哲学・宗教・心理作品一覧

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  • 前向きに、あきらめる。 一歩踏み出すための哲学
    4.0
    人生が思い通りにならない時、人はどうあきらめ、それでも前に進んでいくのか。コロナ禍で多くの人がさまざまなことをあきらめざるを得なくなった。しかし、あきらめることは決して悪いことではない。商社マン、フリーター、公務員を経て哲学者になった著者が、自らの経験や哲学の知見をもとに、あきらめる意味や活かし方を紹介。「前向きなあきらめ」とは? 何をあきらめ、そして何が得られるのか。困難な時代を歩き続けるための処方箋!
  • 比叡山大阿闍梨 心を掃除する
    3.8
    現代の生き仏が説く良く生きるための作法。 地球1周分に相当する約4万キロメートルを7年かけて徒歩で巡礼し、9日間にわたって断食・断水・不眠・不臥で不動明王を念じる千日回峰行は、平安時代から1000年以上続く、命がけの難行苦行の修行。 織田信長が比叡山延暦寺を焼き討ちした1571年以降、満行した者はたった51人だけ。荒行を経た大阿闍梨は「不動明王の化身」である生き神となる。光永圓道大阿闍梨が天台仏教、そして荒行で体得した「良く生きるための気づき」を、掃除という万人共通の生活行動を通して説く、唯一無二の人生哲学書であり、自己啓発書。 やらされるのではなくやる、身の回りを整理することで心を切り替える、まずは美しい所作から身につける、きれいにしてはいけない美しさがある、など心が整い、今日より明日、明日より明後日をよりよく生きるためのヒントに気づかされる一冊。
  • 言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える
    3.9
    言葉には力がある。 思いや感情を「書く」「話す」、 それだけで心が楽になる。 現実が変わる、人生が動き出す! 精神科医として30年の経験と、 YouTubeで4000超の悩み相談に答えてきた実績の集大成! 著書累計220万部突破の、大人気精神科医が贈る、 究極の「悩み」解消本!! ◎前に進めない「停滞」こそが悩みの本質 ◎悩み解消のために、原因を取り除く必要はない ◎脳科学的にも「言葉」には不安を鎮める効果がある ◎ネガティブな口癖は、悩みを増幅させる呪いの呪文 ◎「あの人だったらどうするだろう?」と考えてみる ◎人間は変えられなくても、人間関係は変えられる ◎その悩みは、いつの悩み? 考えるべきは、「今できることは何か」 ◎コンプレックスという呪縛から、解放される方法 ◎つらい過去を忘れられる魔法の言葉 ◎悲観的にも、楽天的にもならないのが真の「ポジティブ思考」 ◎自分の考えは、先入観と思い込みだと、まず考える ◎やれることを、やれる範囲でやっていく ◎「相談する勇気」が死に至る病を防ぐ ◎大切な人の死を受容していくには1年半かかる ◎自分でコントロールできないなら、悩むだけ無駄 ◎「あきらめる」は現実を明らかに見て、次へ進むこと ……ほか つぶやくだけで、心がみるみる軽くなる「魔法の言葉」満載。 「言語化」で悩み解消、メンタル最適化、自己パフォーマンス最大化!!
  • 16タイプ別 性格BOOK 本当のあなたの探し方 育て方
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 KPOPで話題の16タイプ別の性格診断BOOK。【I.OI】【Wanna One】など日韓を通じて話題を席巻したオーディション番組「PRODUCE 101」出身のタレントが実際に制作に携わったことでも大きな話題になった、KPOPファン必携の一冊。性格別で相手とどう対応したらいいのか、「対人関係」から「恋愛」「仕事の進め方」、仲良くなりたい性格の人との上手なコミュニケーションの取り方など、韓国で「もっともわかりやすい性格本」との評価の高い書籍がついに上陸!
  • 神学の思考
    -
    キリストは本当にいた? 神が造った世界になぜ悪がある? 21世紀にキリスト教は役に立つ? 佐藤優によるキリスト教神学入門書
  • 列仙伝・神仙伝
    4.0
    中国仙人伝の双璧。前1~4世紀頃に成立。時間を超えて永遠の若さと生命を保ちつつ無限の自由を求める仙人、人類の根源的夢想の体現者の自由でユニークな姿を活写する。解説=井波律子
  • タフラブ 絆を手放す生き方
    -
    侵入しない・させない関係をつくる。寂しさと共存し、穏やかに、やさしく、タフに暮らすために。 タフラブは、ベトナム戦争帰還兵のアルコール依存や暴力に苦しむ家族が「生きる術」として生み出した概念。「手放す愛」「見守る愛」などと訳されている。 東日本大震災以来、「絆」が困難を乗り越えるためのキーワードとして使われてきたが、「絆」は本来、牛馬などをつなぎとめる綱のこと。家族や世間の絆に苦しめられてきた人々のカウンセリングを長年続けてきた著者は「絆」に疑問符を投げかけ「タフラブ」という生き方を紹介する。『タフラブという快刀』(2009年)を改題し、加筆・修正・再編集した作品。 【目次】 序 章 タフラブの誕生 医療では救われない/勇気をもって手放す/戦争の落とし子/帰還兵の暴力/実体なき「人の心」 ほか 第一章 無法地帯 複雑に絡み合う現実/「崩壊」は悪いことか/「私」と「私」/「弱まる絆」論/持たざる者の希望/モテる男の証/社会の底辺で ほか 第二章 巨大なスポンジ 果てしない吸収力/性本能と母性本能/珍獣パンダ/父性と父権/正義の父/「私に任せなさい」/現代の秘境 ほか 第三章 切り分け 油と酢のように/母の愚痴を聞く娘/「切り分け」の法則/沈黙の臓器/必殺代理人/「問題」とは何か/除外される「父の問題」 ほか 第四章 覚悟と断念 寂しさとともに/結婚制度に囲い込まれ/「積みすぎた方舟」/「夫が娘を蹴ったんです」/久しぶりの深呼吸/四八パーセントの協力 ほか 終 章 関係からの解放 それは蜃気楼/控えめなリスク回避 【著者】 信田 さよ子 臨床心理士、日本公認心理師協会会長。1946年、岐阜県に生まれる。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。駒木野病院勤務、嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室室長を経て、1995年原宿カウンセリングセンターを設立。アルコール依存症、摂食障害、ひきこもり、DV、児童虐待に悩む人やその家族のカウンセリングを行ってきた。 著書に、『母が重くてたまらない』(春秋社)、『選ばれる男たち』(講談社現代新書)、『カウンセラーは何を見ているか』(医学書院)、『家族と国家は共謀する』(角川新書)などがある。
  • ハッシュタグだけじゃ始まらない 東アジアのフェミニズム・ムーブメント
    -
    東アジアに鳴り響く フェミニストたちの変革の声――中国・韓国・台湾・香港のフェミニズム運動を一挙紹介 中国、韓国、台湾、香港の4地域で沸き起こっているフェミニズム運動を一挙紹介。豊富な写真と当事者の寄稿が伝える、フェミニストたちの苦闘と創造力。あなたの知らないフェミニズム、あなたの知らない東アジアがここにある。 ※本書は固定型(フィックス型)の電子書籍です。冊子版に近い画面サイズ(タブレットやPC)での読書を推奨いたします。 ※本書は、大月書店刊『ハッシュタグだけじゃ始まらない――東アジアのフェミニズム・ムーブメント』の電子書籍版です。 【目次】 まえがき――ハッシュタグだけじゃ始まらない 中国――草の根フェミニズムの抵抗と創造 韓国――フェミニズムの大衆化と新たな挑戦 台湾――ジェンダー主流化を推し進めるエネルギー 香港――民主化運動の中のフェミニズム コラム/座談会/読書案内 【著者】 熱田敬子 早稲田大学非常勤講師。ジェンダーと多様性をつなぐフェミニズム自主ゼミナール~ふぇみ・ゼミ運営委員。専門は社会学、ジェンダー・フェミニズム研究。共著に『架橋するフェミニズム――歴史・性・暴力』(松香堂)、論文に「雨傘運動の性/別問題」、「『お母さん』支援としての中絶ケアの問題性」ほか。 金美珍 韓国生まれ。大東文化大学国際関係学部准教授。専門は社会運動、労働運動、女性運動、社会政策。著書に『韓国「周辺部」労働者の利害代表――女性の「独自組織」と社会連携を中心に』(晃洋書房)ほか。 梁・永山聡子 大学非常勤講師、アジア女性資料センター理事、ふぇみ・ゼミ運営委員、在日本朝鮮人人権協会性差別撤廃部会委員。専門は社会学・ジェンダー・フェミニズム研究、社会運動論、朝鮮半島の歴史と社会運動。著書に『右傾化・女性蔑視・差別の日本の「おじさん」政治』(編著、くんぷる)ほか。 張イ容 台湾生まれ。同志社女子大学現代社会学部助教。専門はジェンダー、社会学、ポップカルチャー。著書に『記号化される日本――台湾における哈日現象の系譜と現在』(ゆまに書房)ほか。 曹曉トン 香港人。香港クリスチャン・カウンシル事務局長補佐。ジェンダー正義を重要なミッションとしている。香港中文大学崇基学院キリスト教研究文学修士、嶺南大学カルチュラルスタディーズ学部卒。
  • 非認知能力をはぐくむ絵本ガイド180
    3.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 忍耐力、思いやりなど人生を豊かにしてくれる「非認知能力」。テストでは測れない非認知能力を伸ばすために有効なのが絵本です。非認知能力を育むのに適する絵本と、親子で絵本を楽しみ非認知能力を育てる方法を紹介します。
  • こども仏教 強くてやさしいこころを育てる
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 仏教の始まりからおもしろ仏様まで、まるわかり!・仏教の始まりからおもしろ仏様までまるっとわかる、こども向け入門書!・お釈迦さまが見つけた「心おだやかに生きるヒント」をやさしく解説・「世界が尊敬する日本人100人」選出の禅僧・枡野俊明さん監修「お釈迦さまは人間なの?」「お経って何を言っているの?」「悟りを開くってどういうこと?」おもしろくてためになる仏教の知識をたっぷりのイラストで楽しく紹介!著書累計200万部突破の禅僧・枡野俊明さんが、お釈迦さまが見つけた「心おだやかに生きるヒント」を教えてくれます。こどもの悩みQ&Aも23問掲載。「いじめを見てしまったら?」「おばあちゃんが亡くなって悲しい」「コロナでどうなるか不安」など、大人でも難しい問題解消をお釈迦さまの教えが導いてくれます。強くてやさしいこころを育てる、仏教の知識と知恵が満載の1冊です。
  • 天皇畏るべし
    4.5
    ◎――「保元の乱」(一一五六年)で、我が誇るべき天皇システムは解体され、日本の根本規範、倫理道徳は木端微塵(こっぱみじん)となり、腕尽くの世(武士の世)となってしまった。 漸(ようや)く明治維新で天皇は「現人神(あらひとがみ)」として復活された。 「天皇は神聖にして侵すべからず」である。 そも「現人神」とは、如何なる神であるか。 イエス・キリストを想え。彼は完全な人であると同時に完全な神。 肉体は人間、本性は神。これぞ「現人神」ではないか。 神としての天皇はキリスト教に於ける神と著しく類似してくる。 本書の目的は、この摩訶不思議な天皇に社会科学的分析の光を当てて、その本質を解明することにある。
  • 舞台と客席の近接学 ライブを支配する距離の法則
    -
    ライブパフォーマンスは、距離の法則に支配されている。コロナ後の舞台芸術はどうなる? 著者は早稲田大学人間科学学術院にて、劇場認知科学ゼミを主宰している。本書が取り扱うのは劇場における「距離」の問題である。 2020年3月以降、新型コロナウィルス感染症の影響により、多くの劇場で公演の延期・中止を余儀なくされている。認知科学によって「舞台」と「客席」の意味を再定義し、「客の盛り上がり」と「距離」の関係を検証。オンライン配信も含めた次世代エンターテインメントの創出につなげる一考察。 【目次】 序 章:距離の法則による支配 第一章:舞台と客席との距離—境界はなぜ必要か 第二章:客と客との距離—伝播する集合的感情 第三章:劇場空間と感情同期—観客の盛り上がりは何で決まるか 終 章:新たな客席のあり方と劇場認知科学 【著者】 野村亮太 認知科学者、数理生物学者、早稲田大学人間科学学術院准教授。博士(心理学)、博士(工学)。1981年、鹿児島県に生まれる。2020年4月より早稲田大学人間科学学術院にて劇場認知科学ゼミを主宰。大学時代は落語研究会に所属し、研究者となってからは、認知科学の手法で落語を追究しつづけている。著書に『プログラミング思考のレッスン』(集英社新書)、『やわらかな知性 認知科学が挑む落語の神秘』(dZERO)、共監訳に『ユーモア心理学ハンドブック』(ロッド・A・マーティン著、北大路書房)などがある。
  • 教養としての心理学101
    3.0
    大学の教養過程で学ぶ心理学を101の重要タームで解説。 心理学の教養を深め、知性を刺激し、人間性を涵養する一冊! 心理学の各分野「脳・感覚・知覚」「認知」「学習」「社会」「発達」「自己」「臨床」「調査・統計解析」の重要タームを網羅。知れば人生をより豊かにする心理学の「礎」を知ることができます。

