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億万長者の秘密の家政婦
高級住宅地に立つエミリオの贅沢な家を見て、イザベルは気を引きしめた。今日からここで、家政婦としての生活が始まる。彼の助けがなければどうなっていたことか……。エミリオのそばにいられるなんて、まるで夢のようだわ!けれど、お嬢さま育ちで料理一つしたことのないイザベルに家事ができるはずもなく、まごついてばかり。それでもエミリオの声を聞くたび、彼が優しい恋人だったころを思い出し、甘い夢想にひたってしまう。イザベルはもちろん知るよしもなかった――エミリオが、彼女を誘惑したあと無残に捨てようと企んでいることなど。■住み込み家政婦の息子だったかつての恋人との再会。家が没落して金策に困ったヒロインは、大富豪となった彼の家政婦として雇われることになりますが……。本作は、『許されない一夜の情熱』、『ボスの優雅な私生活』の関連作です。 -
双子と幼なじみの四人殺し
高校生、菱川迷悟は、双子の少女、新山一縷と朽縷と同居していた。美しい双子に翻弄されながら日常を送っていた迷悟だったが、ある日、三人は学校で飛び降り自殺の現場に遭遇する。その自殺に関して一縷は、突き落としたやつが見えたという。正義感の強い、いや、正義感が強過ぎる迷悟は、事件を傍観することができなかった。――学校のアイドル、グッズ販売、そして交際を賭けた決闘……。愛憎が交錯する事件の果てにあるものは!? 第3回GA文庫大賞≪奨励賞≫受賞の問題作が登場! 「幸せになる覚悟はある?人を殺しておいてなお、幸せになりたいと思えるかってこと」 ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください -
クロユリ団地 ‐Comic‐
謎の死が多発する「クロユリ団地」へそのことを知らずに引っ越してきた明日香は…。老朽化した団地…現代社会で多くの人が抱える孤独が呼び寄せる、恐怖の連鎖がとまらない!! -
気まぐれ虎に侵されて
「おまえにとって、俺はなんなんだ!!」 周防智也は村瀬真虎に二度犯された過去がある。一度目は恋人の前で、二度目は上司の前で。突然現れ、やりたい放題、散々弄んで去っていく村瀬。三度目はないと、忘れかけていた智也の前に若頭となった村瀬が再び現れた…。危険な男と分かっていても智也は村瀬に惹かれていく自分を止められなくて…。 -
死角に消えた殺人者
帰らない母を案じて眠れぬ一夜を明かした塩月令子は、後ろ髪引かれる思いで出社し針谷警部から凶報を受ける。駆けつけた千葉県銚子の霊安室で令子を待っていたのは、変わり果てた姿で横たわる母と耳を掩いたくなるような事実だった。その朝、屏風浦で数十メートルの断崖から海に落ちた車が見つかり、同乗四名の遺体が収容された。その一人が外ならぬ母であり、現場の状況から単なる事故ではなく謀殺に違いないというのである。懸命の捜査にも拘らず被害者間の交友関係は確認できず、容疑者はおろか動機すら判然としない。いったい誰が、何のために? 令子は自力で真相を追うが……。 -
オブザデッド・マニアックス
級友たちを襲う死者の群れ……ほくそ笑む僕 「最悪の学校、どうしようもない社会。ゾンビが現れてぶっ壊してくれればいいのに」 現実を呪い、ゾンビ映画を観ることだけが生き甲斐のネクラ高校生・丈二。 しかし、臨海学校で訪れたとある島で、丈二たちは本物のゾンビパニックに遭遇することになる。 ゾンビ映画マニアの知識とハッタリで、クラスメイトを救い皆から頼りにされることになった丈二はヒーロー気分に酔いしれるが、逃げ込んだショッピングモールで、とんでもない光景に出くわす。 それは、ゾンビパニックに乗じて生徒たちを奴隷化し君臨した「女王」が支配する、とんでもないコミュニティだった――。 『ほうかごのロケッティア School escape velocity』でロケットと青春を描いた大樹連司が、今作ではゾンビとルサンチマン・ヒーローの組み合わせで青春の暗部を抉り出す。 ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
