ノンフィクション作品一覧

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  • イルカと心は通じるか―海獣学者の孤軍奮闘記―(新潮新書)
    値引きあり
    4.0
    イルカと話したい。しかし、著者には大きな弱点があった。大小かまわず船がダメ、泡を吹き、気絶したことも。これでは大海のイルカは追えない。ならば、「陸」のイルカの知能に迫ろう。水族館に通い続ける日々が始まった。ことばを教えるには、音か視覚か? シャチが実験に飽きた? そしてついに、シロイルカが「私」の名を呼んだ!?――孤軍奮闘の三十余年、変わり者扱いされながらたどりついた「夢のはじまり」を一挙公開。
  • 色いろ花骨牌
    -
    抱腹絶倒してしんみり。交友エッセイの名品。 全9章構成。吉行淳之介 阿佐田哲也 尾上辰之助(初代) 芦田伸介 園山俊二 柴田錬三郎 秋山正太郎 近藤啓太郎 生島治郎 脇役も多士済々。著者が名エッセイストである証拠に、吉行淳之介の章から一場面をご紹介。 《いかなる経緯からか、膣外射精の話となり、何気なく「あれは妊娠の怖れがありますからね」と口を挟むと、卓上の三人の手が止まった、ように感じた。視線を牌から上げて御三方のご尊顔を拝し奉ると、各様に眉を上げたご表情。/(……)「いえ、あの、先っぽがちょいと濡れますところの、カウパー線液とやら言うんでしたっけ? あの中にも精子が含まれておりまして……/聞き囓りの、我が膣外射精危険説は却下された。/「数十年、その枝に頼りしも、我、かくなる仕儀と相成りしことの一度としてあらざるなり」「阿呆も休み休みに」。/翌日、「あー、吉行です。昨夜の膣外射精野郎は、そのうち手痛い目に遭いますな。いや、貴君が正しい、正しい」。/医者に確かめたのだという。/(……)/感心を通り越して、嗚呼、ぼくは凄いサロンに身を置いているのだなと、見開いた目の中を多数の精子があっちへ行ったりこっちへ来たり。》
  • 色のない島へ──脳神経科医のミクロネシア探訪記
    3.7
    先天的に色彩感覚をもたずモノトーンの視覚世界で暮らす人々がいるピンゲラップ島とポーンペイ島。原因不明の神経病が多発するグアム島とロタ島――脳神経科医のサックス博士はミクロネシアの閉ざされた島々に残る風土病の調査に訪れる。島の歴史や生活習慣を探るうちに難病の原因に関わる思いがけない仮説が浮かび上がるのだが……。美しく豊かな自然とそこで暮らす人々の生命力を力強く描く感動の探訪記。
  • 「色のふしぎ」と不思議な社会 ――2020年代の「色覚」原論
    4.6
    「!」の連続。「色の見え方」の先端科学から見えてきた、驚きの世界。前世紀の「色覚」観が私たちにもたらす、いくつかの問題。科学作家が多数の取材・調査をへてたどり着いた、まったく新しい地平。「色」に関心のあるすべての人、必読のノンフィクション!
  • 色街遺産を歩く 消えた遊廓・赤線・青線・基地の町
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 残された時間は、長くない。いまなら、まだ間に合う。色街だった名残の建物や、街の雰囲気を、そこに行きたくてたまらなくなる情景の写真とともに記録した本。いまも当時の建物に住んでいる人や、周辺の人たち、かつての事情を知る人たちへの取材も豊富。本書ならではの貴重な内容が満載。採り上げるのは、遊廓があったところ、赤線エリア、青線エリア、そして基地があった街。それぞれの事情を抱えた街と、人。それぞれの事情で、大人の遊びが生まれた街。痕跡が消えつつある、そんな色街は、いま、そこで遊んだ人たちの孫より若い人たちの興味をすら強く惹きつけている。その理由の一端が、本書で感じられるかもしれない。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできません。 【掲載した街】カネマツ・五条東会館/一発屋通り(柳通り)/板柳町(マーケット)/神町米軍キャンプ/三春遊廓/柏崎遊廓/奈良屋町・旧大工町 /玉川村・大子町/黒磯遊廓/下平通り/本庄宿/伊勢崎市緑町(旧南町)/田中町/洲崎遊廓/玉の井・鳩の街/吉原遊廓/錦町楽天地/港崎遊廓・チャブ屋・黄金町/皆ヶ作・安浦/辰巳町藤沢新地/下田遊廓/山中湖村山中・梨ヶ原地区/飯田遊廓(二本松遊廓)/御代田町/福井・栄新地/金沢・石坂/渡鹿野島/古市遊廓/飛田遊廓/五条楽園/京口新地/江口・神崎/柳町遊廓/秋田町遊廓/玉水新地/今治市(ハーモニカ横丁)/蛭子町/柳町遊廓/花畑/芦屋町/真栄原社交街/辻遊廓/吉原・照屋
  • 色街さんぽ
    -
    遊廓、岡場所、赤線・青線、三業地、風俗街と、時代とともにその呼び名は変わっても、日本各地に「色街」は存在している。都市整備や当局の摘発によって、たとえ男たちを誘う妖しい紅燈が消え、色香と憂いを漂わせる女たちが去ったとしても、街の片隅には痕跡が残り、いまだ人々の記憶の中で息づいているものだ。そんな色街を著者が訪ね歩き、関東近郊40か所の現在を活写した力作。歴史探訪を趣味にしたい人には必携のガイドブックでもある。 【著者プロフィール】 1972年神奈川県生まれ。ノンフィクション作家。写真週刊誌カメラマンを経て、フリーランスとして執筆活動に入る。世間が目を向けない人間を対象に国内はもとより世界各地を取材し、「マオキッズ 毛沢東の子どもたちを巡る旅」(小学館)で小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。近著に「裏横浜 グレーな世界とその痕跡」(ちくま新書)がある。
  • 異論正論(新潮新書)
    値引きあり
    3.0
    意見が対立することや面倒な議論を政治家は先送りにしてきた。経済、医療、安全保障等、すべてにおいてツケは溜まっていくばかり。次の世代がその負債を背負わされ、国が滅びていくのを見過ごして良いはずがない。ならば、どんなに煙たがられようとも、異議を唱え、信じる正論を語り続けるしかないではないか――政界きっての政策通が新型コロナ禍から国防まで直近のテーマをもとに正面から堂々と語る論考集。
  • 違和感ワンダーランド
    4.0
    迷走するコロナ対策、度重なる不祥事や利益優先、それでも上がらない投票率......。 世の中のあらゆる「違和感」に、愛とユーモアを込めて一刀両断! 大好評、毎日新聞別刷『日曜くらぶ』に連載中の「松尾貴史のちょっと違和感」書籍化。怒濤の時事コラム67本!巻末には、ミュージシャン・文筆家の近田春夫との対談、「違和感放談」を収録。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 岩倉使節団――誇り高き男たちの物語
    -
    本書は知られざる歴史的壮挙というべき大旅行・岩倉使節団の物語である。明治4年11月、廃藩置県からわずか4カ月後、明治新政府は岩倉具視率いる使節団を欧米諸国に派遣した。従うは大久保利通、木戸孝允、伊藤博文ら維新革命の立役者たち。幕末に条約を結んだ米欧12カ国へ、1年9カ月余りにも及ぶグランドツアーである。それは、黒船に象徴される西洋列強の圧倒的なパワーに対する、「誇り高き日本人」の華麗なるチャレンジであった。
  • 岩崎小彌太 三菱のDNAを創り上げた四代目
    4.5
    顧みて恥ずべき何ものもない――敗戦後の経営の難局に立っても揺るがなかった信念と矜持! 150年もの巨大企業グループの事業の歴史を支え続けるDNAはいかにして形成されたのか。波乱の時代を生きた三菱の第四代社長・岩崎小彌太は、自らの宿命に従いつつも、信念を貫き通す人であった。グループ企業としての完成や経営理念の確立において、継承者が創業者を超えるほどの存在感を示した事例は、日本の経営史上においても稀有であろう。本書は、「理想なしでは一歩も動けない人」「理想家にして実行家」といわれたその希代の経営者による「継承と創造」の事跡に、三菱グループの研究を長年重ねてきた経済史家の視点から迫った経営者伝である。企業の社会的責任について一貫した姿勢・考え方を維持し、社会のニーズに対応して需要者・消費者の利益に奉仕することを企業目的としたこの事業家から、時代を超えて、現代の企業家・リーダーが学ぶべきところは多い。
  • 岩崎小彌太 三菱を育てた経営理念
    5.0
    三菱コンツェルンのオーナー経営者として、二十世紀前半の激動期を乗り切ったのは、三菱の始祖岩崎彌太郎の甥、岩崎小彌太である。西欧的自由主義と明治の国家意識を身につけ、国家社会への奉仕とフェアな経営を理念に掲げ、投機を排し、大局観と現実感覚をもって日本産業の骨格をつくりあげた。豊かな識見と広い包容力で部下にしたわれた大経営者の実像を、三菱本社の公式記録と、ケンブリッジはじめ内外の資料を駆使して描く。