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  • 神からの自立 Independence from God 今ある世界から理想郷の世界へ子供のようなよしなき思い
    -
    滅亡の淵に立つ人類。 平和と幸福のもと末永く存続する理想郷の実現へ いま求められる意識改革とは。 宗教、主権国家、人種・民族差別から必然する争いの解消、自然環境・生態系の安定、 そして科学を厄災化することなく、専ら人類の幸福に役立てること。 栄光ある人類の未来をめざして。

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  • この世界を生きる哲学大全
    -
    哲学は人生論などではなく、政治、経済、芸術、宗教、言語、自然科学、歴史、心理学など、「いまあるあらゆる知識を分析する学問」だ。私たちが生きるうえでかかわる問題だけを取り上げた本書では、「哲学史編」で、古今東西の思考ツールを俯瞰的に理解し、「テーマ別編」で、それを生かして現代社会のいろいろな問題を考える。
  • 在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活
    3.9
    「在野研究者」とは、大学に属さない、民間の研究者のことだ。 卒業後も退職後も、いつだって学問はできる! 現役で活躍するさまざまな在野研究者たちによる研究方法・生活を紹介する、実践的実例集。 本書は、読者が使える技法を自分用にチューンナップするための材料だ。
  • トーキング・トゥ・ストレンジャーズ~「よく知らない人」について私たちが知っておくべきこと~
    3.8
    『第1感』『天才!』などの世界的ベストセラーを送り出してきたグラッドウェルが、多様な実例と鋭い洞察力によって、人間の性質の暗い側面に関する定説の誤りを暴き、「他者といかにつきあうか」という人間の根源的な営みに新しい光を当てる。他者と出会う機会がかつてなく多い時代における必読の書!
  • アミ誕生30周年 次の世界へあなたを運ぶ《小さな宇宙人アミの言葉》
    3.0
    引き寄せマスター奥平亜美衣誕生の背景には「小さな宇宙人 アミ」が関わっていた! アミが教えてくれた宇宙の法則を体現する日々がこれまで彼女に幸せな奇跡の連続を運んでいたのです。 「小さな宇宙人 アミ」「もどってきたアミ」「アミ 3度めの約束」(徳間書店)3部作から選りすぐった心揺さぶる言葉たちと それに伴走する奥平亜美衣さんからの心強いメッセージの数々がこの一冊に!

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  • 具体と抽象
    4.3
    永遠にかみ合わない議論、ヘイトスピーチ、ネットでの炎上。その根底にあるのは「具体=わかりやすさ」の弊害と、「抽象=知性」の危機。動物にはない人間の知性を支える頭脳的活動を「具体」と「抽象」という視点から検証。具体的言説と抽象的言説のズレを四コマ漫画とシンプル図解で表現。【目次】●序章 抽象化なくして生きられない ●第1章 数と言葉 ●第2章 デフォルメ ●第3章 精神世界と物理世界 ●第4章 法則とパターン認識 ●第5章 関係性と構造 ●第6章 往復運動 ●第7章 相対的 ●第8章 本質 ●第9章 自由度 ●第10章 価値観 ●第11章 量と質 ●第12章 二者択一と二項対立 ●第13章 ベクトル ●第14章 アナロジー ●第15章 階層 ●第16章 バイアス ●第17章 理想と現実 ●第18章 マジックミラー ●第19章 一方通行 ●第20章 共通と相違 ●終章 抽象化だけでは生きにくい
  • 学問のすすめ 独立するということ
    -
    近代日本が誇る啓蒙思想家・福澤諭吉の代表作として名高い『学問のすすめ』ですが、本書はその現代語訳と今学ぶべきことを解説したものです。ユニークな比喩を用いながら、しがらみだらけの封建主義時代の終わりと、国民一人ひとりが独立の志をもって主体的に生きていかねばならない新時代の意味を説いた福澤。また本書のあちこちで福澤は時勢の大切さを語っています。『学問のすすめ』もまた、この時勢と合致し、空前の大ヒット作となりました。1872年(明治5年)に初版が出版され、それから4年9ヶ月後に完結。福澤自身の算出によれば、累計340万部、当時の日本人の10人に1人が『学問のすすめ』を読みました。そのメッセージは今日においても新鮮であり、多くの人を魅了し続けています。当時の時代状況を想像しながら、現代に置き換えて読んでみても、様々な気づきを得ることのできる一冊です。 【「JMAM出版」で検索すると、日本能率協会マネジメントセンター ホームページから「試し読み」ができます】 【本書の目次】 まえがき 第1部 名著『学問のすすめ』とは 1 『学問のすすめ』の時代背景 2 なぜ不朽の名作となったか 3 福澤諭吉の生涯 第2部 現代日本語訳で読む『学問のすすめ』 合本『学問のすすめ』について 初 編 天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず 第2編 政府と民は対等である 第3編 自分たちの領地を守る気概 第4編 官尊民卑を改めよ 第5編 「ミドルクラス」が文明を先導する 第6編 法とは何か 第7編 使命とは何か 第8編 男女、親子は平等である 第9編 若人よ、この世に生きた証を残せ 第10編 学生よ、ハングリーであれ 第11編 専制は不正をもたらす 第12編 見識の磨き方 第13編 ねたみという病 第14編 事業を成功させる秘訣 第15編 西洋を妄信してよいか 第16編 金に支配されてはならない 第17編 人望を獲得するための秘訣 第3部 福澤精神から学ぶべきこと 1 対立を恐れないこと 2 人をねたまない 3 学び続ける姿勢 4 独立するということ
  • 五輪書 わが道をひらく
    4.0
    諸国武者修行を行い、六十余度の剣術勝負で一度も負けたことがないという剣豪・宮本武蔵。武蔵は、生涯にわたって剣術を磨き上げ、己れの生き方を見つめ、武士としての兵法の道を探求し続けた。その集大成ともいえる著作が『五輪書』である。 『五輪書』は、合理主義に徹し、「勝つ」ことだけを目的とした実戦的な兵法書だが、単なる剣術や兵法の指南書にとどまらない。兵法の領域をはるかに超え、人生の哲学書として読むことができる。『五輪書』には、自らの道を貫いて確固たる自己を生き、自らの経験にもとづいて書かれた書物ならではの説得力がある。その実戦性と合理性は、普遍性を備え、いまこそ現代のわれわれが再読すべき、不朽の名著だ。 第1部では『五輪書』という書物について、そして著者である宮本武蔵という人物、その生涯について記した。第2部には、『五輪書』の現代語訳を収録してある。第3部第1章では、『五輪書』・武蔵から学ぶべきことを、人生、仕事・ビジネスに即して考察を試みた。そして第3部第2章では、武蔵が最後に残したといわれる書、『独行道』を収録した。
  • 新訳 不安の概念
    3.5
    個体的存在としての人間を定位するとき、罪、自由、信仰が不安の概念のうちに結びつく。ハイデガー、実存主義哲学に大きな影響を与えた思考の、デンマーク語原典からの新訳。
  • [現代語訳]孫子
    -
    時空を超えて読まれている戦略書『孫子』。その不朽の名著を軍事戦略研究家が翻訳した待望の翻訳。現代語訳中心の読みやすいレイアウトに、軍事に関心を持つ読者も満足する訳注と重厚な解説を加えた現代人必読の書。 軍人、戦史研究者の視点で現代語訳 連戦連勝の将軍たちの目の付け所がわかる 数ある解説書の中で群を抜く、リアリティと正確さ。
  • 米陸軍戦略大学校テキスト 孫子とクラウゼヴイッツ
    3.2
    軍事戦略の不朽の名著『孫子』と『戦争論』。軍事戦略研究の大家が両書を大胆に比較し、真に学ぶべき戦略の本質に迫る。米国のみならず世界中の軍人が共通して学んだグローバル・スタンダードな戦略が学べる入門書。
  • 滅びゆく日本へ
    -
    平和論、国語問題、文芸批評、劇作・演出、翻訳など、多岐にわたる功績を残した戦後を代表する思想家・福田恆存。人間や国家について深く考え抜いた福田が、日本人に訴えた名言を集成する。
  • 今を生きるための密教
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本人が長い間に培ってきた叡智を、今、この時代に再発見してみたい! その第一弾が「密教」です。 智の巨人とも称される弘法大師空海とは何者か? 絢爛たる仏や菩薩、恐ろしげな明王や異形の神々が集うマンダラの世界観とは何なのか? 「即身成仏」というキーワードが私たちに教えてくれることとは何だったのか? 知りたいことはたくさんあります。でも、本当に知りたいことはこちらから門を開かなければ明かしてはくれません。 今もっとも刺激的で、奥深く、ときにヤバい「秘密の教え」、密教。 ここには、今を力強く生きていくためのたくさんのヒントが隠されています! <目次> ◎巻頭カラー よみがえる空海のマンダラ ◎門前 門前の小僧、密教を端的に説明してほしいと懇願する ◎第一門 空海を知る ◎第二門 密教を知る 特別講和・宮坂宥洪師(真言宗智山伝法院長、照光寺住職) ◎中庭 門前の小僧、密教の深淵を体感する ◎第三門 密教の現場を知る 祈祷僧・羽田守快師(金翅鳥院住職)に聞く ◎遊行 門前の小僧、日本と密教の関わりを探ろうと旅に出る ◎第四門 仏尊の世界 マンダラの仏尊を総解説
  • 知られざるユダヤ式開運術
    -
    なぜ歴史的に、ユダヤ人に成功者が多いのか。そこには日本人だけが知らない秘密があった。聖書に隠された「人生の成功法則」とは何か。ユダヤ人の兄弟である失われたイスラエル10支族の末裔である日本人だからこそできる秘密のカバラ成功哲学を公開する。
  • はじめての 男のパワースポットマニュアル 神社編
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 女子向けの旅行雑誌で人気のパワースポット特集。グループで楽しそうにわいわい旅行している。あんな楽しそうなこと、男だってやってみたい! そんな男子のためのパワースポットマニュアルができました。本書は、パワースポットに興味はあってもなかなか人には聞きにくい男性のために神社をメインとしたパワースポットを紹介します。旅行前の準備から、現地での振舞い、旅行後の生活習慣の見直しまで、パワースポットを堪能しましょう!
  • 「感謝」で思考は現実になる
    4.4
    本当に願いがかなう「感謝」のやり方がついに明かされる! 願いがかなった人続出の全米ベストセラー、ついに日本上陸。 シリーズ35万部突破! 『こうして、思考は現実になる』の著者、パム・グラウトが ついに「正しい感謝の方法」を解き明かした! 「思考」の大切さは知っているというみなさん、 今度は「感謝」のものすごいパワーを知るときです。 本書では、4週間で「願望実現体質」になるための 20のゲームを収録しています。 誰でも簡単にできる驚きの方法を、すぐにためしてみてください! *目次より ●「引き寄せ」がうまくいかない人に共通していること ●「猛烈な感謝」をすると、人生に何が起こるのか? ●素直に驚き、感謝するだけで宇宙に愛される ●奇跡の人生を手に入れる、たった一つの条件 ●「感謝するより、努力するほうが大切」は本当か? ●感謝することで受け取れる「四つの贈り物」とは ●感謝のゲームの、収益報告書を作成しよう ●気が向いたときにできるパーティゲーム
  • 聴くだけで運命の人に出会える【CD無し】
    -
    【本電子書籍には音声CDは付属しておりません。音声CDをお求めになりたい方は、紙版書籍をご購入下さい。】理想のパートナーに出会いたい人、恋人や配偶者はいるが何かが違うと違和感を感じている人に、出会えていない、あるいは違和感を感じる原因は、潜在意識に刷り込まれてきた思い込みだと説きながら、潜在意識を浄化することで、自分にとって真の理想のパートナーとは何かに気づき、出会う秘訣に気づかせてくれる一冊。
  • アフターライフ
    -
    突然、亡き兄が話しかけてきた! 最初は空耳だろうと疑って信じなかった妹だが、兄しか知らない事実をいくつも告げられ、その声は兄のものだと信じざるを得なくなっていく…。亡き兄が最愛の妹に伝えた死後世界の実在と、その仕組み、人が宇宙で生きる意味、そして、今を生きる人間がよりよく生きるためのヒント。
  • 禅語を読む
    -
    達磨『二入四行論』をはじめ日中禅宗史を飾る三八の語録と西田幾多郎ら禅の哲学者の言葉を紹介。坐禅を通して仏になろうとした僧たちの生涯と固有の禅風を愉しみ、一五〇〇年の禅の思想を一望する。禅入門の決定版!
  • 心は何でできているのか 脳科学から心の哲学へ
    3.0
    一〇〇〇億の神経細胞からなる脳。この精妙な仕掛から心が生まれる。では脳がわかれば心も全てわかるのか? 記憶障害など脳損傷の豊富な臨床経験をもつ著者が脳科学の言葉では説明できない心の不思議に迫る。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 日本仏教入門
    3.8
    法華経の受容と仏教の土着化など数々の視点から、日本仏教の深化と多様性を検証。道元や親鸞の鎌倉新仏教を日本仏教の最高峰とする通説を乗り越え、宗派を超えてダイナミックに展開する日本仏教の全体像を描きだす。
  • 一瞬で人の心を誘導する技術
    3.0
    潜在意識を自在にコントロールするミルトン話法 9割の人はこのフレーズで思い通りに動く! ビジネス・恋愛・友人・家族……あらゆる人間関係で使える! <無料特典>「ミルトン話法」実践解説映像 ミルトン話法とはなにか…… ミルトン・エリクソン博士の誘導力ある催眠テクニックは、NLP(神経言語プログラミング)と呼ばれる成功心理学において、「ミルトン・モデル」 として体系化。これをベースに日本語圏でも使いやすいように著者がアレンジしたもの。
  • 唯識初歩 : 心を見つめる仏教の智恵
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 仏教の心理学と呼ばれ、とても難解とされる「唯識」を、奈良薬師寺貫首が平易に解説。

