「文字で心を洗い、心のノミで顔を彫る」-小島直記(伝記作家)
「誰にも悪意を抱かず、すべての人に慈愛をもって」-リンカーン
有名無力、無名有力
古人は枕上、厠上、馬上の工夫をして読書の時間をもった
喜神を含む;苦しいことがあっても心のどこかで喜びをもつ
「六中観」
死中、活有り
苦中、楽有り
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忙中、閑有り
壺中、天有り
意中、人有り
腹中、書有り
西郷隆盛;独りを慎む。閑に耐える。
「人を当てにせず、天を相手として己を尽くし、人を咎めず、わが誠の足らざるを 尋ぬべし。」
how to do good より how to be good
苟に日に新たに、日々に新たに、又日に新たなり
わずかなる庭の小草の白露を求めて宿る秋の夜の月ー西行法師
雑事を避け、独りになって静坐し、読書し、天の光を受け、彼岸の声を聴く心がけ
竹影堦を払って塵動かず、月輪沼を穿って波痕なし -いっさいが静寂
深く静かでいるとき、人間本来の姿が現れる。沈思黙考のすすめ。
佳書(かしょ);自分の『霊魂を神仏に近づけ」てくれるほどに興奮し、教え諭されて読まされる本。呼吸・血液・体液を清くし、精神鼓動を昂めたり落ちつかせてくれる本。ほか佳人、佳い山水。
どんな忙人でも寸陰というものはある
「一木一草みな仏」
貧賤に処して懾れず。以て富貴なるべし。
倦むことなかれ。煩わしさに耐える。
布能く物を包み 身能く徳を包み 心能く天を包む
求道は日常の生活の工夫と精進にある
人間に人となりは小事に現れる。大上段に構えた大げさな仕種はその人の人柄を伝えていない。
一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うことなかれ。ただ、一燈を頼め。
一隅を照らすもので私はありたい
私の受け持つ一隅が
どんなに小さい惨めな儚いものであっても
悪びれずひるまず
いつもほのかに照らしていきたい -田中良雄(住友グループ)