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  • 岩崎弥太郎 国家の有事に際して、私利を顧みず
    3.3
    天保五年、土佐国に、わが国の海運の礎を築いた男児が生を享けた。後の岩崎弥太郎である。幼少時は非凡な文才を発揮したが、経済の表舞台に登場したのは慶応三年、土佐商会主任、長崎留守居役に抜擢された時である。その後、海援隊の経理を担当など、経営者としての本領を発揮していく。本書は、出生から、坂本龍馬ら幕末維新の英傑たちとの交流、そして三菱を大財閥に育て上げるまでの波瀾の一生を描いた評伝である。
  • 岩崎弥太郎と三菱四代
    3.7
    三大財閥中、三百年以上の歴史を持つ旧家の三井・住友に対し、三菱は明治の動乱に乗じて短期間で巨万の富を築いた特異な会社である。坂本龍馬の遺志を継いで海運業を起こし、権謀術数を駆使してわずか五年で頂点を極めた政商・岩崎弥太郎。日本初のビジネス街・丸の内を建設した二代目・弥之助。戦争景気で業績を伸ばし、昭和の大不況を勝ち残った三代目・久弥と四代目・小弥太。時代に即した巧みな経営術と、現在も続く財界随一のグループ結束力で成り上がった一族、岩崎家四代のビジネス立志伝!
  • 「岩宿」の発見
    4.0
    ひとつの土器片が、少年の目を黎明期時代に向けさせた。行商のかたわら赤城山麓周辺の遺跡を踏査し、遂に関東ローム層中の石器文化(岩宿文化)を発見、日本における旧石器文化研究の新分野を開拓した男の不屈の人間記録。1961年群馬県功労賞、1967年岩宿発見の功績により吉川英治賞受賞。行商のかたわら赤城山麓の遺跡を踏査。関東ローム層中の岩宿遺跡を発見、日本の旧石器文化研究の新分野を開拓した男の人間記録。
  • 茂雄遺文抄
    値引きあり
    -
    本書は、岩波書店の創業者であり、日本を代表する出版人である岩波茂雄の文抄である。 (※本書は1998/8/25に発売し、2022/2/10に電子化をいたしました)
  • インカの食卓
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 インカ帝国時代、人々はどのような植物と出会い、何をどのようにして食べてきたのか。約四〇年、アンデスやアマゾンの秘境を歩き続けてきた写真家が伝える、伝統の暮らしと文化。ジャガイモ、トウモロコシから果物、酒、肉、魚まで、今に伝わるアンデスの食材と料理探訪記。
  • 隠居生活10年目 不安は9割捨てました
    3.8
    25歳で始めた隠居も気づけば10年目。 お金、地位、友人がなくても、気づけば毎日ハッピー。 それは隠居を始めたときから少しずつ「いらない不安」を捨ててきたからでした。 最近心がずっとざわざわしている、ぼんやりとした不安が常にある、 そんな人に読んでほしい1冊です。
  • インサイド・アップル
    3.5
    カリフォルニア州クパチーノのアップル本社、通称「インフィニット・ループ」。その敷地内では日々、いかなる体制のもとで、誰が、何を、どのように動かしているのだろうか? クック新CEO率いる経営陣、社員研修、キャリア開発、意思決定システム、社内競争。誰もが知りたかった「組織としてのアップル」の全貌を、元幹部・社員ら数十人の証言で初めて明らかにする全米ベストセラー。
  • 飲酒・喫煙の代償 4
    -
    青森県の短命の最大の理由とされる大量飲酒と喫煙習慣。孤独感やストレスが大量飲酒や喫煙に向かわせ、心も体もボロボロにさせる。青森市の男性は、長年の飲酒習慣と喫煙で咽頭がんを発症。心の病も患い、60代で他界。家族の心に深い傷を残した。青森市の警察医は「孤独死の多くの現場では、大量飲酒の形跡がある」と指摘。たばこの害、アルコール依存の怖さを社会にもっと訴えるべきと語る。 本書は第34回ファイザー医学記事賞大賞を受賞した連載企画「あすを生きる 『福寿あおもり』目指して」の一部を再編集したものです。
  • インタビュー術!
    3.6
    人間好き・活字好きに贈るインタビュー論。いかに下調べをし、話を引き出し、書くか? その方法を実践的に解説した上で、吉行淳之介から糸井重里まで名インタビュアーを例に活字のライブの楽しみ方を伝授。(講談社現代新書)
  • インターネットの闇に棲む悪魔 ~1,095日間の孤独な戦い~
    -
    日本は今や光ファイバーや携帯電話が90パーセントを越え、いつでもどこでもインターネットに繋がるユビキタスな社会へと変貌しています。その便利なインターネット社会は、利便性の高い部分ばかりが目につきますが、一方では、そのインターネットに潜む闇があることに気が付かない方も多いと思います。 本書は、普通の母と娘がほんの些細な切っ掛けからインターネットの闇の住人達の罠に陥り約3年に渡る苦悩と戦いの日々を赤裸々に綴っています。これは、決して他人事ではありません。きっかけさえあれば、誰もが簡単に陥る、「まさに今そこにある危機」なのです。ネットでの誹謗中傷、学校でのいじめ、個人情報の漏洩、他人事の気がしますが・・・「あなたもいつそうなるかわかりません。」 今も、誰にも言えず悩んでいる方がいるかもしれません。そんな方への少しでも力になればと著者が勇気を振り絞って書いた渾身の作品です。

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  • インティファーダの女たち《増補版》 パレスチナ被占領地を行く
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 イスラエルの不法占領に抗して民衆蜂起(インティファーダ)を続けるヨルダン川西岸とガザ地区に住むパレスチナ人と生活を共にしたカメラマンが、イスラム社会の因習から自立していく女性たちを中心に活写。和平をめぐるその後を増補。

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  • インテリジェンス都市・江戸 江戸幕府の政治と情報システム
    4.0
    インテリジェンスを制する者が国を治める。徳川260年の泰平も崩壊も極秘情報をめぐる暗闘の成れの果て。将軍直属の密偵・御庭番、天皇を見張る横目、実は経済スパイだった同心──近世政治史の泰斗が貴重な「隠密報告書」から幕府情報戦略の実相を解き明かす。
  • インディジナス
    -
    ゾミアの森の民を追った記録や、未開社会といわれる辺境を撮影した映像作品を掘り下げたユニークな映像人類学的探究の論集。
  • インディラ・ガンディー ──祖国の分裂・対立と闘った政治家
    3.0
    宗教対立、身分制度、貧困問題……。植民地支配からの独立を経てもなお、もがき苦しむ大国インドを率いた女性指導者の悲劇の生涯。
  • インディーゲーム中毒者の幸福な孤独
    3.9
    人生のどこかの瞬間と響き合う、個人的なゲームたち―― 異能のアニメーション作家による唯一無二のエッセイ集。 戦火のウクライナ発の奇怪な経営シミュレーション、セラピストと絵文字だけで会話するゲーム、認知症患者となりその混乱や不安を体験…… 「数多くの個人的なゲームたちと確かに交流したのだという幸福な錯覚は、自分と世界との距離を見つめ直そうとする私に流れる孤独な時間を、今も静かに支え続けてくれている」(本文より) 【目次】 ▼はじめに ▼まるでボトルレターのように ▼オーダーメイドゲーム作家 ▼祖母を見舞う ▼アルツハイマー病患者の苦悩と孤独 ▼トイレットシミュレーターの世界 ▼自家製マリオワールド ▼常識はずれのゲーム達2021 ▼語られたがった布団の中の物語 ▼戦火の中でリリースされたゲーム ▼誤解の中で呼吸するヒロイン ▼老後も遊べるゲーム ▼本から広がる言葉の宇宙 ▼誰とでも共作できる美術館 ▼暗い橋の上から ▼人間臭いゲームたち ▼正解の無い会話 ▼めくるめく無慈悲な肯定 ▼終わらせなければ、終わらない
  • イントゥ・ザ・プラネット―ありえないほど美しく、とてつもなく恐ろしい水中洞窟への旅―
    4.3
    南極の氷山の下、ユカタン半島のシンクホール、ケイマン諸島の小さな泥沼――そこに広がっているのは、酸素も光も届かず、人間の侵入を拒む空間、水中洞窟だ。地球内部に広がる水脈を辿ると見えてくる驚くべき世界とは……。死と隣り合わせの危険な冒険の数々を、女性洞窟ダイバーの先駆者である著者がスリリングに描く!
  • インド残酷物語 世界一たくましい民
    4.1
    世界有数の大国として驀進するインド。その13億人のなかにひそむ、声なき声。残酷なカースト制度や理不尽な変化にひるまず生きる民の強さに、現地で長年研究を続けた気鋭の社会人類学者が迫る! 日本にとって親しみやすい国になったとはいえ、インドに関する著作物は実はあまり多くない。 また、そのテーマは宗教や食文化、芸術などのエキゾチシズムに偏る傾向にあり、近年ではその経済成長にのみ焦点を当てたものが目立つ。 本書は、カーストがもたらす残酷性から目をそらさず、市井の人々の声をすくいあげ、知られざる営みを綴った貴重な記録である。 徹底したリアリティにこだわりつつ、学術的な解説も付した、インドの真の姿を伝える一冊といえる。 この未曾有のコロナ禍において、過酷な状況におけるレジリエンスの重要性があらためて見直されている。 超格差社会にあるインドの人々の生き様こそが、「新しい強さ」を持って生きぬかなければならない現代への示唆となるはず。
  • インドネシアの人々が証言する日本軍政の真実-大東亜戦争は侵略戦争ではなかった
    3.5
    インドネシアが、オランダ植民地支配下の暗黒時代から独立を勝ち取った陰には、日本の大きな貢献があった。 戦時中、日本軍と深く関わったインドネシアの人々の証言から見えてくる、日本軍政の真実。 ☆スカルノ大統領は心から日本人を尊敬なさっていた 第5部:デヴィ夫人の証言より 【証言者】年齢は発刊当時 ◆ユスフ・ロノディプロ氏 1919年生まれ。戦争中は日本の軍政監部宣伝部やラジオ放送局に勤務。日本の敗戦直後にインドネシアの独立宣言文を密かにラジオ放送したために日本軍憲兵に殺されかかる。独立後は各国インドネシア大使を歴任。86歳。 ◆ハッサン・ラハヤ氏 1922年生まれ。戦争中は日本の軍政監部人事課に勤務。南方特別留学生として来日中に原爆に被爆。帰国後は日イの貿易に従事し国会議員、最高諮問会議議員を歴任。日イ親善に尽くす。2005年旭日中綬章を受ける。83歳。 ◆プロボ・スウォンド氏 1927年生まれ。高校生の時に大東亜戦争が始まる。16歳の若さで日本軍が設立した郷土防衛義勇軍に参加し小団長となる。インドネシア独立戦争中はゲリラ隊として活躍。インドネシア国軍中将。国連大使。78歳。 ◆スリオ・ウィリオハディプトロ氏 1917年生まれ。オランダ系電気会社勤務中に大東亜戦争が始まる。郷土防衛義勇軍に参加し小団長となる。独立戦争中は軍司令部で戦闘を指示。インドネシア国軍大将。89歳。 ◆デヴィ・スカルノ氏(デヴィ夫人) 1959年スカルノ・インドネシア共和国初代大統領と結婚。大統領の政治理念を補佐し日イの相互扶助に貢献。日本でもテレビ出演、講演会等で活躍、日本の誇りを復興させようと尽力している。