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  • 昔、言葉は思想であった 語源からみた現代
    5.0
    経済、社会、政治そして文化にかんする108個のキータームの語源をたどり、言葉の病理が現代を煩悩に落とし入れていることを明らかにする。死せる情報に抗して生ける教養を!

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  • 新哲学入門 楽しく生きるための考え方
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 著者自身が長い間わからずに頭を悩ました問題で,自分で気づいて納得できた事がらのうち,普通の哲学・弁証法・矛盾論・科学論の本などには書かれていない独自の考え方を展開。哲学は,眉間にシワを寄せて語ったり,知識をひけらかすためにあるのではありません。哲学的に考えるとは?   このわかっているようでわかっていないテーマをわかりやすく述べた画期的著作。 ★★ もくじ ★★ 第一話 科学と哲学と学問と 第1章 哲学とは何か 第2章 哲学者アリストテレスと数学者兼哲学者ガリレオの仕事の違い 第3章 哲学と科学と学問の違い 第二話 真理は実験によってのみその正しさが証明される 第4章 唯物論と観念論の違い 第5章 「真理の基準は実験にある」という実験観の成立 第6章 経験と実験との違い 第三話 真理がなかなか勝利しないことがあるのは何故か   …権威主義と党派性と階級性の問題 第7章 仮説が真理となり,みんなのものとなるまで 第8章 現代科学でも真理は必ずしも容易には勝利しない 第9章 党派的な真理観を乗り越えるには 第10章 近代科学も党派的な学問として成長した 第四話 弁証法的に考えるということ  …発想法としての弁証法 第11章 〈ものごとを根底から考え直す方法〉としての弁証法 第12章 弁証法は科学ではない 第13章 討論すると考えが深まる 第14章 自由に考えるための原則 第五話 矛盾は実在するか 第15章 矛盾とは何か 第16章 「運動は矛盾である」とはどういうことが 第17章 イコールの矛盾 第18章 人間と社会の矛盾の問題 第六話 〈心の持ちよう〉と現実 第19章 理想を抱いて生きるために 第20章 心の持ちようと現実 第21章 他人との付き合い方

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  • 弘法大師空海のことば : 困ったときのヒント
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 弘法大師空海の著作のなかから88のことばを精選し、著者ならではの軽妙な筆致で、むずかしい仏教の教えを現代に即し、やさしくわかりやすく解説。

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  • ひろさちやが聞く論語
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 孔子の教えは宗教に根ざすものだという儒教宗教説から、共同体を中心とするアジア社会を支える論語の教えを、現代に生かして考える。

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  • ひろさちやが聞く法華経
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 仏典の粋『法華経』。7つのたとえで知られる『法華経』には、釈尊の父親としての姿と教えが語られている。釈尊のたとえから、仏に従って生きる大乗仏教の教えを探る。

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  • ひろさちやが聞くヒンドゥー教の聖典
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『バガヴァッド・ギーター』に見られる神への信愛を、民衆の生活から生まれた宗教の典型として見直し、神とともに生きるインドの人々の宗教生活を探る。

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  • ひろさちやが聞く新約聖書
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 福音書に描かれたイエス・キリストは、神の愛に生きた自由闊達な人であった。イエスの言葉から、キリスト教の説く「愛」を現代的に考える。

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  • ひろさちやが聞く神道の聖典
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本文化の底流にある死生観や社会観を『古事記』『日本書紀』に見直し、家族を中心とする祭儀の中に生きてきた神道から日本人の姿を問い直す。

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  • 図説「理趣経」入門 : 密教の核心
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 理趣経は真言宗の常用経典。その内容を一般の人にもわかりやすいよう図版を多用して解説した格好の“曼陀羅入門書”。

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  • 図説 「観音経」入門 : 法華経全章[28品]解説付
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 生まれ年・生まれ月によるあなたの性格と運勢、未来を切り開く力となってくれる守り本尊とご真言(呪文)のことが、ひと目でわかるようやさしく書かれています。守り本尊と深い関係にある十三仏と死後の世界のことも、図説で解説。運勢がわかるだけでなく、仏教の教えのエッセンスまで学べる一冊。

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  • 本心に気づき、自分を生きる 書く瞑想ノート
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※電子書籍版では、実際に書き込むことはできません。「書く瞑想」実践の際は、お手元にノートやメモ帳をご用意ください。 【人気ジャーナリング講座、待望の書籍化】 ペン1本で視点が変わり 見える世界も、行動も 確実に変わっていく! テーマごとに設計された 15の「書く瞑想」 心のままに書き出すことで 本来の自分を取り戻していけるでしょう リピーター続出のジャーナリング講座 「書く瞑想 MAE Y method」 待望の書籍化!! 【Contents】 Chapter1 Self-Awareness 心の状態に気づく Chapter2 Relationships からまった人間関係をほどく Chapter3 Feelings    感情に振り回されなくなる Chapter4 Self-Love    自分を大切にする
  • 今すぐ幸せになって、私のままで好きな世界を作る! 守護龍神・竜ちゃんの「どん底がひっくり返る」ヒミツの方法と88のメッセージ
    3.0
    女優 田村愛が夢見た幸せな家庭生活からの、幼い子どもを抱えた突然の離婚。そのショックで繋がった守護龍神の竜ちゃん。自分を責めてばかり、将来が不安、人間関係がうまくいかない……。どんなどん底と思える状況でもひっくり返してのりこえられるとっておきの方法と、何度でも読み返したくなる竜ちゃんからの心をぽかぽかにする88のメッセージを掲載。あなたの守護龍神様と話せるようになる方法も教えます。
  • 原因と結果の法則を超えて
    4.0
    人は何かネガティブな出来事があると、 「何がこれを引き寄せてしまったのだろう?」、 あるいは「過去の出来事や過去世のつぐないでは?」というように、 つい過去の因果に想いをはせがちです。 すると、日々の暮らしがカルマの清算や、 今までの行いの罪滅ぼしのためだけに生きるようになってしまいます。 でも、それだけで生きるのはあまりにもったいない! これからは「カルマ」に怯えることなく、 「過去生」に逃げることなく、 「罪悪感」に悩まされることのない人生を選びませんか。 (著者より) 2013年の初秋に刊行された『カルマからの卒業――あなたを縛る カルマ・プログラムを作動させない方法』(ヒカルランド刊)が、 3年の時を経て、装いも新たに『原因と結果の法則を超えて』というタイトルで、 再び刊行されることになりました。 この本では、心の「爽やかで清々しい状態」を創り出すための、 顕在意識と潜在意識のクリーニングの方法を書きました。 とりわけ、カルマと呼ばれるもの…今まで、おどろおどろしく語られることが多く、 誤解の多かったテーマにあえてフォーカスすることで、 カルマプログラム(原因と結果の法則)のしくみと、 解除の方法を、平易な言葉で解説しています。 このことが腑に落ちると、おそらく、「なーんだ、そんなことだったのか」とか、 「それほど気にする必要はなかったんだ! 」や、問題が問題ではなくなる等、 気持ちがスーッと楽になっていくのを体感されると思います。 本書の刊行が、あなたの中にある無限の可能性を後押しし、 喜びと自信をもって、パワフルに生きていくための一助となれますことを願っています。 Life is beautiful.―生きるは美しい旅。 あなたという贈りものを、まるごと楽しみ味わいましょう!

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  • 出逢いの法則
    4.0
    第1部は著者の苦労や経験をヒントに、「出逢い」の引き寄せ方を教えてくれる。離婚した傷を持ち将来に不安を抱えたシングル・マザーのクレアは、出会い系サイトで出逢いの場を求めていたが、ある本をきっかけに自分自身を磨きあげていく方法を見つける。一方、脳科学研究一筋に44年間一度も彼女ができなかった科学者イチローが自分自身と向き合いながらどのように理想の相手となる人(クレア)を見つけたのか。そして、ふたりがどんな場所で出逢うのか。奇跡の感動のストーリー! 第2部は、「出逢い力」=「異性間のコミュニケーシン・スキル」+「マインド」+「行動」という、マインドの磨き方、克服の仕方などの実践方法を公開。運命のパートナーと出逢うための「出逢いの法則」を伝授している。
  • 100%夢をかなえる人の習慣
    4.3
    多くの成功者を研究していくと、偉大な成功者に共通する特長は、以下の3点になります。【1】「明確な目標をありありとイメージする」【2】「感情をコントロールする」【3】「積極的に行動を起こし続ける」わかってはいても、これを実行することは、とても難しいことです。そこで、この3つの共通点を、楽しみながら実行できる方法こそが、本書で紹介する「宝地図ムービー」なのです。
  • 哲学書で読む 最強の哲学入門
    3.0
    難しいイメージがつきまとう哲学。古代から現代に至る、そうしたさまざまな哲学を、それぞれの哲学者の名著から読み解く哲学入門書である。新進気鋭の執筆者陣が、哲学の面白さと深さを開陳。豊富な図版と併せて、だれもが哲学に親しめる、画期的な一冊。

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  • 考える力が身につく哲学入門
    3.6
    ●第1章 「哲学って何?」を考える  哲学のはじまり なぜ「地球は丸い」と言えるのか?/哲学という視点 哲学と科学の違いとは? など  ●第2章 古代の哲学を考える  ソクラテス 「よい」とはどういうことか?/プラトン 「完全な三角形」はどこにあるか?/アリストテレス 「ちょうどいい」が一番いい? など  ●第3章 近代の哲学を考える  デカルト 「疑うこと」で何が見える?/カント 人を殺してはいけない「理由」はあるか?/ヘーゲル 何が歴史を動かすのか? など  ●第4章 現代の哲学を考える  マルクス 働くことが人間をつくる?/ニーチェ 生きることに意味はあるか?/ロールズ すべての不平等をなくすべきか? など  ●第5章 東洋の哲学を考える  ブッダ あなたがいるから私がいる?/西田幾多郎 「私」が「それ」を見ているのか? など
  • こころの天気を感じてごらん
    -
    心の天気を描画してみよう!「感じ」の科学に沿った簡単で新しい、心の探検が始まる。 第二部「甘え論」、第三部「円座禅」、併載。 第1部 心の天気(心を天気で表現することの意味;フォーカシングについて;心の天気を描画してみよう;小学校での実践;研究と応用―心の天気から俳句作りのチャレンジ) 第2部 甘え論(心の天気はどのように晴れるのでしょうか;自我の働きと成長;依存的甘え;社会的甘え、異性間の甘え;絶対的甘えと宗教;甘え論のまとめと補足) 第3部 円座禅(円座禅―フォーカシングと洞察話法のトレーニングのために)

