広域指定

広域指定

649円 (税込)

3pt

一月十日午後九時、未帰宅者の一報を受け柴崎警部は高野朋美巡査らを急行させた。九歳の女児、笠原未希はどこへ消えたのか? 早期保護を目指し指揮を執る綾瀬署署長、坂元真紀。主導権を奪おうとする警視庁捜査一課。未解決事件の悪夢に悩まされる千葉県警。キャリアまでを巻き込んだ事件の捜査の行方――そしてその真相とは。名手が持てる力の全てを注ぎ込んだ、長篇警察小説。

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広域指定 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    左遷された所轄で奮闘する元エリートの柴崎警務課長代理を描いたシリーズ4作は初の長編、読みごたえがある。幼女の行方不明事件が発生、有力な容疑者は、別の幼女殺人遺棄事件で容疑者となった男だ。すべての状況が彼を犯人と指し示す中で、疑いを持った柴崎は部下の女性刑事と真相を追求する…

    0
    2018年09月19日

    Posted by ブクログ

    過去の3作品は、3冊の何れもが「短篇、中篇という体裁に纏まったモノが積上げられ、1冊としての一定の纏まりになっている」ような構成であるのだが、本作『広域指定』は1冊丸ごとで1つの物語という体裁になっている。そういう表現スタイルの微妙な違いは在るが、シリーズの魅力は損なわれておらず、寧ろ過去の各作品に

    0
    2016年09月03日

    Posted by ブクログ

    警視庁綾瀬署警務課課長代理の柴崎令司シリーズの4作目にして、初の長編。9歳女児の行方不明を端として、早々に本庁捜査一課が乗り込み、容疑者が浮上。容疑者の過去をたどると千葉県警のお蔵入り事件にぶつかる。長編ならではの展開を見せてくれる。
    今回は主人公柴崎に負けずに活躍するのは3作目で登場した女性刑事の

    0
    2021年08月09日

    Posted by ブクログ

    一月十日午後九時、未帰宅者の一報を受け柴崎警部は高野朋美巡査らを急行させた。九歳の女児、笠原未希はどこへ消えたのか?早期保護を目指し指揮を執る綾瀬署署長、坂元真紀。主導権を奪おうとする警視庁捜査一課。未解決事件の悪夢に悩まされる千葉県警。キャリアまでを巻き込んだ事件の捜査の行方ーそしてその真相とは。

    0
    2018年05月27日

    Posted by ブクログ

    女児誘拐事件を捜査する柴崎令司,高野朋美らが,今回の笠原未希の事件と以前の未解決事案の容疑者だった水口文彦も含めて,彼らの地道な動きを描写した長編だが,例によって警察の縦割り組織の弊害が出てきて面白かった.未希の父 智司が経営する工務店の従業員も総出で未希の行方を探し,管轄の綾瀬署も動くが,何故か警

    0
    2017年10月31日

    Posted by ブクログ

    4作目は長編です

    本庁、千葉県警、それぞれとの確執もあり、前半は緊張感のある展開
    その中に臭わされる違和感

    そして、被害者の無念
    ところが、それを覆す事実が発覚していきます

    真犯人の姿には唖然とさせられました
    今回も、女性部下が大活躍です

    0
    2017年09月25日

    Posted by ブクログ

    柴崎令司シリーズ第四弾。初の長編、文庫書下ろし。
    九歳の女児行方不明事件をめぐり、綾瀬署、警視庁捜査一課、千葉県警、それぞれの立場がリアルに描かれる。
    前シリーズから引き続き登場のキャラクターも際立ち、特に高野朋美巡査が成長していく様は、読んでいて嬉しい。
    続編期待。

    0
    2017年09月03日

    Posted by ブクログ

    柴崎令司シリーズ初の長編。
    9歳女児が行方不明になった。早期保護を目指す柴崎ら所轄。主導権を握りたい警視庁捜査一課。九年前に未解決のままの同様の事件を思い出す千葉県警察。三者のいろんな思惑や権力の壁、反発、入り混じる。また、この解決を機に返り咲きたい面々。

    真相は、なんとも稚拙な、、、おのれ可愛さ

    0
    2017年07月14日

    Posted by ブクログ

    シリーズ4巻目は一冊通しての長編もの。個人的には短編の方がメリハリがあって好きだが、これはこれで良かった。早い段階で共犯者は分かってしまう(違和感ありすぎ)が、前巻のようなまさかのどんでん返しはなかった。しかし後味のいい終わり方なので良し。どうも、キャリアvs現場の構図が今まで読んできた多くの本から

    0
    2017年07月10日

    Posted by ブクログ

    リアルな警察がいい加減な捜査でお茶を濁している一方、小説の中の警察官はちゃんと職務に忠実なのでした。

    0
    2016年11月03日

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