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  • インドネシア 兵補の訴え
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 第二次大戦中、日本軍は、インドネシア人青年を兵補として動員し兵補は補助兵として約四万人が動員され数多くの戦死者を出した。彼らに日本の補償はいまだ全くない。
  • インドの食卓 そこに「カレー」はない
    4.3
    日本人にもおなじみの「カレー」は、イギリスが植民地時代のインドに押し付けた概念である。インド人は「ダール」「サンバル」「コルマ」と細分化して呼ぶのだ――南アジア研究者がインド料理のステレオタイプを解きほぐし、その豊穣な食文化世界を案内する
  • インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日
    4.2
    【第7回開高健ノンフィクション賞受賞作】広大なユーラシア大陸を横断し、イスラム圏の国々を越えてアフリカ大陸へ――。絵葉書を売るカンボジアの少女に凜とした生きる意志を感じ、排他的な印象を抱いていたイランで受けた細やかな配慮に戸惑い、ザンビアでは貧富についての議論を交わす。周囲の声に惑わされず、自らの素直な感覚を頼りに47カ国を旅した著者が綴った684日間。
  • インパール作戦従軍記―葦平「従軍手帖」全文翻刻
    -
    『麦と兵隊』の火野葦平は、兵士・報道班員として従軍し、戦地から20数冊の手帖を持ち帰った。戦場は中国大陸・マレー半島・比島・ビルマ・インドに及ぶ。勝ち戦から敗北の撤退戦までが、つぶさに記録されたその膨大な直筆の「従軍手帖」から、本書では「インパール編」6冊をその図版も含め活字化。加えて、同行した画家・向井潤吉のリアルな戦場スケッチも掲載。現役NHKディレクターが詳細に解説する立体構成。 【目次】「従軍手帖」解題 増田周子/凡例/インパール作戦概略図/手帖関連地図(ビルマ地区)/手帖関連地図(雲南・フーコン地区)/インパールへの道 渡辺 考/第1章 日本本土を発つ/第2章 司令部跡を拠点に/第3章 第三三師団拠点のティディムへ/第4章 最前線・インパールへの思い/第5章 画伯・向井潤吉との冒険行/第6章 白骨街道撤退/第7章 菊兵団が奮戦する雲南前線へ/第8章 帰国/もうひとりの主役 渡辺 考/解説 増田周子/資料編―手帖巻末控/インパール作戦「従軍手帖」関連年表/火野葦平年譜 増田周子/あとがき 玉井史太郎
  • インフォドラッグ
    3.5
    私たちの脳と心は、映像や音などふだん接する“情報”によって、大きな影響を受けている。薬物を濫用すれば依存症が発生するのと同じように、“情報”によっても依存が形成され、脳と心は深刻なダメージを受けることがある。本書では、このような脳と心をあやつる“情報”を「インフォドラッグ」と呼び、その接し方・扱い方に警鐘を鳴らす。 テレビゲームはとりわけ魅力的なインフォドラッグだ。親が放っておいたら、子どもたちはほとんどの時間をゲームに費やす。なぜなら、ゲームに夢中になっているときに脳内で放出されるドーパミンの量は、覚醒剤を注射したときに匹敵するからである。脳は二十歳ごろまでかかって形成される。未成年にとっては、テレビやゲームの暴力・レイプ・殺人シーンは、覚せい剤・コカイン・マリファナと同じだけの注意が必要である。ゲーム依存やネット依存――子どもたちをこの現代病から守らねばならない。

