若山牧水の作品一覧
「若山牧水」の「秋草と虫の音」「鮎釣に過した夏休み」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「若山牧水」の「秋草と虫の音」「鮎釣に過した夏休み」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
表題作を含む紀行文10篇+詩2篇。
名紀行文とは聞いていたけど、こんなに文章が上手いのか〜! と心の中でひっくり返った。めっちゃ読みやすいし面白い。
主に上州(群馬)を訪ねた文が多いが、東西南北いろいろなところに行っていることが分かる。旅先の風景、出会い、大小の事件などをユーモラスに描きながらも、郷愁や寂しさが滲むのは、歌集を読んだ時に近いものを感じた。
そして詩を含め全ての作品で酒が出てくる。流石すぎる。
数年前に友人たちと草津へ旅行をした際に吾妻渓谷に立ち寄り、そこで“うづまける白渦見ゆれ落ち合へる落葉の山の荒岩の蔭に”という歌碑を見た。その後岩波文庫の歌集を読んでもその歌が見当たらず不
Posted by ブクログ
たまに読みたくなり、読むとでかけたくなる。
牧水さんが、関東近郊に出掛けた紀行エッセイ。
その土地を知ってるから、楽しさも倍増、なのだが、とにかくアホっぽいのがとても楽しい。
子規の「病状六尺」も、患って寝ている子規の大食漢ぶりがアホっぽくておもしろいが
牧水も全く高尚な文化人を微塵もみせず(笑)
丸沼では「酒をくれ」ととなり村(って峠1つ越えますよ…)まで買いにいかせ
川原湯温泉から軽井沢まではバスに乗り遅れ、徒歩で強硬突破…も、遭難しそうになりくじけそうになる。
貴殿はアホでいらっしゃいますか?
と、つっこみたくなる。
このおバカさん加減が堪らなくおもしろい。