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Posted by ブクログ
仕事をしていて何が面倒くさいかと言って、セキュリティ設定ほど面倒なものもなかなかない。
やれパスワードだ、やれ変更だ、やれシンクライアントだ、と手間は増す一方。つい、システム部は保守的にやってりゃいいからいい気なもんだ、などと愚痴りたくなる。
本書は、そんなディスりに耐えつつ黙々と「壁」を築き、監視し、決壊したら穴を埋める寡黙なシステム担当者に光を当てる本。
サイバーセキュリティ担当者に襲い掛かっているのは、ロシアや北朝鮮のサイバー組織、というより一部は軍そのもの。一私企業が向き合うにはあまりにも過酷な相手だ。
それでなくても日本は、備える、ということが苦手。IT知識のない経営者に防衛予算を削られる虚しさと焦燥は察するに余りある。
現場の攻防からシステムの概念的な仕組みまで幅広く網羅しつつ、防衛省出身の著者らしく守り手にも熱いメッセージを送る。決して単なる技術本ではない快著。
Posted by ブクログ
【当初予想した通りの内容と期日で、サイバーセキュリティ技術が生まれることはありません】(文中より引用)
日々刻々と変化する一方で、その速度やコストから気づくと意識が回らなくなってしまうサイバーセキュリティ。現下の日本政府や企業が抱える問題点を眺めながら、望まれる対応策について論じた作品です。著者は、NTTのチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジストとして活躍する松原実穗子。
網羅的かつ極めて明快に今日的な論点がまとめられており、サイバーセキュリティについて一から知りたいという人から更に深く知りたいという人にまでオススメできる作品。やはり大切なのは人材なんだなという認識を改めて感じました。
進められている取組についても言及がなされており☆5つ
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