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  • インフルエンザ パンデミック 新型ウイルスの謎に迫る
    4.1
    2009年に執筆された本ですが、内容は全く色あせておらず、むしろ、コロナと対峙する際に、参考になることが多数見つかります。パンデミックというと未知なる体験のように思われがちですが、人類は、1918年のスペイン風邪や2009年の新型インフルエンザなどを既に経験しているので、その時の歴史を学び、経験を生かすべきです。 この書籍の中で、 1. 新型ウイルスの何が怖いのか 2. どのように変異が生まれるのか 3. どの程度PCR検査をするべきなのか 4. 感染者数に一喜一憂するな などの、現在私たちが直面している問題の解決策につながる洞察が深く掘り下げられています。 【本書に関する参考ブログ】 http://www.kenjikabashima.com/ 京大医学部の椛島先生のブログです。 ロベルト・コッホ賞を受賞したインフルエンザの世界的権威が書いた衝撃の科学ミステリー。変幻自在なインフルエンザウイルスの謎に迫る! 21世紀初のパンデミック(世界的大流行)が突如発生、ウイルスは瞬く間に世界に伝播した。はたして新型ウイルスは、人類を脅かす存在なのか。ロベルト・コッホ賞を受賞した世界的権威らが、最新の研究成果をもとに、インフルエンザウイルスにまつわるさまざまなミステリーを解き明かす。 第1章 パンデミック発生 「新型」の何が怖いのか ウイルス学の基本をおさえる ほか 第2章 インフルエンザウイルスはどのように感染するのか インフルエンザウイルスの発見 電子顕微鏡が映し出したウイルスの正体 ほか 第3章 「種の壁」を超えた感染はなぜ起きるのか? 人獣共通感染症としてのインフルエンザ 「変異」はこうして起きる ほか 第4章 ウイルスの病原性が突然高まるのはなぜか? 第5章 H5N1亜型ウイルスがパンデミックを起こす可能性はあるのか 第6章 スペイン風邪は、なぜ史上最悪の被害をもたらしたのか? 第7章 ワクチン接種で感染を予防できるのか 第8章 抗ウイルス薬は感染拡大を食い止められるのか 第9章 新型ウイルスは、人類を脅かす存在なのか? 疑問1 どのようにして新型インフルエンザウイルスが誕生したのか 疑問2 H1N1亜型のウイルスにもかかわらず、パンデミックを起こしたのはなぜか 疑問3 これから新型インフルエンザは大流行するのか 疑問4 季節性インフルエンザと何が違うのか 疑問5 病原性が高まることはないのか 疑問6「六〇歳以上の人には新型ウイルスに対する免疫がある」は本当か 疑問7 新型インフルエンザに抗インフルエンザ薬やワクチンは有効か
  • インベンション 僕は未来を創意する
    4.0
    成功の陰に、5126回の失敗あり。サイクロン技術で世界を変えた、現代に生きる最も独創的な起業家ダイソンが振り返る、発明と挑戦のストーリー。 サイクロン式掃除機で知られる英ダイソン社創業者の自伝。生い立ちから自分の会社を設立し、世界で最も独創的なテクノロジー企業の一社となるまでの経緯が綴られる。製造業に携わる人、起業、デザインに興味がある人には必読の一冊。 よく知られているが著者は起業から4年間でサイクロン掃除機のプロトタイプを5127個も作成。技術開発にあらゆる資源を投入して多くの失敗と挫折の末に成功をつかみ、掃除機だけでなく、ヘアドライヤーや空気清浄機など、革新的な技術と斬新なデザインを融合した美しい製品群を生み出し続ける。 本書では著者の創意工夫、発明の原点となる美意識やテクノロジーへの考え方、非公開企業のままスケールアウトしながら独立して研究開発に資金を投入することの意義など、独自の経営思想にも触れられ、モノづくり重視の多くの日本企業に参考となるほか、近年のソーシャルイノベーション、SDGs的な新規事業(EVの断念、農業、教育)の展開例もまた示唆に富んでいる。
  • 隠蔽されたベトナム戦争 脱走米兵亡命作戦
    3.0
    約半世紀前、ベトナム戦争への派兵を忌避した米兵たちが、米軍基地を脱走、日本を足場にソ連へと渡り欧州に逃れるという前代未聞の亡命事件が起こった。 当時の資料や証言から、日本人協力者たちの「亡命作戦」と暗闘する米ソ諜報機関の「戦場なき戦争」を再構築し、その真相に迫る。 旧南ベトナムの副大統領、グエン・カオ・キ氏の単独インタビューも収録。
  • 陰謀の日本近現代史
    4.1
    必敗の対米開戦を決定づけた「空白の一日」、ルーズベルトが日本に仕掛けた「罠」、大杉栄殺害の真犯人、瀬島龍三が握りつぶした極秘電報の中身──。歴史は陰謀に満ちている。あの戦争を中心に、明治以降の重大事件の裏面と人物の命運を検証し、真実を明らかに。
  • イヴたちへの私信
    -
    あるがままの自分に/帆を上げよう/…今が船出の時/…みずからを縛る鎖をひきちぎろう/…誰のためでもなく/自分にとって「いい女」へと/自立やキャリアを/…終生のテーマとして考えられるオンナへと/なによりも「自分を生きる」ことのできるオンナへと/情緒過多でも 理智一辺倒でもない/しなやかで 強く優しい 颯爽としたオンナへとーーステレオタイプの女よ! 男よ! さようなら! 私たちは、いまだ第二の性を生きてはいないだろうか? 女らしさの神話に与みせず、誰のためにでなく自分のために、自由に颯爽と生きよう! 自らの体験をもとに提唱する。
  • EASY FIGHT
    4.0
    第7代Bellator世界バンタム級王者 「最強のMade in Japan」が明かす格闘家としての半生。 ごちゃごちゃ語るな。 やるべきことに集中しろ。   結局、「本物」しか残らない。 目次 まえがきにかえて 難しく考えるな 第1章 前夜 鉄アレイが刺さったトビラ 5歳から始めた空手 ケンカにならない 全国大会で準優勝 初めてボコられた同級生 山本〝KID〟徳郁×魔裟斗 高校での寮生活と初めての彼女 学校でのイジメについて思うこと 「お前じゃ絶対に無理だよ」 KIDに会う 内弟子初日に思ったこと 第2章 UFC王座を目指す はじめてのプロ練習 不安どころか楽しみしかない 晴れてプロデビュー 自分が試合をする意味 KIDさんのセコンドでUFCへ オクタゴンの金網リングで闘う UFC王座への初挑戦 米国を拠点に 日本人選手のATT入りについて 強さとは何か?プロとは何か? RIZINからのオファーと選んだ理由 第3章 師匠との別れ RIZINバンタム級グランプリ 自然体で 「1位になる」 覚えていない準決勝 決勝戦は想定内 開始9秒での勝利と天心戦のアピール 台風に直撃された那須川天心戦 「なんで負けたんだよ」 KIDさんとの別れ もう一人の師匠、 二瓶さんとの別れ 第4章 日本人初の二冠王 RIZINバンタム級王座を獲得 メイウェザー戦が実現したら 難しい問題を解くための考え方──円周率は 「1」 異変 無感情 自分を信じる方法 史上初の二冠王 断った朝倉海戦と敗戦の理由 全治10カ月 アメリカに自宅を購入 第5章 カーフキック 直弟子を取るか問題 日本市場とアメリカ市場の違い 日本人が精神的に弱い理由 感情を殺すように心がける アホは強い 自分の子どもには選択肢のある人生を歩ませたい Bellatorとの契約 試合はトランプゲーム 命懸けで闘うという考え方 前向きな思い込みを意識せよ どこまで行っても気持ち 朝倉海との再戦 「イージーファイト!」 カーフキック 第6章 格闘技をメジャーに 物議を醸した記事 自分流の立ち直り方 アメリカから見た日本の風景 朝倉兄弟とローガン・ポール 1日2試合は是か非か シバター八百長騒動 キャリア初の2連敗 ついに実現した天心×武尊戦 フジテレビの撤退と次なる収益構造の模索 天心 「無敗」 の真相 格闘技をメジャーにしたい 第7章 新格闘技団体「TOP BRIGHTS」の方向性と役割 エンタメかショーか アスリート×不良 朝倉未来がメイウェザーに勝つ方法 花束投げ捨て事件と土下座 新格闘技団体 「TOP BRIGHTS」 の方向性と役割 減量について ステロイド使用の問題について 堀口恭司×井上尚弥が実現したら…… 無鉄砲がいいほうに転がるパターン 第8章 「最強」の定義を考える 「ファイター」は何が起ころうと闘うのが仕事 日本ではよく眠れない 人生の無駄とは何か? いかにシンプルに考えるか ルーティン 「最強」 の定義を考える 中間を取ることができない もし格闘技と巡り合わない人生だったら…… もし格闘家として成功していなかったら…… あとがき──自分が求めているもの
  • イーロン・マスク 上
    4.2
    今年一番の話題作! マスク自身が語り尽した初の公式伝記 世界的ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』評伝作家だからこそ描けた。   いま、世界で最も魅力的で、かつ、世界で最も論議の的となるイノベーターの赤裸々な等身大ストーリー-。彼はルールにとらわれないビジョナリーで、電気自動車、民間宇宙開発、人工知能の時代へと世界を導いた。そして、つい先日ツイッターを買収したばかりだ。
  • イーロン・マスクの世紀
    3.8
    本書は、マスクの伝記ではない。 彼の動きとその背景を読み解くことで、21世紀の産業・社会が予想外に速く 構造転換しつつあることを浮き彫りにするものだ。 地球の温暖化防止と火星への移住法の確保という人類規模の壮大な目標を掲げるその個性は 現代の起業家の中でも突出している。 ベンチャーとしては極度にリスクの高い重厚長大産業で新たな手法に次々に挑み、 米国のものづくり復権の最先端を走る。 「マスク・エフェクト」は単に自動車や宇宙産業の中にとどまらず、 広く交通、エネルギーのインフラ、都市開発全体、さらには政治にまで及ぶ。 本書はマスク本人の素顔からその影響までを幅広く描き、 社会の変化の方向性を見極める助けとなることを企図している。 マスク本人についての書籍は、すでに何冊か出ている。 しかし、シリコンバレーの空気感や時代背景、マスクのインパクトまで分析した本はまだない。 「日経の現地特派員」ならではの視座にもとづいた力作だ。
  • イーロン・マスク 破壊者か創造神か
    4.2
    地球で電気自動車(テスラモーターズ)を普及させ、宇宙開発で火星移住を掲げるイーロン。その野望は現実のものになりつつある。『未来を変える天才経営者 イーロン・マスクの野望』の発売から3年、彼はどこまで進化しているのか?増補改訂文庫版。
  • イーロン・マスク 未来を創る男
    4.3
    イーロン・マスクは、日本にいないタイプの次世代経営者のスター! 宇宙ロケット、電気自動車のスポーツカー(テスラ・」モータズ)、太陽光発電……未来の世界を創り出すために、大金を投じ、常に勝負し続ける豪腕経営者。次世代のスティーブ・ジョブズとも呼ばれる、今後ますます注目される異能の経営者イーロン・マスク初めての本格評伝登場!
  • ウィズマスク・セックス コロナ時代の新しい性活様式
    -
    恋のソーシャルディスタンスとは? マスクがもたらす新感覚の愉悦とは? 変容した世界にあって揺るがない、エッチな大人の新常識。 【本文より】 私が伝えたいのは、コロナによって変容してしまったさまざまな人間模様についてだ。 円滑に行われていたセックスも、唾液が恐ろしくてキスさえできなくなったカップルも多い。結婚間近でるにもかかわらず、会いたいのに会えない人たちもいる。風俗関係の業種は、客が途絶えた。 人の体温を感じられなくなり、心も温度変化していく有り様は、あまりにも理不尽だろう。 本書では、多くの人の心の声や、マイナスをプラスに変換する術を記した。困難を乗り越え、人と人との未来を繋ぐために。 【内容】 はじめに 人と人が引き離されてしまった 第一章 世界は突然、そのかたちを変えた 夫婦関係の変容/恋人関係の変容/コロナ不倫/性風俗業界に起こった変化 第二章 どんな状況でも恋は芽生える 恋のソーシャルディスタンス/スポーツジムの恋愛/マスク美人に注意/リモートセックス/サルサダンサーの野心/ゴルフが活況 第三章 ウィズコロナのセックス事情 ウィズマスク・セックス/自粛しながら浮気はできるか/好転した夫婦の性生活/自慰グッズが売れている/不倫相手は潔癖症/リモートオナニー中毒 第四章 コロナによる別れ リモートワークのストレスからSMに走った男/愛人3号の決断/セックスレスからの浮気/まさかのコンドーム/誕生日プレゼントはクンニ/給料カットで別人のようになってしまった/粉々になったプライド 第五章 こんな時代を楽しむ人々 コロナで得たものと失ったもの/リスクを厭わずセックスを満喫/笑っていられる術/コロナ合コンの魅力/コロナ禍の恋を実らせるには 第六章 コロナがもたらした光と影 女性の変化/男性の変化/目で笑う女 第七章 ウィズマスクの愉悦 マスクでわかる男の心理/マスクで振られた男/手作りマスクで満たされたい 第八章 ウィズコロナ時代の愛のかたち コロナ禍で愛は芽生えるか/家庭があるからこそ おわりに 自信を持って愛を受け取ろう 【著者】 麻未知花(あさみ・ともか) 作家、恋愛セラピスト。 FMラジオのパーソナリティ、医学会秘書などを経て、2008年、エイズ予防啓発活動であるレッドリボンに参加。 自らの経験と恋愛セラピストとしての豊富なカウンセリング経験に基づき、性をテーマに、雑誌等に執筆活動を続けている。

