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Posted by ブクログ 2023年06月30日
高校の頃から好きな作家さんで、久しぶりの新刊をワクワクしながら読みました。
色んな家庭環境がある中、あってはならない環境に身を置いている人は想像するよりもずっと多いです。そんな環境から身を守るためにこじれた子どもがトリィや周りのスタッフに支えられながら、新しい自分の居場所を見つけていくところが好きで...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月29日
全作品読んできた大好きなトリイ・ヘイデン16年ぶりの新刊。
初めて読んだ「シーラという子」から変わらないトリイが読めたことに心が震える。
暗闇の中1人で苦しみと戦わざるを得なかった子供が、トリイと出会い光溢れる世界の入り口を見つけた瞬間の笑顔の描写は何度読んでも感動してしまう。
解説が信田さんという...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月17日
トリイがウェールズに移り、ボランティアとして1人の女の子を相手にセラピーをする話。
ジェシーは日常的に嘘をつき、周りの人々をあらゆる手段を使って困らせてしまう。ジェシー自身の心の苦しみが伝わってきて、やりきれない気持ちになってしまうことがあった。
そんなジェシーに対して献身的に、愛情深く接するトリイ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月16日
信頼できる大人にいうのが正しいのよ。
ものごとは決してよくならないという気になるときがあることは分かってるわ。でもね、たった一つでも本当のことから始めれば、そこから取り組んでいけるのよ。
本当のことをいうことが、あなたにとって安全な選択とは感じられないのは気の毒だわ。
本当のことをいう努力をしていき...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月08日
トリイがイギリスに移ってからの物語。
効率化を求める現代においても、トリイが対話スタイルを変えてなく、少女と絆を作り上げていくことに、時代が変わってもこういうところは変わっていないと安心した。
このひとは密室の中で、時間をかけて一対一の信頼関係を築くことに本当に長けていると思う。
少女に虐待したのは...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月26日
衝撃のノンフィクション。最初からノンフィクションだと知っていなければおもしろい(と書くと語弊があるが)小説だと思ってしまったかもしれない。施設に収容された9歳の少女。日常的にあらゆることに嘘をつく彼女と、週1回ボランティアで訪ねる作者とのやりとりの記録だ。少女に下された病名は“反応性愛着障害”だった...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月12日
望まれずに生まれてきたがために、愛情を受けることなく幼少期を過ごし、子どもらしからぬ嘘をつくことでしか生きていられなかったジェシー。心底同情したくなる一方で、こちらの信頼を損ねるような態度と出来事が続きまくったら、愛情を注ぎ続けることは困難になりそう。諦めることなく心を砕き続けた筆者には脱帽。ジェシ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月16日
トリイ・ヘイデンのノンフィクション。
『シーラという子』ほどの衝撃はなかった。自分が大人になったからかも。
日常的に嘘をつき、常に会話の主導権をにぎろうとする少女に、トリイが根気よく付き合い、彼女が言えなかったことを言えるように導いてゆく話。トリイと少女のやりとりが、長々と、詳細に書かれている。読...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月01日
『シーラという子』をだいぶ前に読んだ時の衝撃を思い出した。それからあの頃は、続けざまにこの著者のシリーズを読んで大人のひとりとして子どもに関わる仕事の大切さと困難な家庭のあるとこなどをあくまで客観的に知ってきた。
今回のジェシーという女の子もその延長線上で、という感じで読み始めた。違うところがまず、...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月17日
最初は「何て胸糞悪い子なんだろう」と嫌な気分で読み進めていった。
トリイとのやりとりで時折涙を流すのを読んで、マウントを取ろうと嘘をついてるのか、それとも本当に苦しんでるのか、どっちなんだろうと一緒に悩んだ。
後半、トリイがジェシーのことを大好きと書いてあるところにちょっとグッと来た。
トリイの...続きを読む
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