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  • クリシュナムルティの教育原論
    3.0
    従来の教育のあり方を根底から問い直した革命的教育論。一九四八年、インド独立の翌年にクリシュナムルティはインドの教育者たちのグループに向かって講演し、「世界中の教育は失敗したのです。なぜならそれは、歴史上最も大規模かつ破壊的な戦争を二度も起こしたからです」と述べ、従来の教育のあり方に根本的な疑問を投げかけ、根底から揺さぶりをかけた。

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  • “則天去私”という生き方 ――心理学からスピリチュアリズムへ
    -
    “意味ある人生”をどう生きるか。最終的に訪れる“死”をどう受け止めるか。それは科学の問題ではなく、哲学・宗教の問題である。限界に突き当たった心理カウンセラーが、自らの体験を通して語る魂への提言。著者はこれまで約二十年間、精神病院、神経科クリニック、企業の総合病院神経科などにおいて、心理療法、心理検査を担当。母親相談や母親講座をはじめとする子育て支援活動、保育士・児童館職員・教師など、子どもに関わる人々の研修などに携わってきた。その著者の関心が一転して、なぜスピリチュアリズムへと向かったのか? その経緯が子育て支援での様々な体験を軸に感動的に述べられているだけでなく、本題のスピリチュアリズムについても力強い筆致で簡潔にわかりやすくまとめてあり、優れた入門書にもなっている。

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  • しくじりをした人は、なぜ神社に行くと大成功するのか?
    3.0
    鎌倉殿・源頼朝、徳川三代将軍、歴代総理……大復活の裏に神社あり! リュウ博士による「歴史×科学×見えない世界」の授業 いじめ、敗北、離婚・失恋、親ガチャはずれ…… じつは、神社に祀られている神々は、 大きな失敗や挫折をしています。 たとえば、日本で一番尊い神様「アマテラス」は、 天岩戸にお隠れになるという、 日本最古の引きこもり。 日本最古の夫婦でもあるイザナミ・イザナギの「イザナギ」は、 黄泉の国まで行きながらも約束を破り、盛大な夫婦喧嘩。 ですが、アマテラスは、天岩戸開きを通じて、 他の神々の能力を引き出しました。 イザナギは、もっとも尊い三柱の神である 三貴神(アマテラス・スサノオ・ツキヨミ)を生みます。 「他者から助けられて成長し、他者を助けて成長する」 「最悪なときこそ、チャンスが訪れる」 「悪いことがあったら、良いことが起こる」 という神様が教えてくれる知恵は、じつは科学的にも証明されています。 そんな神様を祀っている 神社こそ、日本古来の大どんでん返しができる「システム」だったのです。 誰もが知っている「天下人」「成功者」は、そのシステムを活用してきました。 「鎌倉殿」の源頼朝も、 島流し20年の罪人から天下人になりました。 徳川三代将軍も全員大きなしくじりをしていますが、 260年続く平和な世を築き上げました。 武将、歴代総理大臣、名経営者が しくじりから大復活した秘訣「神社参拝」を徹底解説。 また、『古事記』『日本書紀』といった日本神話から 統計データ、科学論文まで用いてさまざまな角度から 「しくじりから復活する方法」を紐解きます! もちろん、お金、人間関係、ビジネス……といった 「しくじり別」おすすめ神社紹介も充実。イラスト満載で楽しく学べます。
  • 友だちと仲良くなれる魔法のことば帳 こんなときなんて言う?
    -
    「相手も自分も大切にする言い方」が身につくと、話すのがどんどん楽しくなる!全国200校以上の学校で指導してきたコミュニケーションの専門家が教える。
  • 潜在意識を変えて自分を幸せにする 21のアプローチ
    -
    ‟心の底から”自分を変える方法を教えます 「自分を変えたい」と思っても、3~10%の顕在意識だけで考えていては変われない。 90~97%を占める潜在意識をポジティブに変え、本当の幸せを手に入れよう。顕在意識と、潜在意識のギャップが、あなたの幸せを妨げているかもしれません。 【シチュエーションマンガでよくわかる!】 顕在意識とは、「歩こう」「走ろう」「痛い」「嬉しい」など、自分自身で認識できる意識のこと。 潜在意識とは、自分自身で認識することのできない意識のことで、「無意識」ともいわれます。 あなたが本当に幸せになるためには、まず潜在意識の中に刻み込まれた、あなたを幸せから遠ざけているものに気づき、潜在意識そのもののあり方を変えていく必要があります。 心理学に基づいて、その方法について詳しくお伝えしていきましょう。

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  • 不退転道場 仙台虚空蔵尊参詣礼拝のすゝめ
    -
    お寺とは、自分と向き合い幸せを目指す場所 創建800年を誇る古刹、仙台・大満寺。 参詣者の“不退転”の覚悟に向き合ってきた住職が記す、現代に生きる私たちへのメッセージと西山家100年の歴史。

