【感想・ネタバレ】若山牧水随筆集のレビュー

あらすじ

「白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ」「幾山河越えさり行かば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく」広く愛誦される牧水の歌は、明治末年、与謝野晶子等「明星」派の歌人とは異質の歌風によって世に迎えられた。旅・自然・漂白の歌人と評された彼の代表的短歌120首と紀行文「山旅の記」、父母のことや自らの生い立ちを綴った「おもいでの記」のほか「石川啄木の記」などを収録。

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Posted by ブクログ

ぼっさんこと若山牧水の秀歌と、優しい気持ちのいっぱい詰まった随筆がこれ一冊手のひらサイズに収まる最高の一冊。青空文庫でも読めるものが入ってはおりますが、やはりこう云うのは紙の本で読みたいですね。

後半「石川啄木の記」は、3編共に啄木の臨終について触れられていて、内容が被っては居るのですが、どれも牧水の、啄木その人に対する優しさと愛情が感ぜられて非常によろしいです。

玉城徹氏の解説も、タダの贔屓目だけで書かれた物では無い所が非常に良かったです。

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2019年02月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 「若山牧水随筆集」、2000.1発行。牧水の歌百二十、山旅の記、おもいでの記、折りおりの記、石川啄木の記が収録されています。 ①白鳥はかなしからずや空の青 海のあをにも染まずただよふ ②幾山河越えさり行かば 寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく ③白玉の歯にしみとほる秋の夜の 酒はしづかに飲むべかりけり ④人の世にたのしみ多し然れども 酒なしにしてなにのたのしみ ⑤それほどにうまきかとひとの問ひたらば 何と答へむこの酒の味 ⑥かんがへて飲みはじめたる一合の 二合の酒の夏のゆふぐれ

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2021年10月17日

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