シャーロック・ホームズの回想
大レースの本命馬の奇怪な失踪とその調教師の惨殺事件を扱う「シルヴァー・ブレイズ号事件」をはじめ、ホームズが探偵業を始める動機となった「グロリア・スコット号事件」、兄マイクロフト初登場の「ギリシャ語通訳」事件、ホームズの衝撃的な失踪を描く「最後の事件」等12篇を収める決定版。 -
無限の住人 刃獣異聞
父を殺され、母を奪われた、浅野道場の一人娘・凛は、逸刀流への復讐を誓う。そして、『百人斬り』と呼ばれる、死なぬ体を持つ男・万次を用心棒として仇討ちを図るが、その両者の間に謎の第三の敵が現れた。イヌガミと呼ばれる怪物は、不死身の万次や、超越した刀術を持つ逸刀流の剣士達に匹敵する力を持っていた。その戦慄すべき正体とは!? 怒濤の小説が幕を開ける! -
も女会の不適切な日常
部活名:「もっと学園生活を豊かにする善男善女の会 部」 目的:青春を謳歌すること! メンバー:(1)ちだね先輩。僕の愛しの青春☆ヴァカ (2)繭。化学実験厨で先輩の寵愛を独占。僕嫉妬 (3)ユーリ。僕の従妹で義妹。暴力女 (4)雛子。エア参加。ガチ百合 (5)僕、花輪廻。女子扱いされるけどお願いヤメテ。そんなも女会はモテないし無軌道だけど、それなりに平穏だと思ってた。あの少女に出会うまで、僕らの日常が本当は不適切だったなんて、知らなかったから--。 -
クロム・クローズド・クロニクル
罠に満ちた機械の海《無窮領域》。そこに佇む要塞都市ウルバスは、機械を意志で操り武器となす《想念士》に守られていた。想念士候補生のカイムは、強引な美少女アイリーシュの要請で想念士探索に同行するのだが-- -
永遠の初恋
父親が入院したと知らせを受け、8年ぶりに帰郷したエマは、偶然にもケイシー・ハドソンと再会してしまい、立ち尽くした。ケイシーはエマの初恋の人で、当時から皆の憧れの的だった。そんな彼に、幼いエマが相手にしてもらえるわけもなく、ついには、未熟な体を寄せて誘惑したあげく拒まれたのだ……。今や社会的地位も手にしたケイシーはさらに魅力を増していて、忘れたはずの想いがよみがえりそうになり、エマは戸惑った。だがエマを何より戸惑わせたのは、こちらを見つめる彼の熱い瞳。そこには紛れもなく、かつてはなかった情熱の炎が宿っていた。 -
最初で最後の恋人
私はとりあえず避難しているのであって、逃げてきたわけではない。ミランダは朝、留守を預かる家で目覚めると、気持ちを奮い立たせた。でもまさか思いを寄せる職場の元同僚が、妹の結婚相手だったなんて。とにかく私は失恋した。今はこの家の留守を守る仕事に専念しなければ。そのとき何か温かいものに手が触れ、ミランダはゆっくりと振り向いた。同じベッドに、裸同然の見知らぬ男性が横たわっている!眠っている間に、誰かがもぐりこんできたの……?やがてその男性が、深夜に家を訪れた家主の甥のジャンニだと知るが、彫像みたいに完璧な体が目に焼きついて、彼の姿が忘れられなくなる。それは、彼女の眠る姿をまのあたりにした、ジャンニもまた同じだった。■たちまち惹かれ合いながらも、女性には一時の快楽しか求めずにきたジャンニ。ミランダが彼のそんな生き方を知ったとき……。様々な誤解を越えて結ばれる、恋人たちの物語にご期待ください。 -
嘘だらけの結婚