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  • マンガでわかる 自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本
    -
    自己肯定感は高めなくていい! 無意識の「心のクセ」=メンタルノイズに気づき、ありのままの自分を受け入れれば、人生はたちまち好転する。 18種類のメンタルノイズの特徴と原因を漫画でわかりやすく解説。 第1章 「自己肯定感低めの人」が仕事で悩まなくなる方法 優等生ノイズ/ありのままの自分封印ノイズ/操り人形ノイズ 第2章 「自己肯定感低めの人」のやりたいことの見つけ方 我慢癖ノイズ/無関心ノイズ/完璧主義ノイズ/出ない杭ノイズ 第3章 「自己肯定感低めの人」が人間関係をラクにする方法 他人ファーストノイズ/他人が怖いノイズ/一匹狼ノイズ 第4章 「自己肯定感低めの人」のパートナーシップの築き方 愛情不信ノイズ/人間不信ノイズ/幸福恐怖症ノイズ/オンリーユーノイズ 第5章 「自己肯定感低めの人」の親との関係 親依存ノイズ/お母さん見下しノイズ/復讐ノイズ/パーフェクトマザーの呪いノイズ 第6章 「自己肯定感低め」だから、自分らしさを取り戻せる
  • 他者の甦り(長崎純心レクチャーズ) アウシュヴィッツからのエクソダス
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 アウシュヴィッツは、過去となった悲劇の一例ではない。その全体主義の思想は、今日の人類的危機や破綻の原点となっている。それでは、この悲劇を脱出する思想的手がかりは、どのように求められるか。本書はまず、アウシュヴィッツの思想的温床を問うてギリシア哲学の系譜をたどり、他者の抹殺、すなわち人間の非人間化という問題が、アリストテレス・デカルト・ニーチェ・ハイデガーに至る存在神論に根差すことを明示する。その上でキリスト教の思索に目を転じ、古代教父ニュッサのグレゴリオスと中世の神秘家エックハルトの思想を考察、さらに旧約物語の解釈を通して、ヘブライ的伝統の中に他者に開かれてある人間の共生への手がかりを見出す。これまで著者が一貫して探求してきたヘブライ的脱在の思索を、初めて平易に書き下ろした講演。 【目次より】 「長崎純心レクチャーズ」について 片岡千鶴子 目次 序 現代の野蛮からの脱出 第一章 アウシュヴィッツとは何か 第一節 生をうばう 第二節 死をうばう 第三節 根源悪とは? 第二章 存在神論の歴史と現代におけるその根本的性格 第一節 アリストテレスから 第二節 デカルト 第三節 ニーチェ 第四節 技術学 総かり立て体制 第五節 技術的存在神論の超出にむけて 第三章 古代中世キリスト教思潮から 第一節 ギリシア教父ニュッサのグレゴリオス 第二節 西欧中世ドイツの神秘家マイスター・エックハルト 第四章 ヘブライ思想 エヒイェロギアの構築へむけて 第一節 アブラハム物語り 死と再生 第二節 出エジプト物語り ヤハウェとモーセをめぐって 第三節 ハヤトロギア・エヒイェロギア・存在神論 第四節 エリヤ物語り 沈黙の声と「イスラエルの残りの者」をめぐって むすびとひらき 文献表 註 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 宮本 久雄 1945年生まれ。神学者、哲学者。東京大学名誉教授。専門は、古代・中世のキリスト教思想。東京大学文学部哲学科卒、同大学院修士課程修了。東京大学博士(学術)。和辻哲郎文化賞受賞。 著書に、『教父と愛智』『宗教言語の可能性』『「関わる」ということ』『福音書の言語宇宙』『他者の原トポス』『存在の季節』『愛の言語の誕生』『恨と十字架』『「ヨブ記」物語の今日的問いかけ』『いのちの記憶』『他者の甦り』『身体を張って生きた愚かしいパウロ』『旅人の脱在論』『ヘブライ的脱在論』『他者の風来』『出会いの他者性』『隠れキリシタン』など、 訳書に、V.ロースキィ『キリスト教東方の神秘思想』など多数ある。
  • 知識ゼロからの仏教入門
    3.7
    知っているようで知らない「み仏の常識」てんこもり!お釈迦さまの一生から、仏像の楽しみ方、お焼香の回数まで完全網羅。
  • 自伝
    3.0
    反デカルトの思想と、歴史を含めた新しい学の構想が、新たに見直される18世紀イタリアの哲学者の〈哲学的〉自伝。近代の知の地平を横超する思考の軌跡を自ら語る格好のヴィーコ入門。
  • ネットでいじめられたら、どうすればいいの? 5人の専門家と処方箋を考えた
    4.0
    小中高等で増える、誹謗中傷や嫌がらせなどのSNSいじめ。見えづらいいじめの対応策と心のケアを、弁護士、いじめ探偵、精神科医などの専門家らと考えた。あなたと大事な誰かを守る一冊。
  • 繊細すぎるあなたの恋のはじめ方
    -
    他人に気を使いすぎ、察しすぎで人間関係に難しさを感じる繊細さん。自分の取り扱いを知れば、トラウマから解放され人生は激変。自分を変えなくても、心安らげるパートナーは見つかります。
  • “承認欲求”、捨ててみた
    3.8
    ・いつも他人の目や空気ばかりを気にしてしまう ・マウントを取った取られたなど他者との優劣が気になる ・自分はHSP(繊細さん)ではないかと思うことがある ・ひとからの評価がすごく気になる …そんな、毎日をびくびくおどおどを生きている人生におさらばしたい人へ。9つのステップで、生きづらい自分から、知らなかった世界へ飛び出せます
  • 平成転向論 SEALDs 鷲田清一 谷川雁
    3.0
    選考委員からレベルが高いとの指摘があった第65回群像評論新人賞候補作、その中から優秀作に選ばれ、「群像」誌上に発表されると大反響と共に話題となった傑作批評に大幅加筆した増補改訂完全版。シールズの運動とその後を総括、我々と鷲田清一の平成における転向の軌跡、後続する臨床哲学の担い手たち。日本社会のひずみに鋭く切り込み、コロナ禍に顕在化したケアの問題にまで発展する極めてアクチュアルかつクリティカルな論考である。 目次 序 論駁するということ 射影の方法をめぐって 第一章 二〇一五年の鷲田清一 第二章 〈戦前〉から〈戦後〉へ 第三章 〈ふれる〉ケアと加害の反転 第四章 平成の転向者たち 第五章 〈戦中〉派としてのSEALs 第六章 鷲田清一から臨床哲学へ 第七章 軸と回転 谷川雁vs.鶴見俊輔 第八章 〈地方〉と〈中央〉 第九章 〈旗〉と〈声〉 臨床哲学再論 第十章 SEALsとその錯誤 終論 待兼山の麓から――エッセイストたちの実践
  • 三木清教養論集
    4.0
    「教養といわれるのは単に専門的乃至職業的知識のことでなく、人間が真に人間らしくなるために必要な知識のことである。」ファシズムが台頭する昭和初期の日本社会で、のびやかに思考し時代と共に息づく教養の重要性を説いた孤高の哲学者、三木清。読書論・教養論・知性論の三部構成で、その思想の真髄に迫る。
  • スエデンボルグ
    -
    「禅」を世界に広めた近代日本を代表する仏教者・鈴木大拙が、その思想形成において多大な影響を受けたスエデンボルグの神秘主義神学の精髄を広く一般読者に向けての概説書。併せて同じく大拙が訳した「新エルサレムとその教説」(スエデンボルグ著)などを収録し、宗教界のみならずゲーテやバルザックを初めとする後世の文学者にも深い影響を与えたその思想の全容、および鈴木大拙自身のスエデンボルグ理解の本質に迫る一書。
  • 日本人の阿弥陀信仰
    NEW
    -
    阿弥陀信仰の教義・歴史・文化的展開を多角的に考察。阿弥陀如来やその経典、信仰の概要を踏まえ、古代~中世の信仰の変遷、文学・美術への影響、民俗儀礼や講会の広がりまでを網羅し、日本的阿弥陀信仰の全体像を考察する。
  • 正法眼蔵を読む~道元禅師に「生きる」を学ぶ~
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 正法眼蔵についての訳および解説です。現在ただ今のかけがえのない生を生きている私たちにとって今こそ必要とされる内容が正法眼蔵には書かれており、いかに生きるかを悩んでいる人々にとっての導きとなる思想書と思われます。訳は一語一語をじっくりと味読しながら行い、誰にでも理解できる表現となっており、故西嶋和夫老師の書籍や直接拝聴した講義内容を主に参考としました。人生には、生きるということ、年を取るということ、病気になるということ、死ぬということの「生病老死」の問題がありますが、頭の中で考え出された様々なものを分析的に区別する態度とは別の、現実そのものの中に入り込んで日常生活を生きて行くという態度があり、そのことに従って現在の生を生き生きと生きて行くべきであることが説かれています。「弁道話」から「心不可得」までの十章を筆者の主観で選ばせていただき、年代順に訳と解説を施しました。
  • 源氏の薫り
    NEW
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    香りで読みとく『源氏物語』──薫物から源氏香まで、平安王朝の雅びへと誘う一冊 平安の宮廷に漂う、ほのかな香の余韻。仏教の隆盛とともに渡来した薫香は、平安初期には宮廷や貴族の邸宅へと浸透し、王朝文化の一端として定着していきました。『源氏物語』が生まれたのは、まさにその文化がもっとも成熟した平安中期。文字、絵画、音楽、建築、造園といった芸術が形式美の極みに達し、「雅び」という美意識が時代を彩っていた頃です。 香りは、そうした「雅び」を構成する、もっともとらえ難く、それゆえもっとも重要な要素のひとつでした。衣にたきしめる「衣香」、紙にうつす香り、室内にただよわせる「空薫物」、仏前にそなえる「名香」など、香りは日常の中に息づき、身分や教養、個性を表現する手段でもありました。後年、こうした香りの文化は、香道において「源氏香」に結実していきます。 『源氏物語』において、香りは登場人物の心の揺らぎや人間関係の機微を伝える鍵として巧みに用いられています―― ふと漂う香りから光源氏の訪れを察し、動揺する藤壺。 落ちぶれてもなお、稀有な香木の香りをまとう末摘花の高貴さ。 薫君の移り香を中君がまとっていることに気づき、ふたりの関係を疑う匂宮。 護摩の芥子の香りから、自らが生霊となっていたことを悟る六条御息所。 「光る君」の二つの面をそれぞれ継承した「匂宮」と「薫君」のまとう香りの違い。 本書は、香りの描写から『源氏物語』の奥深い世界を繙いていきます。『源氏の恋文』『新訳源氏物語』全四巻など源氏関連の著作を多数執筆し、香道研究に従事して『香道蘭之園』の校訂・解題も手がけた著者による、珠玉の一冊。(解題:毬矢まりえ、森山恵) [本書の内容] 序にかえて――源氏物語と薫香 源氏の世界と香り 薫香への道程 六種の薫物 たきもの拾遺 匂宮と薫君 「源氏香」について 朝日選書版あとがき 『薫集類抄』(群書類従版)より 参考文献一覧 解題 毬矢まりえ、森山恵 本書の初版は、1986年に求龍堂から出版されました。文庫化にあたっては、1992年に朝日選書として朝日新聞出版より刊行されたものを底本としました。
  • カント 美と倫理とのはざまで
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    この生は生きるに値するか。 世界は人間にとって意味ある生を保証するか。 美と崇高、あるいは世界の目的論的理解をめぐる『判断力批判』の考察は、生の目的、および世界の存在の意味をめぐる真率なる思考に貫かれている。テクストの隠されたモチーフをも跡づけつつ碩学がよみがえらせる、鮮烈なる「カント」! [目次] まえがき 第1章 美とは目的なき合目的性である――自然は惜しみなく美を与える 第2章 美しいものは倫理の象徴である――美への賛嘆は宗教性をふくんでいる 第3章 哲学の領域とその区分について――自然と自由あるいは道徳法則 第4章 反省的判断力と第三批判の課題――美と自然と目的とをつなぐもの 第5章 崇高とは無限のあらわれである――隠れた神は自然のなかで顕現する 第6章 演繹の問題と経験を超えるもの――趣味判断の演繹と趣味のアンチノミー 第7章 芸術とは「天才」の技術である――芸術と自然をつなぐものはなにか 第8章 音楽とは一箇の「災厄」である――芸術の区分と、第三批判の人間学的側面 第9章 「自然の目的」と「自然目的」――自然の外的合目的性と内的合目的性 第10章 目的論的判断力のアンチノミー――反省的判断力の機能と限界について 第11章 「究極的目的」と倫理的世界像――世界はなぜこのように存在するのか 第12章 美と目的と、倫理とのはざまで――自然神学の断念と反復をめぐって あとがきにかえて――文献案内をかねつつ (*本書の原本は2017年に講談社より刊行されたものです。)
  • 気まぐれギフト 飽きっぽい私がたどり着いた“続ける”とのつきあい方
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    「続けたいのに、続かない」そんな悩みを何度もくり返していませんか?本書は、三日坊主をくり返しながらも、日々の発信や記録、読書と向き合い続け、気づけば4000日に迫った著者が見つけた「続ける方法」と「続ける認識の変え方」をまとめた実践的な実用×エッセイです。 多くの人は「続ける=やめないこと」だと考えがちですが、本当に大切なのは“やめても戻れること”。一度止まっても、また自然に再開できるような「習慣の設計」こそが、長く続けるための最短ルートなのです。 飽きっぽい性格の著者が10年以上にわたり、SNSでの発信、日記、読書といった小さな習慣を無理なく続けてこられた背景には、心理学や行動科学の知見をもとにした“自分を責めない仕組み”があります。モチベーションに頼らず、気まぐれを味方にすることで、「続ける」を無理なく日常に溶け込ませることができるのです。 本書では、そんな著者の試行錯誤と気づきをもとに、三日坊主を前向きに活かす「リスタート思考」や、飽きっぽさを武器に変える発想法、“やめても続く”習慣の育て方を紹介。努力や根性に頼らない、やさしい続け方を提案します。「続ける」をやめたとき、あなたはきっと“本当に続けられる人”になれる――。それが、この本が贈る“気まぐれギフト”です。
  • その悩み、ほとんどあなたの妄想かもよ?
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    「他人と自分を比べて落ち込んでしまう」 「過去の出来事をずっと後悔し続けている」 「人間関係がうまくいかず、疲れてしまった」 そんな「心のモヤモヤ」を手放す方法を話題の禅僧が伝授! ネガティブな感情に支配されない生き方・考え方のコツをお伝えします。 ――――――――――――――――――――――――――――― 「家族や友人と意見が合わずイライラする」 「職場の上司と性格が合わなくてつらい」 「恋愛がうまく行かず苦しい」 このような悩みや苦しみは、 「他人」が生み出しているのではありません。 家族や友人、職場の上司、恋愛相手は単なるきっかけに過ぎず、 その結果、生じた苦しい感情は、すべて「自分の心」が 出どころになっているのです。 私たちは誰もが、他人に対して 「わかってくれるはずだ」 「こう思っているに違いない」 「きっと○○してくれるだろう」 などといった、勝手な期待や思い込み、妄想をしています。 それが叶えられない、自分の思い通りにならないことで、 怒りや悲しみなど、さまざまな負の感情が生まれてしまいます。 あなたを苦しめているのは、現実や他人ではなく、 さまざまな妄想を生み出す「自分の心」かもしれないのです。 逆に、そういった妄想や思い込みを 心の中からなくしていくことができれば、 あらゆる悩みから解放され、 穏やかな気持ちで生きることができるようになります。 本書では、長年にわたり数多くの人々の悩みや 苦しみと向き合ってきた禅僧である著者が、 仏教の思考法に基づき、 自分の心との向き合い方、 負の感情の手放し方をお伝えしていきます。 怒り、悲しみ、不安、嫉妬、後悔-。 あなたを苦しめるネガティブな感情との向き合い方、 上手な手放し方を身につけることができれば、 楽しい、嬉しい、幸せな気持ちになれる瞬間が どんどん増えていくはずです。 ※本書は2023年3月に弊社より刊行された『自分という壁 自分の心に振り回されない29の方法』を改題し、修正したものです。
  • スマホ時代の哲学 深い集中を取り戻し豊かな時間を生きる (新装版) 【増補改訂版】
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    【累計9万部突破】 スマホの刺激から離れ、深い集中を取り戻し、豊かな時間を生きるために。 時代を象徴するベストセラーが新装版で登場! エール株式会社 取締役 『LISTEN』監訳者 篠田真貴子氏推薦! 「自己啓発書が好きな人に、ぜひ。 新たな「自身の捉え方」に出合えます。」 私たちは、いつから「集中する」ことができなくなったのでしょうか。 リアルタイムのやりとりが当たり前になった今、 すぐに対応しなければと追い立てられ、 複数のデバイスで並行処理する日々。 メールを返しながら、SNSをチェックし、 目の前の相手と会話する。 そしてスマホがもたらすさまざまな刺激、 際限なく流れるコンテンツに時間を奪われていく。 こうして私たちは、深い集中と豊かな時間を失っています。 本書は、スマホが変えてしまった私たちの思考と時間の使い方を問い直し、 本当に大切なものを見つめ直すヒントを伝える1冊です。 【こんな状況に心当たりのある人に】 ・大量のメールを処理するだけで1日が終わる ・スマホの通知が気になってしまい、いつも気が散っている ・せっかくの自由時間を、SNSを眺めるだけで消費している ・集中が続かず、本が最後まで読めない ・信号待ちの時間にすら、無意識にスマホをひらいている ※ 本書は2025年4月に弊社より刊行の『スマホ時代の哲学 「常時接続の世界」で失われた孤独をめぐる冒険 (ディスカヴァー携書)』の特装版です。カバー以外のコンテンツは同じですので、あらかじめご了承ください。
  • クラシック音楽の大疑問  角川選書ビギナーズ
    5.0
    指揮者は何のためにいるんですか? どうして曲が長いんですか? 国ごとに個性があるんですか? 初めて聴くならどの作曲家がいいですか? クラシック音楽が生まれたのはどんな時代ですか? そもそも、音と音楽の違いは何ですか? 専門家に素朴な疑問を投げかけたら、音楽そのものの「本質」がみえてきました。クラシック音楽に原点をもつポップス、ジャズ、現代音楽まで、新しい音楽の聴き方に出会える入門書。
  • 「問い」から始まる仏教 「私」を探る自己との対話
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    答えのない問い、終わりのない対話--。仏教を知らない一般人が禅宗の僧侶に質問する、という対話形式で展開。仏教の新たな地平を、気鋭の著者が切り拓く。

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  • 日英対訳 二宮尊徳 A Bilingual Introduction to the Philosophy of Ninomiya Sontoku
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    A Bilingual Introduction to the Philosophy of Ninomiya Sontoku Discover the timeless Japanese values behind modern Japan’s spirit. In 1912, Canadian missionary R.C. Armstrong published a remarkable book in the United States about a humble yet influential Japanese thinker: Ninomiya Sontoku. Though born into poverty as a farmer, Sontoku’s teachings on ethics and diligence earned him national respect―and a place in Representative Men of Japan by Uchimura Kanzo, a renowned Japanese Christian thinker. ・ “Though a farmer, he possessed the true spirit of the samurai.” - R.C. Armstrong ・ “He surpasses many of the great sages of the East.” ・ “His philosophy perfectly aligns with the spirit of Christ.” Now, this long-forgotten work is revived in a bilingual (Japanese-English) edition, restructured for today’s readers. It features key excerpts from Armstrong’s original 1912 text alongside clear modern commentary by renowned Japanese biographer Kita Yasutoshi. Who Was Ninomiya Sontoku? A self-taught moral philosopher from rural Japan, Sontoku taught values such as hard work, gratitude, social duty, and ethical leadership. His ideas still echo in Japanese society today―in the precision of a train conductor, the humility of a shopkeeper, and the quiet sense of responsibility in everyday life. A Unique Reading Experience This book offers two distinct English voices: ・ Armstrong’s early 20th-century prose, rich in historical tone ・ Kita’s modern English commentary, providing clarity and insight Rather than a full translation of the original, this edition presents a carefully selected collection of its most powerful and relevant parts. Armstrong, with the help of Japanese Christians, based his study on authentic sources like the Hotoku-ki (a biographical account of Sontoku’s life) and Ninomiya O Yawa (a collection of stories and teachings attributed to him). In his preface, Armstrong wrote: “I have attempted to bring out, wherever possible, the common human side of Japanese character… and hope that what is here presented may at least help to give those who read it a broader sympathy for that wonderful people.” Whether you're interested in Japanese culture, Eastern philosophy, or timeless moral teachings, this book offers a rare and rewarding perspective on the values that continue to shape Japan.

