無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2020年01月18日
三国志は好きなので後漢末期の知識は多少あるが、それ以前の知識は余り無く興味を惹かれたので購入。
漠然と疑問に思っていた法家的な秦から儒教国家である漢への繋がる謎が丁寧に説かれていて常に感心しながら読み進められた。
やはりドラスティックに変わった訳では無く、前後400年の中で思考錯誤や政治的思惑が混ざ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月06日
「漢字」「漢民族」という言葉に表れるように、漢帝国は後世の中国にとっていわば「古典中国」として原点とされ続けた「儒教国家」である。
いかにして「古典中国」が築かれていったかを概観する一冊。
そのため、通史に沿って最低限の政治史・外交史は触れられるものの、どちらかと言えば思想や文化史の側面が強い。
儒...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月16日
中国「漢」王朝の通史。後世の中国において規範となる「古典中国」の形成・完成という視点から、儒教と国家の関係の変容を軸に叙述している。社会が思想を規定するというより、思想による体制への規制力を重んじているように読める(体制はいかに恣意的な政治行為であっても儒教による正当化理論を要し、なおかつそれに拘...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月16日
始皇帝が中華の統一を成し遂げた後、再び混乱期を迎えたが、劉邦がその戦乱を勝ち抜いて漢帝国を創設した。漢帝国は王莽が簒奪した時期を挟み、前漢と後漢に分かれる。この時期を通じて儒教が政権の中に深く浸透してい行く過程が詳しく描かれ、持ちつ持たれつの関係が明らかとなる。(権力者の後継選びにおいて、古典書の解...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月04日
始皇帝に続く渡邉義浩氏の中国史本。劉邦による秦を倒し漢が成った頃の話はなんとなく知っていたが、新や後漢成立のあたりは知識が欠落していたので興味深く読めました。良くも悪くも儒教国教化とともに制度が安定化し、儒教により活かされた外戚と宦官により屋台骨が揺らぎ、乱世の奸雄曹操に倒される。中国史において始皇...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。