アリソンはマキシモ・ロッシという男性の壮麗な邸宅の前に立ちつくし、唖然とした。本当にこれが私のおなかの子の父親の家なの?仕事に邁進することを選び、シングルマザーになるべく人工授精を受けた。運よく妊娠したが、受精卵は誤って移植されたものだと判明したため、提供者に必要な検査を受けてほしいと懇願しに来たのだ。だが現れたマキシモは威圧的な態度でアリソンの言葉を否定し、不妊治療を受けていた妻も亡くなり、精子は処分されたはずだと告げる。それでも言い張るアリソンに、彼は重々しく続けた。「僕の正式な肩書きはトゥラン国皇太子。君の話が本当なら、その子は我が国の未来の君主ということになる」■人気急上昇中のメイシー・イエーツがお届けする、思いもかけずにプリンスと結婚することになったヒロインのストーリーです。 -
誘惑という名のゲーム
いったいなんの用なの?もう過去はすべて忘れたというのに。3年前に夫を亡くしたシエナは、義兄が訪ねてきたことに驚いた。義母アヴリルが病気なので、孫娘のデイジーに会わせたいというのだ。亡き夫の兄で、大会社を経営する義兄のコナンは、以前からシエナを“浮気性で金遣いの荒い悪妻”と決めつけていた。一方シエナも、夫が助けを必要としているときに手をさしのべてくれなかったコナンに今も不信感を持っている。それなのになぜか、彼を前にすると心臓が早鐘を打ち始める。結局シエナはコナンに押しきられ、アヴリルのいる南仏の別荘でひと夏を過ごすことになるが……。 -
塔の館の花嫁
まさか彼が会社の重要な取引先の社長だとは思わなかった。彼の名はセバスチャン。豪壮な邸宅に住む、騎士を先祖に持つ貴族。ファッション業界で成功を夢見るジェシカは、セビリアにやってきた。注文服を作る最高の素材が見つかったと喜んだのも束の間、その布地を作る工場の経営者がセバスチャンだったとは……。彼とは仕事で会う前、従妹が彼の弟と起こした恋の不始末を巡って、さんざん激しい言葉の応酬をしあったばかりだった。彼は、話をするために屋敷を訪れたジェシカを従妹と思い込み、大事な弟を金目当てに誘惑した性悪女と、一方的にののしった。商談の席でもなお侮辱を続ける彼の頬を、ジェシカは思わずぶっていた!■追悼特集としてお贈りしているペニー・ジョーダンの新刊。今月と来月は未邦訳作品をお届けします。数々の長編小説を書き、多くの読者を魅了した、彼女の確かな実力をうかがわせる作品ばかりです。 -
許されない関係
最初は、夢を見ているのかと思った。サウスベリー病院に職を得たサラは、理想と希望に燃えていた。資格を取って念願の職業につけたのがうれしくて、病院を見てまわっていたら、一人の男性に出会ったのだ。なんて美しいブルーの瞳の持ち主かしら。強烈な魅力に全身が震え、ただ見つめることしかできず、彼が近づいてくるだけで天にも舞いあがりそうな気持ちになる。これがひと目惚れというもの? 絶対に話しかけなくては。今すぐに!サラはとっておきの笑顔で男性の前に立ちはだかった。それが運命の仕掛けた罠とも知らずに。■7/5刊でお届けした『甘美な賭け』の関連作です。生まれて初めて愛し、純潔を捧げたジェイミーに、生涯忘れられない女性がいると知ったサラ……。このせつない恋のゆくえは? -
愛していると言えなくて
有名な会社社長で、女性たちの理想の男性としても知られるライアン。クライアントの1人である彼のオフィスを、ローラは週に1度訪れる。だが彼と私語を交わすことはなく、格好も地味なものを選ぶ──本当は、ライアンの男性的魅力を意識していることを隠すために。そんなある日、ローラは途方に暮れていた。もう先は長くないであろう祖母を喜ばせるため、つい“運命の男性に出会った”と嘘をついてしまったからだ。心ここにあらずの状態を、いつもは冷淡なライアンに気づかれ、思わず真実を告げてしまったローラは彼の言葉に唖然とした。「では僕がその運命の男性を演じてあげよう」■いつもセクシーなラブストーリーを届けてくれるミランダ・リーの待望の新作です。愛を信じない男性と、恋人同士を演じることになったヒロイン。この恋のゆくえは? -
貞子