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  • Winny 天才プログラマー金子勇との7年半
    値引きあり
    5.0
    インターネット上のビジネスに欠かせないP2P(ピア・ツー・ピア)技術。その可能性を開拓した「Winny」の開発者・金子勇は、2004年、「著作権法違反幇助」の疑いで逮捕・起訴され、無罪判決が確定するまでに7年半もの年月がかかりました。 本書は、「Winny事件」弁護団の事務局長を務めた壇俊光氏が自身のブログを元に小説としてまとめたものです。日本のインターネット技術の発展に負の影響を残したと言われる裁判の経緯を追いながら、壇弁護士が見た金子氏の人物像、Winnyの核心を語ります。 推薦文は、2ちゃんねる開設者・ひろゆき氏から寄せられました。
  • ウィリアム・アダムス ――家康に愛された男・三浦按針
    5.0
    徳川家康の外交顧問、三浦按針とは何者か。関ヶ原合戦の半年前、英国人ウィリアム・アダムスが日本に辿り着いた背景には、大航海時代の激動する欧州事情があった。彼が見た戦国時代末期の日本では、カトリックのイエズス会がキリスト教の信仰を広げ、英蘭の東インド会社が貿易の機会をうかがうなど、スペイン、ポルトガル、イギリス、オランダ各国の思惑が交錯していた。家康の側近としてその渦中にあったアダムスは何をなしたのか。二代将軍・秀忠のもとで禁教と鎖国が進むなか、どんな晩年を送ったか。アダムスの生涯から世界史の中の日本史をとらえ直す。
  • WILDERNESS AND RISK 荒ぶる自然と人間をめぐる10のエピソード
    3.3
    富と名声を求め、ビルの高さの大波に乗るサーファー。 火星の生命の謎を解くために、北米大陸でもっとも深い洞窟に潜るNASAの研究者。 生活のために命をかけてエベレストに登り、外国人が使う酸素ボンベを運ぶシェルパたち。 本能に突き動かされるままに、70歳近くになっても未踏ルートに挑みつづける老登山家……。 それぞれの理由を胸に、極限の自然に挑む人間たち。 荒ぶる自然と対峙したとき、彼らは何を考え、どう行動するのか? そして人間と自然の関係は、時代とともにどのように変わってきたのか? 『空へ―「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日 』や『荒野へ』の著作で知られる、アメリカの人気ジャーナリスト、ジョン・クラカワーの、自然と人をめぐる10のエピソードを収録したエッセイ集。 ■内容 イントロダクション 第1話 マーク・フー、最後の波 第2話 火山の麓で暮らすということ 第3話 エベレストにおける死と怒り 第4話 火星への降下 第5話 転落のあとで 第6話 北極圏の扉 第7話 愛が彼らを殺した 第8話 穢れのない、光に満ちた場所 第9話 フレッド・ベッキーいまだ荒ぶる 第10話 苦しみを抱きしめて ■著者について 著 ジョン・クラカワー 1954年生まれ。シアトル在住のアウトドアライター、ジャーナリスト。 元登山家の経験を活かし、アウトドア関連のルポルタージュを中心に複数の著書を発表している。 巧みな構成と情感のある文章には定評があり、日本にも固定ファンを持つ。 ノンフィクション作家の角幡唯介も、もっとも影響を受けた作家としてクラカワーの名を挙げている。 翻訳 井上 大剛(いのうえ・ひろたか) 翻訳会社、出版社勤務を経て独立。 訳書に『インダストリーX.0』(日経BP) 『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』(共訳、KADOKAWA) 『初心にかえる入門書』(パンローリング) 『世界でいちばん高い山 世界でいちばん深い海』(パイインターナショナル)など。
  • We are 宇宙兄弟 宇宙飛行士の底力
    3.9
    毛利衛、山崎直子、油井亀美也、大西卓哉、金井宣茂、野口聡一、古川聡、星出彰彦、若田光一……日本人宇宙飛行士たちはいま、何を思い、これから何に挑もうとしているのか。さらに、彼らを支えるJAXAの内山崇(管制官)、山方健士(宇宙服開発)、相良久美子(宇宙飛行士サポート)ら、裏方の人々の仕事ぶりとその本音にも迫る。宇宙ファンのみならず、宇宙を「仕事」の場として目指す人、必携の一冊。
  • ウイグル人という罪─中国による民族浄化の真実─
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中国・新疆ウイグル自治区──そこでは今、何が起きているのか。 タクラマカン砂漠、さまよえる湖ロプノール、天山山脈……。ロバ車が行き交うポプラ並木、羊の串焼きの匂い── かつて旅人たちを魅了したウイグルの美しい風景、陽気な人々が今、その地から消されようとしている。 1000万人以上の市民が、街のいたるところに設置された監視カメラで常に見張られている。突然やってきた警官に連行され収監。さまざまな拷問を受け、二度と帰らない罪なき人々。強制労働、不妊手術、臓器を取られる子どもたち…… 同時代に起きていることとは信じがたい、中国による非道な行ないを黙殺していいのか? ウイグルの人たちの証言を漫画でTwitter上に発表し、その作品が各国で翻訳・拡散されている清水ともみ氏の漫画、産経新聞北京支局時代から現地取材を続けるジャーナリスト・福島香織氏のレポートで、ウイグルの人たちが置かれている現状を伝える。
  • ウイスキーとダンディズム 祖父・竹鶴政孝の美意識と暮らし方
    値引きあり
    3.5
    日本ウイスキーの生みの親であるニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。若くからスタイルよくスーツを着こなし、仕事ぶりから生活まで徹底して本物志向であった彼の姿を、孫の視点から描く。
  • ウイスキーと私
    4.0
    ユーモアとダンディズムあふれる 伝説的自伝 日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。復刊にあたり、歌手・谷村新司の特別寄稿“琥珀色の「時」を飲む”を収載。

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  • ウイルス・ハンター アメリカCDCの挑戦と死闘
    3.5
    エボラ、マールブルグ病、ラッサ熱……地球上で発生し続ける新興ウイルス制圧の過程には、常にこの組織の死闘があった――一九九五年にザイール(現コンゴ)で起きたエボラ出血熱の流行を軸に、感染症対策の人類最後の砦たるアメリカ疾病予防管理センター(CDC)の活躍に迫る
  • ウェルカム!ビートルズ 1966年の武道館公演を実現させたビジネスマンたち
    -
    ビートルズ来日をめぐる人間ドラマを丹念に描く感動のノンフィクション。 1966年のビートルズ来日公演、それは今になってみれば、奇跡的といえるものだった。いったい誰が、どのようにしてビートルズを日本に呼ぶ計画を立てて、それを極秘裏に進めて成功に導いたのだろうか? ——これは日本の経済復興の象徴だったリーディング・カンパニーの東芝電気と、その小さな子会社として生まれた東芝レコードにまつわる、歌と音楽とビジネスをめぐる物語である。 【目次】 第1部 ビートルズ登場の衝撃 第2部 レコード産業へ進出した名門の東芝 第3部 招聘計画 第4部 〝財界総理〟の力強い後押し 第5部 使命を全うしたサムライたち 【著者】 佐藤剛 1952年岩手県盛岡市生まれ、宮城県仙台市育ち。明治大学卒業後、音楽業界誌『ミュージック・ラボ』の編集と営業に携わる。シンコーミュージックを経て、プロデューサーとして独立。THE BOOM、ヒートウェイヴ、中村一義、由紀さおり、マルシア等、数多くのアーティストの作品やコンサートを手がける。2015年、NPO法人ミュージックソムリエ協会会長に就任。 著書に『上を向いて歩こう』(岩波書店、小学館文庫)、『黄昏のビギンの物語』(小学館新書)、『美輪明宏と「ヨイトマケの唄」』など。
  • 植木枝盛 民権青年の自我表現
    3.0
    自由民権期の輝かしい理論家の一人で、板垣退助のブレーンとして活躍した植木枝盛は、歿後一〇〇年を超えるが、その短い波瀾の生涯を、同郷の中江兆民、馬場辰猪、小野梓とのかかわりをも交えて描く。とくに本書は、維新の混乱の中で失われたアイデンティティを求めた枝盛の苦闘と、伝統思想に依拠しつつ西洋の新しい民主主義思想を受け容れ、ラジカルな思想形成を行なった枝盛の心的過程と自我表現とに新たな光を照射する。

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  • 植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない!」
    -
    クレージーキャッツの一員として『スーダラ節』などのヒットを連発しお茶の間に活気を与え、俳優としてニッポンを元気にし続けた「昭和のエンターテイナー」植木等。80年に及ぶその人生に迫ったロングインタビューで浮かび上がってきた素顔は、誠実すぎる「日本一責任感の強いの無責任男」だった――。伝説のエピソードから人生観まで「ニッポンを元気にした男」が自らの人生を語り、全てを話し尽くした最初で最後の本格的評伝。植木等に縁の深い稲垣次郎、谷啓、小松政夫が素顔の植木を語ったインタビューを外伝として収録!

