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皇帝と天子 中華と夷狄「大一統」。中国史を貫く"統治と権力"の思想構造。儒教が「国教」となったのはいつか。皇帝と天子は同じものか。曹操はなぜ文学を称揚したか。諸葛亮は何を守ろうとしたのか。「竹林の七賢」は何に抵抗したか。国家の正統性を主張し、統治制度や世界観の裏づけとなる「正統思想」の位置に儒教が上り、その思想内容が変転していく様を、体系性と神秘思想の鄭玄、合理性と現実主義の王粛、光武帝、王もう、曹操や諸葛亮など、多彩な人物を軸にして、「漢」の成立と衰退、三国、魏晉時代の歴史を交えながら描き出す。(講談社選書メチエ)
...続きを読むPosted by ブクログ 2013年06月01日
中国人の多くが信仰を寄せている宗教は儒教だという話を聞き、昨今の一部の中国人の我儘な行動を見るにつけ、「どこが?」という感覚を抱いていたが、この本を読んでちょっとその背景を理解できたように思う。「儒教国家」といっても、儒教の思想を丸呑みするわけではなく、都合のよいところを採用し、時代・時流に沿わない...続きを読む
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