鮎川茜が教師を勤める女子高では、何者かによって動画サイトに投稿された自殺を生中継した映像が話題となっていた。噂では、その生中継を偶然見ていた人も皆、死んでしまったらしい。そんな中、教え子の森崎典子が不可解な死を遂げる。刑事の小磯たちは複数の不審死に疑問を抱き、調べを進めるうちに死の直前にある動画を見ていた、という共通点に辿り着くが--。 -
夜想譚グリモアリス
大罪を犯せし者、人界の法にて裁かれざるとき、とこしえの深淵より其はきたるべし――。(何が何でも守ってみせるさ。僕が、必ず……)桃原グループの御曹司・桃原誓護は、妹・祈祝とともに両親の墓所で決意する。憎むべき叔父との対決、そして最愛の妹・いのりを命懸けで守ることを――。しかし、極度のシスコンでナルシストな美少年・誓護には、永遠に隠さねばならない秘密があった……。そんな誓護たちは、対決場所の修道院で不思議な黒い霧に包まれる。そこに突然、教誨師・アコニットと名乗る謎の少女が現れた!! いったいなぜ彼女は現れたのか? 彼女の正体は? そして誓護は、無事に妹との平和な暮らしを取り戻せるのか!? 海冬レイジが新たに紡ぎ出す、読み出したら止まらないスリリングなネオ幻想奇譚登場! -
天下無双 江田島平八伝
「魁!!男塾」の人気キャラクターである男塾塾長・江田島平八(えだじま・へいはち)の激動の半生をダイナミックに描きあげた歴史大河ロマン。地方屈指の名家・江田島家の一人息子として生まれた平八は、手のつけられない暴れん坊と噂される幼少時代を送っていた。そんなある日、病に伏せる母のために寺の池で泳ぐ巨大な鯉を食べさせようと考えた平八は、そこで平八の父親と因縁を持つ僧侶・廣庵(こうあん)と知り合い……!? -
甘美な賭け
有名病院で看護師として充実した日々を送るヴェリティは、ある日新たに転任してきた医師を見てわが目を疑った。ベネディクト──今でも忘れられない初恋の人。愛し合っていたはずなのに、彼は突然私の前から姿を消した。その後、妊娠に気づいた私は両親にも勘当され、一人で娘を産んで育ててきたのだ。そのときについた心の傷は今も癒えていないけれど、それでも彼を前にすると全身のほてりを抑えられない。だが次の瞬間、彼が言った言葉を聞いてヴェリティは凍りついた。「今日、僕の助手を務めてくれる君の名前は?」■セクシーで情熱的なラブストーリーが今や大好評を得ているシャロン・ケンドリックの初期作品を初邦訳でお届けします。純粋なヒロインの一途な恋のゆくえはどうなるのでしょうか? -
冷酷な彼の素顔
混んだ会社のエレベーターで、体が強く触れ合ってしまって以来、ルーシーは彼が忘れられなくなっていた。彼の名はアリストテレス。勤め先の世界的な貿易会社を経営するギリシア人CEOだ。彼は仕事の実力も男としての魅力も超一流のゴージャスな経営者。でも女性との仲は長続きせず、別れるときはいつも高額の贈り物をする。ルーシーは遠くから彼を見ているだけだったのに、急きょ、彼のアシスタントを務めることになった。前任の2人がボスに気のあるそぶりを見せたばかりに、首になったのだ。私は大丈夫。ビジネスライクに接してみせる。ルーシーはそう誓ったが、ある日、3週間のアテネへの出張に同伴するよう命じられる。 -
東電OL症候群(シンドローム)
女なら誰しもがもっているんじゃないかしら、そういう堕ちてみたいといった感情を――。『東電OL殺人事件』に自らを投影した女たちの肉声、赤裸に語られた事柄は胸が潰れるほどの真摯な性だった。「逆転有罪」で迷走を続ける法廷、新たに起きる事件。死してなお強い磁力を発するエリートOLの眼差しが、日本社会の闇までをも浮き彫りにする。もはや瞠目するしかない、渾身のルポ。 -
誘惑に満ちた再会