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  • 上杉鷹山に学ぶ 財政破綻を救う感動改革!!
    -
    平成日本の末期的症状を救う具体的なヒントが満載! 米沢藩の藩政改革に成功した上杉鷹山の足跡と彼の実行力を詳細に検証する事で、惰眠をむさぼる現代日本のリーダー達に警鐘を鳴らす。
  • 上杉鷹山の経営学 危機を乗り切るリーダーの条件
    3.9
    江戸中期、幕府への領地返上を考えるほどの財政危機に瀕していた米沢藩を、斬新な藩政改革と藩士の意識改革で見事に甦らせた上杉鷹山――希代の名藩主として誉れの高い鷹山とは、いったいどのような男だったのか? そして、その経営手腕とは? 故ジョン・F・ケネディをはじめ、多くの実力経営者やトップリーダーが、尊敬する人物として名を挙げる上杉鷹山の、組織と人間の管理術の要諦を探る。

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  • 上野アンダーグラウンド
    -
    横丁、路地裏、色街跡、昭和の怪しさを訪ね歩く。話題作『東京最後の異界 鶯谷』著者の最新作! アメ横、パチンコ村、キムチ横丁、宝石街とスラム街、男色の歴史、昭和テイストな謎の風俗ビル、不忍池にたたずむ闇の女たち――数奇な歴史と大地の高低差が生んだ、日本一カオスな街。人はなぜこの街に引き寄せられるのか。潜入取材で描く上野の裏側と不思議な魅力、そこに生きる男と女を活写する。
  • 上野英信集・1 話の坑口
    -
    【上野英信集】 絶望に満足しない態度と鋭い光。 炭坑に生活する人々の生きざま、死にざま。その奥底に沈殿した怒り、悲しみ、そして誇りと愛。そこにこそ、著者は光をあて、掘り起こし、人間としての生き方をたどる。そこにたちあらわれてくるものは、“生身の原理”とも呼ぶべきものである。

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  • 植村直己
    4.0
    植村直己が登山を始めたのは、大学の山岳部に入ってからのこと。後年、日本を代表する冒険家となった植村直己ですが、入部当時は背が小さく、よく転ぶので「どんぐり」とあだ名される、非力な若者に過ぎませんでした。だが、彼は努力を重ね、日本人として初めて、世界最高峰のエベレスト登頂を果たし、その後も数々の偉業を成し遂げます。日本を代表する冒険家、植村直己。そのひたすらまっすぐに生き抜いた人生を描きます。
  • 植村直己・夢の軌跡
    4.0
    稀代の大冒険家の伝記〈決定版〉! 日本人初のエベレスト登頂に続き、世界初の5大陸最高峰登頂を果たした1ヵ月後、植村は1枚のたたんだ紙を畳の上に広げ「南極の地図です」と言った。ここを単独で横断するのが自分の次の目標だ、とも。16年にわたり植村の活動を支え、夢を共に追ってきた著者がつづる冒険家の肖像。見たい、体験したい欲求を、植村は生涯追い続けた――。
  • ☆上を向いて歩こう☆
    -
    泣きながら神様にお願いした幼少時代。お母さんに心配してもらいたくて反抗ばかりしていた中学校時代。大好きなあなたに出会って、初めて人を愛する気持ちを知った高校時代。苺の人生・恋愛の物語。著者の素直な思いがつまったノンフィクション! ケータイ小説サイトおりおん☆

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  • ウォルト・ディズニー 創造と冒険の生涯 完全復刻版
    4.5
    みなさんもご存じのミッキーマウスを始め、様々なキャラクターを創り出し、ディズニーランドなどのテーマパークも運営して、今やアメリカの大衆文化の象徴と言えるディズニーという会社は、このウォルト・ディズニーからすべてが始まっています。この本は、この巨大なエンターテイメント王国を創り上げた天才的な男、ウォルト・ディズニーの波瀾万丈の一代記です。
  • ウォール街の物理学者
    4.3
    いまウォール街では、既存の金融人とはまったく異質な人々が勃興している。「クオンツ」と呼ばれ物理や数学のエキスパートでもあるトレーダー達は、複雑怪奇な市場をいかに予測し、成功しているのか?  物理学者はいかにして「予測不能」な市場を読むのか?   いまウォール街では、従来の金融業界とはまったく異質な “クオンツ”と呼ばれる人びとが席捲している。物理学や数学の博士号を持つが、金融の専門家でも経済学者でもない。2008年の金融危機後もなお、高度な理論を駆使して圧倒的なパフォーマンスをあげる彼らの手法には批判の声もある。だが、クオンツたちは本当に悪者なのだろうか? そんな小さな疑問をきっかけに、好奇心に導かれて探求を進めていった著者は、思いもかけない深遠で魅力的な物語を発見していく。そこには、一見するとまったくランダムに見える株価や相場の動きを予測すべく全力を傾けてきた、数々の天才物理学者・数学者たちの姿があった――理論的思考と人間的洞察を兼ね備えた視点でウォール街の最先端を読み解き、経済と金融の未来を展望する、気宇壮大な科学ドキュメンタリー。
  • ウオッカvsダイワスカーレット 天皇賞 運命の15分と二人の厩務員
    -
    【内容】表題作については「なぜこれを取り上げたのか?」と疑問に思う読者はいないだろう。だが、もう一篇の『絆』については、もしかするとそう感じた人がいるかもしれない。一連の騒動のあと、実際はどうであったのか、河野氏には直接話を聞いている。しかしながら、本人の記憶には、病気のため服用していた薬の副作用から曖昧な部分が複数残っており、真実は誰にも正確に把握できない。ただ、だからといって河野氏の、調教師としての実績までが否定されるものではない。なにより、三浦皇成という若い才能の船出に際しては、調教師・河野通文の助力がなければ、あそこまでの素晴らしい活躍は絶対に見られなかったと、その部分については強い自信がある。だから、わずかも臆することなく、一人でも多くの読者にこの作品を読んで欲しいと、今回、電子書籍化に踏み切ったのである。【著者】山口県出身。北海道大学文学部国文科専攻を卒業後、株式会社リクルートに入社。1996年に同社を退社したのち、執筆活動を始める。同年、「優駿エッセイ賞」を受賞。著書『馬産地ビジネス』『JRAディープ・インサイド』『馬産地放浪記』『三度怒った競馬の神様』『ウオッカの背中』『ウイニング・チケット』(原作)など。電子書籍『競馬 衝撃の敗戦列伝――敗北を糧に頂点を極めた名馬たち』『競馬 衝撃の敗戦列伝2――運命を分けた一戦の知られざる真実』など。競馬関連の著作について業界の内外を問わず高い評価を得ている。

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  • ウクライナ侵攻とグローバル・サウス
    4.0
    ロシアによるウクライナ侵攻。 この暴挙は明らかな侵略戦争にもかかわらず、アフリカやアジアなどのグローバル・サウス諸国の一部は、ロシアに対して明確な非難姿勢を見せず、欧米と一線を画す態度をみせている。 この分断は、グローバル・サウスのグローバル・ノースに対する不信感、さらには植民地主義時代から始まった西洋の軍事、経済による世界支配の終焉の表れなのではないだろうか。 ウクライナ戦争が浮き彫りにした、この大きな歴史的うねり・変化の深層を、ウクライナの戦場とアフリカ諸国の現地ルポを通して、NHK記者が立体的に描き出す。
  • ウクライナ侵攻までの3000日
    4.3
    2022年2月24日に始まったウクライナ侵攻から、1年。 終わりが見えない戦争の真の原因とは? ロシアの本心と、ウクライナの内情。 あの時、世界は戦いの兆候を見逃していたーー ウクライナ東・南部は、ロシア系の住民が今も多く住む。2014年、ロシアはウクライナ南部のクリミア半島を武力で併合。しかし、それに対して欧米各国は強い態度で臨まなかった。ウクライナの内部から沸き起こる、ロシアへの強い郷愁。プーチン大統領が持つ、ロシアとウクライナはひとつという「物語」。そして、ゼレンスキー大統領登場までの国内の混乱。2022年の戦争へと至る道すじを説き起こす。
  • ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打算・野望・本音
    4.5
    ウクライナに軍事侵攻したロシアは言語道断だが、「民主主義をめぐる正義の戦い」を掲げるウクライナと、米国をはじめとする西側諸国にも看過できない深謀遠慮がある。戦争で利益を得ているのは誰かと詰めれば、米露中北の「嘘」と野望と打算、その本音のすべてが見えてくる。世界は迫りくる核戦争の恐怖を回避できるのか。停戦への道はあるのか。ロシアと米国を知り尽くした両著者がウクライナ戦争をめぐる虚実に迫る。 ・アメリカはウクライナ戦争の「管理人」 ・ゼレンスキーは第三次世界大戦を待望している? ・英国秘密情報部が「情報」と「プロパガンダ」を一緒くたにする怖さ ・戦場で漁夫の利を貪る北朝鮮の不気味 ・ロシアがウクライナ最大の軍産複合体を攻撃しないわけ ・米国とゼレンスキーは戦争を止められたはずだ ・戦争のルールが書き換えられてゆく恐怖 ・恐るべきバイデンの老人力 ・プーチンが核兵器に手をかけるとき
  • ウクライナのサイバー戦争(新潮新書)
    3.9
    ウクライナは、国内で人気のSNSがロシアのサーバーにホストされているほど「サイバー意識低い系」だったが、二〇一四年にクリミアを奪取され、その後もロシアによる攻撃が止まない現実を前に徐々に覚醒していった。政府データのクラウド化など防御策と、米軍や大手IT企業との連携、IT軍の創設などの攻撃策を組み合わせ、ロシアと互角以上に戦っている。サイバー専門家によるリアルタイムの戦況分析。
  • 牛と土 福島、3.11その後。
    4.0
    【第37回講談社ノンフィクション賞、第58回日本ジャーナリスト会議賞(JCJ賞)受賞作】東日本大震災、福島第一原発事故で被曝地となった福島。警戒区域内の家畜を殺処分するよう政府は指示を出した。しかし、自らの賠償金や慰謝料をつぎ込んでまで、被曝した牛たちの「生きる意味」を見出し、抗い続けた牛飼いたちがいた。牛たちの営みはやがて大地を癒していく―。そう信じた彼らの闘いに光を当てる、忘れてはならない真実の記録。
  • 失われた英雄:新・阿久留王伝説
    -
    とてもとても古い時代、日本にまだ「西日本ヤマト国」「東日本クナ国」「エゾ国」の3つの国があった頃。日本統一を果たそうと迫り来るヤマトタケルの東征軍、迎え討つは蝦夷の雄・阿久留王。やがて阿久留王とその民人は滅んでいったのだが……日本草創期に、時代の流れに翻弄されつつ、滅びゆく民族を命がけで守ろうとした悲劇の英雄を描く、歴史ロマン小説!
  • 失われた近代建築 1 都市施設編
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 消されてしまった日本。もう、写真の中でしか見ることができない、明治・大正・戦前の荘厳なる文化遺産。とくに歴史的価値の高い52施設と巻末リストの48施設、計100施設の建築写真を収録!
  • 失われた甲子園 記憶をなくしたエースと1989年の球児たち
    4.5
    センバツ史上もっとも悲劇的な逆転試合、涙のエース・宮田正直のその後にはさらなるドラマがあった。勝ち取ったプロ入りと挫折、打撃投手としてのリスタート、そしてアクシデント。頭に打球をうけ、あの甲子園決勝の敗北までをも忘却するほどの記憶障害……。宮田の人生を軸に、あの春に交錯した野球人たち――元木、種田、そして上宮と東邦双方の監督らの、まぶしき野球人生の光芒を描く。
  • 失われたサンゴ礁が警告する沖縄の未来
    -
    沖縄といえば、なにを思い浮かべるだろうか? 南国特有のきらめく日差し、白い砂浜、美しいサンゴが生きる青い海……。実際、とくに石垣島や西表島の海に棲息するサンゴや魚の種類は多く、生物の多種多様性は世界一と言われるほどである。海に潜ればミドリイシ類やショウガサンゴにコモンサンゴ、キクメイシ、テーブルサンゴ、ハマサンゴ、などが、陸上のお花畑のように密生し、色鮮やかな魚たちが舞う世界。しかし、それらの美しいサンゴはこの20年間で10分の1にまで激減している。色とりどりの魚や珍しい生き物たちの棲家たるサンゴは、同時に彼らの食べ物であり、海の生物の約25パーセントはサンゴ礁に頼って生きている。また、「海の熱帯雨林」とも呼ばれ、二酸化炭素を吸収して酸素を作り出すサンゴ礁は、たくさんの魚が獲れる「漁場」であり、サンゴ礁が漁業にもたらす経済効果は107億円と推計される。さらに台風などによる高波を防ぐ防波堤の役割も果たし、観光資源としてもその意義は大きく、サンゴ礁のある海がもたらす経済的効果は2400億円にも上ると言われている。 なぜ、サンゴ礁はこうまで激減してしまったのか? 衰退する沖縄のサンゴ礁を救うために、私たちになにができるのか?――沖縄の開発の歴史から地球温暖化の問題、水質汚染の元凶、国と沖縄県のさまざまな対策、植え付けによってサンゴ礁再生をめざす人々……、10年にもわたる執念の取材を通して、人間とサンゴ礁とが共生する未来を問う、渾身のルポルタージュ。

