相沢忠洋の作品一覧
「相沢忠洋」の「「岩宿」の発見」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「相沢忠洋」の「「岩宿」の発見」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
最近、子供の勉強に付き合うことが増え、興味を持ったことをちょっと知ろうと思い、読みました。
途中で和尚さんが、自分を知ることが大切だ、自分を知った頃には動けなくなってる、だから、動けるうちに自分を知れるように頑張ることだ、自分を知るには苦しんで苦しんで苦しまなければならない、それを行というと話していた。
相沢忠洋は、純粋な気持ちで土の中を掘り返し、石剥片や土器片を集め、考察を深めて、縄文以前にも人間が住んでいたのではと推察するようになった。それが岩宿遺跡の大発見となったわけだが、その後のことはぼやかされてしか書かれていない。情熱は打ち消された、とあるので、大発見となってしまった後は、相当嫌な
Posted by ブクログ
昔は読書感想文コンクールの課題図書にもなったらしいが、全く知らなかった。
読んでみたら、とても良かった。今の子供たちには、戦前戦後の貧しさを想像できないかもしれないけれども、家庭の愛情に恵まれなかった著者が、鎌倉で育つうち、古の世に思いを馳せるようになった心情はわかるのではないか。
発掘を始めてから、いろいろな「裏切り」にもあうが、恨みがましさはない。恵まれない境遇にあるからこそ、唯一心をときめかせるのが古代の謎だったということが伝わってくる。
表紙が地味だし、タイトルも今どきの子供が興味を持つようなものではないが、ぜひ大人が手渡してほしい。
『海辺の宝もの』も似た物語だが、メアリー・アニング