旅のラゴス(新潮文庫)

旅のラゴス(新潮文庫)

649円 (税込)

3pt

北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何か? 異空間と異時間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編。

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旅のラゴス(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読書好きSNS界隈で何度も見かけるので、初めましての筒井康隆作品。結論、とても面白かった。
    SFだからかもしれないけど、昭和61年に刊行されたとは思えない、古さを感じない文章だった。
    風景描写が鮮明で、人間模様も細かく描かれてるので、SFは日頃全く読まない私でもすっと馴染めた。
    七瀬シリーズにも手を

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    大好きな小説の一つ
    主人公の知識欲、学ぶ姿勢にあこがれを抱いた。
    私がモデルとする人物像に大きく影響しているね

    0
    2025年11月09日

    Posted by ブクログ

    読んでいてワクワクする。何をしたいのか、何を目的としているのか。はたまたいっときの興味で行動してみるのか。関わってきた過去に対してのしがらみがある中で、無数にある選択肢を何をもって選ぶのか。愚直でいたいなと感じる一作。本をたくさん読むと王様になれる夢のような流れが好き。定期的に読み返したい。

    0
    2025年10月27日

    Posted by ブクログ

    人生という名の旅。
    さまざな人間に出会い、自身の道を自身で決める。自分で選んだ道や生き方には誰も責任は取れないだろうが、その分、生を感じられるのだと思う。旅路の爽快感、喪失感、昂揚感すべてが伝わってくるようで、旅好きな私には最高の作品でした。

    0
    2025年10月15日

    Posted by ブクログ

    とにかくモテる旅好きラゴスさん。どこに行っても、いくつになっても、旅ゆく先々でモテまくります。しまいには、旧ドラクエV天空の花嫁のビアンカとフローラのように、かつて子供たちを苦しめた“究極の二択”に対して、反則まがいの“第三の選択肢”をズバッと選び、なおかつ自分の大好きな「読書最優先生活スタイル」は

    0
    2025年10月14日

    Posted by ブクログ

    『旅のラゴス』は、表面的にはSF(超能力・失われた文明・異空間の移動)を題材としながらも、
    その実体は人生そのものを描いた寓話です。

    ラゴスは、文明が崩壊した世界で生まれ、常に「知」を求めながら旅を続けます。
    しかしその旅の果てにあるのは、文明の再興でも、絶対的な真理でもない。
    そこにあるのは――

    0
    2025年10月05日

    Posted by ブクログ

     傑作。個人的に筒井康隆のベストは、短編は「薬菜飯店」で、長編はこれ。
     前半の転移とか読心術とか壁抜けのあたりは、まあ普通のファンタジーでもこれぐらいはあるよなって感じだけど、「王国への道」と「氷の女王」を読んでるときの高揚感は、最高のSFを読んでるときと同じもの。これがSFかといわれるとちょっと

    0
    2025年09月19日

    Posted by ブクログ

    どこで勧められていたか思い出せないが、購入して本棚に置いてあったので読んでみました。それなりの量を読んできましたが、筒井康隆は初めてです。
    いや、面白かった。
    地球ではない星なのか、長い時間を経て文明の歴史の記憶が文化から消えてしまった未来なのか分からないが、機械文明がない世界で物語は展開していく。

    0
    2025年08月10日

    Posted by ブクログ

    「旅することが人生に与えられた役目」
    現代文明滅後、人類は古い時代に逆戻りした不便さを超能力でカバー。小説は遊牧民の生活と集団転移から始まる。「王国への道」ラゴスは廃宇宙船の本を収めたポロ盆地で本を読破。故郷に帰り叡智を人々に授けた後も旅は続く。愛蔵書。

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    ラゴスの生涯をかけたひとり旅。
    ラゴスの何事にも囚われず自由な生き方、好奇心の探求は誰もが羨ましく感じるのでないだろうか。
    そんな自分の心に正直に生きたラゴスの半自叙伝的な物語。

    物語は突然高度な文明を失った代償として、人々が超能力を獲得しだした世界。
    ラゴスの生涯をかけた旅の目的はなにか?という

    0
    2025年12月01日

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