両親の結婚30年を祝う席で、シエナは我が目を疑った。まさかロンドンのレストランでニックと会うなんて。かつて、恵まれない家庭に育ったニックを父が支援していた関係で、シエナと彼は兄妹同然の仲だったが、5年前に一夜をともにした翌朝、気まずく別れたのだ。今や大物実業家になったニックには恋人が、シエナには婚約者がいたが、2人は互いを強く意識する。その夜、シエナのもとに婚約者からメールが届いた。“別の女性を愛してしまった。君の幸せを願っているよ”悲嘆にくれているところへ、ニックから電話が入る。 -
「汚い」日本語講座
「汚い」とはいったい何か。見た目か匂いか、触った具合か、それとも文化か慣習か――。「鼻くそ」からはじまって、金田一先生の授業は言語学から文化人類学、精神病理学に構造人類学等を経て、人類の起源そのものへとさかのぼっていく。自由自在にさまよい、動いていく思考の軌跡が、ひとつの日本語がたどって来た壮大なドラマを解き明かす。学識とユーモアにあふれた、世界一汚い、そして面白い言語学講座。 -
罪までもいとしく
リーヴァはインテリアデザイナーとしての初の大仕事に興奮していた。依頼主は直接彼女を指名してきたという。きっと私のデザインを認めてくれた人に違いない。しかし、待っていたのは記憶にあるとおりの美しいダミアーノ――5年前の過去を思い出させる男性だった。思いがけない再会なのに、彼に驚きの色がないのはなぜ?情熱的な思い出とともに、途方もない屈辱がよみがえる。あのころの私は幼くてなにも知らず、あまりにも愚かだった。だから、ダミアーノが仕掛けた罠を愛だと誤解したのだ。彼と出会ってさえいなければ、母は死ぬことなどなかったのに。 -
黒を纏う紫
大量の移民に溢れかえる"夜の都"東京。巨大都市のエネルギーを支える"特殊物質"が危険なカルト教団に狙われた! 特殊物質運搬者の鶴見に迫るテロリストたちの魔手。この街にすべてを奪われた男の運命を握るのは、ひとりの女――。※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。 -
家庭という病巣
最も身近な存在は、最も危険な存在にもなる。我が子を段ボール箱の中で餓死させた両親、夫を尺八で撲殺した老婆、娘に性的虐待を繰り返した「理想の父親」、妻の身内を殺害した暴力夫……。身内の凶行により、家庭は逃げ場の無い密室と化す。児童虐待、DV、近親姦、高齢者虐待等、増加しつづける家庭内犯罪の実態とは――。加害者、被害者への膨大な取材を通じ、家庭に潜む病巣の正体に迫る。 -
死亡記事を読む
ここには人間のドラマがある。眼光紙背に徹すれば、たった十数行の記事でも、その一語一語が奥深い――。夏目漱石から司馬遼太郎まで、文学者の死はいかに報じられてきたか。芸能人はなぜバカでかい記事になるのか。経済人や野球選手の扱いは業績に比して小さい。名前の右に傍線が引かれる由来は。軟派の社会面は見出しで勝負。……誰もが毎日目にしながら、実は知られていないその読み方。 -
深川通り魔殺人事件
昭和五十六年、東京の深川で白昼、女性・幼児六人が通り魔に殺傷され、一人が人質となった。元すし店の板前川俣軍司の犯行までの軌跡と初公判から刑の確定までの全記録を克明に描いた犯罪小説。犯行にいたるまでのおいたちを当時の証言よりさぐりだし、裁判のやりとりを再現。裁判官、検察官、弁護士、精神医などが犯人の「狂気」性について全力を傾注したが、解明できなかった。昭和五十八年、無期懲役が確定。「キレる」現代人による動機の見えにくい犯罪増加の一端が、垣間見える。 -
法廷
昭和三年、広島で起こった養母殺しの容疑者山本老は、実に五十数年間に渡って無実を訴え続けて再審を請求、「第二の加藤老事件」といわれている。昭和四十九年、千葉で起きた両親殺しの容疑者は「史上稀に見る残忍な凶悪事件」として死刑を言い渡された……。陪審制度支持の立場から、長年に渡って日本の司法・裁判制度の問題点を追及してきた著者が、周到綿密な取材をもとに、冤罪事件に取り組む弁護士たちの、地道で真摯な闘いを描いた異色の裁判ドキュメンタリー。 -