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  • 失われた思春期  祖国を追われた子どもたち サラエボからのメッセージ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 29歳の女性ディレクターが、民族間紛争の続く旧ユーゴの子どもたちを訪ね歩いた取材記。NHKスペシャルにて放映。

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  • 失われた日記 : 満州から中国へ 残留日本人の軌跡
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 4歳で満州に渡り、終戦後は中国に残り日本人を救出。関東軍が幾百万の民間人を残したまま敵前逃亡、対して中国軍要人の万国愛。8年あまり、残留邦人とともに帰国を待ちながら生き抜いた人びとの記録。日中友好の原点を見る。

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  • 失われゆくものの記
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    近江の琴糸、月瀬の奈良さらし、越後の筆匠、佐渡の人形遣い、雪の中の瞽女たち、信濃の山蚕、忘れられた巨桜たち……。昔ながらに手間と日数をかける職人の精緻な手仕事と、日本の山野の美は、まさに滅びようとしている。各地を訪ね、痛恨の思いと復興への願いをこめて書きしるす、記念碑的ルポルタージュ16章。
  • ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち
    4.0
    入手困難な日本ワインの知られざる誕生秘話。 日本のワイン造りは、世界の常識からかけ離れていた。 ワイン用ぶどうではなく生食用ぶどうを使い、また、海外からワインやぶどう果汁を輸入して造ることも多かった。 そのような状況に異を唱えた人物がいる。 「海外の銘醸地にコンプレックスを感じながら日本でワインを造る時代は終わった。君たちは本気で海外に負けないワインを造りなさい」  日本のワイン造りを主導した醸造家・麻井宇介(うすけ)の教えを受けた岡本英史、城戸亜紀人、曽我彰彦の3人は、師の遺志を受け継ぎ「ウスケボーイズ」と自らを名乗る。 そして、それぞれが日本では絶対に無理と言われたワイン用ぶどうの栽培から醸造までを一貫して手がけるワイン造りにすべての情熱を傾けるようになる。 日本で“本当のワイン造り”に打ち込んだ青年達の出会いから、ワイン造りを目指し、葛藤しながら成功していくまでの物語。 小学館ノンフィクション大賞受賞作、待望の文庫化! 解説は翻訳家の鴻巣友季子氏。 本作を原作とする映画『ウスケボーイズ』が2018年10月20日公開。渡辺大、橋爪功、安達祐実ら豪華キャストが出演。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた作品の文庫版となります。
  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実
    4.1
    1960年プラハ。マリ(著者)はソビエト学校で個性的な友達と先生に囲まれ刺激的な毎日を過ごしていた。30年後、東欧の激動で音信の途絶えた3人の親友を捜し当てたマリは、少女時代には知り得なかった真実に出会う!
  • うそつき―夫・野坂昭如との53年―
    3.0
    二十一歳の元タカラジェンヌが飛び込んだのは、想像もつかないような、波瀾万丈の結婚生活だった――。「火垂るの墓」で描かれた妹の死、複雑な生い立ち、放浪癖、直木賞受賞、歌手活動、田中角栄への挑戦、沖縄への思い、そして病に倒れて後のリハビリと口述筆記の日々……。文壇きってのトリックスターの素顔を妻が綴る。
  • ウソツキクラブ短信
    値引きあり
    4.3
    昔は「ウソは泥棒のはじまり」と嫌われたが、最近の心理学の研究では「ウソ」は実に高く評価されている。それを踏まえて、某教育委員会が「ウソのつき方」を教え、生徒たちに週13回以上のウソをつくように指導したところ、生徒たちの精神衛生がぐっとよくなり、いじめも不登校もまったく消滅……という報告もあるという!? そんなウソ哲学からウソ雑学までを満載。河合隼雄を会長に結成された世界が注目の「日本ウソツキクラブ」。八方ふさがりのニッポン人の生き方に突破口をつくる本。
  • 嘘でもいいから……
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    男と女の微妙なアヤを洒脱に描くエッセイ集。美女、猛女、才媛、妻、人妻……女性のことなら何でも熟知(?)している青木雨彦氏の実感的男女関係論。正規・不正規とりまぜて、男と女の結びつきを鋭く分析。愉快、難解、不可解な男女の仲を爽快に截断! ――結婚している、ということのメリットは、かりにヨソの女とそんなことになっても、「ねぇ、あたしと結婚して!」と言われなくて済むことだろう(「妻と別れて」)……。恋愛、結婚、浮気、別れなど、男と女の関係の、はかりしれない深淵を、独特の文体で描く名人芸。エッセイ全篇を流れる『嘘でもいいから……』の呟き!
  • 嘘と絶望の生命科学
    3.7
    STAP細胞事件の背景をえぐるレポート! カネと名誉と成果、そしてブラック企業化する研究室――。iPS細胞の臨床応用にはじまり、難病の治療、食糧危機解決まで、あらゆる夢を託された生命科学。しかし、予算獲得競争は激化、若手研究者の奴隷化が進むなかで、研究不正が続発――。今や虚構と化した生命科学研究の実態を、医師にして元研究者の著者が厳しく問う。いま、生命科学に何が起きているのか!
  • 嘘みたいな本当の話 [日本版]ナショナル・ストーリー・プロジェクト
    3.4
    「人生にはいろんなことがあるよねって僕は読んでてホッとしました」 ──内田樹 ★ほしよりこの楽しいイラストに、 柴田元幸×内田樹による〈特別対談〉も収録! ひとはいつだって、それぞれの現実を生きている ◎スリに遭い、大事な写真がなくなった!でもある日、郵便受けを開けたら……(「写真」) ◎死のうと思った。二歳の息子と車に乗ってエンジンをかけたそのとき……(「死のトンネル」) 「あるある」から「まさか!」まで、どこかの誰かの身に起きた、本当にあったストーリー。 ポール・オースターが呼びかけ、全米から体験談が寄せられた『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』。 いきいきとアメリカの姿を描き出した、感動のプロジェクトを日本でも。
  • 嘘みたいな本当の話みどり 日本版ナショナル・ストーリー・プロジェクト
    4.1
    泣いた、笑った、驚いた! 今回も、日本全国からとっておきの“嘘みたい”な話が集まりました。選者・内田樹、高橋源一郎両氏の琴線に触れた実話145編に、田原総一朗、横尾忠則、立川談春、三浦大輔、小泉武夫、近藤聡乃、山崎ナオコーラ、横塚眞己人氏、計8名の「あの人の『嘘みたいな本当の話』」も特別収録。 『きょうの猫村さん』で大人気・ほしよりこさんのたのしいイラストも満載です!!
  • うそをつく子 助けを求められなかった少女の物語
    4.3
    『シーラという子』のトリイ・ヘイデン、16年ぶりの新作!ジェシーは笑顔のかわいい九歳の少女。だが日常的にうそをつき、思いどおりにならないと暴力をふるう。両親に見放されて里親のもとを転々とするジェシーに降りた診断は、「愛着障害」だった。心理学者のトリイが彼女を担当するが……。感動のノンフィクション
  • 歌ひつくさばゆるされむかも 歌人三ケ島葭子の生涯
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 自分の生きた証しを世に残そうと、 歌うこと、書くことに全力を尽くした。 自己を見つめ煩悶し それらを何の虚飾もせずに、歌を神として、訴えた。 ……葭子の歌は何度読んでも新鮮に思える程、 決して色褪せない。 読む人のさまざまな心の角度に触れて プリズムのような光を発するのだ。 「エピローグ」より 三ヶ島葭子(みかじま・よしこ) 1886年生まれ1927年没。本名 倉片よし。 埼玉県入間郡三ヶ島村(所沢市)に生まれる。埼玉女子師範中退。 明治41年に東京西多摩小宮村小学校で代用教員になる。 42年新詩社へ入社。45年青鞜社同人になる。 大正5年「アララギ」入会、島木赤彦に師事。 のち古泉千樫の門に入る。 大正13年「日光」参加創刊。 『吾木香』『三ヶ島葭子全歌集』などがある。 本タイトルは、レイアウト固定型の商品です。 ・フリースクロール(リフロー)型でないので、文字サイズの変更、フォントの変更ができません ・マーカーは付けられません ・テキスト検索はできません ・推奨端末はPCかタブレットです(スマートフォンは推奨いたしません) 以上ご確認のうえご購入ください。
  • うたいつぐ記憶 与那国・石垣島のくらし
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    沖縄、奄美の戦前・戦後の島の歴史やさまざまな伝承とくらしの知恵を聞き書きでまとめたブックレット第5弾。与那国島の時を超えて今に伝わる歌、そして530年前の済州島からの漂流民の言い伝え。与那国や石垣の行事や農業、馬の話。そして今に残る「天文屋の御主前」で有名な岩崎卓爾氏の教えなど。暮らしの中で人々に伝えられて来たさまざまな記憶。第1章 島の歌を聴き集めて /第2章 お米の味と稲のにおい/第3章 在来米と深田の思い出/第4章 与那国島に測候所のできたころ/第5章 五三〇年前の済州島からの漂流民の記憶/第6章 何より馬が好き
  • うたに刻まれたハンセン病隔離の歴史 園歌はうたう
    5.0
    「民族浄化」「一大家族」「楽土」の歌詞を,ともに声あわせうたった園歌.だれが何の目的でつくったのか.上から押しつけられただけのうただったのか.ハンセン病回復者と長年かかわりつづけてきた歌手である著者が,13あるすべての国立療養所をたずねてそのなぞを追った旅物語.「うたの力」を問いかける稀有な記録.