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  • 安心決定鈔(現代語版)
    -
    蓮如上人に「読み飽きることがないお聖教である」と言わしめた『安心決定鈔』が、身近な現代語になりました。 丁寧に訳された現代語に加えて、正しく理解できるように脚註と訳註を付し、巻末に『安心決定鈔』「御文章」等対照表、『安心決定鈔』関連略年表を収録した、配慮の行き届いた現代語版です。 総ルビ、脚註、訳註付。
  • 十住毘婆沙論 浄土論(現代語版)
    3.0
    親鸞聖人の著述を中心に刊行してきた浄土真宗聖典現代語版シリーズから、初の七祖聖教現代語版が登場。 浄土真宗において親鸞聖人が大切にされた七人の高僧。その七高僧の著述の中から、龍樹菩薩(150-250頃)の『十住毘婆沙論』(易行品 第九)、天親菩薩(400-480頃)の『浄土論』が現代語版として刊行されました。 理解しやすいよう脚註と訳註を付し、巻末には付録として『十住毘婆沙論』『浄土論』親鸞聖人引用箇所訓点一覧を収録しています。
  • 唯識の哲学
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    「どうすれば現実の苦しみから解放されるのか」 「自己や宇宙の根底にある真理とは何か」 ──こうした根源的な問いに向き合い、仏教徒たちの深い思索と実践の積み重ねから生まれた深遠な理論体系、唯識思想。 唯識は、紀元前3世紀ごろのインドで始まり、後に玄奘三蔵によって中国へと伝えられた、大乗仏教の根幹をなす思想のひとつです。この教えでは、五感(見る・聞く・嗅ぐ・味わう・触れる)と意識に加え、深層心理にあたる末那識・阿頼耶識を含めた「八識」によって世界が生み出されていると考えます。唯識では、私たちが認識するあらゆる現象は、心=識が生み出した観念にすぎません。心の外に実体としての存在はないにもかかわらず、心はそれをあるかのように思い込む。そして、そこから苦しみが生まれるのです。哲学であると同時に宗教でもある唯識思想は、実践的な修行(ヨーガ)を通じて自己を変革し、身体的にも精神的にも煩悩から解き放たれた自由の境地、すなわち真理へと至る道筋を示すものです。 本書は、「唯識無境」「阿頼耶識」「末那識」「転依」といった主要概念を軸にして、大乗仏教随一の理論である唯識思想の本質を丁寧に解き明かした著者渾身の書です。唯識の第一人者・高橋晃一氏の解説付き。 [本書の内容] はじめに 第一章 識一元論――唯識無鏡 1 唯識の意味 2 唯識無鏡の論証 3 認識の構造 第二章 自己の根源体――阿頼耶識 1 阿頼耶識の発見 2 阿頼耶識の機能 第三章 自我意識の形成――末那識 1 末那識について 2 末那識の成立史 第四章 真理の完成――転依 1 自己変革 2 真理の論理的解明 解 説(高橋晃一)
  • これで毎日がラクになる! キライな人がいなくなる方法
    完結
    -
    人をキライになるのって、疲れませんか? 職場、学校、習い事の教室など、同じ空間に〈キライなひと〉がいると、 毎日イライラ、気になって仕方がないし、 自分が心の狭い人間のように思えて自己嫌悪にもつながってしまう。 「キライ」なのに四六時中考えてしまうなんて、貴重な時間のムダ。 でもその人が生活圏にいる限り、スッパリ距離を置くのは難しい……。 距離を置けたとしても、もつれた人間関係を切り捨てるという対策だけでは 根本的な解決にはならず、同じことを繰り返すだけ……。 あなたの人生のところどころにあらわれる〈キライなひと〉。 なぜ、あなたはその人を〈キライ〉になるのか。 そのメカニズムを理解し、ネガティブな感情の発生原因を解明。 いつも自分でうまくリセットできるあなたになるための、考え方のコツ。 嫌われないより嫌わないほうが何倍も簡単。 あなたの【おおらかさ】で、人間関係は変えられる! ――樺沢紫苑氏推薦! この本が、 あなたの「心の教科書」をつくるための「参考書」なれたら――。 私はこの本を投資て、あなたを癒したり、 励ましたりする存在になれることを、心から願っています。 ■目次 ・第1章 なぜ「キライ」になるの? ・第2章 思考リセット術でモヤモヤを手放す!~心が軽くなる4つのステップ~ ・第3章 キライな人がいなくなったら ・第4章 キライな気持ちをリセットするトレーニング ・第5章 感じがいい人になってみる ・第6章 あなたの未来を輝かせるためにやってほしいこと ■著者 堀もとこ 認定心理士/人間力アップコンサルタント 三重県四日市市出身。1979年生まれ。 超がつくほどのネガティブ思考を克服した経験をもとに、 心理学をベースとした「折れないメンタルの作り方」や 「言葉が変われば未来が変わる」「心のコントロール法」などを 伝える人間力アップコンサルタント。 小学生のころに見たTV番組『それいけ!ココロジー』で心理学に興味を持ち、 将来は心に関わる職につくと決意。 大学では少年犯罪を中心に研究を続けるが、メンタルに不調をきたし大学院進学を諦める。 2011年に発生した東日本大震災で多くを失ってもなお懸命に生きる人々から勇気をもらい、 どんな状況でも負けずに前を向くのに大切なのはやはり心だと確信し、 心理学の勉強を再開。 2018年には日本心理学会 認定心理士の資格を取得。 専門学校でのコミュニケーション学講師や、地元FM局でのパーソナリティ、 国際的スピーチ大会登壇者への指導を行い、 現在は「講師」「司会者」「コンサルティング」など 3つ以上のビジネスエンジンで活動中。 「自ら変わる決断をすれば人は幸せになれる」をモットーに前向きに生きようとする人に向けて、 また企業等で職場の人間関係に生かせるコミュニケーション等を広く伝えている。 著書『悪口を言われても気にしない人の考え方』(あさ出版)は海外でも翻訳出版されている。 学校保健専門誌『こころとからだの健康』(建学社)好評連載中。
  • なるほど知るほど ハッ!とする仏教
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    お釈迦さまはどんなことを悟ったの? だれでもホトケになれるの? 日本に初めて仏教をひろめた人は? なぜこんなに多くの宗派があるの? 知ってるようで意外と知らない、仏教の「なぜ」「どうして」に、まるごとスッキリ答えます。

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  • 女の信心―妻が出家した時代―
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    古代から中世において女性は尼の姿となることで妻の役割から解放され、一定の行動の自由を入手した。婚姻・出産・育児・家事という女性の日常や死の世界に関した習俗と信仰から尼や尼寺、女性の信心の果たした社会的役割を解明
  • プラトンと反遠近法
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    三次元の立体を二次元の平面のうちに表現する遠近法。プラトンはこの遠近法を嫌ったという――しかし古代ギリシアでは遠近法はいまだ成立していなかったとしたら? なぜ、このような奇妙な事態が出来したのか。そして光学に対する偉大な哲学者の沈黙は、後世にどのような影響を与えたのか。遠近法は歴史的産物であると喝破する著者が、古代ギリシアから近代に至るまで、美術はもちろん数学、哲学、文学をも織り込みながら紡ぎあげた、視覚をめぐる空前絶後の思想絵巻。 遠近法は、世界を表現する方法として身近な手法であり、時にこれが唯一の正しい世界の眺望であるかのような神話的性格さえ帯びている。しかし著者によれば、遠近法は西欧における自然に対する見方の、歴史的な積み重ねの結果に過ぎない。 プラトンは、対象を描く際に、見かけにあわせて実際とはかけ離れた比率にすることを「虚像術」と呼んで退けた。古代ギリシアには存在しないはずの遠近法を、プラトンはなぜ批判しえたのか。そしてプラトンの光学に対する沈黙は何を意味し、それはどのような影響を与えたのか――。 これらの問いは、人間はどうして、常に何かを通して世界を見ようとするのか。実物を見ていても、しかしこれも「何かを通して」だと考えるのは何故か、という根源的な問いにつながっていく。 ミケランジェロとダヴィンチの緊張関係、デカルト、パスカル、ライプニッツに遠近法が与えた三者三様の影響、さらにニーチェの価値の相対主義に至るまで、遠近法を軸に、古代ギリシア演劇の背景画から、絵画や彫刻、数学・幾何学、その応用としての光学、哲学・思想、文学作品や文芸理論をも巻き込みながら絢爛豪華な思想絵巻が織り上げられる。早逝が惜しまれる碩学の記念碑的著作。(原本:新書館、1999年) 【本書の内容】 まえがき 序 章 遠近法の神話 第一章 ミーメーシス  1 詩人追放と画人追放  2 陰影画と背景画  3 背景画は遠近法の導入か? 第二章 測定術  1 洞窟の光学  2 不文の教説?  3 視覚の空間・思考の空間 第三章 ミーメーシスからファンタシアーへ  1 場所・透明体・気息 00  2 芸術的専制と専制的芸術 00  3 もう一つの世界劇場論 00 終 章 隠喩としての遠近法 あとがき 解 説(山内志朗)
  • いいこといっぱいありますように
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    あなたの運気を上げて、心を癒してくれる珠玉のエッセイ。 しあわせを運ぶ「開運ことたま」も多数掲載! はせくら氏が今一番伝えたい、不安な時代の乗り越え方や、これだけは信じていてほしいこと。 「これまで私が励まされ、癒され、勇気と力をもらった“言葉の贈りもの《幸せマントラ》”をあなたと分かち合いたいと思います」 ――著者より プロローグ マイブームの窓から 第一章 思い出の中にあるギフト 第二章 新しい風景が教えてくれたこと 第三章 日々を味わう エピローグ 川は流れる 新しい風景が教えてくれたこと/私は自然の一部です/人に与えられた自由/時を超えて伝わるもの/思い出の中にあるギフト/弥勒のほほえみ/トキガミチルマデマチナサイ/ことたまの幸い/菌ちゃんライフ/この星は微生物の惑星だ/カラダの声を聴く。私が喜ぶことは何?/これはどんな良いことへ繋がっているの?