【追悼】星野仙一決断のリーダー論
【追悼・星野仙一】NHK時代から40年以上星野監督を見つづけてきた著者が語る、勝つ組織を作るために身につけたい上司像。リーダーに必携の「決断力」とは何か? 8つの要素があなたの仕事を変える! -
砂の城の殺人 美波の事件簿3
父が行方不明になってから五年が経った冬。高校一年生のわたし・倉西美波は、不可抗力により「二日で五万円」という超破格のバイトをすることになった。山奥に踏み込んでは廃墟を撮影するというカメラマンの助手を請け負うことになったのだけれど、向かった先は危険だらけ。やっぱり楽には稼げないと落胆するも、なんと、ボロボロの屋敷でミイラ化した死体を発見してしまった! しかもそれが十二年もの間行方が知れなかった、カメラマンの母親だというからさらに驚いてしまって……。降りしきる雨の中、閉ざされた廃墟で次々と人が死んでいく。清新な筆致と、大胆なトリックで贈る、注目のシリーズ第三作。 -
楽園の秘め事
ある日突然レイチェルは、父親からカリブ海の島へ行くように頼まれた。家を飛び出した母親を捜してほしいというのだ。やむなく仕事の休暇を取って常夏の島を訪れたレイチェルは、宿泊先のホテルで危険な魅力を漂わせた男性マットに出会った。純真無垢なレイチェルは彼に抗いようもなく惹かれてしまう。彼は島の大地主にしてホテルのオーナーでもあるブロディ家の長男で、母が会いに来たはずの相手だ。いったいこの男性は母とどういう関係なのだろうか?レイチェルの疑念は深まるばかりで……。■行方不明の母親を捜してカリブ海の美しい島を訪れたヒロインを待ち受けていた衝撃の事実とは? -
私たちも不登校だった
「学校に行かないなんてとんでもない」。不登校の子どもやその親に、こうした言葉がどれほど浴びせられただろうか。しかし、「普通でないこと」を罪悪視する学校という場所になじめなくても、人生を自分の力で切り開いていった少年少女はたくさんいる。彼らは学校に行かなかったことのマイナスも冷静に見つめ、ゆっくりと自分の「夢」を実現するために歩いていった。「私は学校が好きだった」という女性ジャーナリストが、驚きをこめて描いた、素敵な若者たちの記録。 -
プリンセスの系譜
少女アテネーの一家は貧しい貴族。フランス革命で零落し、ついに居城からも追い出されてしまうが、その時、仮面をつけた「美貌の密使」があらわれ、アテネーの出生の秘密をあかす。殺された国王の隠し子ゆえ、王妃マリー・アントワネットの娘とそっくりな彼女は、ブルボン王女の身代わり花嫁として、ハプスブルグ家の「イケメン大公」と政略結婚するよう命令され、パリからウィーンへ向かうが、彼女の恋は? ヨーロッパ中世を舞台にした、華麗なるラブ・ストーリー! -
サバティーニ家の恋物語
バレリーナの夢をあきらめ、ダンススタジオで教えるブロンテ。夢を断念したのは、2年前、恋人ルカに一方的に別れを告げられ、そのうえ妊娠していることに気づいたからだった。ルカはイタリアの名門サバティーニ家の次男だ。身分違いの恋と承知していたが、あふれる思いはとめられず、すべてを捧げた矢先、彼はブロンテの前からいきなり姿を消したのだ。その彼が突然スタジオに現れ、強引にブロンテを食事に誘った。いまさらなに? 訝る彼女に、ルカはスタジオを買収したと告げる。「僕の誘いに応じるか、仕事を失うかだ」ブロンテは唖然とした。もちろん、彼に捨てられた驚くべき理由など知るよしもなく。■イタリアの名家の3人の兄弟たちの恋愛模様を描くミニシリーズ〈サバティーニ家の恋物語〉を今月から3カ月連続で刊行いたします。富豪でありながら孤独なヒーローたちの物語です。 -
ウェブ人間論