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  • 歌に私は泣くだらう―妻・河野裕子 闘病の十年―
    4.9
    その時、夫は妻を抱きしめるしかなかった――歌人永田和宏の妻であり、戦後を代表する女流歌人・河野裕子が、突然、乳がんの宣告を受けた。闘病生活を家族で支え合い、恢復に向いつつも、妻は過剰な服薬のため精神的に不安定になってゆく。凄絶な日々に懊悩し葛藤する夫。そして、がんの再発……。発病から最期の日まで、限りある命と向き合いながら歌を詠み続けた夫婦の愛の物語。
  • 歌麿おんな秘図
    -
    爛熟した江戸文化を背景に浮世絵師が続々誕生した。なかでも歌麿の絵の評価は高い。彼は醜男だった。遊女を知ったのも22才。女が言った。「美人画をお描きよ。必ずモテるから」と。彼は遊郭の名妓から茶屋の女まで、それぞれの美を探求した。春画も多く、どの男性も巨根なのは彼自身の描写とか。勇助から豊章、さらに歌麿と改名して世に出るまでの秘話を満載!
  • 内田篤人 悲痛と希望の3144日
    4.4
    ドイツ、ブラジル、日本…内田篤人の8年半を綴るノンフィクション。フットボーラ―内田篤人を巡る数々の事件を新証言とともに描く。日本代表・アントラーズ・シャルケのチームメイトやスタッフ、代理人、妻……。新証言から見えてくる、これまでの人物像を覆す内田篤人とは――。内田篤人の31回目の誕生日に届ける、アスリートの真髄を詰め込んだ一冊。
  • 内なるシベリヤ抑留体験 石原吉郎・鹿野武一・管季治の戦後史
    -
    「すなわち最もよき人びとは帰ってこなかった」とは名著『夜と霧』の冒頭部だが、この三人の軌跡を語ってあまりある。自己に誠実であり、他者を助けることをいとわなかった人びとは、祖国に居場所を見つけることができなかった。

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  • うちの娘はAV女優です
    3.0
    AV女優は、親も応援する普通の職業になったのだ。「裸を売る仕事」をめぐる親子関係、価値観の変容を浮き彫りにする衝撃作! 「お母さん、ごめんね。 ……でもどうして、謝らなくちゃいけないんだろう。」 ―――紗倉まな(AV女優) 「AV女優は別世界の存在ではない。 彼女たちの言葉には、常に現代社会が映し出されている。」 ―――中村淳彦(ルポライター)  性業界には、現在の変化がもっとも速く、顕著にあらわれる。では、親が応援するAV女優が増えていることは、何を意味するのだろうか。 本書は、「カラダを売る仕事」をめぐる社会の価値観、親子関係の変化を10人のAV女優のインタビューから浮き彫りにした。 同時に、彼女たちの言葉をよりわかりやすく理解するために、「AVアイドルの存在」「ギャラの実情」「女性たちの好奇心」など、「AV女優の仕事環境」がわかるコラムを収録。 女性たちの生き様、性に対する価値観はさまざまで、一筋縄ではいかない。それは本書のAV女優たちの言葉にもあらわれている。ある人にとっては、たくましい女性たちに思えるだろうし、ある人にとっては、彼女たちの性に引きずられることにいたましさを感じるかもしれない。 ただ、彼女たちの徹底したプロ意識には誰もが驚かされるのではないだろうか。 ここに「親公認」が生まれる理由があるのかもしれない。 現代の性意識の最先端を読み取れる衝撃の一冊。 ・「親公認」は売れるAV女優の必須条件。 ・事務所へのお中元、お歳暮を欠かさない母親 ・父の暴力とお金のない家。母を守りたい一心だった娘 ・ファン向け動画についてアドバイスする父親 ・不特定多数を相手にする風俗よりAVのほうが安心だという親 ・52歳の人気AV女優が父親に打ち明けた理由……
  • うちの嫁は児童虐待サバイバー ~彼女の生きてきた壮絶な16年間を見てほしい~
    2.5
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 児童虐待の真実を描ききった実録漫画。  6歳の時に、預けられていたお寺に迎えにきた「両親」は、悪魔だった。暴力、ネグレクト、奴隷労働、レイプ、強制売春ほか、10年にわたる児童虐待の真実を描ききった実録漫画。  虐待が明るみに出て引き取られた児童保護施設の実情。その後も続く「両親」からの金銭要求。虐待の後遺症である鬱とPTSDとの戦い。そして、現在の旦那と出会い、幸せをつかむまで。 「いま、私のような、あるいはもしかしたら私よりもひどい目にあっている子がいて、この物語に触れてくれたとしたら、これだけは伝えたい。あなたの未来に幸せは絶対あるから、今をあきらめないでほしい。  もし、そういう子を知っている大人が読んでくれたら、どうかためらわずに手をさしのべてほしい。私を救ってくれた人々のように」(作者あとがきより)
  • 内村鑑三交流事典
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    近代日本を代表するキリスト者・内村鑑三。一見孤高の思想家に見えながら、実は内村は、日本人のなかでは類例がないほどの文化的「山脈」を形成していた。宗教界から、教育界、文学界、社会事業界に至るまで、多くの分野に及ぶ交流のさまを追うことによって、一個の精神と時代の姿が浮かび上がってくる――。本書は、序章で質的漸進を遂げていった内村の生涯を記した後、生前に関係した人物二百数十名を対象に、両者の交流を事典形式で紹介。巻末には詳細な内村の年譜も収録する。文庫オリジナル。
  • 宇宙エレベーター その実現性を探る
    3.8
    宇宙開発の新たなステージ! それはSFでも、夢幻(ゆめまぼろし)でもない! 地上のエレベーターと同じように、ケーブルを使って宇宙を“昇り降り”する――これはSFの世界ではありません。その原理は、科学的に認められています。原理だけではありません。2013年、IAA(国際宇宙航行アカデミー)は実現可能性を評価、翌年には常任委員会を設置しました。また、大林組では、実現に向けたプロジェクトが立ち上がっています。本書は宇宙エレベーターのしくみをやさしく解説、宇宙開発の歴史や最新情報(インタビューあり)を通して、その実現性を探るものです。100万円で宇宙に行ける!? 本格的な宇宙時代の到来に、乗り遅れずに!
  • 宇宙考古学の冒険~古代遺跡は人工衛星で探し出せ~
    3.7
    衛星画像を分析して遺跡を探す「宇宙考古学」。現代では、より高解像度でマルチスペクトルな画像を用いることで、踏査の難しい砂漠や密林を探索し、古代の集落、道路、神殿、墓地などを発見することが可能だ。だが、ひとたび遺跡を見つけたなら、やはり発掘チームをつれて現地に赴き、地道な発掘作業が始まるのだ。気鋭のエジプト学者が、みずからの体験を軸に、考古学者の仕事とその魅力、宇宙考古学の最先端と可能性を紹介する。
  • 「宇宙戦艦ヤマト」の真実――いかに誕生し、進化したか
    3.2
    巨大な成功を収めた本邦初の宇宙アニメ『宇宙戦艦ヤマト』。それは、ささやかなプロジェクトから始まった。クリエーターとして舞台設定を担当した著者は、新分野の開拓に賭ける熱気を回想しながら、作品創成の真実に迫っていきます。不評だった最初のテレビ放映が、なぜ甦ったのか。ストーリーはどう拡大し、変容していったのか……貴重な記録と証言で明かされる、大ヒット作誕生秘話!

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