ユートピア

ユートピア

作者名 :
通常価格 649円 (590円+税)
紙の本 [参考] 704円 (税込)
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作品内容

太平洋を望む美しい景観の港町・鼻崎町。先祖代々からの住人と新たな入居者が混在するその町で生まれ育った久美香は、幼稚園の頃に交通事故に遭い、小学生になっても車椅子生活を送っている。一方、陶芸家のすみれは、久美香を広告塔に車椅子利用者を支援するブランドの立ち上げを思いつく。出だしは上々だったが、ある噂がネット上で流れ、徐々に歯車が狂い始め―。緊迫の心理ミステリー。

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    集英社文庫
  • ページ数
    360ページ
  • 電子版発売日
    2020年05月14日
  • 紙の本の発売
    2018年06月
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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ユートピア のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年12月20日

    久しぶりの湊かなえさん。やっぱりおもしろい~~!
    人の心の嫌な部分を言葉にするのがうますぎて怖い…
    それにストーリーの完成度が高すぎる。
    読み終わったあとの満足感すごい。
    鼻崎町という地名に対する間抜け感の説明、笑った。
    いちいち言語化するのがうまいんよな。
    子どもは侮れない。ラストが小気味よくて好...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月17日

    事故が原因で車椅子生活を送る小学生・久美香と、彼女を広告塔に支援団体を立ち上げる大人たちの話!一つの出来事に3人のそれぞれの違ったとらえ方が描かれているところや最後のどんでん返しなど、面白さ満載だった!

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月12日

    登場人物たちの、それぞれの立場からのそれぞれの事や人への思いが主観的に書かれていていい意味で嫌な気持ちになる

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月29日

    まさに、「主観と主観の殴り合い」
    酷いな、醜いなと思うけど、気持ちは分かる。
    日常に転がってる場面だと思う。

    自分が思っていることと、全く違う印象を相手が持っていることもあるのだ。一つの現象も、人が変われば全く見方が違うことになるのだと思った。

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月10日

    「翼を持って田舎に行くか、翼を持って田舎から出るか」
    人間関係がリアルで、複雑で、もどかしくて、面白いと同時にすごくモヤモヤした
    感情の書き方、伝え方すごくリアルで入り込めた
    全員に共感する部分はありつつも、自分の好みで、

    すみれ➡︎光希➡︎菜々子
    の順で“苦手”だった。すみれの見下す感じ、やはり...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月31日

    自意識過剰な人、身の丈に合わないハイスペックな生活をする人、細かいことばかり考えて神経質な人、才能ないのにあると思い込んで人にズバズバ言う人、家庭を掘り出し失踪する人、都会から来た人を嫌う田舎者など、イヤな人だらけの小説だ。でも、現実ってこんなもん。折り合いたくない人とも上手に折り合い巻き込まれたり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月07日

    終始ギスギスしていて、湊かなえさんらしいイヤミス。
    同じ出来事でも受け取り手によってはこんなに変わるのかと思った。

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月25日

    視点が変わりながら話が進んでいく物語
    結末は個人的にはモヤっと感が残ってしまったけど、全体的なストーリーとしては面白かった

    原田ひ香さんが書いていた主観と主観のぶつかり合いというのがしっくりくる

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月10日

    主観と主観の殴り合い

    がしっくりきてしまう作品。みんな自分の見える範囲で判断して、自分は正しいと思い自我を放つ。
    読んでいるとうわって思ってしまう3人の女性の言動も、地域の人たちの反応も、よく考えるとすごくリアルなんだと思う。田舎限らずそんな狭い世界でしか捉えられない。

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月01日

    最後まで飽きさせない作品で、びっくりした。
    著者は人の心のドロドロとした部分を描くのが言葉巧みで、共感するところもあればあまりの悪意に恐れ慄くところもあった。
    沙也加ちゃんの車椅子生活の久美ちゃんを大切に思っている様子が書かれた手紙が時々挟まれていて、どういう意図なんだろうと思ったが、最後久美ちゃん...続きを読む

    0

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