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  • 狸とその世界
    -
    古代から人の近くに暮らし、様々な伝承に登場する狸。人は狸にどのようなイメージを重ね、そこから何を想像してきたのか。狸を視点に世界を読み解けば人間の思考と歩みが見えてくる。解説/小松和彦
  • 60分でわかる! 仕事の心理学 超入門
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ◆「ラクができたらズルい!」と思う方は読まないでください◆ 心を理解すれば、仕事はもっとラクになる! 「なぜ、あの人は自分のまちがいを認められないのか?」 「やる気やストレスを自分でコントロールするには?」 「人間関係を良くして、成果を上げるには?」 「部下の指導や育成で悩まず、結果の出せるチームをつくるには?」 「消費者心理を知り、売れる製品&サービスにつなげるには?」 いますぐ使える心理学のノウハウを集大成。 ■目次 ●Part1 認知バイアスに気づく ―脳のクセを知ると、行動の理由がわかる! ・001 自分の力を過信する人が9割【ポジティブ・イリュージョン】 ・002 私の失敗は、私のせいじゃない?【セルフ・サービング・バイアス】 ・003 自分の考えに沿う情報しか、耳に入らない【マイサイドバイアス】 ・004 「やっぱりね!」と、自説への確信を深める【確証バイアス】 ・005 自分こそ客観的と、誰もが信じている【ナイーブ・リアリズム】 ・006 反証を突きつけられると、かえって持論にこだわる【バックファイア効果】 ……ほか ●Part2 セルフコントロール力を高める ―やる気もストレスも、自分でマネジメントできる ・017 「やる力」「やらない力」「望む力」で行動が決まる【セルフコントロール】 ・018 成功者の本を読むだけで、やる気が出る【目標伝染】 ・019 挫折の理由は意志ではなく、目標設定【目標設定理論】 ・020 自分の考えや行動を俯瞰し、クセに気づく【メタ認知】 ・021 やり慣れた仕事ほど、なぜか締め切りに遅れる【計画錯誤】 ・022 固定観念のせいで、クリエイティブに考えられない【機能的固着】 ……ほか ●Part3 コミュニケーションに強くなる ―人間関係がよくなり、成果が上がる! ・032 人の印象は、会話の最初と最後で決まる【初頭効果&親近効果】 ・033 何度も顔をあわせれば、それだけで好感度アップ【ザイアンス効果】 ・034 出身地や趣味が同じだと、心の距離が縮まる【類似性効果】 ・035 本気で好意をもてば、好意が返ってくる【好意の返報性】 ・036 しぐさを自然とあわせると、好意をもたれる【ミラーリング】 ・037 社交的っぽく振る舞えば、社交的な人になれる【自己呈示の内在化】 ・038 楽しい気分のときは、相手がいい人に見える【気分一致効果】 ・039 人種や性別への偏見は誰もがもっている【ステレオタイプ化】 ・040 共感力は、いまからでも伸ばせる!【メンタライジング】 ・041 人の気持ちの理解には、IQと違う知能が必要【EI(感情知能)】 ・042 怒りっぽさの個人差は、どこからくるの?【感情制御】 ……ほか ●Part4 マネジメント力を高める ―結果の出せるチームをつくる! 部下指導にも悩まない ・048 「業績アップ」「関係構築」のバランスを考えて【リーダーシップ理論】 ・049 いまどきのリーダーは、支配型でなく奉仕型【サーバント・リーダーシップ】 ・050 マネジメントは、上下と部下の双方向で【相互期待】 ・051 内側からのやる気と報酬、どっちも大事【動機づけ】 ・052 期待をかけた部下や後輩は、必ず伸びる!【ピグマリオン効果】 ・053 成長マインドセットをもつ人は、伸びしろが大きい【マインドセット】 ……ほか ●Part5 マーケティングに強くなる ―消費者心理を知り、売れる製品&サービスにつなげる ・063 カレーのCMを見ると、カレーが食べたくなる【プライミング効果】 ・064 買わせるだけじゃない。プラスの効果に注目!【サブリミナル効果】 ・065 〝見せかた″で行動を変えられる!【ナッジ】 ・066 いますぐ手に入らないと、魅力を失う【双極割引】 ・067 損失のリスクはこわくない。でも、儲けは手堅く?【プロスペクト理論】 ・068 国産家電のほうが品質がよく見える【代表性ヒューリスティック】 ……ほか ■著者プロフィール 【監修】宮本聡介:明治学院大学心理学部心理学科教授。博士(心理学)。筑波大学大学院博士課程心理学研究科修了。常磐大学人間科学部准教授などを経て、2009年より現職。専門は社会心理学、社会的認知。『ゼロからわかる行動科学大全』(ナツメ社)、『高校生に知ってほしい心理学』(学文社)など、編著書・訳書多数。
  • メンタル強めになる習慣
    4.0
    ◆「見え方」が変われば「考え方」も変わる 「メンタルが強い」と聞いて何を思い浮かべますか。 「我慢強さ」「ポジティブさ」「根性がある」……。 こんなイメージがあるかもしれませんが それはメンタルの強さの一部にすぎません。 「メンタルが強い人」は 緊張や不安を感じたときに 状況を正しく判断して 適切な行動を選び続ける力を持っています。 「ポジティブ=メンタルが強い」 「ネガティブ=メンタルが弱い」 こうした捉え方もきわめて一面的です。 ポジティブかネガティブかにかかわらず、 広い視野を持ち、自分の意思で行動を選択し、 柔軟に対応できるのが「メンタル強めな人」の特徴です。 では、どうすればそうした自分になれるのか? その鍵となるのが、人間の「眼」です。 ◆人間の「眼」は「脳」の一部 眼を鍛えることで思考の柔軟性が高まり、 プレッシャーの中でも冷静な判断ができるようになり、 不安やストレスにも打ち勝つことができます。 つまり、メンタルを強くしたいなら 「眼を鍛える」こと。 本書では、この「眼を鍛える」ための 独自メソッドである「メンタルビジョントレーニング」を紹介します。 メンタルビジョントレーニングは、 心理学・脳科学の視覚に関する研究に基づき、 視覚機能を鍛えながら 頭の使い方や思考の柔軟性、問題解決能力を高める 最新の科学的アプローチです。 オリンピック代表選手などのアスリートをはじめ 企業、教育機関など多岐にわたる分野で導入され 具体的な成果を上げています。 一見、メンタルとなんら関係ないように思える 「視覚機能と頭の使い方」ですが、 本書を読み進めれば、その重要性と効果をきっと理解できるはずです。 本書で紹介する考え方やエクササイズを 日々の習慣に取り入れることで、 あなたも「メンタル強め」な毎日を送れるようになるでしょう。 ◆もくじ ・第1章 「メンタル強め」「メンタル弱め」の本当の意味 私はメンタル弱め? あの人はメンタル強め? 周囲の状況に気づけない人はメンタルが強い? など ・第2章 “心”ってどこにあるの?――意外と知られていないメンタルの新事実 ・第3章 メンタルを強いめるための5つのステップ――“分からない”を減らすメンタルコントロール力 ・第4章 1日5分、今日からできる!メンタルコントロール力を上げる簡単ワーク12 ・第5章 メンタル弱めの原因を特定する4つの「ベース力」 ・第6章 メンタル強めな人の生活習慣10
  • 宙空に立つ塔―塔の想像力と存立地平―
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    塔の魅力とは何か。野間宏の『わが塔はそこに立つ』読解を横軸に、源信『往生要集』とダンテ『神曲地獄篇』、『法華経』の塔の叙述、日本層塔建築と心柱の役割などを縦軸として、塔の成り立ち、様相を多面的に照らし出す。
  • もうひとりの「わたし」を抱きしめる もくもくちゃんのよりそいノート
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 誰かのためにがんばってきたきみといっしょにきもちのお片付け。 優しすぎる世界観が大人気のイラストレーター""もくもくちゃん""待望の最新作。 自分を振り返る質問と、もくもくちゃんの優しく寄り添う言葉・描き下ろしのフルカラーイラスト31点を掲載。 SNS総フォロワー数45万人のもくもくちゃん×公認心理師の石上友梨さんが贈る、 あなたの心にそっと寄り添う書き込み式の書籍。 ―答えるだけで、もうひとりの“わたし”に出会う。 心の奥に眠っていた“わたしの声”を思い出す。― 誰かのためにがんばってきた“あなた”へ。 この「よりそいノート」は、ずっとがんばり続けてきたあなたが、 “自分の声”にそっと耳を傾けるための本です。 日々のなかでつい後回しにしてしまう「自分の気持ち」。 本書は、自分を振り返る優しい質問とともに、 もうひとりの“わたし”に出会う旅へとあなたを誘います。 心の奥にしまいこんできた想い、言葉にならなかった気持ちに触れながら、 少しずつ、自分自身に「いいよ」と言えるようになっていく。 そんなあなただけの時間を、もくもくちゃんの絵と言葉と共に綴っていきます。 これは、あなただけの、たったひとつの本。 今日からあなたのためにページをめくってみませんか? 【目次】 はじめに わたしの今を見つける 過去のわたしを抱きしめる 未来のわたしを描く おわりに
  • 神ダンナのトリセツ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●3人の天才セラピストから生まれたアメリカ発のNLP(神経言語プログラミング)をベースにした究極の夫婦仲改善メソッド、ここに解禁!! ●3人の子どもを育てながら夫と年間300回のケンカをしていた経験と、1万組以上の離婚寸前夫婦を笑顔にしてきた経験値から得た夫婦仲改善のノウハウで、仕事も家庭も育児も大切にしたいのにすれ違う現代夫婦が抱えるひずみを、適確にすくいあげて解決します。 ●子どもの頃に身に付いた「思考のクセ」による愛を受け取れない空回り人生を、一気に逆転します。 ●「神ダンナ」の誕生で、悩みがすべてなくなり、幸せな未来が開けます。 こんな人におすすめです ↓ ・夫に対して常にイライラしている ・夫の悪いところばかりに目が行ってしまう ・夫は形ばかりの「育メン」だ ・夫に家事育児はとても頼めない ・家事も育児もワンオペで疲れ切っている ・家事育児のために、たくさんのことを我慢している ・夫とのケンカが絶えない ・夫のモラハラに耐えられない ・いずれは離婚を考えている ・離婚の話し合いをしている ・結婚したのに、ぜんぜん幸せになっていない ・夫に愛されていないのでは、と不安に思う ・自分ががんばれば、我慢すれば、何とかなると思っている
  • 増補改訂版 スマホ時代の哲学 なぜ不安や退屈をスマホで埋めてしまうのか
    4.1
    ★★★推薦の声、続々!!★★★ スマホで溶かしてしまう時間の意味から、自分がなぜ短歌を詠んでいるのかまで。著者とともに考える旅路が、本当に面白くスリリングでした。哲学って乗り物なんですね。スマホを片手に持つ人は、セットで本書を持ちましょう。 ――俵万智(歌人) この本が「世界」を360度変えてくれる。ただ一周して同じ場所に帰ってきただけなのに、「心」はもう、180度違う。 ――尾崎世界観(ミュージシャン・作家) 現代精神分析まで視野に入れた哲学。若い世代が、モヤモヤする方が健康にいいと考え出すだなんて、資本主義もいくところまでいっちゃってる。 ――東畑開人(臨床心理士) 「つながる」ことよりも「つながらない」ことが難しい時代に必要なのは、「哲学」だった。するする読めて、その三倍の時間考え込む。そんな体験の豊かさを思い出させてくれる本です。 ――宇野常寛(批評家) 人生の手綱をスマホに奪われた世界で、創造性をいかに取り戻すか。 現代人の悩みを超高解像度かつ超本質的に言い当てている、デジタル時代の処方箋! ――安斎勇樹(MIMIGURI代表) 忙しくすることは難しいことではない。むしろ安易で平凡な生き方だ。暇を作り、孤独でいることにこそ、勇気が必要だったのだ。読み終わった今なら、人生の主導権をスマホから取り返せそうな気がする。 ――水野太貴(「ゆる言語学ラジオ」スピーカー) 即時(アジャイル)で常時(ユビキタス)なスマホ時代に、 超遅効で来る、孤独の消化不良(グルメ) それでも、尚、「哲学」は美味い!! 高解像度モニターの中に満腹感を探すより 本書の導きとともに、知恵の樹の実の素晴らしき胃もたれにありつけ! ―― 魚豊氏(『チ。―地球の運動について―』作者) メディアで話題の1冊が、18000字超の増補と改訂を加え、ついに新書化! ■付録 「『スマホ時代の哲学』を実践する人のためのQ&A」 ■ドミニク・チェン氏(発酵メディア研究者)による解説「『スマホ時代の哲学』の発酵」 ""つながっているのに寂しい、常時接続の世界""を生き抜くための書。 スマホは私たちの生活をどう変えてしまったのか? いつでもどこでもつながれる「常時接続の世界」で、 私たちはどう生きるべきか ? ニーチェ、オルテガ、ハンナ・アーレント、パスカル、村上春樹、エヴァetc…… 哲学からメディア論、カルチャーまで。 メディア出演続々・新進気鋭の哲学者が、様々な切り口で縦横無尽に問いかける! 「常時接続の世界」において、私たちはスマホから得られるわかりやすい刺激によって、自らを取り巻く不安や退屈、寂しさを埋めようとしている。 そうして情報の濁流に身を置きながら、私たちが夢中になっているのは果たして、世界か、他者か、それとも自分自身か。 そこで見えてくるのは、寂しさに振り回されて他者への関心を失い、自分の中に閉じこもる私たちの姿だ。 常時接続の世界で失われた〈孤独〉と向き合うために。 哲学という「未知の大地」をめぐる冒険を、ここから始めよう。 ◆目次 はじめに 第1章 迷うためのフィールドガイド、あるいはゾンビ映画で死なない生き方 第2章 自分の頭で考えないための哲学――天才たちの問題解決を踏まえて考える力 第3章 常時接続で失われた〈孤独〉――スマホ時代の哲学 第4章 孤独と趣味のつくりかた――ネガティヴ・ケイパビリティがもたらす対話 第5章 ハイテンションと多忙で退屈を忘れようとする社会 第6章 快楽的なダルさの裂け目から見える退屈は、自分を変えるシグナル おわりに あとがき 増補改訂版 限定付録「『スマホ時代の哲学』を実践する人のためのQ&A」 あとがき――増補改訂版によせて 『スマホ時代の哲学』の発酵(解説:ドミニク・チェン氏)
