松原実穂子の作品一覧
「松原実穂子」の「ウクライナ企業の死闘」「ウクライナのサイバー戦争(新潮新書)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「松原実穂子」の「ウクライナ企業の死闘」「ウクライナのサイバー戦争(新潮新書)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ロシアによるウクライナ侵攻にて発生したロシアによるサイバー攻撃からウクライナの防御と反撃、台湾有事の際のサイバー攻撃予測から日本のサイバーセキュリティ・重要インフラ防御に至るまでを解説した書籍。国家間によるサイバー攻撃のやり取りだけでなく、ハッカー犯罪者集団が各陣営とタッグを組んで攻撃や防御に加わるなど、混沌としたサイバーセキュリティ情勢の一角を知る事ができる。ロシアの一部銀行を国際銀行間の送金・決済システムから排除した事でハッカーの生活が苦しくなり、ランサムウェア攻撃が一時期減ったとの話が興味深い。ハッカーにも生活があり、一人の人間なのだ。
Posted by ブクログ
現代の戦争の実態を多くの事例を基礎に、あまり報道で出てこない部分を含めて解説している好著だ.ロシアのウクライナ侵攻(2022.2.24)はクリミア併合(2014.2.23)を踏まえて考察していく必要があると思っていたが、ウクライナ自体ロシアのサイバー攻撃に初めて直面し、その後対応策を確実に進めてきたことが詳述されていた.軍事侵攻に関して火力による攻撃よりサイバー攻撃の方が今後重点を置いた作戦になることが確実になってきた状況を踏まえて我が国でも国家安全保障戦略が2022年12月に策定されたが、その中に「サイバー攻撃への能動的サイバー防御」という項目が盛り込まれた由だが、国会やマスコミからその点に
Posted by ブクログ
知らない事については、それを解説するような内容の本を読むのが善いと思う。本書は「サイバー戦争」という事柄に関して、関連分野に纏わる現今のウクライナの状況を引きながら説くという内容である。
「サイバー」とでも言われると、夥しい数のコンピュータと広く張り巡らされたネットワークというようなことを思い浮かべる。それらは生活を便利にしていて、何時の間にかそういう次元を通り越して社会を支えているとも言い得るのかもしれない。そういうモノに関して、通常の利用方法を逸脱して、不正に情報を抜き出す、機能を阻害する、“誘拐”のように大切な情報等をタネに脅迫、または騙して金品を奪うという「犯罪」というモノも見受けられ
Posted by ブクログ
仕事をしていて何が面倒くさいかと言って、セキュリティ設定ほど面倒なものもなかなかない。
やれパスワードだ、やれ変更だ、やれシンクライアントだ、と手間は増す一方。つい、システム部は保守的にやってりゃいいからいい気なもんだ、などと愚痴りたくなる。
本書は、そんなディスりに耐えつつ黙々と「壁」を築き、監視し、決壊したら穴を埋める寡黙なシステム担当者に光を当てる本。
サイバーセキュリティ担当者に襲い掛かっているのは、ロシアや北朝鮮のサイバー組織、というより一部は軍そのもの。一私企業が向き合うにはあまりにも過酷な相手だ。
それでなくても日本は、備える、ということが苦手。IT知識のない経営者に防衛予算を