウンドの落とし物」 ◆美久仁小路に響く時空を超えた音「青線の残り香」 ◆巣鴨プリズンの幻影と怪奇「陽射しの時 二景」「13号扉」 ◆白骨死体の発見と地下壕の怪「池袋のアライペイラン」
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