ネットがなかったら、どうやって生活していましたか? 調べ物は? 友人とのつきあいは? 「ウェブ進化」によって日々の生活から恋愛の仕方まで、人間そのものが変わってきている――『ウェブ進化論』の梅田望夫と芥川賞作家の平野啓一郎が徹底討論。“ブログで自分を発見しよう”というポジティブな梅田氏vs.“リアル世界からのひきこもり場所になる”と危機感をもつ平野氏。そんな異分野の2人が激論を交わしたとき、その先の未来が見えてくる! その他、グーグルはスター・ウォーズ好き! 「ダークサイドに堕ちる」ってどういう意味? など、面白情報も満載の熱く刺激的な対談。 -
ホームレス失格
「確かにこの日、私は定住の場を回復して、〈ハウスレス〉ではなくなった。しかし、〈ホーム〉という言葉が家族の存在を前提とするのだとしたら、私はまだ〈ホームレス〉の状態を脱したわけではなかった」――安息の住処を獲得した作家は借金返済と仕事に専念しようとしたが、想像を絶する悪夢に直面し、苦悩する。綱渡りの日々の中消えてしまった身重の妻と幼い娘、はたして再生の道は……? 恐怖に怯え、仕事も上手く進まないが、穏やかな生活を夢見て、もがく日々を描いたホームレス作家のその後。――渾身のノンフィクション!! -
怪盗レトン
シムノンのメグレ・シリーズ第1作!「狡猾《こうかつ》かつ危険きわまりない人物、国籍不明、おそらくはリトアニアかエストニアの生まれ、英仏独露の四か国語を流暢に話し、詐欺をもっぱらとする国際犯罪団の首領」と目される怪盗レトン。その到着をパリの北駅に待ち受けるメグレ。だが、それらしい男が下車すると同時に、まったく瓜二つとしか言いようのない男の死体が、列車の洗面所に発見される。パリとノルマンジーのフェカンをむすぶ謎はなにか? 雨にけぶる巷に、霧深い地方の港町に、パイプをくわえてのっそりとたたずむメグレ、「犯罪心理の洞察者」「人生の捜査官」メグレの全貌はこの一作でわかる。 -
シークの秘密
父親の石油会社で働くエレナに、タミール王国のシーク・ハッサン・カマルが面会を求めてきた。業務提携を考えているので、精油所を視察したいという。ビジネスに熱心な彼の様子に、エレナは驚きを覚えた。お金はうなるほどあっても分別はないプレイボーイが新しいおもちゃを欲しがっているだけだと思っていたからだ。仕事一筋のエレナは、これまでずっと孤独だった。だが有能なうえに、魅力的なハッサンに優しくされるうち、彼女の氷のように冷えきった心は少しずつ溶けていった。やがてある嵐の夜、ふたりはとうとう結ばれたが――実は、ハッサンがエレナに接近したのにはわけがあった。彼はエレナの父を陥れるという密命をおびており、彼女を誘惑して思うがままに操る必要があったのだ! -
Reset リ-セット
半年間かけて自分をてひどく降った男を忘れ、半年間かけて新しい恋をさがした。そんな折、森田泉の前に、かつての恋人・神宮寺智哉が現れたが、智哉は事故が原因で泉の記憶を失っていた。優しかった智哉はすっかり性格が変わり、傲慢で高飛車な男になっていた。泉を拉致したうえ、拘束し無理やり犯そうとする。智哉がこんな…Sだったなんてッッ!そんな智哉に反抗する泉だが、昔の智哉を忘れられず心は揺れ…。欲望渦巻くハードラブ! -
冤罪の軌跡―弘前大学教授夫人殺害事件―
警察のストーリー通りの調書と、疑惑の証拠鑑定によって、二五歳の青年は殺人犯にされてしまった。判決が確定し、服役も終えた後、真犯人が名乗り出てきたことで、時計の針は再び動き始めたのだが……司法の不条理に青年と家族はどのように立ち向かったのか。過ちはいつまで繰り返されるのか。戦後日本の冤罪事件の原点、弘前大学教授夫人殺害事件の顛末を新資料を盛り込んで描き出す、迫真のノンフィクション。 -
楽園の罠に落ちて