  • 幸せな人生に「夢」なんていらない
    4.0
    ◆【シリコンバレーで大注目の実践哲学「ストア哲学」の 重要エッセンスをストーリー形式でわかりやすく解説】 「なんで、まわりばっかりうまくいって、僕はうまくいかないんだよ」 夢に向かって頑張っているのに、結果が出ない一人の青年が、 ふと立ち寄った「サウナ」で、不思議な男と出会う。 「そうか。だから、君は幸せになれないんだな」 挑発的なことを言う男との会話の中で、 男の語る「幸せの見方」に魅了されていく―。 ◆今、シリコンバレーをはじめ、 世界中を席巻している実践哲学 「ストア哲学」をご存じでしょうか? 「ストア哲学」は、2000年以上前、 困難な状況でも折れないマインドを養うことを 目的としたギリシャ哲学の一派として知られ、 現代の自己啓発関連書の源流ともいわれています。 そんな「ストア哲学」は、 現実的で、ストイックな哲学というイメージが強いですが、 ひと言で言うと、【幸せの見方】を教えてくれる哲学です。 ◆「ストア哲学」は、 2000年超の時を経て、 今、シリコンバレーをはじめ、 世界中の人々に爆発的に注目されています。 ただ、 原書は読み進めるにはとても難しく、 途中で読むことを挫折する人もいます。 でも、 ストア哲学で語られている内容は、 経済至上主義の中で競争を強いられている 現代社会に生きる私たちにとって、 幸せに生きるためのヒントが詰まった哲学なのです。 内容はとても役立つのに、 読んで理解するのが難解な「ストア哲学」を、 ストーリー仕立てでわかりやすく仕上げたのが本書です。 ◆キーワードは、 幸せな人生には、 「目標」は必要だが、 「夢」はいらない。 夢を持って生きよう。 すると、あなたを幸せな人生に導いてくれる―。 そんな私たちが思っている一般的な常識を ひっくり返してくれるのが、 「ストア哲学」です。 ◎「夢」の正体 ◎「今」を使いこなす ◎目標は必要だが、夢はいらない ◎夢なしで目標をつくる方法 ◎人生における「危険」の値打ち ◎限られた「時間」の使い方 ◎「別れの悲しみ」との向き合い方 などなど、 私たち現代人を幸せな人生に導く 「生きる」ヒントが満載の1冊です。 本書を通じて、 あなたらしい「幸せの見方」を手に入れて、 これからの人生を謳歌してください。 ◆本書の内容 はじめに ・第1章 僕たち、まだ本気出していないだけ? ・第2章 「幸せの見方」を知ると、人生は変わる ・第3章 「夢」の正体 ・第4章 「人生の不安」を取り除く方法 ・第5章 「今」を使いこなす ・第6章 目標は必要、夢はいらない ・第7章 「夢」に固執した人の末路 ・第8章 正しい道は、他人が評価する道ではない ・第9章 夢なしで目標をつくる方法 ・第10章 自分の反応が、その意味を決める ・第11章 人生における危険の値打ち ・第12章 限られた時間の使い方 ・第13章 「怒り」は、危険な欲望である ・第14章 僕たちは「自由」をすでに手に入れている ・第15章 「別れの悲しみ」との向き合い方 おわりに
  • 開運 大笑い
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容】 40年以上にわたって、東洋の観相学、⼈相学、脳科学、開運術を学び、研究しつづけ、2万人以上の顔を鑑定&整えてきた開運美容家が、ついに「運」を「大開運」に育てる究極の方法にたどり着いた! 全世界に届けたい「開運大笑い」の秘密を大公開。 (本文より) 私は「観相学」と「開運美容」のプロフェッショナルとして、 これまでに2万人近い方々の顔を拝見してきました。 そのうえで確信していることがあります。それは……、 思い込みで運を下げている人があまりにも多い。 ということです。ほんとうに多いのです! ・私は、お金に縁がありません ・私は、パートナー運が悪いんです ・私は、自分が好きになれません はっきり言って、すべて思い込みです。 長年、脳にインプットされたことが、そのままあなたの思い込みとなり、 全部、顔に表れて運気も下がっていくのです。 顔は正直です。 そこには、いろいろな秘密が隠されていることを知ってください。 そうやって「開運」を研究してきた私ですが、 最近、びっくりすることと出逢いました。 人間の顔と向き合いながら40年以上にわたって、 開運のアドバイスをしてきましたが、 「これだ!」と心底、驚いた新たな発見があったのです。それが……、 「開運大笑い」 [本書目次より] ◎環境が人間の表情を変えていく ◎「強運」の私の運気がさらに爆上がりしたご縁 ◎「大笑い」とは無邪気な心で笑うこと ◎運を支配するのは「顔」である ◎みんな大好きな「金運」と「財運」のこと ◎人生の大逆転も「顔」が決め手 ◎「開運大笑い福顔マッサージ」とは? ◎「桃のチーク」で笑福を呼び込もう ◎「開運大笑い」は未来のための顔と心づくり ◎枚岡神社 中東弘宮司との対談 ◎赤ちゃんのエンジェルスマイルこそ「神笑い」 ◎ご先祖様の存在は科学の力でも証明されている ◎縦のよろこびと横のよろこびの礼儀作法 ◎大嶋啓介さんの「開運大笑いコラム」 ◎ピンチのときこそ、いかに笑っていられるか ◎「笑いのエネルギー」を味わった瞬間 ほか 【著者】 木村れい子(きむら・れいこ) 「⼈の運は顔から始まる」の考えのもと、40年以上にわたり、東洋の観相学、⼈相学、脳科学、開運術を学び、研究しつづけた「開運美容家」。⽇本開運学協会理事⻑。開運顔相鑑定⼠。開運ラッキーメイク家元。「すべての運」は顔から始まるをモットーに、これまでのお顔鑑定⼈数は2万⼈以上に及ぶ。⾃分の顔の素晴らしい運を知り、⾃分に⾃信を持ち、顔を磨き上げて福相になることで、福の神に愛されるお顔作りのパイオニア。1500年続く達磨⼤師の「観相学」と、額と眉を光り輝かせることで開運する「開運美容」を掛け合わせた独⾃の「開運ラッキーメイク」は、「運を味⽅につけ、ツキを呼び込むメイク法」として、コロナ以降の新しい時代に、メディアでも⼤注⽬を浴びている。最近は「⾦運爆上げ億⼥メイク」などの取材も殺到中! お顔の開運顔相鑑定⼠・開運ラッキーメイクセラピスト・開運造形美容講師・開運⾻盤底筋ヨガ&⼥性ホルモン⼒指導資格講師等を養成するほか、講演や企業セミナーなど精⼒的に⾏っている。著書に『すべての運がたちまち⽬覚める「開運福顔」のつくり⽅』(サンマーク出版)、『⾦運は眉で決まる!』(徳間書店)などがある。
  • 古典を生きる 吉川幸次郎対話集
    -
    論語、杜甫の詩、史記など、中国古典が千年の歳月を超えて読み継がれるのは、そこにいまも変わらない「人間の本質」が描かれているからだ。中国古典の魅力と奥深さを日本に紹介してきた中国文学の泰斗が、文学、民族学、物理学など様々な分野の識者と闊達に語り合った6編を収めた。中国という存在から、日本は何を学び、どう関わってきたのか。古典を読み、愛し、古典と共に生きた先哲たちの肉声がいま蘇る。解説・齋藤希史
  • 精神科医Tomyの自己嫌悪の抜け出し方
    3.0
    【内容紹介】 どんなにポジティブシンキングが大切だと言われても、なかなかやめられない自己嫌悪。自己嫌悪すらやめられないのに、自己肯定感なんて持てるはずもない。 そんな人は少なくないのではないのでしょうか。 「やめようと思っても、勝手にぐるぐる考えてしまう」と思っているかもしれませんが、じつは自己嫌悪に陥ってしまうのは「頭がおヒマ」な状態だから。 「頭がおヒマ」な状態を抜け出せれば、自己嫌悪からも抜け出すことができると著者はいいます。 本書では、自己嫌悪のタイプを7つに分けて対処法を提案するとともに、「自己嫌悪からの抜け出し方」を解説します。 【目次】 第1章 あなたはなぜ自己嫌悪してしまうのか?  自己嫌悪の正体  あなたが自己嫌悪してしまうのは「理想」があるから  自己嫌悪に陥る6つのきっかけ  きっかけ1 周囲に劣等感を抱いたとき  きっかけ2 失敗したとき  きっかけ3 解決が難しい悩み事に直面したとき  きっかけ4「あのときこうすればよかった」と後悔したとき  きっかけ5 理想と現実にギャップがあるとき  きっかけ6 意図せず人に嫌な思いをさせてしまったとき  自己肯定感が持てなくても、自己嫌悪を手放せばラクになる  自己嫌悪する人としない人の違い  自己嫌悪を捨てるためのヒント 第2章 あなたはどのタイプ? 7つの自己嫌悪タイプ  あなたの育ち方と自己嫌悪の深い関係  あなたはどのタイプ? タイプ別自己嫌悪の特徴  1 完璧主義タイプ  2 器用貧乏タイプ  3 隣の芝は青いタイプ  4 一人反省会タイプ  5「~しなければならない」タイプ  6 抱え込みすぎタイプ  7 一見、八方美人タイプ 第3章 自己嫌悪から抜け出す処方箋  1 完璧主義タイプ    相談  2 器用貧乏タイプ    相談  3 隣の芝は青いタイプ    相談  4 一人反省会タイプ    相談  5「~しなければならない」タイプ    相談  6 抱え込みすぎタイプ    相談  7 一見、八方美人タイプ    相談 第4章 劣等感との向き合い方  自己嫌悪の根本にあるのは「劣等感」  劣等感はどこから発生するのか?  劣等感がない人なんていない  劣等感は欠点ではない  劣等感との上手な付き合い方  付き合い方1「できていないこと」ではなく「できていること」に目を向けよう  付き合い方2 理想が高すぎないか考えてみよう  付き合い方3 負のループに陥ったらゆっくり休もう  付き合い方4「できない」自分もいていいじゃない  付き合い方5 あえて劣等感をオープンにしてみる  付き合い方6「今」に目を向けてみる  自己嫌悪を手放した先にあるもの 第5章 自己嫌悪から抜け出すためのワーク おわりに
  • 心の病みを抜けて世界と認識の彼方へ ヤスパース(精神病理学)、フッサール、三島由紀夫と仏教からの一考察
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    本書は様々な観点から「心とは何か」を問う内容になっている。それは、心とその心が生きる世界との関係性や心が世界における事象をどのように認識するのか、またそうした認識の「限界性」や認識を超え出ること=「認識の彼方」というものを探究することで「心」というものへと肉迫するのである。 このような主題によって本書の各章は貫かれているが、ただし各章それ自身は内容的にそれ単独で成立している。例えば、ヤスパースの精神病理学や彼の実存哲学、また現状の精神医学に関心がある者は本書の第一章を読めば、その理解を深めることができる。また、現代西洋哲学の代表格とも言える「フッサール現象学」の全体像を理解したい者は、本書第二章を読めば、その哲学的内容を把握することができる。さらに、三島由紀夫の『豊饒の海』に関する全く新しい解釈やその解釈に深く関与する仏教の唯識説や空の思想(中観)の本質的内実に関心がある者は、本書第三章を読めば、その理解に接近できよう。従って、本書は、各章の内容を理解するために必ずしも全章を読む必要はなく、読者の関心やニーズに合わせて好きなように読める構成になっている。 ただ、これはあくまでも筆者の願望に過ぎないが、本書を手にした者は、最終的には本書全章に強い関心を抱き、それらを読了することになるだろう。なぜならば、本書の各章を読むことで、読み手は、おのずと本書の統一的なテーマに引き込まれて、結果的に全章を読むことになると筆者は考えるからである。素朴な想いとして、本書を読む者がこれをキッカケにして「心とは何か?」等々を考えることになってくれれば、筆者にとってこれほど嬉しいことはない。

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