ソフィーは兄のジェイクから相談を持ちかけられて困惑した。モニカという女性と結婚したいのだが問題があるという。モニカの兄ダニエルは両親の死以来、妹を自分の手で育ててきた。それゆえ保護者意識が強く、ジェイクとは以前から仲が悪い。そこで、なんとかあいだを取り持ってもらえないかというのだ。ソフィーはダニエルの会社に出向き、ようやく面会までこぎつけた。だが、成功した男のオーラをまとう彼の魅力に気圧されて説得は失敗。さらにきつい言葉を浴びせかけられてしまう。「財産目当ての男になど妹は渡さない!」彼の目の奥に怒り以上の何かがあるとソフィーは気づき、愕然とした。 -
人間の往生―看取りの医師が考える―
自然や人とのつながりを忘れ、病院の中に死を遠ざけるうちに、日本人は死の全身的理解を失ってしまった。クオリティ・オブ・ライフ(QOL)の根幹をなすクオリティ・オブ・デス(QOD)の悪化をかえりみず、健康維持や抗加齢ブームにとらわれるのはなぜなのか……終末期医療に取り組みつづける医師が、在宅看取りの実際と脳科学の知見、哲学的考察を通して、人間として迎えるべき往生の意義をときあかす。 -
思い出は遠く切なく
激しい雨の中、ソフィーはロンドンの街をとほとぼ歩いていた。まさか、あんな場所でニコスと再会するなんて。四年前、父の客として訪れた彼にソフィーは恋をした。だが結ばれた直後、ニコスは理由も告げずにアテネへ発ったのだ。その日から彼女の人生は暗転し、地獄の日々が続いた。突然、ソフィーの横でタクシーが止まった。ニコスが怒鳴った。「乗れ!」拒むソフィーを強引に乗せたニコスは、彼女をなじった。「あんないかがわしいパーティで何をしていた?」欲望とドラッグに満ちた部屋――それが二人の再会の場だった。 -
許されぬ密会
ニコラス・デュプレが審査員ですって?娘のフェリシティから“才能発掘コンテスト”の話を聞き、セリーナは愕然とした。フェリシティが自ら手紙を書いて依頼したところ、彼はすぐに快諾し、娘たちの小学校にやってくるというのだ。元ピアニストのニコラスは地元出身の世界的な著名人で、セリーナのかつての恋人だった。故郷を捨てて久しいのに、なぜ帰る気になったのだろう。まさか、絶対に知られてはならない秘密を嗅ぎつけたの?大切な愛娘フェリシティの出生に関する、ある重大な事実を……。■セクシーで洗練された作風が人気のミランダ・リーが約半年ぶりの登場です! 13年の歳月を経てなお、消えることのない情熱の炎――。円熟した大人のロマンスをお楽しみください。 -
罠に落ちた天使
ニューヨークで生まれ育ったレオニダス・パルナッソス――レオは、父親の海運会社を引き継ぐためギリシアに帰国した。後継者をアテネの社交界に披露すべく、パルナッソス家の壮麗な邸宅でパーティが開かれた。そこでレオは美しい女性に出会い、目が釘づけになる。■パーティで給仕係をつとめていたエンジェルは、突然目の前に現れたギリシア神のような男性に息をのんだ。二人きりのテラスで唇を奪われたとき、その男性がレオニダス・パルナッソスだと知り、彼女はおびえた。エンジェルは、彼が復讐に燃える仇敵の家の娘だったのだ。 -
時には玩具のように
卒業した学校へ、アルバイトで戻ることになった私。そこには、在学中にセフレだった先生がいて……。昼は先生と、夜は彼氏と……二重H生活!!! -
十年目の蜜月
「叔父さん、ぼくを猿と結婚させるなんてひどいよ!」訳もわからぬまま礼拝堂の祭壇に連れていかれたベスは、紅顔の美少年が口にしたその言葉に、幼い心をえぐられた。少年の名はドルー――高貴な伯爵家の跡継ぎで、彼こそ、まだ10歳のベスにと定められた若き花婿だった。不器量な自分がこんな美少年の妻になるなんて耐えられない。ベスは泣いて嫌がるも、式は進み、二人は正式な夫婦となる。儀式を終えるや彼は立ち去り、音沙汰もなく歳月だけが流れた。夫が気まぐれに帰ってきたのは、10年後のことだった。
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